JET CD

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JET CD
PUFFYスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル Epic Records
プロデュース 奥田民生
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • ミリオン(日本レコード協会
  • PUFFY アルバム 年表
    solosolo
    (1997年)
    JET CD
    (1998年)
    FEVER*FEVER
    (1999年)
    『JET CD』収録のシングル
    1. これが私の生きる道
      リリース: 1996年10月7日
    2. サーキットの娘
      リリース: 1997年3月12日
    3. 渚にまつわるエトセトラ
      リリース: 1997年4月16日
    4. MOTHER/ネホリーナハホリーナ
      リリース: 1997年12月12日
    5. 愛のしるし
      リリース: 1998年3月14日
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    JET CD』(ジェット・シーディー)は、PUFFYの2枚目のスタジオ・アルバム。累計売上は153万枚[1]。日本以外のアジア圏でも20万枚を超える大ヒットになった[2]日本香港台湾同時発売[3]。同週火曜日発売のglobeの『Love again』に阻まれてオリコン週間チャート初登場首位は逃したが、2週目に首位を獲得、アルバムではPUFFY初のミリオンセラーになった。タイアップが数多くつき、13曲中10曲が使用された。

    概要

    • プロデューサーの奥田民生が、手持ちの楽曲では足りなくなったために自身の人脈を活用し、他のアーティストに提供を依頼した。『月刊カドカワ』にて、桜井和寿草野マサムネトータス松本に対して楽曲依頼を行った(草野、トータスが承諾)。
    • それぞれのソロ曲は、焼肉屋で奥田と打ち合わせを行い、亜美は「ズージャ(ジャズ)で」由美は「野ばら(『FAILBOX』収録)で」とリクエストした[4]
    • 再生専用MD盤も同時に発売され、こちらは『JET MD』という違う盤名が付けられている。オリコンチャートなどではこれらは合算されているため、『JET CD (MD)』という表記が見られる(アジア圏ではコンパクトカセット版も発売され、そちらは『JET CASSETTE』とされた。後にビデオクリップ集『JET VIDEO』、『JET DVD』も発売された)。2022年にはアルバムが『JET LP』としてアナログ化された。

    収録曲

    1. ジェット警察
      作詞・作曲:奥田民生ヤマハ発動機「Vino」CMソング
    2. これが私の生きる道
      作詞・作曲:奥田民生-資生堂「ティセラ JUICY2」CMソング
    3. CAKE IS LOVE
      作詞・作曲:井上陽水
      アジアの純真」および「渚にまつわるエトセトラ」は作詞のみであり、曲詞の提供は初めてである。
    4. 愛のしるし
      作詞・作曲:草野正宗-資生堂「TISS」CMソング。
    5. 春の朝
      作詞・作曲:奥居香ツーカーホン関西CMソング
      奥居が曲のみを持って打ち合わせに行ったところ、奥田に「曲だけではスキーウェアの上着しか買えないよ、ズボンも欲しかろうに」と言われ、当時スキーにハマっていた奥居はなんとか作詞も行った[5]
    6. レモンキッド
      作詞:大貫亜美  作曲:奥田民生
    7. 小美人
      作詞:奥田民生 作曲:Dr.StrangeLove
      映画「モスラ」に登場する小美人をモチーフにしたインスト風の楽曲で、歌詞は掲載されていない。
    8. ネホリーナハホリーナ
      作詞・作曲:トータス松本テレビ朝日系「パパパパパフィー」テーマソング
    9. 哲学
      作詞:吉村由美 作曲:奥田民生
    10. DE RIO
      作詞:井波正人・本谷勝正 作曲:井波正人・稲垣晴年・本谷勝正-ピザハット(クリスピーエッジ)CMソング
      札幌のバンド、TENSIONのメンバーによる提供曲。次作『FEVER*FEVER』の「Stray Cats Fever」「なんなりとなるでしょう」も提供している。奥田がTENSIONのアルバムに参加するなどして親交がある。
    11. サーキットの娘
      作詞・作曲:奥田民生-ヤマハ発動機「Vino」CMソング
    12. 渚にまつわるエトセトラ
      作詞:井上陽水 作曲:奥田民生-キリンビバレッジ「天然育ち」CMソング
    13. MOTHER
      作詞・作曲:奥田民生-CX系ドラマ「イヴ」主題歌

    香港台湾盤には「これが私の生きる道」の中国語版「這是我的生存之道」がボーナス・トラックとして収録されている。

    演奏

    出典

    1. ^ PUFFY全国ツアー。由美の恋に声援もSANSPO.COM、1998年6月13日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
    2. ^ 「“日本好き”アジアに広がる ドラマやアニメ ソフト文化に熱中」『日本経済新聞』2000年6月19日付朝刊、8頁。
    3. ^ 新アルバムを香港、台湾でも同時発売中日スポーツ、1998年3月12日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
    4. ^ 雑誌『PatiPati』より
    5. ^ パパパパパフィー出演時の本人談