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ジョージア・ドーム

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ジョージア・ドーム
Georgia Dome
ジョージア・ドーム
施設情報
所在地 One Georgia Dome Drive, N.W.
Atlanta, Georgia 30313
開場 1992年
所有者 Georgia World Congress
Center Authority
グラウンド 人工芝(FieldTurf)
建設費 2億1400万ドル
設計者 Thompson, Ventulett,
Stainback & Associates (TVS)
使用チーム、大会
アトランタ・ファルコンズ(1992年 - 現在)
アトランタ・ホークス(1997年 - 1999年)
チック=フィル=Aボウル(1992年 - 現在)
SECチャンピオンシップ・ゲーム(1994年 - 現在)
収容人員
26,000人(バスケットボール)
65,658人(コンサート)
71,228人(アメフト)
71,617人(レッスルマニアXXVII)
75,892人(2008 SEC Championship Game)

ジョージア・ドームGeorgia Dome)は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタにあるドーム型スタジアム。現在はNFLアトランタ・ファルコンズの本拠地である。

開催イベント

アトランタ・ファルコンズの本拠地として利用される他、カレッジフットボールでもサウスイースタン・カンファレンスのチャンピオンシップゲームやチック・フィラ・ボウル(Chick-fil-A Bowl、旧名ピーチボウル)でも利用される。またフィリップス・アリーナが完成するまでの間、1997年から1999年までの2シーズン、NBAアトランタ・ホークスの本拠地でもあった。1996年のアトランタオリンピックではバスケットボールハンドボール体操競技が行なわれた。スーパーボウルは1994年の第28回と2000年の第34回の2回開催されており、NCAAトーナメントの準決勝、決勝は2002年、2007年にここで行なわれた[1]。また2003年にはNCAA女子バスケットボールトーナメントの準決勝、決勝が開催されている。カレッジバスケットボールサウスイースタン・カンファレンスアトランティック・コースト・カンファレンスのチャンピオンシップゲームも何回か行なわれている。

2008年3月14日にアトランタ市を襲った竜巻によって、屋根が損傷し二ヶ所に穴が開いた。当時、ドーム内ではサウスイースタン・カンファレンス男子バスケットボール選手権大会が行なわれていた。アラバマ大学ミシシッピ州立大学の試合は64分間中断し、その後に予定されていた試合は翌日に延期され、会場もジョージア工科大学のアレクサンダー・メモリアルコロシアムに変更された。

プロレスの興行にも度々利用されており、アトランタを地元としていたWCWは1997年~1999年までの間に何度も興行を行い、中でも1998年にはWCWの絶頂期を象徴するといわれるビル・ゴールドバーグハルク・ホーガンの試合が行なわれた大会はWCW史上最高となる41,412人を記録している。 また、WWERAW is War等で何度も興行を行っており、2011年には年会最大の大会であるレッスルマニアXXVIIが開催され、同会場のエンタメーテインメントイベントにおける最多動員を記録した[2]


2006年1月2日には、ハリケーン・カトリーナの被害を受けて使用できなくなっていたルイジアナ州ニューオーリンズにあるルイジアナ・スーパードームの代替会場としてシュガーボウルも行なわれた。この時は4日間のうちに2つのボウルゲーム、ファルコンズの試合が開催された効果もあり、期間中に行なわれたホークスの試合では62,046人が詰め掛けNBAの1試合あたり入場者数記録となっている。バックストリート・ボーイズイン・シンクのコンサートが行なわれたこともある。

2010年11月11日、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルはアトランタがスーパーボウルを招致するには新スタジアム建設が不可欠と見解を示している[3]

ドームで開催されたアメリカンフットボールのキックオフ

建設

建設費2億1400万ドルをかけて1992年に完成した。キャパシティはアメリカンフットボールの場合、71,228人、コンサートでは75,000人、バスケットボールでは最大53,000人(通常は40,000人)、体操競技では40,000人を収容可能となっている。ドームの面積は 37,200 m² 高さは 82.5メートル、長さは 227メートル、幅は 185メートル、ドーム内床面積は 9,490 m²となっている。開場当時は世界最大のドーム構造を持つ建築物だった。1999年12月31日にイギリスロンドンミレニアム・ドームが開場したことであらゆるドームの中での世界最大ではなくなったが、「ケーブルで屋根を支える構造のドーム」に限れば今なお世界最大である。屋根には軽量で耐久性に優れたテフロン加工のガラス繊維膜を使用している。

脚注

  1. ^ それぞれ2001年、2006年から開催されたトーナメント
  2. ^ Atlanta to host WrestleMania XXVII”. WWE (2010年2月1日). 2010年2月1日閲覧。
  3. ^ 「スーパーボウル招致には新スタジアム不可欠」とコミッショナー”. NFL JAPAN (2010年11月12日). 2010年11月20日閲覧。

外部リンク

開催イベントとテナント
前本拠地:
フルトン・カウンティ・スタジアム
1966 - 1991
アトランタ・ファルコンズの本拠地
1992 - 現在
次本拠地:
n/a
-
前本拠地:
オムニ・コロシアム
1972-73 - 1996-97
アトランタ・ホークスの本拠地
1997-98 - 1998-99
次本拠地:
フィリップス・アリーナ
1999-2000 - 現在
先代
バルセロナオリンピックアリーナ
バルセロナ
オリンピックバスケットボール競技
決勝戦会場

1996
次代
シドニー・スーパードーム
シドニー
先代
ローズボウル
ドルフィン・スタジアム
スーパーボウル会場
XXVIII 1994年
XXXIV 2000年
次代
ドルフィン・スタジアム
レイモンド・ジェームス・スタジアム
先代

H.H.H.メトロドーム
RCAドーム
ルイジアナ・スーパードーム
ファイナルフォー会場
2002年
2007年
2013年
次代

ルイジアナ・スーパードーム
アラモドーム
カウボーイズ・スタジアム
先代
ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム
XXVI
レッスルマニア会場
XXVII
次代
サンライフ・スタジアム
XXVIII