ニール・ウォーカー (野球)

ニール・ウォーカー
*Neil Walker*
ニューヨーク・メッツ
	パイレーツ時代
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ペンシルベニア州ピッツバーグ
生年月日	1985年9月10日（38歳）
身長; 体重	6' 3" ＝約190.5 cm; 210 lb ＝約95.3 kg
選手情報
投球・打席	右投両打
ポジション	二塁手
プロ入り	2004年ドラフト1巡目(全体11位)でピッツバーグ・パイレーツから指名
初出場	2009年9月1日
年俸	$8,000,000（2015年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	パイン・リッチランド高等学校; ピッツバーグ・パイレーツ (2009 - 2015);
	この表について

ニール・マーティン・ウォーカー（Neil martin Walker, 1985年 9月10日 - ）は、ペンシルベニア州ピッツバーグ出身のプロ野球選手（二塁手）。右投両打。現在は、MLBのニューヨーク・メッツに所属している。

父のトムは1972年から1977年までメジャーリーグでプレーした投手であり、マイアミ・マーリンズの内野手であるドン・ケリーとは義理の兄弟の関係である^[2]。

経歴

パイン・リッチランド高校（英語版）を経て、2004年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから1巡目（全体11位）指名され、195万ドルの契約金でプロ入り。当時のポジションは捕手だった^[3]。

2009年、AAA級インディアナポリス・インディアンズで95試合に出場し、打率.264、14本塁打、69打点、OPS.741などの成績を残し、9月1日にメジャーに昇格した。同日のシンシナティ・レッズ戦で、代打でメジャーデビュー。この年は17試合に出場。二塁手にはデルウィン・ヤング（英語版）とルイス・クルーズがいたため、出場機会は三塁手または代打としてのみであった。

2010年、AAA級インディアナポリスで43試合に出場し、打率.321、6本塁打、26打点、OPS.951などの成績を残し、5月25日に昇格した。はじめのうちは二塁手に岩村明憲が起用されていたが、岩村の不振で出場機会が減ってからはウォーカーが二塁手のレギュラーとして固定された。110試合の出場で打率.296・12本塁打・66打点、OPS.811を記録。攻守において新人としては堂々の成績を残したが、この年のナショナル・リーグの新人はレベルが高かったため、新人王投票では5位タイに終わった。

2011年 5月20日のデトロイト・タイガース戦でPNCパークにて自己最高の一試合5打点を記録した。最終的にこの年は自己最多の159試合に出場した。打率.273・12本塁打・83打点を記録した。二塁手としての守備では、守備試合数（159）、刺殺数（333）、併殺打参加（108）の全てでリーグ1位であった。

2014年 1月17日にパイレーツと575万ドルの1年契約に合意した^[4]^[5]。9月14日、シカゴ・カブス戦の4回表、マット・シーザーの三塁ゴロの際に二塁手として三重殺に参加した。この年は、自身初の20本塁打以上を記録（1958年のビル・マゼロスキーを抜き、二塁手としての球団記録）し、初めてシルバースラッガー賞を受賞した。

2015年5月9日、セントルイス・カージナルス戦の2回表、ヤディアー・モリーナの二塁ライナーの際に自身2度目の三重殺に参加した。なお、二塁手→三塁手→二塁手と渡った三重殺としては史上初の出来事であった^[6]。

メッツ時代

2015年12月9日、ジョン・ニースとの交換トレードでニューヨーク・メッツに移籍した^[7]。

プレースタイル・人物

打撃はパワーこそあまり無いもののミートは上手く、守備も堅実である。本職は二塁手だが、三塁手としてのプレー経験もある。ピッツバーグ・パイレーツの地元、ピッツバーグ出身ということもあって、ファンからの人気は高い^[8]。

生まれ故郷の球団に所属する選手が少ないこともあり、2010年の時点で、ウォーカーはシーズン中に実家で親と同居しているたった2人のメジャーリーガーのうちの1人であった（もう1人はオークランド・アスレチックスのタイソン・ロス）^[9]。しかし、2011年に母親の強い要望を受けて、遂に一人暮らしを始めた^[8]。

詳細情報

年度別打撃成績 (MLB)

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2009	PIT	17	40	36	5	7	1	0	0	8	0	1	0	0	0	4	0	0	11	1	.194	.275	.222	.497
2010		110	469	426	57	126	29	3	12	197	66	2	3	2	4	34	1	3	83	4	.296	.349	.462	.811
2011		159	662	596	76	163	36	4	12	243	83	9	6	0	8	54	5	4	112	15	.273	.334	.408	.742
2012		129	530	472	62	132	27	0	14	201	69	7	5	1	8	47	1	2	104	11	.280	.342	.426	.768
2013		133	551	478	62	120	24	4	16	200	53	1	2	5	3	50	4	15	85	14	.251	.339	.418	.757
2014		137	571	512	74	139	25	3	23	239	76	2	2	1	2	45	2	11	88	12	.271	.342	.467	.809
2015		151	603	543	69	146	32	3	16	232	71	4	1	0	8	44	5	8	110	9	.269	.328	.427	.756
MLB：7年		836	3426	3063	405	833	174	17	93	1320	418	26	19	9	33	278	18	43	593	66	.272	.338	.431	.769

2015年度シーズン終了時。

背番号

19 (2009年)
18 (2010年 - 2015年)

脚注

^ “Neil Walker Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac. 2013年11月2日閲覧。
^ 「マイアミ・マーリンズ」『2015MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社 75頁
^ 2004 Draft Results - Round #1. The Baseball Cube(英語). 2011年11月21日閲覧
^ "Pirates agree to terms with all six arbitration eligible players" (Press release). MLB.com (Pittsburgh Pirates). 17 January 2014. 2015年12月10日閲覧。
^ Tom Singer (2014年1月17日). “Cases closed: Bucs finalize all arbitration-eligible deals”. MLB.com. 2015年12月10日閲覧。
^ Tom Singer (2015年5月9日). “Bucs stun Cards with first 4-5-4 triple play”. MLB.com. 2015年12月10日閲覧。
^ Anthony DiComo (2015年12月9日). “Mets acquire 2B Walker from Bucs” (英語). MLB.com. 2015年12月10日閲覧。
^ ^a ^b Tim Povtak (2011年2月16日). “Pirates' Walker making himself right at home” (英語). Pittsburgh Post-Gazette. PG Publishing Co., Inc.. 2015年12月10日閲覧。
^ Stu Woo (2010年7月6日). “Home Games: Big League Players Who Still Live With Mother” (英語). Wall Street Journal. 2015年12月10日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Neil Walker (@NeilWalker18) - X（旧Twitter）

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[1] “Neil Walker Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac. 2013年11月2日閲覧。

[2] 「マイアミ・マーリンズ」『2015MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社 75頁

[3] 2004 Draft Results - Round #1. The Baseball Cube(英語). 2011年11月21日閲覧

[4] "Pirates agree to terms with all six arbitration eligible players" (Press release). MLB.com (Pittsburgh Pirates). 17 January 2014. 2015年12月10日閲覧。

[5] Tom Singer (2014年1月17日). “Cases closed: Bucs finalize all arbitration-eligible deals”. MLB.com. 2015年12月10日閲覧。

[6] Tom Singer (2015年5月9日). “Bucs stun Cards with first 4-5-4 triple play”. MLB.com. 2015年12月10日閲覧。

[7] Anthony DiComo (2015年12月9日). “Mets acquire 2B Walker from Bucs” (英語). MLB.com. 2015年12月10日閲覧。

[a-8] Tim Povtak (2011年2月16日). “Pirates' Walker making himself right at home” (英語). Pittsburgh Post-Gazette. PG Publishing Co., Inc.. 2015年12月10日閲覧。

[9] Stu Woo (2010年7月6日). “Home Games: Big League Players Who Still Live With Mother” (英語). Wall Street Journal. 2015年12月10日閲覧。

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表話編歴ニューヨーク・メッツロースター
投手	70 ホセ・ブット 30 ジェイク・ディークマン 39 エドウィン・ディアス 19 藤浪晋太郎 75 リード・ギャレット 56 グラント・ハートウィグ 35 エイドリアン・ハウザー 47 ジョーイ・ルケーシー 52 ホルヘ・ロペス 59 ショーン・マネイア 38 タイラー・メギル（故障者リスト） 72 デドニエル・ヌニェス（英語版） 0 アダム・オッタビーノ 23 デビッド・ピーターソン（故障者リスト） 62 ホセ・キンタナ 25 ブルックス・ラリー（故障者リスト） 46 ヨハン・ラミレス 71 ショーン・リード＝フォーリー 45 クリスチャン・スコット（英語版） 34 千賀滉大（故障者リスト） 40 ルイス・セベリーノ 33 ドリュー・スミス（故障者リスト） 54 コール・サルサー 91 ジョシュ・ウォーカー（英語版） 81 ダニー・ヤング
捕手	4 フランシスコ・アルバレス（故障者リスト） 2 オマー・ナルバエス 3 トマス・ニド
内野手	73 ルイスアンヘル・アクーニャ 20 ピート・アロンソ 22 ブレット・ベイティ 12 フランシスコ・リンドーア 10 ロニー・マウリシオ（故障者リスト） 1 ジェフ・マクニール 27 マーク・ビエントス 13 ジョーイ・ウェンドル
外野手	44 ハリソン・ベイダー 6 スターリング・マルテ 9 ブランドン・ニモ -- アレックス・ラミレス 29 DJ・スチュワート 15 タイロン・テイラー
指名打者	28 J.D.マルティネス
監督・コーチ	64 カルロス・メンドーサ（監督） 68 ジョン・ギボンズ（ベンチコーチ） 49 ジェレミー・バーンズ（英語版）（打撃コーチ） 51 エリック・チャベス（打撃コーチ） 55 ジェレミー・ヘフナー（英語版）（投手コーチ） 66 アントアン・リチャードソン（一塁コーチ） 64 マイク・サーボー（英語版）（三塁コーチ） 67 ホセ・ロサド（英語版）（ブルペンコーチ） 53 グレン・シャーロック（英語版）（捕手兼分析コーチ） 79 ダニー・バーンズ（情報コーチ） 77 デーブ・ラカニエロ（英語版）（ブルペン捕手） 78 エリック・ランギル（英語版）（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年5月8日更新

表話編歴ナショナルリーグシルバースラッガー賞（二塁手）
1980年代	80 マニー・トリーヨ 81 マニー・トリーヨ 82 ジョー・モーガン 83 ジョニー・レイ 84 ライン・サンドバーグ 85 ライン・サンドバーグ 86 スティーブ・サックス 87 フアン・サミュエル 88 ライン・サンドバーグ 89 ライン・サンドバーグ
1990年代	90 ライン・サンドバーグ 91 ライン・サンドバーグ 92 ライン・サンドバーグ 93 ロビー・トンプソン 94 クレイグ・ビジオ 95 クレイグ・ビジオ 96 エリック・ヤング 97 クレイグ・ビジオ 98 クレイグ・ビジオ 99 エドガルド・アルフォンゾ
2000年代	00 ジェフ・ケント 01 ジェフ・ケント 02 ジェフ・ケント 03 ホセ・ビドロ 04 マーク・ロレッタ 05 ジェフ・ケント 06 チェイス・アトリー 07 チェイス・アトリー 08 チェイス・アトリー 09 チェイス・アトリー
2010年代	10 ダン・アグラ 11 ブランドン・フィリップス 12 アーロン・ヒル 13 マット・カーペンター 14 ニール・ウォーカー 15 ディー・ゴードン 16 ダニエル・マーフィー 17 ダニエル・マーフィー 18 ハビアー・バエズ 19 オジー・アルビーズ
2020年代	20 ドノバン・ソラーノ 21 オジー・アルビーズ 22 ジェフ・マクニール 23 ルイス・アラエス
投手捕手一塁手三塁手遊撃手外野手

経歴

メッツ時代

プレースタイル・人物

詳細情報

年度別打撃成績 (MLB)

背番号

脚注

関連項目

外部リンク