マルク・ブロック

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マルク・ブロック

マルク・ブロック(Marc Léopold Benjamin Bloch、1886年7月6日 - 1944年6月16日)は、フランス歴史学者アナール学派の初期の重要な代表者の1人。ストラスブール大学教授

古代史学者ギュスターブの子としてリヨンに生まれ、各地の高校で教鞭をとった後、1919年ストラスブール大学の中世史教授となる。翌年、『農奴』により文学博士を取得。リュシアン・フェーヴルと共に、『社会経済史年報』を創刊。これによりアナール学派の基礎を築いた。日本歴史学者である朝河貫一とも書簡を交わす等、交流があった。

第二次世界大戦が勃発すると、ブロックは当時53歳の高齢をおして出征。フランス降伏の後も、抵抗運動を続けたが、故郷リヨンにおいてドイツ軍に捕縛され、銃殺刑に処せられた。

著書(日本語訳)[編集]

  • 『奇妙な敗北――フランス抵抗史家の日記』(東京大学出版会, 1955年/岩波書店, 2007年)
  • 『歴史のための弁明――歴史家の仕事』(岩波書店, 1956年/新版, 2004年)
  • 『フランス農村史の基本性格』(創文社, 1959年)
  • 『領地制史論』(慶應通信, 1969年)
  • 『封建社会』(みすず書房, 1973年/岩波書店, 1995年)
  • 『比較史の方法』(創文社, 1978年)
  • 『西欧中世の自然経済と貨幣経済』(創文社, 1982年)
  • 『王の奇跡――王権の超自然的性格に関する研究, 特にフランスとイギリスの場合』(刀水書房, 1998年)