キャサリン (ケンブリッジ公爵夫人)

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キャサリン
Catherine
ケンブリッジ公爵夫人
Duchess of Cambridge
Catherine, Duchess of Cambridge.JPG
2012年
全名 キャサリン・エリザベス
Catherine Elizabeth[1]
敬称 Her Royal Highness(殿下)
出生 1982年1月9日(32歳)
イングランドの旗 イングランドバークシャーレディング王立バークシャー病院
配偶者 ケンブリッジ公爵ウィリアム王子
子女 ジョージ・オブ・ケンブリッジ王子
父親 マイケル・フランシス・ミドルトン
母親 キャロル・エリザベス・ミドルトン
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イギリス王室
Badge of the House of Windsor.svg

エリザベス2世女王
エディンバラ公爵フィリップ王配


ケンブリッジ公爵夫人キャサリンCatherine, Duchess of Cambridge、旧名: キャサリン・エリザベス・"ケイト"・ミドルトン(Catherine Elizabeth "Kate" Middleton)、1982年1月9日 - )は、イギリス王室のケンブリッジ公ウィリアム王子の配偶者。同王子との成婚に際し、同王子がケンブリッジ公爵に叙爵されたため、ケンブリッジ公爵夫人と称される。敬称は殿下(Her Royal Highness)。

ケイトキャサリン愛称(短縮形)であるが、ウィリアムの恋人としてメディアに取り上げられるまで家族、友人からケイトと呼ばれたことはなかった[2]

略歴[編集]

生い立ち[編集]

1982年1月9日レディングの王立バークシャー病院で生まれた。父のマイケル・フランシス・ミドルトン(1949年6月23日生)は英国航空においてディスパッチャーとして、母のキャロル・エリザベス(旧姓:ゴールドスミス、1955年1月31日生)は客室乗務員として勤務していた際に二人は出会い[3]バッキンガムシャードーニー教区教会で1980年6月21日に結婚した。 マイケルの父はパイロット、その先は数代にわたってリーズ事務弁護士であり中流階級に属していた。曾祖母のオリヴィアの実家であるラプトン家は羊毛商を営んでおり祖先の一人にはトーマス・フェアファクスがいるリーズの名家である[4] 。母方の祖父母はそれぞれ工員と炭鉱夫の家系で労働者階級に属していた[5]。そのために、ウィリアムとの結婚では誇張気味に「炭坑から王室へ」などと報じられた[6]

英国航空を退職したミドルトン夫妻は1987年に玩具・パーティー用品の通信販売会社「パーティ・ピーシーズ」を設立した[7]。会社は成功をおさめ、一家は富豪となった[4] 。キャサリンの兄弟にはフィリッパ・シャーロット(ピッパ)1983年生)[8]、ジェームズ・ウィリアム(1987年生)がいる[9]。妹のピッパ(エジンバラ大学卒業生)もキャサリンとの関係と彼女自身のライフスタイルへの関心からプレス報道を受けた[10]

キャサリンはバークシャーで育ち[11]、マールボロ・カレッジを卒業した後セント・アンドルーズ大学に入学した。大学で美術史の学位を取得後、ファッションブランド「ジグソー」のアクセサリー部門のバイヤーをしていたが、2007年に写真家になるためにその職を辞めたと報じられた[12]

ウィリアム王子との交際[編集]

セント・アンドルーズ大学で、学友としてウィリアム王子と知り合う[13]。大学内で開かれたファッションショーにモデルとして出演したキャサリンにウィリアムが一目惚れし、ルームメイトだったこともあり、親しく交際が始まった。在学中に他の友人も交えた共同生活で絆を深めた[14]

ずっと交際の噂はあったものの、2人の関係が公になったのは2004年頃で、ウィンザー家毎年恒例のスキー旅行にキャサリンが同行したことで、「未来のプリンセス」として取り上げられた[14]

2007年1月ごろ、イギリスのメディアが、キャサリンの誕生日の9日にウィリアムがプロポーズし婚約する、という報道を行った。この頃から報道合戦が過熱し、パパラッチが問題視され、報道規制がかけられる事態となった[15]

2007年4月14日、英大衆紙「サン」はウィリアムとキャサリンの関係が突如破局したと報じた[16]。理由に関しては定かではないが、BBCの王室担当記者は「2人の仲は問題はないように思えたので驚きだ」と語り、「王子は結婚はまだ早すぎると話していたが、王子の決断というよりは2人で合意したことだろう」と指摘した。一部メディアは破局の一因としてパパラッチの問題や[17]、中流階級であるキャサリンおよびキャサリンの母親の言動を挙げ、階級差を指摘し王室に相応しくないと報じるマスコミの存在を指摘している[14]

英大衆紙『News of the World』は、エリザベス女王が「(結婚の意思がないのなら)急ぐべきでない。ダイアナ妃の二の舞になることを望んでいない」とウィリアムに対し忠告したと報じている。

2007年6月24日付けの英大衆紙「メール・オン・サンデー」がウィリアム王子との復縁を報じる[18]7月1日に行われたウィリアムとヘンリー王子主催のダイアナ妃の追悼コンサートに姿を見せた[19]。既に同棲しており2009年には結婚、と伝えるメディアもあるが[15]、公式には復縁の発表はなかった[14]

2010年10月、2人は旅行先のケニアで婚約し、11月16日、王室より正式に公表された。婚約指輪はダイアナ元妃のものであった。

結婚[編集]

バッキンガム宮殿のバルコニーにて(2011年4月29日)

挙式は2011年4月29日ウェストミンスター寺院で行われ、YouTubeでもライブ配信された[20]。花嫁の付き添い人(メイド・オブ・オナー)を務めたのは、妹のピッパ・ミドルトンである[21]。結婚式当日は公休となり、夜にはバッキンガム宮殿で祖母エリザベス女王主催のパーティーが開かれる模様で、各国から王室関係者や著名人などが参加する。日本からも皇太子徳仁親王夫妻が出席する予定であったが、東日本大震災の影響により取り止めとなった。

キャサリンが身に着けたウェディングドレスは、アレキサンダー・マックイーンのサラ・バートンがデザインした[22]ティアラはエリザベス女王が18歳の誕生日のときに父ジョージ6世から送られたもので、1936年カルティエがデザインしている。

なお、結婚式で凱旋した馬車1902年製のもので、ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式以前では1981年に王子の両親であるチャールズ王太子ダイアナがこの馬車を使用した。その他のイギリス王室結婚式では1986年にもアンドルー王子セーラもこの馬車を使用している。

余談ではあるが、イギリス王室王位継承権を保持する人物が一般家庭出身の女性を妃に娶った例は、1660年ジェームス2世と、庶子から大法官にまで出世したエドワード・ハイド(後のクラレンドン伯爵)の娘であるアン・ハイドとの結婚以来、実に351年ぶりの出来事である[22]

義理の父であるチャールズ王太子の後妻カミラとは犬猿の仲らしく、たびたび不仲の記事が新聞やニュースでとりあげられている。義父の再婚相手であって姑といえないのに義母面するカミラの態度もさることながら、キャサリン妃が亡きダイアナのファンだったことも長く不倫関係を続けていたカミラを憎む要因とされている。

王子出産[編集]

2012年12月3日、イギリス王室がキャサリンが懐妊したことを発表[23]。この一報にはデーヴィッド・キャメロン(イギリス首相)もTwitterで祝意を寄せた[23]

2013年7月22日の午後4時24分(日本時間:7月23日の午前0時24分)、キャサリンはロンドン市内のセント・メアリー病院にて第1子となる長男ジョージを出産[24]。新王子は祖父のチャールズ、父のウイリアムに次ぐイギリス国王継承第3位である[24][25]

2014年9月8日、ケンジントン宮殿より、キャサリンが第二子を懐妊中であることが発表された.[26]

結婚前のエピソード[編集]

  • 2007年1月に自宅前で駐車違反の切符を切られたが、ウィリアム王子の恋人という立場を悪用することなく素直に受け入れた様子を英大衆紙「デイリー・メール」が報じた[27]
  • 言動の他にファッションも注目を集めており、週刊誌やダブロイド紙、ファッション雑誌などが彼女のファッションを特集記事として掲載している。キャサリンのファッションはコンサバでリッチな「スローニー(Sloaney)」といわれるスタイルである[14]

称号[編集]

  • 1982年1月9日 – 2011年4月29日: Miss Catherine Elizabeth Middleton(ミス・キャサリン・エリザベス・ミドルトン)
  • 2011年4月29日 – 現在: Her Royal Highness The Duchess of Cambridge[28](ケンブリッジ公爵夫人殿下)

キャサリンの正式称号・敬称は、Her Royal Highness The Duchess of Cambridge,[28] Countess of Strathearn, Lady Carrickfergus[29][30](ケンブリッジ公爵夫人、ストラザーン伯爵夫人、キャリクファーガス男爵夫人殿下)である。

紋章[編集]

ミドルトン家キャサリン(独身時代)の紋章

2011年4月19日、結婚を控え、ミドルトン家の3人の子供に新たに紋章が付与された[31]。青色のリボンは未婚の女性であることを示している。キャサリンの弟のジェームズは自分の子孫にこの紋章を継承することができる。結婚後は、この紋章とウィリアム王子の紋章を組み合わせた新たな紋章が作られ、キャサリン妃の紋章となった。

日本語伝記[編集]

  • 『プリンセス・ケイト 英国王室への道』 中央公論新社、2011年1月 - ISBN 978-4123902908
    クラウディア・ジョセフ/菊池由美・島田楓子・高橋美江・スコジ泉共訳

脚注[編集]

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  1. ^ 王室の一員であるため姓は持たないが、必要がある場合はマウントバッテン・ウィンザー (Mountbatten-Windsor) を用いる。
  2. ^ MSN産経ニュース (2008年5月27日). “「ケイト」ではなく本当は「キャサリン」よ 英王子の恋人ミドルトンさん”. 2008年11月14日閲覧。
  3. ^ wargs.com (2007年). “Ancestry of Kate Middleton”. 2008年11月15日閲覧。
  4. ^ a b “The Leeds connection...”. Yorkshire Evening Post. http://www.yorkshireeveningpost.co.uk/features/The-Leeds-connection.1760281.jp 
  5. ^ Wilson, Christopher (2006年12月22日). “Kate, the coal miner's”. Daily Mail. http://www.dailymail.co.uk/femail/article-424446/Kate-coal-miners-girl.html 
  6. ^ 英王子結婚式:受け継いだダイアナDNA - 毎日jp(毎日新聞)
  7. ^ about us”. partypieces.co.uk (2008年). 2008年8月9日閲覧。
  8. ^ thePeerage.com (2007年). “Person Page - 19582”. 2008年11月15日閲覧。
  9. ^ thePeerage.com (2007年). “Person Page - 20281”. 2008年11月15日閲覧。
  10. ^ Nicholl, Katie (2007年4月21日). “First Kate, now sister Pippa splits from heir”. Daily Mail. http://www.dailymail.co.uk/news/article-449861/First-Kate-sister-Pippa-splits-heir.html 
  11. ^ Profiles - Kate Middleton”. Hello! (2001年8月). 2008年8月9日閲覧。
  12. ^ VOGUE.com (2007年11月13日). “ケイト・ミドルトンの選択。”. 2008年11月14日閲覧。
  13. ^ asahi.com (2007年1月10日). “英ウィリアム王子、婚約間近?過熱報道に王室ぴりぴり”. 2008年11月14日閲覧。
  14. ^ a b c d e ALL Abouto WEEKENDER (2008年1月30日). “『イギリス、イケメン王子の大恋愛に注目!』出会いは王子の一目惚れ”. 2008年11月17日閲覧。
  15. ^ a b ALL Abouto WEEKENDER (2008年1月30日). “『イギリス、イケメン王子の大恋愛に注目!』どうなる?!7年越し大恋愛の行方!!”. 2008年11月17日閲覧。
  16. ^ AFPBB News (2007年4月14日). “ウィリアム王子が恋人と破局、英大衆紙が報じる - 英国”. 2008年11月14日閲覧。
  17. ^ AFPBB News (2007年1月9日). “ウィリアム王子恋人は「第2のダイアナ」?過熱報道に不安高まる - 英国”. 2008年11月14日閲覧。
  18. ^ AFPBB News (2007年6月24日). “ウィリアム王子、元恋人と「復縁」か”. 2008年11月14日閲覧。
  19. ^ AFPBB News (2007年7月7日). “ウィリアム王子とミドルトンさん、「復縁は確実」と英紙報道”. 2008年11月14日閲覧。
  20. ^ YouTube、29日の英王室結婚式をライブ配信RBB TODAY 2011年4月20日
  21. ^ キャサリン妃の妹、ピッパ・ミドルトンさん「美人!」と人気が急上昇!ヘンリー王子との仲もうわさにシネマ・トゥデイ2011年4月30日
  22. ^ a b “ウィリアム英王子が結婚 パレードに100万人”. 日本経済新聞. (2011年4月29日). http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE0EBE2E19D8DE0EBE2E6E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2 2011年4月30日閲覧。 
  23. ^ a b 英王室 懐妊発表 おめでとう! キャサリン妃 産経新聞 2012年12月5日閲覧
  24. ^ a b キャサリン妃、男児を出産 産経新聞 2013年7月23日閲覧
  25. ^ 2011年10月28日に行われた英連邦王国首相会議で、王位継承を男子優先から長子先継とする改正が合意されており、生まれれば性別を問わずイギリス王位継承順位3位となることが決まっていた。
  26. ^ Duchess of Cambridge pregnant with second child”. BBC (2014年9月8日). 2014年9月8日閲覧。
  27. ^ JAPAN JOURNALS (2007年1月4日). “1/4 将来の「女王」の器量を発揮!?――ケイト・ミドルトン、駐車違反の切符を素直に受け入れ”. 2008年11月14日閲覧。
  28. ^ a b Titles announced for Prince William and Catherine Middleton”. The Royal Wedding 2011 Official Site (2011年4月29日). 2012年6月4日閲覧。
  29. ^ “Red Coat, Welsh Ring And New Titles For Pair”. Sky News. (2011年4月29日). http://news.sky.com/skynews/Home/Royal-Wedding/UK-Royal-Wedding-New-Titles-For-Couple-Irish-Red-Coat-For-William-And-Welsh-Band-Of-Gold-For-Kate/Article/201104415981353?f=rss 2011年5月29日閲覧。 
  30. ^ Beckford, Martin (2011年4月29日). “Prince William and Kate Middleton's new titles revealed”. The Telegraph. http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/royal-wedding/8482573/Prince-William-and-Kate-Middletons-new-titles-revealed.html 2011年6月3日閲覧。 
  31. ^ “ケイトさん一家に紋章付与、ウィリアム英王子との結婚で”. ロイター. (2011年4月20日). http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-20713520110420 2011年4月20日閲覧。 
  32. ^ a b c Royal wedding: Kate Middleton coat of arms unveiled”. BBC News. 2011年4月19日閲覧。
  33. ^ a b c Kate Middleton family gets coat of arms”. The Guardian. 2011年4月19日閲覧。

外部リンク[編集]

関連項目[編集]