歯科衛生士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Dental hygienist.jpg

歯科衛生士(しかえいせいし、: Dental Hygienist)は、歯科予防処置、歯科診療補助および歯科保健指導等を行う歯科医療職(コ・メディカルコ・デンタル)である。

日本における歯科衛生士[編集]

歯科衛生士
英名  Dental Hygienist
実施国 日本の旗 日本
資格種類 国家資格
分野 医療
試験形式 筆記および実技
認定団体 厚生労働省
根拠法令  歯科衛生士法
公式サイト http://www.jdha.or.jp/
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
テンプレートを表示

日本においては、歯科衛生士は1948年(昭和23年)制定の歯科衛生士法に基づく厚生労働大臣免許の国家資格となっている。歯科医師の指示のもと、歯科予防処置、歯科診療補助および歯科保健指導等を行う。単独で診断・治療・レントゲン撮影は行えない。

現在のところ、看護師とともに需要が多い職業である。毎年7,000人以上の卒業者が出ているが、現在でも歯科衛生士不足が見られる。一因として離職率の高さが指摘されている。また(開業医の)歯科医の側でも、歯科衛生士を「職場の花」的な位置付けに考える意識を持つ者がおり、中高年の歯科衛生士の雇用に消極的であることも相まっている。

歯科衛生士法により以前は女子のみに限定されていたが、現在では同法附則第2項により男子にも同法が準用されるため、資格取得可能となっている。男性歯科衛生士はきわめて少数ではあるがすでに存在する。近年、大学に歯科衛生士養成課程が新設されてからは、男子学生も在籍している。

多くの歯科衛生士養成施設では女子のみの募集となっていて、資格取得機会の面で不均衡になっている。なお、平成24年6月30日の時点で男性歯科衛生士は43名となっている。

勤務先の大半は歯科診療所である。医科病院の口腔外科や歯科に勤務する者もあるが、診療補助業務に関して重複する看護師との住み分けは施設ごとに様々である。

資格取得方法[編集]

専門教育課程を修了し、歯科衛生士国家試験に合格した者が、歯科衛生士となれる。3年制以上の専門学校短期大学での養成課程が一般的であるが、歯科医療の高度化、多様化に伴い、大学課程(歯学部口腔保健学科等の名称)、大学院課程(修士課程のみ)もある

専門・認定歯科衛生士[編集]

  • 歯科衛生士として5年以上の実務経験があれば介護支援専門員(ケアマネージャー)の受験資格が得られる。

アメリカ合衆国におけるdental hygienist[編集]

アメリカ合衆国においてdental hygienistは、予防医療を専門とする資格であり、多くのdental hygienistに局所麻酔を行うことが許されている。口腔清掃レントゲン撮影シーラントスケーリングルートプレーニングを規則に基づき行うことが出来る。ほとんどの州では歯科医師の指導の元に行うが、歯科医師の指導無しにこれらのことを行うことが許されている州もある。

資格取得方法[編集]

dental hygienistとなるためには、いくつかの方法がある。最も一般的なものは、科学一般教養を学んだ後に3年間の専門教育を受けることである。この専門教育には解剖学口腔解剖学理工学薬理学歯周病学栄養学、及び臨床科目を含んでいる。さらに、四年や六年をかける学校もある。また、アメリカ歯科衛生士会は、さらに上位に当たるAdvanced Dental Hygiene Practitionerの資格を定めた。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]