別府競輪場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。プラネットスカイ (会話 | 投稿記録) による 2022年10月11日 (火) 06:21個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

別府競輪場
地図
基本情報
所在地 大分県別府市亀川東町1-36
座標 北緯33度19分20.4秒 東経131度29分52秒 / 北緯33.322333度 東経131.49778度 / 33.322333; 131.49778座標: 北緯33度19分20.4秒 東経131度29分52秒 / 北緯33.322333度 東経131.49778度 / 33.322333; 131.49778
電話投票 86#
開設 1950年(昭和25年)5月16日
施行者 別府市
走路 400m
重勝式投票 チャリロト(グループG)
公式サイト 別府競輪場
実況
担当 國武賢治他
ナイター競走
愛称 べっぷ湧くわくナイトレース
ミッドナイト競輪
開催期間 2018年1月23日〜(ナイター)
同年2月13日〜(ミッドナイト)
記念競輪
名称 オランダ王国友好杯
開催月 11月(次回は2023年12月)
テンプレートを表示

別府競輪場(べっぷけいりんじょう)は大分県別府市にある競輪場。施設所有および主催は別府市。競技実施はJKA西日本地区本部九州支部。電話投票における競輪場コードは86#。

概要

別府競輪場は1950年に開設された。記念競輪(GIII)として「オランダ王国友好杯」が毎年11月(2021年は時期移動で6月に開催された)に行われている[1]

特別競輪については、GIIは幾つか開催実績があり、1991年1992年にはふるさとダービーが、2008年には東西王座戦が、2019年にはサマーナイトフェスティバルが、それぞれ開催された。GIは2019年の読売新聞社杯全日本選抜競輪で初めて開催された(2018年度扱い)。今後は、2023年3月18日〜21日に当場では初開催になるGIIであるウィナーズカップの開催が決まっている。

インターネットによるレースのライブ中継の歴史は古く、1997年5月の記念競輪で試験導入した[2]

2005年10月より、バンクおよびメインスタンドの改修工事を行い、翌2006年11月に完成した。

2012年11月3日から5日までの開催では『9時からだョ!全員集合!』として午前9時00分に第1R発走とするモーニングレースを実施している。

2016年12月から選手宿舎および管理関係施設の改築により2017年9月まで本場開催を休催していた。その間にバンクの再改修工事とミッドナイト競輪の開催も視野に入れたナイター競輪の設備を設置し[3]2018年1月23日からの開催よりナイター競輪(全国17場目[4])の「べっぷ湧くわくナイトレース」[5][6]、同年2月13日からの開催よりミッドナイト競輪(全国12場目)が開始された[7][6]

2018年には翌年の全日本選抜競輪開催に合わせ、元柔道家でタレントの篠原信一を、別府競輪誘客プロモーションキャラクターに起用していた[8]

マスコットキャラクターは「ゆ〜坊」と「マー君」。

トータリゼータシステム2015年11月20日より日本トーターを採用している。以前は富士通フロンテックを採用していた。

チャリロト

2011年10月10日の開催から重勝式投票にあたるチャリロトを発売しているが、2012年11月開催からグループ開催方式による発売へ移行するため、現行のキャリーオーバーによる発売は同年11月5日を最終日として一旦終了することになり、最終日は特例として各賭式でキャリーオーバーがあった場合は一つ外した目でも的中の扱いとしていたが、的中者のいなかったチャリロトの475万6050円、チャリロトセレクトの3700円は、別府市の収入となった。

11月12日の開催よりキャリーオーバーを共有する『グループG』としての発売となり、豊橋競輪場熊本競輪場小倉競輪場松阪競輪場と共有している。なおキャリーオーバーの対象外であるチャリロト3は別府単独で発売される。

バンク

1周400mのバンク。コーナーの曲線(緩和曲線)はレムニスケートを採用しているが[9]、改修工事によって直線が若干短くなったため、全体的なクセは少ないといえる。

3コーナー側はバックストレッチの裏を通る道路(国道10号)を挟んで海が面しているため、風の影響に注意が必要。なお大画面映像装置はバックストレッチの3コーナー寄りに設置されている。

アクセス

場外車券売場

  • サテライト宇佐 - 大分県宇佐市大字山下1456-4

競輪温泉

別府温泉のお膝元であることから、場内敷地にも温泉施設があることで有名。別府八湯温泉道参加施設である。スタンプは、競輪温泉の番台人が不在の時は、別府競輪場の入場門案内所にてスタンプを押すことが出来る。

温泉について
  • 温泉は競輪場内ではなく、正面入口向かいの競輪場敷地内にある。
  • 中は男女とも同時に10人程度しか入れない規模で、建物自体は大きくない。
  • カランにシャワーがついていないので注意(蛇口は水のみ)。石鹸やシャンプー、ドライヤー等の備品はなし。
  • 脱衣場には衣類を入れる籠とそれを置く棚がある。コイン返却式ロッカーもあるが、貴重品は持ち込まないほうが無難。競輪開催日は場内の手荷物預かりを利用したほうがよい。
営業時間
  • 7:00 - 22:00(毎年元日と翌2日は休業、その他定期的に休業あり)
入浴料金
  • 1回110円(2019年10月1日以降。かつては競輪開催日は無料であったが、現在は有料)
    • 未就学児と、身体障害者手帳など障がいに関する手帳を保有する者が手帳を提示した場合は、無料。
    • 年初の開催期間中は、特別に入浴料無料となる[10]
  • 1月(ひとつき)入浴券1540円
    • 一か月間有効の定期入浴券。購入時に身分証明書の提示が必要。別府市外の在住でも購入は可能。
泉質

コマーシャル

  • 別府けいりんの選手が通う架空の学園が舞台の2022年度のCM「オトナのトキメキ ラブ♡リン」を公開している。「青春も競輪もドキドキがとまらない」のコミュニケーションワードのもと、プロモーションYouTubeサイトで視聴できる。
  • コミカルなTVCM『別府競輪の男達』シリーズが、2008年第48回ACCCMフェスティバルで入賞を果たした。2011年には『第2章』、2014年には『最終章』と計3シリーズ製作されており、公式サイトで全編視聴可能となっている。2017年には10月の開催再開に先駆け、『新・別府競輪の男達』シリーズが開始された。こちらも公式サイトで全編視聴可能となっている。

歴代記念競輪優勝者

優勝者 登録地
2002年 荒井崇博 佐賀
2003年 小川圭二 徳島
2004年 荒井崇博 佐賀
2005年 海老根恵太 千葉
2006年 平原康多 埼玉
2007年 井上昌己 長崎
2008年
2009年 市田佳寿浩 福井
2010年 鈴木謙太郎 福島
2011年 松坂洋平 神奈川
2012年 岡田征陽 東京
2013年 新田祐大 福島
2014年 後閑信一 東京
2015年 金子貴志 愛知
2016年 岡村潤 静岡
2017年 田中晴基 千葉
2019年 松井宏佑 神奈川
2020年 浅井康太 三重
2021年 守澤太志 秋田
2023年
※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。

脚注

  1. ^ 2018年までは「別府八湯ゆけむりカップ」として毎年5月(2011年は時期移動で5月2016年とは6月、2017年2023年は12月)に開催され、それにちなんで開催2日目のシード優秀競走には「いで湯賞」の名称が付けられていたが、2019年からはオランダ王国友好杯と入れ替わる形でFⅠシリーズに降格となった。
  2. ^ 別府競輪、インターネットライブ中継スタート - KEIRIN NEWS、配信 7月11日
  3. ^ 別府競輪、夜間開催へ 市、ファン開拓目指す - 大分合同新聞・2016年12月9日
  4. ^ 来年1月から別府競輪でナイター、ミッドを開催 - 西日本スポーツ、2017年10月24日
  5. ^ 別府競輪ナイター名称決定! - 別府けいりん・2017年9月27日
  6. ^ a b 平成29年度別府けいりん後期開催日程表 (PDF)
  7. ^ 新設・別府ミッドナイト競輪2月13日スタート! - 日刊スポーツ、2018年2月2日
  8. ^ 鬼アツ❗️ 篠原信一オフィシャルブログ「夢言実行」2018年8月1日
  9. ^ 別府競輪場コース情報 オッズパーク競輪
  10. ^ 岐阜競輪出走表 (PDF) - 別府競輪場、2019年1月1日

外部リンク