王権神授説

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王権神授説(おうけんしんじゅせつ)は、「王権から付与されたものであるから、王は人民に拘束されることがなく、王のなすことに対して人民はなんら反抗できない」とする政治思想である。ヨーロッパ絶対王政期における、王の教会権力からの独立と国民の絶対的支配の理論的根拠となった。

ヨーロッパの思想家ボシュエ(Jacques-Bénigne Bossuet)がルイ14世の王太子に講義した一節に端的にあらわれる思想である。その内容は、新約聖書「ローマ人への手紙」13章を根拠として考えられている。概要は「(キリスト教国の)地上の王権は、全て神の代理としての権限が与えられている。」というものであった。今日ではイギリス王室の戴冠式において、新国王に聖油をつける儀式などにその名残が見受けられる。王権神授説は主権者無問責の原則の原初的な現れであり、行政権が法の支配を受けるようになった近・現代史においても国家無問責の原則は長く採用された。


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