山井和則
衆議院議員 山井 和則 | |
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生年月日 | 1962年1月6日(62歳) |
出身地 | 京都府京都市 |
出身校 |
京都大学工学部工業化学科 京都大学大学院工学研究科修士課程 |
学位・資格 | 工学修士 |
前職 |
立命館大学講師 奈良女子大学専任講師 やまのい高齢社会研究所長 |
所属委員会 |
厚生労働委員会(理事) 予算委員会 |
世襲 | 無 |
選出選挙区 |
(比例近畿ブロック→) 京都6区 |
当選回数 | 6回 |
所属党派 |
(民主党→) 民進党(前原グループ・菅グループ) |
会館部屋番号 | 衆議院第1議員会館805号室 |
ウェブサイト | 民主党 山井和則 衆議院議員 |
山井 和則(やまのい かずのり、1962年1月6日 - )は、日本の政治家。民進党所属の衆議院議員(6期)。国会対策委員長代理。
民主党国会対策委員長(第18代)、厚生労働大臣政務官(鳩山由紀夫内閣・菅内閣)を務めた。
来歴
京都府京都市生まれ。洛南高等学校、京都大学工学部工業化学科卒業。1986年、京都大学大学院工学研究科修士課程を修了し、工学修士号を取得した。その後、松下政経塾に入塾(第7期生)。松下政経塾卒塾後は、京都ボランティア協会に勤務する。スウェーデンのルンド大学福祉学部研究科への留学を経て、1994年から立命館大学政策科学部で講師を務めた。1995年より奈良女子大学生活環境学部専任講師。
1996年、第41回衆議院議員総選挙に旧民主党公認で京都6区から出馬したが、新進党公認の玉置一弥に敗れ、次点で落選した。2000年の第42回衆議院議員総選挙では、比例近畿ブロック単独で民主党から出馬し、初当選。2003年の第43回衆議院議員総選挙では再度、京都6区から民主党公認で出馬し、自由民主党の菱田嘉明を破り再選。2005年の第44回衆議院議員総選挙では民主党に逆風が吹く中、京都6区で自民党新人の井沢京子を退けて3選したが、井沢に比例復活を許した。2008年、民主党京都府連代表に就任。
2009年9月、鳩山由紀夫内閣で厚生労働大臣政務官に任命され、菅内閣まで務める。2012年9月には、城島光力民主党国会対策委員長の財務大臣就任に伴い、後任の民主党国会対策委員長に起用される。同年12月の第46回衆議院議員総選挙では、民主党に2005年以上の猛烈な逆風が吹き荒れる中で、京都6区で自民党新人の安藤裕を下し、5選。総選挙大敗による野田執行部の総退陣に伴い、民主党国対委員長を離任。選挙後、民主党代表・海江田万里の下に設置された「次の内閣」において、ネクスト厚生労働大臣に起用され、また衆議院厚生労働委員会の筆頭理事に就任した。
2014年12月の第47回衆議院議員総選挙では、京都6区で6選。2015年の民主党代表選挙では長妻昭の推薦人に名を連ねる[1]が、長妻は1回目の投票で最下位に終わった(当選者は岡田克也)[2]。
政策・主張
- 自身の政策目標として「人に優しい政治」を挙げ、重点とする政策として以下を挙げている[3]。
- 医療・年金の安心
- 介護・障害者福祉の安心
- 雇用・景気回復の安心
- 子ども・教育・未来の安心
- 京都南部の安心
- 選択的夫婦別姓制度導入に賛成[4]。
- 永住外国人への地方選挙権付与に賛成[5]。
- 2003年、静岡空港建設反対の国会議員署名活動で署名者に加わっている[6]。
- 自民党が推進していたメディア芸術の国際的な拠点整備を「アニメの殿堂」と批判し、2009年に廃止された生活保護の母子加算の復活を推進した[7]。
- 恩給法について、「同じ戦争を戦った在日韓国人などが国籍の違いによって恩給を受けられないのはおかしい」と衆議院本会議における代表質問で主張した[8]。
- 「在日韓国人の高齢者への介護サービスの充実(在日韓国人の高齢者向けのグループホームや、韓国語が話せるホームヘルパー)の必要性を総務委員会で主張している[9]。
- 障害者自立支援法については、障害者の支援費制度の廃止、障害者向けサービスを利用する際の1割の費用負担の導入を厳しく非難している[10]。
- 日本の非核三原則の堅持を主張しており、2006年に外務大臣(当時)の麻生太郎が北朝鮮によるミサイル発射実験を受けて、「国民の間で核保有の議論が出るのことを政府が封殺するべきではない」と発言したことに対し、衆議院外務委員会において批判した[11]。また2006年10月17日、自由民主党政務調査会長(当時)の中川昭一が「核保有の議論はあっていい」と発言したことについて、19日の衆議院海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会において「核保有についての議論」の是非について質問した[12]。
- 経済に詳しく、株価の運用損について衆議院予算委員会で厳しく追及したり、ギリシアの国債を日本政府が所有することを指摘し、国民への裏切りであると厳しく批判した。
人物
- 趣味は「卓球、猫の世話、写真撮影、喫茶」[13]。
- スウェーデン語を少し話すことができる[13]。
- 大学院の修士論文のテーマは酵母菌だった。[14]
- 消えた年金問題の追及で知己を得た長妻昭は、自身の著書で山井を「一生の友」と称している[15]。また長妻同様、質問主意書を多数提出する傾向にある。3期目(2005年9月から2009年7月まで)では厚生労働省に対する内容を中心に347回提出されている。2009年3月2日には、内閣総理大臣に対する質問主意書において、参議院議員が内閣総理大臣に就任できるのか質問した[16]。
- 厚生労働大臣政務官在職時には、自身のメールマガジンに「長妻大臣も私も厚生労働省の代表ではなく、国民の代表だ」と記述し、自らが国民の代表であることを強調した[17]。
- 2009年の第45回衆議院議員総選挙において、NTT労働組合アピール21の準組織内候補者に選ばれている[18]。山井以外に選ばれたのは小宮山洋子(東京6区)、横路孝弘(北海道1区)。
著書
- 『図解 介護保険のすべて〈第3版〉』 山井和則・上田理人著 東洋経済新報社 2009年8月 ISBN 4492092803
- 『改訂新版 グループホームの基礎知識』 上田 理人・山井和則著 リヨン社 2008年3月 ISBN 4576072226
- 『図解 介護保険のすべて〈第2版〉』 山井和則・斉藤弥生著 東洋経済新報社 2005年3月 ISBN 4492092420
- 『なぜ国会は福祉を後回しにするのか?』 山井和則著 オークラ出版 2004年8月 ISBN 4775503987
- 『グループホームの基礎知識 改訂新版』 山井和則著 リヨン社 2003年4月 ISBN 4576030884
- 『こんな介護施設を選びなさい』 山井和則著 青春出版社 2002年12月 ISBN 4413018664
- 『福祉現場vs.国会』 山井和則著 講談社 2001年3月 ISBN 4062106124
- 『介護サービスの革命 グループホーム入門』 山井和則・鳩山邦夫著 リヨン社 1999年9月
- 『転ばぬ先の介護ハンドブック』 山井和則・斉藤弥生著 講談社 1999年8月 ISBN 4062641100
- 『家族を幸せにする老い方』 山井和則著 講談社 1995年7月 ISBN 4062077191
- 『体験ルポ日本の高齢者福祉』 山井和則・斉藤弥生著 岩波書店 1994年9月 ISBN 4004303516
- 『スウェーデン発高齢社会と地方分権』 山井和則・斉藤弥生著 ミネルヴァ書房 1994年8月 ISBN 4623024415
- 『スウェーデン発住んでみた高齢社会』 山井和則著 ミネルヴァ書房 1993年6月 ISBN 4623023141
- 『スウェーデンのグループホーム物語』 バルブロー・ベック・フリス著 山井和則訳 近澤貴徳訳 京都21プロジェクト 1993年3月 ISBN 4893201492
- 『体験ルポ世界の高齢者福祉』 山井和則著 岩波書店 1991年9月 ISBN 4004301866
脚注
- ^ “民主代表選候補の推薦人名簿”. 時事ドットコム (時事通信社). (2015年1月7日) 2015年1月18日閲覧。
- ^ “<民主代表選>新代表に岡田氏 挙党態勢を重視”. 毎日新聞. (2015年1月18日) 2015年1月18日閲覧。
- ^ 公式ページ:政策
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答
- ^ 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会(2009年3月7日時点のアーカイブ)
- ^ アニメの殿堂より、母子加算復活を!(山井和則メールマガジン1265号)
- ^ 山井和則メールマガジン第113号(2001/03/21)
- ^ 山井和則メールマガジン第113号(2001/03/21))[1]
- ^ 162-衆-厚生労働委員会-31号 平成17年07月01日 [2]
- ^ 外務委員会議事録[3]
- ^ 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会議事録(テロ特措法期限延長)
- ^ a b プロフィール|民主党 山井和則 衆議院議員(京都6区5期)
- ^ やまのい政治メールマガジン第1859号 2015年10月9日 まぐまぐ! 2015年10月21日閲覧
- ^ 長妻昭『「消えた年金」を追って―欠陥国家、その実態を暴く』(2007年、リヨン社)ISBN 978-4576071282
- ^ 平成二十一年三月二日提出 質問第一七八号
- ^ [4]
- ^ アピール21規約(2009年10月29日時点のアーカイブ)
外部リンク
- 衆議院議員やまのい和則 公式ホームページ
- 山井和則 - 民主党
- 山井和則 - 松下政経塾
- 民主党京都府総支部連合会ホームページ
- 山井和則 (yamanoikazunori) - Facebook
- 山井和則 (@yamanoikazunori) - X(旧Twitter)
- 山井和則 - YouTubeチャンネル
公職 | ||
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先代 金子善次郎 |
厚生労働大臣政務官 足立信也と共同 2008年 - 2009年 |
次代 小林正夫・岡本充功 |
党職 | ||
先代 城島光力 |
民主党国会対策委員長 第18代:2012年 |
次代 高木義明 |