阪急バス茨木営業所

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茨木営業所在籍の(03-)390号
2006年に伏尾台営業所から転入した(96-)2613号

阪急バス茨木営業所(はんきゅうバスいばらきえいぎょうしょ)は、大阪府茨木市上郡二丁目にある阪急バス営業所

最寄りの停留所は「中河原南口」「茨木営業所前(降車専用、東向きのみ停車)」で、所内には阪急バスの車検整備を担う子会社・阪急阪神エムテックの本社工場が併設されている。

概要

阪急バスの親会社・阪急電鉄の前身である『京阪神急行電鉄』から京阪電鉄が分離独立したのに伴い、1950年京阪バスから譲渡された。譲渡当初は、現在の石橋線の元となる石橋枚方線の一部や、茨木市北部・豊能町富田などへの路線を運行していた。

現在は茨木市や箕面市を中心に、豊中市吹田市池田市高槻市・豊能町まで、幅広い地域をカバーする路線群を担当している。以前は、島本町摂津市京都府亀岡市へ乗り入れる路線もあった。

1975年から1985年までは、阪急バスがデマンドシステムを改良した業界初となる「ミディバス」(コールモービルシステム)の運行を担当していた。

  • 所在地:大阪府茨木市上郡2丁目14番4号
    • 1967年10月4日の開設当初は郡355。京阪バスからの譲渡までは、末広町6番25号にあった。

運行路線

粟生団地線

千里中央駅 - 粟生団地間の輸送をベースに、青松園前(山麓線)経由と北千里駅・小野原(国道171号)経由の2種類の系統が中心。

そこからさらに外院の里や箕面市北部の間谷住宅、大阪大学外国語学部(旧・大阪外国語大学2007年10月1日に統合・改称)、勝尾寺・北摂霊園などへと向かう系統に細分化される。

千里中央駅 - 北千里駅間を運行する系統はクローズドドアシステムを採用しており、北千里では郊外行きは乗車のみ、千里中央行は降車のみの扱いとなる。また、両者の間にある停留所を全て通過する「直行運転」を行う。

小野原、粟生団地方面

粟生団地系統

  • 55系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地
  • 59系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 尼谷 - 粟生団地
  • 深夜バス:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地

間谷住宅、阪大外国語学部系統

間谷住宅系統は、前述したデマンドバスの改良型『間谷ミディバス』として運行していたが、一般路線化された。
また、間谷住宅系統は住宅内を循環した後に千里中央に戻る便と、住宅内循環後に「間谷住宅1」停留所で運行を打ち切る便の2種類がある。
  • 51系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地 - 阪大外国語学部前[1]
  • 53系統:急行千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 阪大外国語学部前(左記の停留所のみ停車)
  • 56系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地 - 間谷住宅内循環
  • 59系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 尼谷 - 粟生団地 - 間谷住宅内循環
  • 30系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 尼谷 - 間谷住宅内循環

外院の里系統

  • 64系統:千里中央 → 北千里 → 新家 → 外院の里 → 粟生団地
  • 66系統:千里中央 → 北千里 → 新家 → 外院の里 → 小野原 → 新家 → 北千里 → 千里中央

小野原住宅系統

  • 58系統:千里中央 - 北千里 - 今宮三丁目 - 阪急小野原住宅中央 - 新家 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地
78系統の経路変更に伴い、2011年8月13日に新設された。

関電学園前系統

  • 79系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 関電学園前

関西学院千里国際キャンパス・小野原西五丁目系統

従来貸切運行していた当時の千里国際学園への輸送と、新たに開始する阪急小野原住宅への輸送を担い、1993年に開設された。2011年8月13日には小野原西五丁目方面への循環路線となる70系統が新設され、従来の78系統も今宮三丁目経由に変更された。

「関西学院千里国際キャンパス」停留所は、2010年4月に実施された関西学院と千里国際学園の両学校法人の合併に伴い、「千里国際学園」から改称された。

関西学院千里国際キャンパスには外国人の学生が多く通っているため、車内放送や一部の停留所では英語が使われている。

  • 70系統:千里中央 - 北千里 - 今宮三丁目 - 関西学院千里国際キャンパス(今宮三丁目方面行きのみ停車)- 小野原西五丁目 - 阪大口 - 北千里 - 千里中央
  • 78系統:千里中央 - 北千里 - 今宮三丁目 - 関西学院千里国際キャンパス

青松園前系統(山麓線経由)

千里中央と、青松園・粟生団地の各住宅輸送を行う路線。もとは千里中央 - 萱野小学校前 - (この間無停車、国道171号経由) - 青松園前という系統だったが、箕面山麓線の開通により現在のような形態になった。

なお、豊能営業所が運行している北大阪ネオポリス線も、希望ヶ丘 - 千里中央間の最短経路として山麓線を通る。

  • 60系統:千里中央 - 市立病院前 - 白島 - 青松園前 - 粟生団地
  • 63系統:千里中央 - 白島 - 青松園前 - 粟生団地
  • 63系統:千里中央 - 急行 - 白島 - 青松園前 - 粟生団地
朝ラッシュ時のみに運行。千里中央→粟生団地行きは箕面東高校輸送による。
  • 62系統:特急千里中央 - 阪大外国語学部前(直行便)(山麓線経由、途中無停車)
千里中央 - 阪大外語前間は国道171号経由よりも箕面山麓線経由の方が所要時間が短いために、このような系統設定が出来た。

勝尾寺・北摂霊園系統

北摂霊園行は「…→霊園事務所前→霊園内循環→霊園事務所前」、北摂霊園発は「霊園十区→霊園内循環→霊園事務所前→…」の順に霊園内を巡る。路線図では「モニュメント前」停留所が「北摂霊園」として強調されているが、起終点ではない。
  • 29系統:北千里 - 千里中央 - 特急(山麓線経由)- 粟生団地 - 奥 - 勝尾寺 - 北摂霊園
千里中央 - 粟生団地間は無停車で、北千里 - 千里中央間のみの利用はできない。2009年4月29日ダイヤ改正で、従来の54系統に代わり新設された。
  • 臨時特急:千里中央 -(山麓線経由)- 粟生団地 - 勝尾寺 - 北摂霊園
豊能営業所と共同運行。粟生団地、勝尾寺と霊園事務所前 - 北摂霊園内 - 霊園事務所前の各停留所にのみ停車。運賃や勝尾寺より先の経路などについては29系統に準じている。
彼岸などの墓参シーズンのみの運行だが、千里中央 - 粟生団地 - 勝尾寺の相互利用も可能。

エキスポシティ線

  • 100系統(往路):JR茨木→急行→日本庭園前→記念公園南口→万博記念公園駅エキスポシティ前)
  • 100系統(復路):万博記念公園駅(エキスポシティ前)→記念公園西口→日本庭園前→急行→JR茨木

2015年10月16日に運行開始。同年11月19日エキスポランド跡地にオープンする予定の『EXPOCITY』へのアクセス系統となる。

近鉄バス鳥飼営業所)との共同運行である。ただし、近鉄バスは途中全停留所に停車する各停便、阪急バスはJR茨木 - 日本庭園前間をノンストップとなる急行便で、両社合わせて15分毎(交互に発車)のダイヤとなっている[2][3]

茨木美穂ヶ丘線

1984年に開設され、当初は千里営業所が担当していた。1988年に茨木営業所に移管、1997年に系統番号が再編され、現在の体制となった。

千里中央 - 茨木美穂ヶ丘系統を主として、阪大病院経由や下井まで延長した系統によって構成される。下井発着便は茨木営業所への出入庫を兼ねている。

  • 101系統:千里中央 - 阪大東口 - 茨木美穂ヶ丘
  • 101系統:千里中央 → 阪大東口 → 茨木美穂ヶ丘 → 下井
  • 105系統:千里中央 - 阪大東口 - 阪大本部前 - 茨木美穂ヶ丘
  • 105系統:千里中央 → 阪大東口 → 阪大本部前 → 茨木美穂ヶ丘 → 下井
  • 103系統:千里中央 - 阪急山田 - 阪大東口 - 阪大本部前 - 茨木美穂ヶ丘
  • 164系統:千里中央 - 直行 - 阪大東口 - 阪大本部前
もともと「100系統」を名乗っていたが、2005年12月14日より阪大病院線の千里中央 - 阪大本部前系統と同じ164系統に改番された。
  • 109系統:下井 → 阪大本部前

石橋・郡山団地線

石橋線

国道171号を経由して、茨木と石橋を結ぶロングラン路線。京阪バス時代の石橋枚方線がルーツとなる、歴史のある路線でもある。

同社からの譲渡以後は従来の路線と結合させ、国鉄茨木から府道67号西国街道)を経由して石橋、さらに兵庫県西宮市の香枦園浜まで運行されていた。後の長距離路線の整理により分断され、現在の石橋線と豊中西宮線に分断された。

阪急茨木 - JR茨木間は道路渋滞が恒常的に発生しており、渋滞による遅延を避けるためJR茨木発着を中心とし、阪急茨木発着は一部便のみである。JR茨木 - 阪急石橋間は約50分弱。

他路線との乗り継ぎが可能な停留所が多いことも、この路線の特徴である。「中河原南口」では忍頂寺・サニータウン方面に、「小野原」で粟生団地・間谷住宅方面に、小野原 - 今宮間で北千里・千里中央方面に、「萱野小学校前」で千里中央・箕面・粟生団地方面、「箕面高校前」で豊中・梅田方面(平日のみ)に乗り換えることが出来る。

区間便を除き、方向幕には流れ星のマークがあしらわれている。これは千里国際学園に通う学生向けのサインで、最寄停留所である「新家」(石橋方面行き)・「箕面墓地前」(茨木方面行き)では英語の車内放送が流される。

臨時系統として設定されているJR茨木 - 豊川一丁目(2008年4月に「道祖本」から改称)系統は、小林製薬中央研究所の社員輸送を目的としたもので、「臨時」と称しながらも2005年頃から毎朝7時台に2便の定期運行を行っている(復路はなし)。また、沿線にある梅花学園大学入試センター試験などが開催される日にも運行されるが、こちらは復路便も設定される。

  • 92系統:阪急茨木 - JR茨木 - 小野原 - 箕面高校前 - 石橋北口/阪急石橋
  • 92系統:JR茨木 - 小野原 - 箕面高校前 - 石橋北口/阪急石橋
  • 92系統:JR茨木 - 下井 - 小野原
  • 92系統:下井 → 小野原 → 箕面高校前 → 阪急石橋
  • 92系統:阪急石橋 → 箕面高校前 → 小野原 → 下井 → 茨木営業所前
  • 臨時系統:JR茨木 - 豊川一丁目(直行)

郡山団地線

茨木市街地から郡山団地へと向かう路線。

2008年4月のダイヤ改正では急行便を含む運行本数の減回や、「道祖本診療所前」停留所の「豊川診療所前」への改称などがなされた。

2015年4月のダイヤ改正で、茨木ヒルズ方面へ一部経路変更、「豊川診療所前」停留所の「豊川四丁目」への再改称などがなされた。

道祖本診療所前系統(当時)は、1997年12月22日の茨木・豊能・伏尾台営業所管内ダイヤ改正時に石橋線から編入された。

  • 91系統:豊川四丁目 → JR茨木 → 阪急茨木
  • 91系統:豊川四丁目 → JR茨木
  • 93系統:阪急茨木 → JR茨木 → 郡山団地 → 茨木ヒルズ → 豊川四丁目
  • 93系統:JR茨木 → 郡山団地 → 茨木ヒルズ → 豊川四丁目
  • 90系統:阪急茨木 → JR茨木 → 郡山団地
  • 90系統:JR茨木 → 郡山団地
  • 90系統:郡山団地 → 茨木ヒルズ → JR茨木 → 阪急茨木
  • 90系統:郡山団地 → 茨木ヒルズ → JR茨木
  • 90系統:JR茨木 → 郡山団地 → 茨木ヒルズ → 茨木営業所前
  • 90系統:JR茨木 → 郡山団地 → 茨木ヒルズ → 小野原

茨木彩都線

2011年7月1日に開設された、管内では最も新しい路線。茨木側は昼間が阪急茨木発着、朝夕がJR茨木発着となる。

箕面山麓線

  • 36系統:(箕面高校前 →)箕面 → 如意谷住宅前 → 粟生団地 → 間谷住宅内循環
  • 37系統:間谷住宅内循環 → 粟生団地 → 如意谷住宅前 → 箕面
36系統の「箕面高校前」発は朝の1便のみ。

茨木富田線

JR茨木駅から国道171号を通ってJR摂津富田駅へと向かう。石橋線と並び、営業所黎明期からの伝統ある路線である。

京阪バスが運行していた京都線(大阪内本町 - 河原町御池)を吹田水無瀬線・茨木水無瀬線・京都線(水無瀬 - 河原町御池)の3系統に分断し、そのうち茨木水無瀬線の富田 - 水無瀬間を廃止したものが現在の茨木富田線である(1997年12月22日)。

  • 65系統:JR茨木 - 春日 - 総持寺前 - JR富田

安威団地線

小野原東線

千里中央・北千里と箕面市の小野原東地区を結ぶ路線で、1990年に新設。当時は175系統・千里中央 - 小野原東のみであった。

1998年に一部の便を富士火災まで延長、2000年に深夜バスの運行を開始、2007年に一部の便を豊川駅まで延長。豊川駅発着便を176系統とした。

  • 175系統:千里中央 - 北千里 - 阪大口 - 小野原東( - 富士火災
  • 175系統:千里中央 → 直行 → 金蘭会学園前
  • 176系統:千里中央 - 北千里 - 阪大口 - 小野原東 - 豊川駅
  • 深夜バス:千里中央 → 北千里 → 阪大口 → 小野原東

忍頂寺・車作線

茨木市街地から市北部の山間地域である忍頂寺や車作地区へと向かう路線。茨木駅 - 中河原南口の営業所出入庫系統もこれに含まれる。

以下のうち、忍頂寺系統と車作線は一部の区間で豊能営業所との共同運行を行っている。

なお、かつて存在した大岩系統の派生路線として、茨木サニータウン線もある。

忍頂寺線

1997年12月から2015年3月まで、余野系統は忍頂寺にて乗り継ぎとなっていた。別記の「忍頂寺線の乗換方法」を参照。

忍頂寺系統
  • 81系統:阪急茨木 - JR茨木 - 中河原南口 - 上福井 - 千提寺口 - 忍頂寺 - 銭原 - 余野
  • 181系統:阪急茨木 - JR茨木 - 中河原南口 - 上福井 - 千提寺口 - 忍頂寺 - 上音羽 - 余野
  • 81系統:阪急茨木 - JR茨木 - 中河原南口
  • 81系統:JR茨木 → 中河原南口 → 上福井 → 千提寺口(北部地区通学バス)
  • 81系統:上福井 → 中河原南口 → JR茨木 → 阪急茨木
奥系統
  • 85系統:阪急茨木 - JR茨木 - 福井 - 山の口 - 奥 - 粟生団地
  • 85系統:JR茨木 - 福井 - 山の口 - 奥 - 粟生団地
  • 185系統:阪急茨木 - JR茨木 - 福井 - 阪大外国語学部前 - 山の口 - 奥 - 粟生団地
  • 185系統:JR茨木 → 福井 → 阪大外国語学部前 → 山の口 → 奥 → 粟生団地
2015年4月のダイヤ改正にて平日の一部便を阪大外国語学部前経由の185系統に変更。同時に終点側の経路が山の口 → 粟生団地 → 奥 → 山の口の循環から、山の口 - 奥 - 粟生団地の単純往復に変更された。

車作線

  • 89系統:阪急茨木 - 耳原 - 桑原橋
  • 89系統:阪急茨木 - 耳原 - 桑原橋 - 車作

メゾン千里丘線

  • 57系統:阪急山田 - 新小川 - 山田樫切山 - 吹田東高校前 - メゾン千里丘 - 三保ヶ池 - JR茨木
  • 57系統:千里中央 - 阪急山田 - 新小川 - 山田樫切山 - 吹田東高校前 - メゾン千里丘 - 三保ヶ池 - JR茨木

茨木サニータウン線

上穂積系統

  • 86系統:阪急茨木 - JR茨木 - 上穂積 - 上福井 - 茨木サニータウン
  • 86系統:JR茨木 - 上穂積 - 上福井 - 茨木サニータウン
  • 87系統:阪急茨木 - JR茨木 - 上穂積 - 上福井 - 山手台七丁目 - 茨木サニータウン
  • 87系統:JR茨木 - 上穂積 - 上福井 - 山手台七丁目 - 茨木サニータウン

中央図書館前系統

  • 80系統:JR茨木 - 中央図書館前 - 上福井 - 茨木サニータウン
  • 83系統:阪急茨木 - JR茨木 - 中央図書館前 - 上福井 - 山手台七丁目 - 茨木サニータウン
2015年4月1日のダイヤ改正にて、従来の忍頂寺線80系統を茨木サニータウンへ延長する形で新設。山手台七丁目を経由する便は83系統とされた。

桑原橋系統

2007年12月10日から運行を開始(当初は11月末頃の予定だった)。

茨木サニータウンから茨木市駅への流動に関して、従来の上福井・JR茨木駅を経由するよりも速達性が見込まれるとして、長年茨木市議会で議論されてきたが、安威川ダムの建設工事に伴い府道46号からの乗り入れが可能になったことから、2006年5月に茨木市が阪急バスに改めて要望を出し、2006年度末に運行計画を進め、車作線の桑原橋系統延伸という形だけではなく上穂積系統から桑原橋系統への振り替えも含めて調整を行った。2015年4月1日より、一部の便をJR茨木まで延長。

  • 77系統:山手台七丁目 - 茨木サニータウン - 桑原橋 - 耳原 - 三咲町 - 竹橋町 - 阪急茨木
  • 77系統:山手台七丁目 - 茨木サニータウン - 桑原橋 - 耳原 - 三咲町 - 竹橋町 - 阪急茨木 - JR茨木

千里中央 - ニューム・ジェット線

千里中央と大阪船場繊維卸商団地(コムアートヒル)内にある卸問屋『ジェット』を結ぶシャトル路線

前乗り後降りの運賃先払い方式[4]を採用しており、乗車時にジェットの登録カードを呈示すれば無料となる(同伴者も対象)。

この路線専用の車両が充当されるが、土日などには一般車も応援に入る。かつては団地を運営するSSOKが自社でマイクロバスを用意し運行していた。

  • 千里中央 - ニューム・ジェット
「ニューム・ジェット」停留所は2011年11月まで「SSOK本館」という名称だったが、移設の上改称している。

深夜急行バス・スターライナー(大阪 - 茨木・高槻系統)

1997年に休廃止された、モノレール宇野辺駅付近・富田 - 高槻間を復活させた。JR富田よりも先の各停留所は、この深夜便の降車専用とされており、他の路線は発着していない。

  • 大阪梅田(新阪急ホテルバスセンター)→ 桃山台駅 → モノレール宇野辺 → 下穂積 → JR茨木 → 阪急茨木 → 竹橋町 → 三咲町 → 総持寺前 → 国道富田 → JR富田 → 明治電電前 → 芥川 → 高槻市役所前 → JR高槻駅南 → 阪急高槻駅

その他

阪急・JR茨木を初め、千里中央・北千里・石橋(石橋郡山線「瀬川」停留所付近)に発着するスクールバスを運行している。
車両には経年の高速バス用が使用されたが、近年は前扉のみを設けた専用車が新規に投入されている。
  • その他、契約特定輸送

過去の担当路線

茨木水無瀬線

その名の通り、茨木と水無瀬の各駅を結ぶ路線。1997年12月22日の改正で水無瀬から富田まで区間が短縮され、茨木富田線(65系統)として運行されている。

京阪バス時代に大阪内本町天神橋 - 京都河原町御池間を結んでいた「京都急行線」が前身。産業道路府道14号国道171号と重複)の交通渋滞慢性化や運行効率の悪さから、何度も途中区間で系統が分断され、その中の一部が茨木水無瀬線である。

なお、この路線の休廃止により、国道171号内区間のうち国道梶原(現在は高槻市営バスの停留所) - 阪急水無瀬間は他社を含め路線バスの運行がすべてなくなり、阪急バスにとっても京都府内(水無瀬以北)と大阪府・兵庫県内を結ぶ系統はなくなった(後に、高槻市営バスが2013年4月1日より上牧駅乗入を開始し、国道171号線の路線空白区間は阪急上牧 - 阪急水無瀬間に短縮されている)。

  • 143系統:JR茨木 - 春日 - 総持寺前 - JR富田 - 高槻 - 五領 - 阪急水無瀬

日赤線

  • 阪急富田 - 国道富田 - 今城塚 - 日赤前 - 日赤病院前
1975年7月に廃止。

忍頂寺・車作線

車作線(田中・桑原橋方面を含む)

現在は路線名にも採用されている車作地区で折り返しているが、かつては京都府亀岡市の南掛まで運行されていた。

乗客減少のため、1997年12月22日のダイヤ改正で系統番号を「79」に改めた上で、亀岡市との府境付近にある竜仙峡までの短縮および休日のみの運行になった。

2007年6月24日をもって、安威川ダムの工事にあわせ府道46号の架け替えが行われることから、同年7月1日以降は現在の車作行き(89系統)として運行されている。

  • 156系統→79系統:阪急茨木 - 桑原橋 - 竜仙峡( - 南掛)※運行休止扱い
  • 158系統:阪急茨木 - 田中 - 春日 - 中河原南口
158系統は、1997年12月22日のダイヤ改正で廃止。晩年は中河原南口発のみの運行であった。

忍頂寺線

  • 83系統:阪急茨木 - JR茨木 - 上福井 - 千提寺口 - 忍頂寺 - 車作
茨木 - 車作の路線は大阪府道46号経由のものだけではなく、忍頂寺線と同一経路を走っているものもあった。
  • 81系統:阪急茨木 - JR茨木 - 上福井 - 千提寺口 - 忍頂寺
1997年から2015年まで運行。忍頂寺にて豊能営業所担当の138・139系統と接続していた。
  • 84系統:阪急茨木 - JR茨木 - 上福井 - 山手台七丁目 - 大岩
2015年4月1日のダイヤ改正で廃止された。
営業所などで配布されている時刻表では茨木サニータウン線の一種とされているが、阪急バスの公式サイトでは忍頂寺線に分類されていた。

粟生団地線

  • 151系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 尼谷 - 粟生団地 - 勝尾寺 - 北摂霊園
  • 152系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 尼谷 - 粟生団地 - 大阪外大前
上記2系統は、1997年12月22日のダイヤ改正で豊川住宅前を経由するよう経路変更され、それぞれ54・55系統に改番となった。
  • 154系統:箕面 - 萱野小学校前 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地
  • 155系統:箕面 - 市立病院前 - 萱野小学校前 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地
1997年10月の箕面山麓線新設に伴い廃止。時期によっては、石橋線に分類されていたこともあった。
  • 2009年4月29日ダイヤ改正時に廃止
    • 54系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地 - 勝尾寺 - 北摂霊園
    • 54系統:千里中央 - 北千里 - 新家 - 小野原 - 豊川住宅前 - 粟生団地 - 勝尾寺口 - 霊園北口 - 北摂霊園内 - 霊園十区
詳細は、「阪急バス豊能営業所」の該当節を参照のこと。
  • 2011年8月13日ダイヤ改正時に廃止
    • 78系統:千里中央 - 北千里 - 今宮 - 関西学院千里国際キャンパス
今宮三丁目経由に経路が変更された。

箕面山麓線

  • 36系統:(現存路線)→粟生団地→小野原→萱野小学校前→市立病院前→箕面高校前→(現存路線)
  • 37系統:(現存路線)→箕面→箕面高校前→市立病院前→萱野小学校前→小野原→粟生団地→(現存路線)
2010年9月1日より運行されている『オレンジゆずるバス』のルーツに当たり、前日の同年8月31日をもって廃止。当時は循環路線であった。

茨木美穂ヶ丘線

  • 94系統:千里中央 - 萱野小学校前 - 小野原 - 下井
1997年12月22日に廃止。

千里茨木線

1997年12月22日に廃止。「モノレール茨木」停留所は現在の宇野辺駅に該当し、同年4月に改称されたが、バス停の名称は廃止まで変更されなかった。
千里営業所から一時移管されたが、1997年の改正で再び千里営業所の管轄に戻った。
  • 117系統:阪急茨木→JR茨木→日本庭園前→エキスポランド→記念公園西口→日本庭園前→JR茨木→阪急茨木
1997年以降は、冬季を除く休日のみ運行であった。エキスポランドの廃園に伴い、2009年4月9日のダイヤ改正で廃止された(最終運行日は同5日)。
なお、この系統と全く同じ経路で近鉄バスも路線(10系統)を運行していた(2004年以降は春休み・ゴールデンウィークのみの季節運行)。当系統と同じく、2009年4月8日をもって休止となった。
また、「エキスポランド」停留所は現在の「万博記念公園駅」停留所に相当する。

石橋・郡山団地線

  • 93系統:JR茨木 - 中河原南口 - 小野原 - 新家 - 市立病院前 - 箕面高校前 - 阪急石橋
  • 91系統:阪急茨木→JR茨木→道祖本診療所前
  • 90系統:郡山団地→下井→ 急行 →JR茨木

メゾン千里丘線

  • 145系統:JR岸辺→市場→国道千里丘→新芦屋→メゾン千里丘→宇野辺→国道千里丘→市場→JR岸辺
  • 145系統:JR岸辺→市場→国道千里丘→宇野辺→メゾン千里丘→新芦屋→国道千里丘→市場→JR岸辺
  • 146系統:阪急山田 - 新小川 - 山田樫切山 - 吹田東高校前 - 八丁池 - モノレール茨木 - JR茨木
  • 147系統:阪急山田 - 新小川 - 山田樫切山 - メゾン千里丘 - 新芦屋 - 宇野辺 - JR茨木
1997年12月に、146・147系統はルートを変更し57系統に、145系統はJR線との接続駅を変更して58系統に改番された。
  • 58系統:JR千里丘→新芦屋→メゾン千里丘→宇野辺→JR千里丘
  • 58系統:JR千里丘→宇野辺→メゾン千里丘→新芦屋→JR千里丘
2007年4月に吹田営業所に移管された。

彩都線

  • 70系統:千里中央 - (直行) - 関電学園前 - 彩都あさぎ南 - 彩都あさぎ
2004年3月の「彩都」こと国際文化公園都市の街開きから、大阪モノレール彩都線延伸までのつなぎとして運行されていた路線。2007年3月19日、計画通りモノレールが延伸開業したため廃止された。
「関電学園前」は石橋線(92系統)との乗り継ぎを考慮した停車で、彩都あさぎ行きは乗車のみ、千里中央行きは降車のみ扱っていた(つまり、関電学園前 - 千里中央の利用はできない)。
なお、車両の行先表示は「彩都あさぎ」ではなく、単に「彩都」と表記されていた。また、当営業所傘下の「彩都出張所」が臨時に開設され、担当していた。

茨木サニータウン線

  • 86系統:阪急茨木 - JR茨木 - 急行 - 中河原南口 - 上福井 - 団地入口 - 茨木サニータウン
  • 87系統:阪急茨木 - JR茨木 - 急行 - 中河原南口 - 上福井 - 団地入口 - 山手台七丁目 - 茨木サニータウン
1997年まで運行。JR茨木 - 中河原南口間をノンストップで運行していた。
  • 87系統:阪急茨木 - JR茨木 - 上福井 - 山手台七丁目
  • 87系統:JR茨木 - 急行 - 中河原南口 - 上福井 - 山手台七丁目

阪大外国語学部 - JR茨木、阪急箕面系統

クローズドドアシステムを採用しており、阪大外国語学部行は乗車のみ、各駅行は降車のみ扱われる。また、下記に挙げた停留所のみに停車する。

大阪外大(当時)側から増便や石橋線のJR茨木 - 小野原系統の延伸が要請されていたが、実現には至っていない(参考 (PDF) )。

  • JR茨木 - 春日 - 中河原南口 - 清水 - 小野原 - 阪大外国語学部前
  • 阪急箕面 - 白島北 - 石丸 - 青松園前 - 外院 - 阪大外国語学部前

忍頂寺線の乗換方法

1997年12月22日から2015年3月まで忍頂寺線・余野系統は「忍頂寺」停留所を境に阪急・JR茨木寄りと余野寄りで運行が分断され、忍頂寺をまたいで利用する場合は乗り換えが必要であった。ただし、いずれの便も忍頂寺で乗り継ぎができるようにダイヤが組まれており、以下の方法を利用すれば通し運賃で乗車できる。

茨木営業所や阪急茨木・JR茨木の各駅などでは、この連絡制度専用の紙製の連絡回数券(10 - 90円券)を販売している(泉原などの一部商店では磁気タイプの回数カードのみ販売していた)。

忍頂寺線内では、忍頂寺以外にも「千提寺口」で北大阪ネオポリス線との乗り換えが可能だが、この制度の対象にはならない。

なお、阪急バスの各線で忍頂寺線の他に通し運賃で乗車できる路線は東能勢線池田 - 妙見山上系統のみ(正月三が日のみの運行)。

  1. 乗車時に必ず整理券を取る(始発地での乗車時も)。ICカード利用者も同様で、カードの読み取りと共に必ず整理券を取る。
  2. 忍頂寺に到着後、所持している整理券を運賃箱に入れず、乗車した停留所から忍頂寺までの運賃を精算する。
  3. 乗り換え先の便では、整理券を取らずに乗車する。カード利用者も、読み取り機にカードを通さず、そのまま乗車。
  4. 目的地で下車する際は、乗り換え前のバスで取得した整理券と、忍頂寺から目的地までの運賃を払う。カード利用者は、運転手に乗り継いだことを伝えた上で精算する(運転手が読み取り機を操作することで、運賃が確定される)。

車両

大型車が主体で、最近は中型ロング車も数を増やしている。保有車種は国内大手4メーカー全て揃っており、天然ガス車ハイブリッド車等の低公害車も在籍する。

忍頂寺線・車作線・安威団地線・茨木富田線(これらを総称して「山線」と呼ぶこともある)に使用される車両は山間部を走行するため、車体後部にバックアイカメラを備えており、大型車については短尺車両を使用している。山線で使用された短尺車の一部は、カメラを撤去した上で茨木美穂ヶ丘線などで転用されていた。また、メゾン千里丘線と箕面山麓線では基本的に中型車が使用される。

また阪急・JR茨木発着系統ではほぼ全て、千里中央発着系統も順次ノンステップあるいはワンステップ車が主体となっている。

脚注

  1. ^ 2007年9月30日までは「55系統」を名乗っていたが、粟生団地止まりの系統との区別のため、改番された。なお、実際には休校期間を挟んでいたため、実質的な最終運行日は8月3日であった。
  2. ^ 【平成27年10月16日~】JR茨木駅~万博記念公園駅(エキスポシティ前)方面運行開始!! - 近鉄バス 2015年10月5日。同10月18日閲覧
  3. ^ JR茨木~万博記念公園(エキスポシティ前)間の運行について (PDF, 阪急バス 2015年10月5日)
  4. ^ 阪急バスの一般路線とは逆。ただし混雑時には前扉でも降車扱いをすることが多い。

関連項目