松山市駅
松山市駅 | |
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松山市駅 | |
まつやまし Matsuyamashi | |
所在地 | 愛媛県松山市湊町5丁目 |
所属事業者 | 伊予鉄道 |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 鉄道3面3線/軌道2面2線 |
開業年月日 | 1888年(明治21年)10月28日(松山駅として) |
乗入路線 4 路線 | |
所属路線 | 高浜線 |
◄大手町 (0.9km) | |
所属路線 | 横河原線 |
(0.8km) 石手川公園► | |
所属路線 | 郡中線 |
(0.7km) 土橋► | |
所属路線 | 花園線(松山市駅前駅) |
(0.4km) 南堀端► |
松山市駅(まつやましえき)は、愛媛県松山市湊町5丁目にある伊予鉄道の駅。
なお、当項目では、隣接する伊予鉄道松山市内線の松山市駅前駅(まつやましえきまええき)についても述べる。
地元ではJR四国の松山駅と区別するため市駅(しえき)と略して呼ばれ、道路標識にもその表記がみられるなど、広く通用している。駅前広場には、道後温泉方面へ向かう同社の松山市内線(軌道)の松山市駅前電停、バスターミナル、タクシープールなどがある。
松山市の実質的な中心駅であり、当駅の駅ビルに入居している四国最大の百貨店・いよてつ髙島屋を始めとして、周辺には繁華街・オフィス街が広がる。
松山市駅前電停では、「坊っちゃん列車」を牽引する蒸気機関車を模したディーゼル機関車が渡り線上で方向転換する作業の様子が見られる。 駅前のバスターミナルは、東京・京阪神からの高速バスなども発着する(JR松山駅前にも立ち寄る便が多い)。
四国初の自動改札機設置駅でもある。なおIC式乗車カードであるICい〜カードが導入された後も、自動改札機にICカード対応機器は設置しておらず、自動改札機を一部撤去して、ICカード専用の簡易改札機を設置することで対処している。従って、当駅の改札口には磁気券専用の自動改札機とICカード専用の簡易改札機が混在するという、極めて珍しい構造となっている。
利用可能な鉄道路線
駅構造
各路線の線路は東西に延びており、駅舎の南北に出入り口を設け、それぞれ北口、南口と称している。花園線のホームは北口前のロータリー内にあり、松山市駅前駅や松山市駅前停留場と呼ばれることもある。また北口改札内には自動体外式除細動器が設置されている。
郊外電車のりば
← 高浜方面 郡中港方面 |
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→ 横河原方面 |
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凡例 出典:川島令三、2007、『全国鉄道事情大研究 四国編』、草思社 備考 |
1 | ■横河原線 | 横河原方面 |
2 | ■高浜線 | 高浜方面 |
3 | ■郡中線 | 郡中方面 |
- 引込み線の位置の都合で2番線から発車する横河原行きの列車が平日朝の1本存在する。
- 配線構造により、郡中方面行きは3番線以外からの発着が不可能となっている。郡中線で使用される電車は朝、古町からの回送扱いで2番線に入線し、その後留置線経由で3番線へと入線する。
- 2番ホームと3番ホームの間には、かつて使用されていた切り欠き状のホームの跡がある。
- 1番・2番線が18メートル級4両編成対応、3番線が18メートル級車両3両編成対応。
この駅ではオリジナルの電車発車メロディが流れる。かつてはそれぞれの番線で別のメロディが鳴っており、 特に2番線と3番線は同時発車するために同時にメロディが鳴っても違和感が無いように工夫されたメロディが用意されていた。 のちに全てのホームが1番線のものに共通化され、2011年6月の終わり頃には「この街で」に変更された。 これは松山市とのパートナーシップ協定の一環で、この曲が松山市の「ことばのちから」イベントで生まれた歌であることが起因する。 なおこのメロディはJRの松山駅でも採用され、かつ同一のものを採用しているが、JRのものがフルコーラスなのに対して若干短く切られている。
異電圧直直セクション
- 高浜線は直流600V、郡中線と横河原線は直流750Vと電圧が異なるので、当駅の高浜方に3カ所の直直セクションがある。このセクションは、交直接続のデッドセクションとは異なり、無電区間は存在しない(伊予鉄道 松山市駅構内の異電圧直直セクション)。
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東(高島屋)入口
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北口
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南口
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中央改札口
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地下改札口
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1番のりば
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2番のりば
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3番のりば
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発車を待つ横河原線電車
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ホーム内エレベーター
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バリアフリー対応トイレ
市内電車のりば
乗車は南側のホームで行われる。1系統 環状線JR松山駅回り、2系統 環状線大街道回り、3系統 道後温泉行きの3系統が発着する。なお、「坊っちゃん列車」の乗車は同ホームの東端にて行われる。
降車は、全系統とも、北側のホームで行われる。 乗客の降車後、車両の向きと線を変えて、乗車側ホーム・線へと向かう。
北側 | (降車専用) | |
南側 | ■1号線 ■2号線 ■3号線 |
JR松山駅前・古町方面 大街道・上一万方面 道後温泉方面 |
バスのりば
駅前ロータリーにはバスのりばが設置されている。乗車8バース、降車3バース、合計11バース。なお、以前は現在髙島屋本館の東半分(再開発での増床分)が位置している場所にバスターミナルが設置されていた。
のりば | 路線名・行先 | 備考 | 運行事業者 |
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1番 | 北伊予線 北伊予駅行き | 30分間隔運行 | 伊予鉄道 |
松山中央公園線 坊っちゃんスタジアム行き | 60分間隔運行 | ||
市坪はなみずき線(市坪まわり) | 40分間隔運行 | ||
2番 | オレンジライナーえひめ号 新宿行き | 伊予鉄道・西東京バス | |
オレンジライナーえひめ号 名古屋行き | 伊予鉄道・名鉄バス | ||
京都エクスプレス 京都行き | 伊予鉄道・京阪バス | ||
オレンジライナーえひめ号 大阪行き | 伊予鉄道・阪急バス | ||
ハーバーライナー 神戸行き | 伊予鉄道・神姫バス | ||
吉野川エクスプレス 徳島行き | 伊予鉄道・JR四国バス・徳島バス | ||
坊っちゃんエクスプレス 高松行き | 伊予鉄道・JR四国バス・四国高速バス | ||
マドンナエクスプレス 岡山行き | 伊予鉄道・JR四国バス・下津井電鉄・両備バス | ||
なんごくエクスプレス 高知行き | JR四国バス | ||
ホエールエクスプレス 高知行き | 伊予鉄道・土佐電気鉄道・高知県交通 | ||
キララエクスプレス 新尾道・福山行き | 伊予鉄道・本四バス開発・瀬戸内しまなみリーディング・中国バス | ||
道後エクスプレスふくおか 北九州・福岡行き | 伊予鉄道・伊予鉄南予バス | ||
3番 | 森松・砥部線 森松・とべ動物園・えひめこどもの城・丹波・上林皿ヶ嶺登山口行き | 15分間隔運行(市役所前からJR四国バスが平行路線を運行) | 伊予鉄道 |
4番 | 松山空港リムジン 新空港通り経由松山空港行き | 30分間隔運行 | 伊予鉄道 |
松山空港・湯の山ニュータウン線(普通便) 旧空港通り経由松山空港行き | 15分間隔運行 | ||
三津・吉田線 三津港・金比羅前行き | 30分間隔運行 | ||
今出線 今出港行き | 朝夕1日2本のみ運行(日中は余戸駅発着に集約し、余戸駅前より今出までは30分間隔運行) | ||
八幡浜・三崎特急線 三崎行き | 1日3本運行 | ||
松山特急線 宇和島・城辺行き | 高速道路経由 30 - 60分間隔運行 | 宇和島自動車 | |
5番 | 北条線 堀江・北条・難波口・風和里行き | 15分間隔運行 風和里行きは土休日のみ運行 | 伊予鉄道 |
勝岡線 勝岡東・運転免許センター行き | 30分間隔運行 | ||
大三島特急線 今治桟橋・宮浦港行き | 60 - 90分間隔運行 | 瀬戸内運輸 | |
6番 | 10番線 JR松山駅前・津田団地前行き | 15分間隔運行 | 伊予鉄道 |
7番 | 都心循環東南線 小坂方面行き(循環) | 40分間隔運行 | 伊予鉄道 |
8番線 東野経由道後温泉駅前行き | 20分間隔運行 | ||
松山観光港リムジン 大街道経由道後温泉駅前行き | 60分間隔運行 | ||
松山空港リムジン 大街道経由道後温泉駅前行き | 30分間隔運行 | ||
松山空港・湯の山ニュータウン線(普通便) 一番町経由道後温泉駅前・湯の山ニュータウン・湧ヶ淵行き | 30分間隔運行 | ||
五明線 道後平ニュータウン経由向陽第一公園前・野外活動センター前・城山行き | 60分間隔運行 | ||
河中線 米野々行き | 1日1本運行(瀬戸内運輸の大三島特急線が一部区間を除いて併走) | ||
市坪はなみずき線(はなみずきまわり) | 40分間隔運行 | ||
8番 | 10番線 久米駅前行き | 15分間隔運行 | 伊予鉄道 |
川内線 清水橋・川内・さくらの湯行き | 30分間隔運行 | ||
新居浜特急線 新居浜駅前行き | 60分間隔運行 | 伊予鉄道・瀬戸内運輸 | |
降車 | 降車用 |
駅周辺
北口
- いよてつ髙島屋本館:四国最大の百貨店
- 大観覧車くるりん
- ローズホール(多目的ホール)
- まつやまマドンナ郵便局
- 松山市駅前地下街:四国唯一の地下街
- 松山銀天街
- 伊予鉄道本社
- 伊予鉄ターミナルビル地下駐輪場
- 松山湊町郵便局
- 伊予銀行湊町支店
南口
- いよてつ高島屋南館
- 伊予鉄ターミナルビル南駐輪場
- 松山東警察署市駅前交番
- 愛媛県立松山南高等学校
- 愛媛県立松山工業高等学校
- 聖カタリナ女子高等学校
- 愛媛県立中央病院
- 子規堂
- 富士教材:老舗模型教材店
- ファミリーマート松山市駅前店
歴史
松山市に国鉄松山駅が開通する前からほぼ現在の場所にあり、開業当時は“松山駅”という駅名であったが、1927年に国鉄松山駅が開業することになった際に国鉄線の駅名を松山にするために、松山駅改称運動を起こされた。伊予鉄側は国鉄の駅名を「伊予松山駅」とすればよいと強く反発したが、伊予鉄の運輸課長が東京の本省に呼び出されて圧力を掛けられ、国のすることには勝てないと松山駅を国鉄に譲って松山市駅に改称することになった[1]。
- 1888年(明治21年)10月28日 - 松山駅として開業。
- 1889年(明治22年)7月20日 - 外側駅に改称。
- 1900年(明治33年)5月1日 - 伊予鉄道が道後鉄道・南予鉄道を合併。南予鉄道(現在の郡中線)の藤原駅を統合。
- 1902年(明治35年)6月1日 - 松山駅に再改称。
- 1927年(昭和2年)3月1日 - 松山市駅に改称。同年4月の国鉄讃予線(現在の予讃線)の松山駅開業による措置。
- 1947年(昭和22年)3月25日 - 松山市内線花園線の松山市駅前駅が開業。