作業療法士
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作業療法士(さぎょうりょうほうし、英語: occupational therapist、略称:OT)は、医療資格(コ・メディカル)の一つである。厚生労働大臣の免許を受けて、「作業療法士」の名称を用いて、医師の指示の下に、「作業療法」を行うことを業とする者をいう。
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[編集] 概要(世界作業療法士連盟、2004)
- 「作業療法」とは、作業を通して人々の健康と安寧を促進する方法である。
- 作業療法は、人々が日常生活を構成する作業に参加できるようにすることである。
- 作業療法の効果は、人々が意味を見いだした作業に参加できる程度によって判断される。
- 作業療法士は、個人や集団、あるいは心身に障害を持つ人々が、作業への参加が制約される問題を解決できる知識と技術を幅広く教育されている。
- 作業療法士は、人々の作業への参加が環境によって促進されることもあれば、制約されることもあると考えているため、作業をできるようにするために人間に加えてその環境も改変していく。
[編集] 病院・施設で働く作業療法士(OT)の業務
作業療法士は、診療の補助として作業療法を行なう。(理学療法士及び作業療法士法第15条)
2010年4月30日、医政発0430第1号より、理学療法士及び作業療法士法第2条第1項の「作業療法」については、同項の「手芸、工作」という文言から、「医療現場において手工芸を行わせること」といった認識が広がっている。
以下に掲げる業務については、理学療法士及び作業療法士法第2条第1項の「作業療法」に含まれるものであることから、作業療法士を積極的に活用することが望まれる。
- 作業療法士が食事訓練を実施する際などの喀痰等の吸引
- 移動、食事、排泄、入浴等の日常生活活動に関するADL訓練
- 家事、外出等のIADL訓練
- 作業耐久性の向上、作業手順の習得、就労環境への適応等の職業関連活動の訓練
- 福祉用具の使用等に関する訓練
- 退院後の住環境への適応訓練
- 発達障害や高次脳機能障害等に対するリハビリテーション
[編集] 日本における作業療法士誕生の歴史
[編集] 概要
一般には作業療法は18世紀、19世紀の「道徳療法」が起源だといわれている。これを行った者の代表がフランス革命時代の精神科医であったフィリップ・ピネルである。
第二次世界大戦後、暫くしてWHOの指導に基づき、行政主導という形で取り組みが始められた[要出典]。そして、当時の米国の主要な作業療法の情勢を模範にして、その形式を導入した[要出典]。そのため、当初は、身体障害分野のリハビリテーションのみを想定していた[要出典]が急遽、精神科リハビリテーションの中での作業療法についても、資格化の取り組みが行われた。ただし実際には、日本の精神科作業療法の歴史と実情には合わない形での導入がなされた[要出典]という。
[編集] 年譜
- 1963年 - 国内で最初の養成学校(国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院(3年制))が設立され、リハビリテーションに関する専門学校は、厚生省(当時)管轄となる。その後、短大・大学にも養成学科が設立されていくが、これらは文部省管轄である。
- 1965年 - 理学療法士及び作業療法士法が制定される。
- 1966年 - 国家資格としての作業療法士が誕生する。
- 1966年9月 - 日本作業療法士協会が結成される。
- 1974年 - 精神科作業療法診療報酬制度の法定化がなされる。
- 1975年 - 精神科作業療法診療報酬制度の点数化がなされる。
- 1975年5月 - 72回日本精神神経学会総会決議シンポジウム開催。テーマは、作業療法。一般演題:菅修『作業療法の奏効機転』。この総会の主目的は、「作業療法点数化に反対」で、反対理由として、作業療法と称し病院の使役に使っている、悪徳病院の使役を正当化する、というもの。
- 1985年6月13日 - 日本作業療法士協会が作業療法の定義を独自に定める。
- 1993年 - 広島大学に初めて四年制の作業療法士養成課程(医学部保健学科作業療法学専攻)が設置される。
[編集] 作業療法士の養成
作業療法士になるためには、専門の養成校を卒業し、作業療法士国家試験に合格しなければ作業療法士になることができない。当該養成校については、理学療法士作業療法士養成施設を参照。