岡山理科大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Bird song (会話 | 投稿記録) による 2016年4月3日 (日) 08:47個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (スタブの追加)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

岡山理科大学
岡山理科大学正門
大学設置/創立 1964年
学校種別 私立
設置者 学校法人加計学園
本部所在地 岡山県岡山市北区理大町1番1号
北緯34度41分46秒 東経133度55分37秒 / 北緯34.69611度 東経133.92694度 / 34.69611; 133.92694座標: 北緯34度41分46秒 東経133度55分37秒 / 北緯34.69611度 東経133.92694度 / 34.69611; 133.92694
キャンパス 理大町(本部)キャンパス
笹ヶ瀬キャンパス
学部 理学部
工学部
総合情報学部
生物地球学部
研究科 理学研究科
工学研究科
総合情報研究科
ウェブサイト http://www.ous.ac.jp/
テンプレートを表示

岡山理科大学(おかやまりかだいがく、英語: Okayama University of Science)は、岡山県岡山市北区理大町1番1号に本部を置く日本私立大学1964年創立、1964年大学設置。大学の略称理大、岡山理大、岡理、岡理大。

概要

理工系の大学であり、4学部18学科1コースと3つの研究科を有し、約5千人の学生が学ぶ。 「理大(りだい)」という略称を用いているが、全く無関係である東京理科大学(通称・理科大)との誤用や混同を避けるため、あえて「岡山理大(おかやまりだい)」もしくは「岡理(おかり)」「岡理大(こうりだい・おかりだい)」など土地の名を加えた略称を使用する場合もある。学歌では、略称として「岡山理大」が使われている。

基礎データ

半田山中腹に並ぶ校舎群

所在地

  • 岡山県岡山市北区理大町1番1号(理大町キャンパス)
  • 岡山県岡山市北区横井上大谷921-16(笹ヶ瀬キャンパス・加計記念体育館)

建学の理念

技術者及び社会人として貢献できる若者の育成[1]

象徴

  • 香山リカ2001年頃 - 2008年
    • タカラ(現タカラトミー)と契約を交わし、同社製の着せ替え人形玩具「リカちゃん」をイメージキャラクターとして使用した。校名をぎなた読みすると「かやまりか だいがく」となる。岡山駅新幹線ホームにはキャッチフレーズと共にリカちゃんの広告看板が掲げられた。広告キャッチフレーズは「リカの大学だと思ってました」、「リカ、大学に行きます」、「リカが選んだ大学です」。
  • たんQ(2009年 - )
    • 2009年より独自のシンボルキャラクター「たんQ」が作成され、岡山駅の自動改札機や市内を走る路線バスに広告を打つ。 名称は公募で決められた。
  • 西洋風の正門(2009年 - )
    • ロータリー横の大学に続く入り口に、西洋風の門が建築された。

沿革

岡山理科大学は1964年昭和39年)に理学部の設置をもって設立された。1986年(昭和61年)に工学部を、1997年平成9年)に総合情報学部を、2012年(平成24年)に生物地球学部を設置し、現在に至る。

年表

昭和

  • 1961年昭和36年) - 学校法人加計学園、設置認可。岡山電機工業高等学校設立。
  • 1964年(昭和39年) - 岡山理科大学開学理学部を設置(応用数学科・化学科)。岡山電機工業高等学校を岡山理科大学附属高等学校と名称変更。
  • 1966年(昭和41年) - 理学部に応用化学科、応用物理学科を増設。
  • 1969年(昭和44年) - 理学部に機械理学科、電子理学科を増設。
  • 1971年(昭和46年) - 理学専攻科を設置(応用数学専攻、化学専攻、応用化学専攻、応用物理学専攻)。
  • 1973年(昭和48年) - 理学専攻科に機械理学専攻、電子理学専攻を増設。
  • 1974年(昭和49年) - 大学院理学研究科を設置(化学専攻修士課程、応用物理学専攻修士課程)。
  • 1975年(昭和50年) - 理学部に基礎理学科を増設。
  • 1976年(昭和51年) - 理学部の応用数学科に数学専攻と情報専攻を設置。
  • 1978年(昭和53年) - 大学院理学研究科に材質理学専攻博士後期課程を設置。
  • 1979年(昭和54年) - 大学院理学研究科に機械理学専攻修士課程、電子理学専攻修士課程を増設。
  • 1980年(昭和55年)
    • 大学院理学研究科に応用数学専攻修士課程を増設。
    • 理学部の応用化学科に応用化学専攻と環境化学専攻を設置。
  • 1982年(昭和57年) - 理学部の電子理学科に電子物性専攻、情報・システム専攻を設置。
  • 1983年(昭和58年) - 大学院理学研究科にシステム科学専攻博士後期課程を増設。
  • 1986年(昭和61年) - 工学部を設置(応用化学科応用化学専攻・開発化学専攻、機械工学科機械基礎工学専攻・産業機械工学専攻、電子工学科電子工学専攻・情報・システム専攻)。
  • 1987年(昭和62年) - 大学院理学研究科に応用数学専攻博士後期課程を増設。
  • 1988年(昭和63年)
    • 理学部に生物化学科を増設。
    • 大学院の理学研究科に総合理学専攻修士課程を増設。

平成

  • 1990年平成2年) - 大学院工学研究科を設置(応用化学専攻修士課程、機械工学専攻修士課程、電子工学専攻修士課程、システム科学専攻博士後期課程)。
    • 教職特別課程を設置。
  • 1992年(平成4年)
    • 工学部に情報工学科を増設。
    • 大学院理学研究科に生物化学専攻修士課程を増設。
    • 理学部の応用化学科、機械理学科、電子理学科を廃止。
    • 大学院理学研究科の機械理学専攻修士課程、電子理学専攻修士課程、システム科学専攻博士後期課程を廃止。
  • 1993年(平成5年) - 工学部応用化学科の開発化学専攻を精密化学専攻に、機械工学科の産業機械工学専攻を機械システム工学専攻に名称変更。
  • 1996年(平成8年) - 大学院工学研究科に情報工学専攻修士課程を増設。
  • 1997年(平成9年) - 総合情報学部を設置(数理情報学科、シミュレーション物理学科、生物地球システム学科、社会情報学科)。
  • 1999年(平成11年) - 理学部生物化学科に生物化学専攻、臨床生物化学専攻を設置。
  • 2001年(平成13年)
    • 工学部に福祉システム工学科を増設。
    • 大学院総合情報研究科を設置(情報科学専攻修士課程、シミュレーション物理専攻修士課程、生物地球システム専攻修士課程、社会情報専攻修士課程)。
    • 工学部応用化学科の精密化学専攻を生物・環境化学専攻に、機械工学科を機械システム工学科に名称変更。
    • 総合情報学部の数理情報学科を情報科学科に名称変更。
  • 2002年(平成14年)
    • 理学部の応用物理学科に物理科学専攻、医用科学専攻を設置。
    • 総合情報学部のシミュレーション物理学科をコンピュータシミュレーション学科に名称変更。
  • 2003年(平成15年)
    • 総合情報学部の社会情報学科に地域人間情報専攻、情報社会システム専攻を設置。
    • 大学院総合情報研究科に数理・環境システム専攻博士後期課程を設置。
  • 2004年(平成16年) - 理学部に臨床生命科学科を増設。
  • 2005年(平成17年)
    • 工学部に知能機械工学科を増設。
    • 大学院工学研究科に福祉システム工学専攻修士課程を増設。
    • 大学院工学研究科の機械工学専攻修士課程を機械システム工学専攻修士課程に名称変更。
    • 大学院総合情報研究科シミュレーション物理専攻修士課程をシミュレーション科学専攻修士課程に名称変更。
  • 2006年(平成18年) - 工学部の応用化学科をバイオ・応用化学科に名称変更。
  • 2007年(平成19年)
    • 工学部に生体医工学科を増設。
    • 工学部の電子工学科を電気電子システム工学科に名称変更。
    • 総合情報学部に建築学科を増設。
  • 2008年(平成20年)
    • 理学部に動物学科を設置。
    • 大学院理学研究科に臨床生命科学科修士課程を増設。
  • 2009年(平成21年)
    • 工学部に工学プロジェクトコースを設置。
    • 大学院工学研究科に知能機械工学専攻修士課程を増設。
  • 2010年(平成22年) - 留学生別科を設置。
  • 2011年(平成23年)
    • 総合情報学部建築学科の学生募集を停止。
    • 工学部に建築学科を増設。
    • 大学院工学研究科に生体医工学専攻修士課程、建築学専攻修士課程を増設。
  • 2012年(平成24年)
    • 総合情報学部生物地球システム学科の学生募集を停止。
    • 生物地球学部を設置(生物地球学科)。
    • 大学院理学研究科に動物学専攻修士課程を増設。
  • 2016年(平成28年)
    • 教育学部(初等教育学科、中等教育学科)設置予定。
    • 理学部応用物理学科の医用科学専攻を臨床工学専攻へ名称変更予定。

教育および研究

組織

学部

  • 理学部
    • 応用数学科
    • 化学科
    • 応用物理学科
      • 医用科学専攻(2016年4月より臨床工学専攻へ名称変更)
      • 物理科学専攻
    • 基礎理学科
    • 生物化学科
    • 臨床生命科学科
      • 臨床科学コース
      • 食科学コース
    • 動物学科
  • 工学部
    • バイオ・応用化学科
      • 応用化学コース
      • バイオテクノロジーコース
      • アクアバイオコース
      • コスメティックサイエンスコース
    • 機械システム工学科
      • 機械工学コース
      • 高等機械システム工学コース(JABEE認定)
    • 電気電子システム工学科
    • 情報工学科
      • 情報技術コース
      • コンピュータエンジニアリングコース(JABEE認定申請予定)
    • 知能機械工学科
    • 生体医工学科
      • 臨床工学コース
      • 生体工学コース
    • 建築学科
    • 工学プロジェクトコース
  • 総合情報学部
    • 情報科学科
    • 社会情報学科
  • 生物地球学部
    • 生物地球学科

大学院

  • 理学研究科
    • 応用数学専攻(修士課程)
    • 化学専攻(修士課程)
    • 応用物理学専攻(修士課程)
    • 総合理学専攻(修士課程)
    • 生物化学専攻(修士課程)
    • 臨床生命科学専攻(修士課程)
    • 応用数学専攻(博士後期課程)
    • 材質理学専攻(博士後期課程)
  • 工学研究科
    • 応用化学専攻(修士課程)
    • 機械システム工学専攻(修士課程)
    • 電子工学専攻(修士課程)
    • 情報工学専攻(修士課程)
    • 知能機械工学専攻(修士課程)
    • 生体医工学専攻(修士課程)
    • 建築学専攻(修士課程)
    • システム科学専攻(博士後期課程)
  • 総合情報研究科
    • 情報科学専攻(修士課程)
    • シミュレーション科学専攻(修士課程)
    • 生物地球システム専攻(修士課程)
    • 社会情報専攻(修士課程)
    • 数理・環境システム専攻(博士後期課程)

付属施設

大学関係者と組織

大学関係者一覧

対外関係

地方自治体との協定

他大学との協定

国内大学

附属学校

系列校

交通アクセス

  • 西日本旅客鉄道(JR西日本)津山線法界院駅(岡山駅より3分・140円)より徒歩25分。
  • JR岡山駅西口より岡電バス岡山理科大学行き(循環)で20分(200円)。
  • JR岡山駅東口より岡電バス理大東門行きで30分(200円)。
  • JR岡山駅東口より岡電バス三野行き、もしくは宇野バス美作線「植物園口」バス停(どちらも150円)より徒歩20分。

脚注

出典

公式サイト