横浜市立図書館

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横浜市立図書館
施設情報
専門分野 総合
事業主体 神奈川県横浜市
所在地 横浜市(18館)
統計情報
蔵書数 4,058,533冊・点(2012年時点)
貸出数 10,265,982冊・点(2012年)
来館者数 8,154,802人(2012年)
公式サイト http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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横浜市立図書館(よこはましりつとしょかん)は神奈川県横浜市にある市立図書館である。横浜市内18区にそれぞれ1つの常設図書館があり、のべ約405万点の資料を収蔵している。なお、西区には神奈川県立図書館もある。

概要

1921年に横浜市立中央図書館の前身である横浜市図書館として設立した。1974年の磯子図書館の開館を皮切りに順次、数を増やしていく。1区1館構想に基づき、現在18の市立図書館と移動図書館はまかぜ号がある。

横浜市立図書館は隣接自治体の図書館との相互利用協定を結んでいない。これは市民1人当たりの蔵書数が少ないため、隣接自治体の市民に図書を貸し出すと、いっそう蔵書環境が悪くなるためと説明されている。

図書館入口の外にはリユース文庫が設置され、不要になった本を持って来たり持ち帰ったり、各自が自由にリサイクルできるようになっている。

児童書に力を入れていて、紙芝居や絵本を読む「おはなし会」を毎月、定期的に開催している。

1994年の中央図書館の開館で1区1館計画がひとまず完成した後、「ゆめはま2010プラン」の基本計画では、図書館8館の新設と地区センター等とのネットワーク整備が構想されていた。しかし、青葉区と都筑区の分区に伴い1995年に新たに2つの図書館が新設されたことと、青葉区内のみ地区センターで貸出・返却が行えるようになっただけで、その他の計画は進展していない。

施設利用の状況

日本の市町村ではもっとも蔵書冊数が多い(約406万冊)。以下、大阪市立図書館(約397万冊)、さいたま市立図書館(約345万冊)、と続く(2013年度)。[1]

ただし、面積当たりの市立図書館数で3市を比較すると、さいたま市(8.7km2に1館)や大阪市(9.3km2に1館)に比べて、横浜市(24.2km2に1館)は広大な割に図書館の数が少ないといえる(2016年度)。

また、人口10万人当たりの図書館数においても大きく見劣りしている。全国の都道府県平均は2.53館に対し、神奈川県は0.91館で最下位である。さらに横浜市単体で見ると0.49館しかない。人口が多いのに図書館の数が少ないことがわかる。ちなみに都道府県トップは山梨県の6.04館(2011年度)。

そのため、市立図書館における年間貸出総冊数も、大阪市(1269万冊)、さいたま市(1124万冊)に比べて、横浜市(1087万冊)と、人口が多い割に低調である(2010年度)。これは図書館数が少なくて、利用しづらいからと考えられる。

また、蔵書密度(一人当たりの蔵書冊数=総蔵書数/人口)で3市を比較すると、さいたま市(2.7冊)、大阪市(1.37冊)、横浜市(1.1冊)の順になり、相対的な蔵書環境は全国の市町村の中でも貧弱である。ちなみに、もっとも蔵書密度の高い市は人口約16万人に蔵書数約105万冊の浦安市(6.6冊)である(2010年度)。

ちなみに、年間の図書資料費についても、さいたま市(3億4037万円)、大阪市(2億6220万円)と比較して、横浜市(2億4366万円)と相対的に低額である。なお、人口73万人で市立図書館が2館しかない熊本市の年間資料費は3億5550万円で横浜市よりも多い(2012年度)。

毎年、2万冊近くの書籍が行方不明になっていて、利用者のモラルが問われている[2]

図書館要求の運動

1967年の「横浜の図書館の充実を願う市民の会」による署名運動以来、横浜市の図書館の充実を求める声は続いている。

現在、「もっと市立図書館を建設してください」との市民の声に対して、横浜市は「市立図書館の新設につきましては、現在、具体的な計画はありません。市立図書館以外では、地区センター及びコミュニティハウス等の施設でも、図書の貸出を行っています。」との回答をしている[3](地区センター及びコミュニティハウスは市内に100か所以上あり、独自の読書コーナーを設けて貸出を行っている)。

これに対して、「横浜の図書館を考える集い」代表世話人の関千恵子は「図書館と関係ない市民局所管の図書室は、大体三、〇〇〇冊、多くて五、〇〇〇冊くらいの本である。専門の司書がいるわけでもない。当初、新しい本が入ったときは、なかなか立派に見えるが、半年もすれば、同じ本ばかり、ということになり、あきられてくる。」として、せめて市立図書館の末端の配本施設として、移動図書館のように定期的に本を取り替えることを求めている[4]

サービス

  • 利用者登録

横浜市内に在住、もしくは市内に通勤・通学している者は利用者として登録ができ、全館共通の図書館カードを交付される。カードは5年ごとに更新を行う。登録や更新は基本的に本人が行う。

基本的には図書館カード(要登録)は不要だが、書庫内蔵書を閲覧する場合はカードが必要になる。

禁帯出に指定されていない蔵書資料であれば、6点まで貸出を受けることができる。館外貸出には図書館カードが必要である。貸出期間は14日間で、予約が入っていない場合は、申し出た日から14日間貸出期間を延長することもできる。

  • 蔵書資料の返却

蔵書資料の返却は、図書館内のカウンターで行う。返却の際には図書館カードは不要である。図書館の休館日や閉まっている時間帯でも、入口付近に設置された返却ポストに行うことができる。また、蔵書資料の返却は、貸出を受けた図書館だけではなく全ての市立図書館及び一部の地区センター、返却ポストなどで受け付けている。蔵書資料の返却は、郵送で行うこともできる(郵送料金は利用者負担)。

  • 資料のリクエスト・予約

資料が貸出中の場合、予約(リクエスト)をすることができる。予約は同時に6件まで申し込むことができる。予約の際には図書館カードが必要である。なお、予約が多数申し込まれている蔵書資料は、予約の申込順に貸出される。また、資料が他の横浜市立図書館に収蔵されている場合、リクエストをすることで、最寄りの図書館等に転送してもらうことができる。もし横浜市立図書館に蔵書がない場合、リクエストをすることで、神奈川県内の県市町村立図書館の蔵書を取り寄せてもらうことができる(図書館間相互貸借制度)。神奈川県内の他図書館にも蔵書がない場合、リクエストをすることで、他の都道府県から取り寄せてもらうこともできる(郵送料金は利用者負担)。リクエストした本が神奈川県内の図書館になくて、なおかつ必要だと認められる場合、購入して蔵書化することもまれにある。資料のリクエスト(予約)は、図書館窓口のほかに、電話やネットを通じてもできる。

調べものをしている場合、司書に相談することができる。

著作権法の範囲内で複写できる(1枚10円、マイクロフィルムのプリントアウトも1枚10円)。図書館カードは不要である。

  • 館内端末によるウェブページの閲覧
  • 商用オンラインデータベース「聞蔵2ビジュアル(朝日新聞オンライン記事データベース)」の閲覧(要図書館カード)
  • 各図書館で行われる展示・イベント
  • メールマガジンの発行(各図書館ごとにイベントや休館日などを知らせている。月一回発行。要登録)
  • 無線LANホットスポットの提供(中央、磯子、保土ヶ谷、都筑、山内図書館で運用、要登録)

開館時間

  • 火曜日~金曜日: 午前9時30分~午後7時(中央図書館、山内図書館は午後8時30分まで)
  • 土・日・月曜日・祝日・12月28日: 午前9時30分~午後5時
  • 1月4日: 正午~午後5時
休館日
  • 施設点検日(毎月)
  • 年末年始(12月29日~1月3日)
  • 図書特別整理日
  • 臨時休館日

一覧

18ある行政区に、中央図書館を含め、18館ある(以下のデータは2012年度のもの)[5]

1区1館であるため、各図書館には基本的に区の名前がつけられているが、中央図書館(西区)と山内図書館(青葉区)のみ異なる。

延床面積が2万平米以上ある中央図書館以外は、延床面積1500~2000平米(蔵書数10~15万冊)の小型館、2000~3500平米(15~20万冊)の中型館とに分けられる。

名称 住所 蔵書数 延床面積 m2 年間貸出冊数 年間入館者数 備考  設立年
横浜市中央図書館 〒220-0032西区老松町 1 1,636,233 21,834 1,063,254 1,178,987 公共駐車場併設  1921(1994)
横浜市磯子図書館 〒235-0016磯子区磯子三丁目5-1 153,726 2,891 564,752 429,326 磯子区役所、磯子公会堂併設(磯子区総合庁舎内) 1974(1999)
横浜市山内図書館 〒225-0011青葉区あざみ野二丁目3-2 199,211 2,147 719,596 560,787 山内地区センター併設、指定管理者「有隣堂グループ」 1977
横浜市戸塚図書館 〒244-0003戸塚区戸塚町 127 185,312 3,386 651,262 682,827 戸塚地区センター、戸塚公会堂併設(戸塚センター内) 1978
横浜市鶴見図書館 〒230-0051鶴見区鶴見中央二丁目10-7 100,977 1,510 353,294 280,716 知的障害児通園施設「さざんか学園」併設 1980
横浜市金沢図書館 〒236-0021金沢区泥亀二丁目14-5 170,865 2,116 569,540 507,798 金沢地区センター併設 1980
横浜市港北図書館 〒222-0011港北区菊名六丁目18-10 195,124 2,372 661,112 475,259 菊名地区センター併設 1980
横浜市保土ケ谷図書館 〒240-0006保土ケ谷区星川一丁目2-1 189,454 2,477 472,068 378,155 保土ヶ谷公会堂併設 1982
横浜市瀬谷図書館 〒246-0015瀬谷区本郷三丁目22-1 104,689 1,547 370,389 231,105   1985
横浜市旭図書館 〒241-0005旭区白根四丁目6-2 125,709 1,507 431,710 278,792   1986
横浜市港南図書館 〒234-0056港南区野庭町 125 115,174 1,503 450,492 226,910   1987
横浜市神奈川図書館 〒221-0063神奈川区立町 20-1 129,338 1,502 495,788 338,437 老人福祉センター「うらしま荘」併設  1987
横浜市泉図書館 〒245-0016泉区和泉町 6207-5 136,185 1,520 502,977 283,634   1989
横浜市栄図書館 〒247-0014栄区公田町 634-9 112,050 1,518 519,595 359,410   1989
横浜市中図書館 〒231-0821中区本牧原 16-1 113,724 1,506 273,540 297,130 本牧地区センター、知的障害者通所更生施設「オリブ工房」併設  1989
横浜市南図書館 〒232-0067南区弘明寺町 265-1 118,754 1,790 383,201 343,292 弘明寺公園プール、弘明寺駅自転車駐輪場併設  1992
横浜市都筑図書館 〒224-0032都筑区茅ケ崎中央 32-1 155,833 2,396 1,117,613 843,385 都筑区役所、都筑公会堂併設(都筑区総合庁舎内)  1995
横浜市緑図書館 〒226-0025緑区十日市場町 825-1 121,494 1,987 665,799 458,852 十日市場地域ケアプラザ、老人福祉センター「緑ほのぼの荘」併設  1995
総計 4,058,533 55,509 10,265,982 8,154,802  

横浜市中央図書館

横浜市中央図書館(よこはましちゅうおうとしょかん)は、西区老松町1にある公立図書館である。

1921年6月に市内初の公立図書館として横浜市立図書館の名称で開館し、1994年に建て替えられて中央図書館となった。

2012年現在、日本の市立図書館の単館蔵書数としては、大阪市立中央図書館についで2番目の規模となっている[6]

横浜市磯子図書館

横浜市磯子図書館(よこはましいそごとしょかん)は神奈川県横浜市磯子区磯子3-5-1にある公立図書館である。

1974年10月に市内で2番目の図書館として磯子センター内に開館した。1999年に磯子区総合庁舎の地下1階に移転した。

横浜市山内図書館

横浜市山内図書館
施設情報
延床面積 2,147.22 m2
開館 1977年(昭和52年)4月
所在地 241-0005
神奈川県横浜市青葉区あざみ野二丁目3-2
統計情報
蔵書数 199,211冊・点(2012年時点)
貸出数 719,596冊・点(2012年)
来館者数 560,787人(2012年)
公式サイト http://yamauchi-lib.jp/
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横浜市山内図書館(よこはましやまうちとしょかん)は神奈川県横浜市青葉区あざみ野二丁目3-2にある公立図書館である。

施設概要

鉄筋コンクリート造3階建てだが、山内地区センターを併設しているため、図書館は2階の1フロアのみである。

青葉台駅市が尾駅たまプラーザ駅に設置された返却ポストで横浜市立図書館の本の返却を受け付けている。なお、駅返却ポストでの図書返却には「横浜市立図書館カード」が必要である。2015年現在、駅返却ポストを設置しているのは山内図書館だけである。

美しが丘西地区センター、大場みすずが丘地区センター、奈良地区センター、藤が丘地区センター、若草台地区センター、田奈ステーション(青葉区区民活動支援センター)、青葉台コミュニティハウスの青葉区内7施設で貸出・返却取次サービスを行っている。2015年現在、地区センターでの本の貸出・返却を行っているのは山内図書館だけである。

マスコットキャラクターはレッサーパンダの「やまちゃん」。

2015年現在、横浜市立図書館で唯一、指定管理者として民間企業(有隣堂)に運営を委託している。そのため、独自のホームページをもつほか、ツイッターやメルマガやブログによる情報発信、青葉区風景写真データベースの作成、日経テレコンなど有料データベースの活用、開館時間の延長、図書購入の取次、館内文房具ショップ、託児サービス、図書の有料宅配サービス、登録不要の無線LANサービスの提供などユニークな活動を展開している。

民間企業に運営が委託されて以後、図書館長が司書資格を持つ女性になった。2015年現在、横浜市立図書館18館中で唯一の女性図書館長である。

歴史

1977年4月に市内で3番目の図書館として開館した(住民による図書館要求運動の成果)。当時は青葉区分離前で、緑区にできた図書館だったが、1区1館構想もまだなく、地元民の希望で山内村から名前をとって山内図書館となった。

2005年5月、図書館が遠くて不便という区民の声に応えて、市が尾駅、奈良地区センターでの図書返却サービスを開始する。12月には、青葉台駅、たまプラーザ駅、田奈ステーションでも返却サービスも開始し、同時に奈良地区センターで予約本を受け取れる取次サービスもモデル事業としてはじめた。

2007年、上記のモデル事業が好評であったことから、図書の貸出・返却取次サービスが青葉区内地区センター等6施設に拡大される(2013年現在は7施設)。

2010年、指定管理者制度を導入し、有隣堂グループによる運営を開始。平日火~金曜日の開館時間を午後8時30分まで延長。有料宅配サービスの試行開始。

交通アクセス

東急田園都市線/市営地下鉄線あざみ野駅から徒歩3分の場所に位置する。周辺には市営バス停「あざみ野駅」が徒歩2分(33系統)、東急バス/小田急バス停「あざみ野駅」が徒歩4分(東急:新23、あ24、27-29、71、72、た26、51、63、鷺21系統)(小田急:新23、向11系統)の位置にある。

横浜市戸塚図書館

横浜市戸塚図書館(よこはましとつかとしょかん)は神奈川県横浜市戸塚区戸塚町127にある公立図書館である。

施設概要

1978年に市内で4番目の図書館として戸塚センター内に開館した。1972年に作られた「戸塚に図書館を作る会」などの市民運動の成果である。

戸塚センターは鉄筋コンクリート造で地下1階地上3階建ての建物である。2階は戸塚地区センター、3階は公会堂となっていて、閲覧室は1階部分のみである。2階の一部と地下を事務室と書庫として利用している。

東戸塚駅の行政サービスコーナーでは、図書の貸出・返却取次サービスが行われており、利用者登録の更新などもできる。

横浜市戸塚図書館は、市内の施設で唯一連携協力の実施要綱を地元大学(明治学院大学など)との間で定めていて、図書を通じた相互協力を行っている。

横浜市立図書館の中では珍しく、マンガ本コーナーがある。

交通アクセス

JR/市営地下鉄線戸塚駅西口から徒歩7分、神奈中バス停「戸塚バスセンター」下車後徒歩5分(戸50、52、55、56、58、60、61、64、71-73、75、77、79、81、93、95系統)の場所に位置する。

横浜市鶴見図書館

横浜市鶴見図書館(よこはましつるみとしょかん)は神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央2-10-7にある公立図書館である。

1980年11月に市内で5番目の図書館として開館した。2010年の開館30周年を記念して、マスコットキャラクターの「つるぽん」を制定した。

交通アクセス

京浜急行 京急鶴見駅、JR鶴見駅東口から徒歩7分の場所に位置する。周辺には市営バス停「鶴見上町」が徒歩1分(18系統)、市営バス/臨港バス「鶴見神社前」が徒歩3分(市営:13、29、155系統、臨港:鶴11系統)の位置にある。

横浜市金沢図書館

横浜市金沢図書館(よこはましかなざわとしょかん)は神奈川県横浜市金沢区泥亀2-14-5にある公立図書館である。

市民による図書館建設運動の結果、1980年5月に市内で6番目の図書館として開館した。2010年、開館30周年を記念して名前を公募し、マスコット「りーどくん」(コアラ)を制定した。

2009年から2012年まで、京浜急行の協力で金沢文庫駅に図書返却ポストを設置していたが、現在は終了している。

金沢区には横浜市立大学関東学院大学のキャンパスがあり、大学との連携に力を入れている。また、横浜市立大学の図書館は一般県民に開放されている(要申請)

交通アクセス

京浜急行/シーサイドライン 金沢八景駅から徒歩7分の場所に位置する。また、京急バス停「洲崎」下車から徒歩6分(4、文15、八21系統)である。

横浜市港北図書館

横浜市港北図書館(よこはましこうほくとしょかん)は神奈川県横浜市港北区菊名6-18-10にある公立図書館である。

市民による図書館建設運動の結果、1980年8月に市内で7番目の図書館として開館した。旧港北区役所の建物を活用している。市民団体「港北図書館友の会」がある。

2010年の開館30周年を記念して、マスコットキャラクターの、としょんぼ(とんぼ)、てんてん(てんとうむし)、カブック(かぶとむし)を制定した。

交通アクセス

JR/東急東横線 菊名駅から徒歩7分の場所に位置する。周辺には市営バス停「菊名地区センター前」から徒歩1分(41、59系統)の位置にある。

横浜市保土ヶ谷図書館

横浜市保土ヶ谷図書館
保土ヶ谷図書館(左側)および公会堂(右側)
施設情報
延床面積 2,477.02 m2
開館 1982年(昭和57年)5月
所在地 240-0006
神奈川県横浜市保土ケ谷区星川1-2-1
統計情報
蔵書数 189,454冊・点(2012年時点)
貸出数 472,068冊・点(2012年)
来館者数 378,155人(2012年)
公式サイト http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/chiiki/hodogaya/
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横浜市保土ヶ谷図書館(よこはましほどがやとしょかん)は神奈川県横浜市保土ケ谷区星川 1-2-1にある公立図書館である。

施設概要

公会堂が併設されている。

旭、泉、瀬谷、保土ヶ谷の4図書館はいずれも相鉄線沿線にあり、西部ブロックとして合同でイベントを行うことが多い。

無線LAN「フレッツ・スポット」(NTT東日本)が利用できる(要登録)。

歴史

1982年5月に市内で8番目の図書館として開館した。

交通アクセス

相模鉄道 星川駅から徒歩3分の場所に位置する。

また、バス停「星川駅前」が徒歩3分(市営:22、25系統)(相鉄:浜16系統)、相鉄バス停「星川駅」が徒歩3分(旭4系統)、バス停「峯小学校前」が徒歩4分(市営62、92、101、202系統ほか)の位置にある。

横浜市瀬谷図書館

横浜市瀬谷図書館(よこはましせやとしょかん)は神奈川県横浜市瀬谷区本郷 3-22-1にある公立図書館である。

1985年1月に市内で9番目の図書館として開館した。

旭、泉、瀬谷、保土ヶ谷の4図書館はいずれも相鉄線沿線にあり、西部ブロックとして合同でイベントを行うことが多い。

交通アクセス

相模鉄道瀬谷駅北口から徒歩8分の場所に位置する。

周辺には神奈中バス停「本郷」が徒歩2分(間14、15、瀬01、03系統)の位置にある。

横浜市旭図書館

横浜市旭図書館
施設情報
延床面積 1,507.8 m2
開館 1986年(昭和61年)5月
所在地 241-0005
神奈川県横浜市旭区白根4-6-2
統計情報
蔵書数 125,709冊・点(2012年時点)
貸出数 431,710冊・点(2012年)
来館者数 278,792人(2012年)
公式サイト http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/chiiki/asahi/
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横浜市旭図書館(よこはましあさひとしょかん)は、旭区白根4-6-2にある公立図書館である。

施設概要

鉄筋コンクリート造の2階建てで、主に1階に児童図書、2階は一般図書が配架されている。1階には児童図書室や一般文庫、ティーンズコーナーのほか、カウンターや会議室などがある。2階には一般図書室があり、新聞・雑誌などのコーナー、一般用閲覧席などがある。

相模鉄道本線二俣川駅にある行政サービスコーナーでは、図書の貸出・返却取次サービスが行われており、利用者登録の更新などもできる。

旭、泉、瀬谷、保土ヶ谷の4図書館はいずれも相鉄線沿線にあり、西部ブロックとして合同でイベントを行うことが多い。

歴史

1986年(昭和61年)5月に市内で10番目の図書館として開館した。

2011年(平成23年)の開館25周年を機に「環境にやさしい図書館づくり」を目指して図書館の屋上を緑化し、「あさひくんの庭」として植物を花壇などで定植している。

交通アクセス

相模鉄道鶴ヶ峰駅北口から徒歩13分の場所に位置する。

周辺には相鉄バス停「代官前」が徒歩2分(旭10「よこはまどうぶつ園」、旭11、旭12系統)の位置にある。

横浜市港南図書館

横浜市港南図書館(よこはましこうなんとしょかん)は神奈川県横浜市港南区野庭町125にある公立図書館である。

1987年1月に市内で11番目の図書館として開館した。年間入館者数は横浜市立図書館の中で最も少ないが、貸出冊数は多い。

交通アクセス

市営地下鉄線上永谷駅出口3から徒歩4分、市営バス停「永野新橋」下車後徒歩3分(45、112、130系統)の場所に位置する。

横浜市神奈川図書館

神奈川図書館 外観

横浜市神奈川図書館(よこはましかながわとしょかん)は神奈川県横浜市神奈川区立町20-1にある公立図書館である。

1987年10月に市内で12番目の図書館として開館した。キャッチフレーズは「図書館はあなたの知恵袋」。

交通アクセス

JR東神奈川駅西口から徒歩9分、京浜急行仲木戸駅2階改札口から徒歩10分、東急東横線東白楽駅から徒歩12分の場所に位置する。

周辺には市営バス停「立町」が徒歩3分(7、29、59系統)の位置にある。

横浜市泉図書館

横浜市泉図書館(よこはましいずみとしょかん)は神奈川県横浜市泉区和泉町 6207-5にある公立図書館である。

1989年2月に市内で13番目の図書館として開館した。

マスコットキャラクターは、アライグマのアラちゃん。設立20周年を前に2008年に名前を公募して決定した。2009年、開館20周年を記念して行われた「泉図書館まつり」では、アラちゃん缶バッジが配られた。

施設概要

2012年から「予約の多い本常置コーナー」を試験的に設け、予約数が多いために本棚に並ぶことのない本の一部を館外貸出禁止にして、館内閲覧用に提供している。なお、このコーナーは図書館の資料費で揃えた本ではなく、市民からの寄贈本だけで構成している。

旭、泉、瀬谷、保土ヶ谷の4図書館はいずれも相鉄線沿線にあり、西部ブロックとして合同でイベントを行うことが多い。

交通アクセス

相模鉄道いずみ野駅北口から徒歩2分、神奈中バス停「いずみ野駅」から徒歩2分(い04、06-08、10-12、20、立01系統)の場所に位置する。

横浜市栄図書館

横浜市栄図書館(よこはましさかえとしょかん)は神奈川県横浜市栄区公田町634-9にある公立図書館である。

1989年3月に市内で14番目の図書館として開館した。

交通アクセス

JR本郷台駅から徒歩13分の場所に位置する。

周辺には江ノ電バス/神奈中バス停「栄警察署前」が徒歩2分(江ノ電:鎌倉駅行き、大船駅行き、上大岡駅行き、横浜駅行き)(神奈中:船05、07-09、11、15-17、19、20、本21系統)の位置にある。

横浜市中図書館

横浜市中図書館(よこはましなかとしょかん)は神奈川県横浜市中区本牧原16-1にある公立図書館である。

1989年5月に市内で15番目の図書館として開館した。場所は、同年にオープンしたマイカル本牧の隣地で、いずれ鉄道の駅がすぐそばにできることが期待されていたが、バブル景気の崩壊などもあり実現しなかった。

駅から徒歩で歩くには遠すぎるなど不便な場所にあるためか、年間入館者数も貸出冊数も相対的に少ない(貸出冊数は横浜市立図書館の中で最少である)。

マスコットキャラクターは本を読む馬のモック。設立20周年の2009年に名前を公募して、2010年に決定した。

交通アクセス

市営バス停「本牧原」下車徒歩2分、JR石川町駅そばの市営バス停「元町」からバス10分(99、101、105、106系統)、JR根岸駅から市営バス10分(58、99、101系統)、みなとみらい線 元町・中華街駅4番出口から市営バス15分(8、58、148系統)の場所に位置する。

横浜市南図書館

横浜市南図書館
施設情報
延床面積 1,790.34 m2
開館 1992年(平成4年)12月
所在地 232-0067
神奈川県横浜市南区弘明寺町265-1
統計情報
蔵書数 118,754冊・点(2012年時点)
貸出数 383,201冊・点(2012年)
来館者数 343,292人(2012年)
公式サイト http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/chiiki/minami/
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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横浜市南図書館(よこはましみなみとしょかん)は、南区弘明寺町265-1にある公立図書館である。

施設概要

京急弘明寺駅に隣接した弘明寺公園内にあり、山の斜面を利用した鉄筋コンクリート造4階建てとなっている。建物の1階は主に駅利用者のための自転車駐輪場で、4階と屋上は弘明寺公園プール(夏季のみオープン)に利用されているため、2・3階部分のみが図書館となっている。

図書館の1階には主に児童図書、2階には一般図書が配架されている。そのほか、1階には「児童書研究コーナー」、「初めて出会う絵本コーナー」、「外国語の本コーナー」などがあり、2階には「おしごと応援コーナー」、「ティーンズコーナー」、「郷土資料コーナー」などがある。

南区には横浜国際高等学校があり、外国人居住比率も中華街のある中区に次いで高いため、しばしば外国の本や文化や風土を紹介するイベントを行っている。

歴史

1992年(平成4年)12月に市内で16番目の図書館として開館した。青葉区と都筑区が分区前なので、この時点で1区1館構想は一応実現したことになる。逆に言えば、最後まで後回しにされた図書館である。

2012年12月、南図書館創立20周年を記念して、利用者の投票によって南図書館のマスコットキャラクター「ぐみょじい&ぐみょにゃん」が制定された。キャラクターは横浜国際高等学校エンターテイメント部の生徒がデザインした。

2013年現在、磯子図書館・金沢図書館・港南図書館と共同でホームページ『横濱南部歴史写真帖』を作成途中である。

交通アクセス

横浜市では駅から最も近い図書館で、京浜急行弘明寺駅から徒歩1分の場所に位置する。

他に市営地下鉄線弘明寺駅が徒歩8分、神奈中バス停「弘明寺口」が徒歩5分(戸01、03、東01、06、横43、44、井10-井12、14系統)の位置にある。

横浜市都筑図書館

横浜市都筑図書館
施設情報
延床面積 2,396.42 m2
開館 1995年(平成7年)4月
所在地 224-0032
神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央32-1
統計情報
蔵書数 155,833冊・点(2012年時点)
貸出数 1,117,613冊・点(2012年)
来館者数 843,385人(2012年)
公式サイト http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/library/chiiki/tsuzuki/
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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横浜市都筑図書館(よこはましつづきとしょかん)は神奈川県横浜市都筑区茅ケ崎中央32-1にある公立図書館である。

施設概要

鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建ての都筑区総合庁舎の1階が、都筑図書館である。

10倍以上の蔵書数がある中央図書館よりも年間の貸出冊数が多く、市民によく利用されている図書館の一つである(年間入館者数は中央図書館についで2位)。

民間の指定管理者制度を採用した山内図書館ほどではないが、図書館ホームページも横浜市立図書館のテンプレートに独自の改良を加えるなど、職員の熱心な活動で知られている。

無線LAN「フレッツ・スポット」(NTT東日本)が利用できる(要登録)。

歴史

1995年4月に市内で17番目の図書館として開館した。これは1994年11月の都筑区の誕生を受けて、都筑区総合庁舎の完成とともに1階フロアに開館したものである。区役所と同じ建物にあるため、中央図書館、磯子図書館と並び、駐車場が充実している(ただし有料)。

2000年3月の開館5周年記念シンポジウム「地域図書館の新たな役割を考える」のために公募した市民サポーターから地域サークル「つづき図書館ファン倶楽部」が生まれる。このサークルは、年4回ファン倶楽部通信を発行して無料配布するなど、利用者の増大に貢献している。図書館職員や市長とのミーティングもたびたび行っている[7]

2010年、15周年を記念してマスコットキャラクターの「みゃーご(ブックトラックねこ)」と「ちゅーず(司書ねずみ)」が制定された。

2012年、港北図書館、緑図書館と共同で、横浜市北部地域写真アーカイブ『丘のヨコハマ写真館』[8]を作成した。

交通アクセス

市営地下鉄線センター南駅出口1から徒歩6分の場所に位置する。

周辺には市営バス「都筑区総合庁舎」が徒歩2分、「センター南駅」が徒歩5分(73、80、124、302、304、306、308、310系統)の位置にある。

横浜市緑図書館

横浜市緑図書館(よこはましみどりとしょかん)は神奈川県横浜市緑区十日市場町825-1にある公立図書館である。

1995年5月に市内で18番目の図書館として開館した。1994年11月に、緑区から青葉区が分区したことに伴い、緑区の図書館であった山内図書館が青葉区の図書館となり、緑区に新たな図書館が作られた。

2007年から2010年まで、長津田駅に図書返却ポストを設置していたが、現在は終了している。

交通アクセス

JR十日市場駅南口から徒歩4分、市営/東急/神奈中バス停「十日市場駅前」から徒歩4分(市営:23、55、65系統)(東急:青23系統)(神奈中:23、町70、峰02、境21系統)、市営バス停「十日市場市営住宅入口」から徒歩3分(23系統)の場所に位置する。

移動図書館「はまかぜ号」

移動図書館「はまかぜ号」は、図書館から遠い地域を巡回して、個人貸出を行うバスである。移動図書館に供される本は中央図書館の蔵書である。

図書館カードは横浜市立図書館と共通で、図書館カードの発行も行っている。

移動図書館の本の貸出・返却以外に、予約した本の受け取り、他の横浜市立図書館で借りた本の返却もできる。

巡回するステーションは以下の21か所で、月に2~3回訪問している。

名称 場所 住所
青葉台ステーション 青葉台公園(きのこ公園) 青葉区青葉台一丁目12-1
阿久和ステーション 三ツ境大原第二公園 瀬谷区三ツ境89-14
片倉ステーション 神大寺中央公園 神奈川区神大寺三丁目25
希望が丘ステーション 中希望が丘第五公園 旭区中希望が丘202-18
港南台ステーション 港南台中央公園 港南区港南台三丁目5
左近山ステーション 左近山団地1街区プレイグラウンド(中央診療所前) 旭区左近山16
品濃ステーション 品濃中央公園 戸塚区品野町552
杉田大谷ステーション 杉田大谷第一公園 磯子区杉田七丁目14
竹山ステーション 竹山中公園 緑区竹山三丁目1-1
綱島東ステーション 綱島東三丁目公園 港北区綱島東三丁目9-31
中沢ステーション 中沢町公園(きのこ公園) 旭区中沢三丁目37
名瀬ステーション 名瀬下第三公園 戸塚区名瀬町762
並木ステーション 並木三丁目イド藻公園 金沢区並木三丁目3
奈良北ステーション 奈良町第三公園 青葉区奈良町2964-10
八景西ステーション 八景西公園 金沢区大川7
東山田ステーション 東山田地域ケアプラザ 都筑区東山田町270
俣野ステーション ドリームハイツ第一公園 戸塚区俣野町1403-64
みなとみらいステーション グランモール公園 美術の広場 西区みなとみらい三丁目
南日吉ステーション 南日吉団地管理事務所前 港北区日吉本町四丁目
宮向ステーション 宮向団地管理事務所周辺(5-4号棟そば) 神奈川区羽沢町947
緑園ステーション 緑園東公園 泉区緑園五丁目1

図書の寄贈について

横浜市立図書館では、市民に以下の資料の寄贈をお願いしている。

  • 出版から5年以内の新しい図書(予約の多い本)
  • 児童書(子どもたちに人気がある定番本)
  • 郷土資料(市立図書館に所蔵のないもの)
  • 絶版等で入手できない資料

脚注

  1. ^ 『日本の図書館 統計と名簿2012』(社団法人日本図書館協会)に基づく。
  2. ^ 横浜市立図書館の蔵書が年間で2万冊近く不明になっているというけど、対策などはしているの?|はまれぽ”. 2015年2月5日閲覧。
  3. ^ 横浜市立図書館 みなさまの声”. 2013年8月4日閲覧。
  4. ^ 横浜市民の図書館づくり運動”. 2013年8月4日閲覧。
  5. ^ 図書館一覧(2013年)
  6. ^ 『日本の図書館 統計と名簿2012』(社団法人日本図書館協会)に基づく。
  7. ^ つづき図書館ファン倶楽部”. 2013年8月4日閲覧。
  8. ^ 横浜市立図書館 丘のヨコハマ写真館”. 2013年8月4日閲覧。

関連項目

外部リンク