「サートゥルナーリア (競走馬)」の版間の差分
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2019年6月8日 (土) 08:56時点における版
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
サートゥルナーリア | |||||||||
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第35回ホープフルステークス出走時 (2018年12月28日) | |||||||||
欧字表記 | Saturnalia[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド | ||||||||
性別 | 牡 | ||||||||
毛色 | 黒鹿毛 | ||||||||
生誕 | 2016年3月21日(8歳) | ||||||||
父 | ロードカナロア | ||||||||
母 | シーザリオ | ||||||||
母の父 | スペシャルウィーク | ||||||||
生国 | 日本(北海道安平町) | ||||||||
生産者 | ノーザンファーム | ||||||||
馬主 | (有)キャロットファーム | ||||||||
調教師 |
角居勝彦(栗東) →中竹和也(栗東)[注 1] →角居勝彦(栗東) | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 | 5戦4勝 | ||||||||
獲得賞金 |
2億2715万7000円 (2019年4月17日現在) | ||||||||
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サートゥルナーリア(英:Saturnalia[1])は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2018年のホープフルステークス(GI)、2019年の皐月賞(GI)。馬名の意味は「公現祭での行事の基礎ともなった古代ローマの祭り、母名からの連想」[3]。
戦績
デビュー前
2016年3月21日、北海道安平町のノーザンファームで誕生。一口馬主法人「キャロットクラブ」より総額1億4,000万円(1口35万円×400口)で募集された[3]。育成はノーザンファーム早来の伊藤隆行厩舎にて行われた。伊藤厩舎長は育成時代のエピファネイア、リオンディーズにも騎乗した経験があり、当時のサートゥルナーリアについて「初めて跨がった頃から、兄と共通する前向きさと手応えの良さがありました。ロードカナロアの産駒らしい体型こそしていましたが、折り合いの不安も無かったですし、距離はこなせるとも思っていました」と振り返っている[4]。
2歳(2018年)
栗東・角居勝彦厩舎に入厩。秋の京都開催でデビューしたGI馬の兄2頭と比べて仕上がりは早く、2018年6月10日の新馬戦(阪神芝1600m)でデビューする。デビュー1週前の追い切りではたまたま併せ馬が重なった他厩舎のGI馬ペルシアンナイトを追走して併入する抜群の動きを見せた。レースではリオンディーズの主戦でもあったミルコ・デムーロが騎乗し、単勝1.1倍の圧倒的人気を集めた。好スタートから好位の内を追走し、最後の直線では窮屈になる場面もあったが、進路が生まれると一瞬で抜け出し、ゴール前はデムーロが手綱を抑えるほどの楽勝でデビュー勝ちを収めた[5]。
2戦目には札幌2歳ステークスが予定されていたが、左前脚の球節に疲れが見られたため回避となった[6]。夏場は休養にあてられ、10月27日の萩ステークスで復帰。最後の直線では持ったままの状態で内から抜け出し、最後まで追われることなく2着ジャミールフエルテに1馬身3/4差をつける大楽勝でデビュー2連勝を飾った[7]。
年内最終戦として、12月28日のGIホープフルステークスに参戦。栗東坂路で行われた最終追い切りでは軽く促された程度でラスト1F11秒9を計測し[8]、当日は単勝1.8倍の支持を集めた。レースでは好スタートから2番手を追走し、4コーナーから直線にかけて内に包まれる場面もあったが、僅かに生まれた隙間を突いて一瞬で抜け出し、ゴールまで一度も鞭を入れられることなく2着アドマイヤジャスタに1馬身半差をつけて優勝。騎乗したミルコ・デムーロは勝利騎手インタビューで「今年一番強い2歳馬です」と絶賛した[9]。
3歳(2019年)
2歳時の全3戦に騎乗したデムーロは年明けすぐのインタビューでサートゥルナーリアについて「彼は歴史を変える一頭だと思う。今年も本当に楽しみな馬だよ」と語っていたが[10]、デムーロには朝日杯フューチュリティステークスを含め4戦4勝のアドマイヤマーズもお手馬として抱えており、どちらに騎乗することになるか注目された。結果、1月10日になって春のクラシック戦線はクリストフ・ルメールに乗り替わることが発表され[11]、同月23日にはホープフルステークスで長距離輸送、中山競馬場の2000mを経験していることから、トライアルを使わず皐月賞に直行することが決まった[12]。
2019年初戦となった皐月賞では、単勝オッズ1.7倍の1番人気に推された。道中はやや前方よりの中団で待機し直線で一気に抜け出すと、2着のヴェロックスとの叩き合いを制し1位入線を果たす。最後の直線でヴェロックスとが競り合った際、直線の半ば付近で内側に斜行してヴェロックスの進路を狭めた[13]として審議が行われたものの、最終的に着順通りに確定し[14]牡馬クラシック初戦を勝利した。鞍上のクリストフ・ルメールは皐月賞初制覇と同時に、JRA史上9人目のクラシック完全制覇を達成した[15][注 2]。無敗で皐月賞を制したのは2005年のディープインパクト以来14年ぶりとなった。
5月26日、クラシック第2戦の第86回東京優駿(日本ダービー)では、皐月賞に続いて鞍上を務める予定だったルメールが同月5日のNHKマイルカップにてグランアレグリアに騎乗して出走した際、最後の直線で外側に斜行しダノンチェイサーの進路を塞いだことで翌週開催からダービーまでの16日間の騎乗停止処分を受けて当日の同馬の騎乗が不可能となっていたため[17][18]、代役として4月から短期免許制度を交付して来日していたダミアン・レーン騎手を迎えてのテン乗りでの出走となった。単勝1.6倍の1番人気に支持されたものの、スタートで出遅れて道中を11番手でレースを進め、大外に持ち出した直線では上がり最速34秒1の末脚を繰り出してロジャーバローズ、ダノンキングリーの二頭を追い上げたものの捉えられず、さらには一度かわしたヴェロックスにも内から差し返されて4着に敗れ、デビュー5戦目にして初黒星を喫した。レース後、鞍上のレーンは「ゲートに着いてから時間がたって、馬のテンションが上がってきてしまった。ゲートでガタガタして、いつもより後ろからになってしまった。道中の手応えの感じは良かったが、早めに仕掛けて勝負にいったぶん、最後は苦しくなってしまった」と振り返った。また、同馬の10月にフランス・パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞への挑戦を表明していたキャロットファームの秋田博章社長は「まだ3歳のこの時期の段階だし、(敗因が)馬の発走(出遅れ)のところなのか距離なのか分からないので」とコメントし、既に登録を済ませていた凱旋門賞への挑戦を断念する方向性を示した[19]。
競走成績
以下の内容はnetkeiba.comの情報[20]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上がり3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018. 6.10 | 阪神 | 2歳新馬 | 芝1600m(良) | 9 | 5 | 5 | 1.1 (1人) | 1着 | 1:37.2(34.2) | -0.2 | M.デムーロ | 54 | (ディープダイバー) | 488 | |
10.27 | 京都 | 萩S | OP | 芝1800m(良) | 7 | 1 | 1 | 1.2 (1人) | 1着 | 1:49.6(35.1) | -0.3 | M.デムーロ | 55 | (ジャミールフエルテ) | 488 |
12.28 | 中山 | ホープフルS | GI | 芝2000m(良) | 13 | 4 | 5 | 1.8 (1人) | 1着 | 2:01.6(35.3) | -0.2 | M.デムーロ | 55 | (アドマイヤジャスタ) | 500 |
2019. 4.14 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m(良) | 18 | 6 | 12 | 1.7 (1人) | 1着 | 1:58.1(34.1) | -0.2 | C.ルメール | 57 | (ヴェロックス) | 496 |
5.26 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 3 | 6 | 1.6 (1人) | 4着 | 2:23.1(34.1) | 0.5 | D.レーン | 57 | ロジャーバローズ | 490 |
- 競走成績は2019年5月26日現在
血統表
サートゥルナーリアの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | キングマンボ系 |
[§ 2] | ||
父 ロードカナロア 2008 鹿毛 |
父の父 キングカメハメハ2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr.Prospector | |
Miesque | ||||
*マンファス | *ラストタイクーン | |||
Pilot Bird | ||||
父の母 レディブラッサム1996 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
*サラトガデュー | Cormorant | |||
Super Luna | ||||
母 シーザリオ 2002 青毛 |
スペシャルウィーク 1995 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
キャンペンガール | マルゼンスキー | |||
レディーシラオキ | ||||
母の母 *キロフプリミエールKirov Premiere 1990 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | ||
Fairy Bridge | ||||
Querida | Habitat | |||
Principia | ||||
母系(F-No.) | (FN:16-a) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer5×4=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
|
- 祖母キロフプリミエールは、ラトガーズBCH(米GIII)を制している。
脚注
注釈
出典
- ^ a b サートゥルナーリア JBISサーチ
- ^ 角居勝彦調教師、山田敬士騎手の処分が決定. サンケイスポーツ(2018年11月7日付). 2018年12月21日閲覧
- ^ a b 競走馬登録馬名簿・馬名意味. JRA. 2018年12月26日閲覧
- ^ 2018年12月28日 ホープフルS G1. 競走馬のふるさと案内所. 2019年1月28日閲覧
- ^ 【新馬戦結果】サートゥルナーリア、圧勝デビュー!. サンケイスポーツ(2018年6月11日付). 2018年12月21日閲覧
- ^ サートゥルナーリア、札幌2歳回避 左前球節などの疲れで夏場は休養. スポーツ報知(2018年7月26日付). 2018年12月21日閲覧
- ^ 【萩S】サートゥルナーリアがOPもあっさりクリア. 萩ステークス(2018年10月27日付). 2018年12月21日閲覧
- ^ 【ホープフルS】サートゥルナーリア 坂路で軽快52秒5―11秒9. スポーツ報知(2018年12月24日付). 2018年12月28日閲覧
- ^ 【ホープフルS】サートゥルナーリアが3連勝でG1制覇 圧倒的な強さみせる. スポーツ報知(2018年12月28日付). 2018年12月28日閲覧
- ^ 【新春インタビュー】M.デムーロ騎手、2019年の決意「サートゥルナーリアは歴史を変える一頭」. netkeiba.com(2019年1月6日付). 2019年1月10日閲覧
- ^ 【次走】サートゥルナーリアはクラシックに向けてルメール騎手との新コンビ. netkeiba.com(2019年1月10日付). 2019年1月10日閲覧
- ^ 無敗のG1馬サートゥルナーリアは皐月賞直行!…次走報. 競馬ラボ(2018年1月23日付). 2019年1月29日閲覧
- ^ 週刊『競馬ブック』平成31年4月20・21日号(57巻16号:通巻3040号)p132-133「第79回皐月賞」
- ^ JRA、レース結果(3回中山8日 11レース)、中山11R裁決レポート、2019年4月18日閲覧。
- ^ “サートゥルナーリア無敗で1冠奪取!ルメール騎手はクラシック完全制覇”. サンスポ. 産業経済新聞社. 2019年4月17日閲覧。
- ^ 週刊『競馬ブック』平成31年4月20・21日号(57巻16号:通巻3040号)p131「8日目制裁その他」
- ^ “【JRA】ルメール騎手が16日間の騎乗停止 ダービーのサートゥルナーリアなど乗り替わりに”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ (2019年5月5日). 2019年5月27日閲覧。
- ^ グランアレグリアも4着に入線していたものの、審議の結果5着に降着となった。
- ^ “【日本ダービー】サートゥルナーリア、出遅れ響いてまさかの4着…無敗の2冠ならず”. hochr.news. スポーツ報知 (2019年5月26日). 2019年5月27日閲覧。
- ^ “サートゥルナーリア”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2018年12月21日閲覧。
書誌情報
- 平成31年4月20・21日号(57巻16号:通巻3040号)