「恵方巻」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
茶務 (会話 | 投稿記録)
脚注追加、出典に沿った記述に変更、表記変更
茶務 (会話 | 投稿記録)
発祥が冒頭部と節に分離して詳述されていた為、冒頭部は簡潔にして詳細な内容を節に統合
3行目: 3行目:
|url=http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/215282/m0u/%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB/|title=恵方巻 【えほうまき】|language=日本語|accessdate=2013年2月3日}}</ref><ref name="kotobank">{{Cite web|author=コトバンク|authorlink=コトバンク|coauthors=デジタル[[大辞泉]]|url=http://kotobank.jp/word/%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB|title=恵方巻【エホウマキ】|language=日本語|accessdate=2013年2月3日}}</ref>。大阪地方の地元における名称として、単に「'''巻き寿司'''<ref name="goo"/><ref name="kotobank"/>」や「'''丸かぶり寿司'''<ref>[http://makitani.com/2009/02/ehoumaki.html 真摯 代表取締役 Webマーケティング・コンサルタント] 「恵方巻きは知らなかったけれど、丸かぶり寿司なら毎年食べてた」2009-02-03</ref>」などがある。別称として「'''恵方寿司'''」「'''招福巻'''」「'''幸運巻'''」「'''開運巻き寿司'''」「'''太巻き丸かぶり'''」などと表現されることもある。
|url=http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/215282/m0u/%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB/|title=恵方巻 【えほうまき】|language=日本語|accessdate=2013年2月3日}}</ref><ref name="kotobank">{{Cite web|author=コトバンク|authorlink=コトバンク|coauthors=デジタル[[大辞泉]]|url=http://kotobank.jp/word/%E6%81%B5%E6%96%B9%E5%B7%BB|title=恵方巻【エホウマキ】|language=日本語|accessdate=2013年2月3日}}</ref>。大阪地方の地元における名称として、単に「'''巻き寿司'''<ref name="goo"/><ref name="kotobank"/>」や「'''丸かぶり寿司'''<ref>[http://makitani.com/2009/02/ehoumaki.html 真摯 代表取締役 Webマーケティング・コンサルタント] 「恵方巻きは知らなかったけれど、丸かぶり寿司なら毎年食べてた」2009-02-03</ref>」などがある。別称として「'''恵方寿司'''」「'''招福巻'''」「'''幸運巻'''」「'''開運巻き寿司'''」「'''太巻き丸かぶり'''」などと表現されることもある。


起源・発祥は複数の諸説が存在しており(「[[#起源・発祥]]」で詳述)、信憑性についても定かではない<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/><ref name="kousai20100122"/>。
発祥については、大阪船場の旦那衆が節分の日に行っていた、[[遊女]]に巻きずしを「丸かぶり」させるお大尽遊び([[花魁]]遊び)を元とする説<ref>{{Cite web|author=沓沢博行 |url=http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/limedio/dlam/M99/M999179/11.pdf |title=比較民俗研究「現代人における年中行事と見出される意味- 恵方巻を事例として」|accessdate=2009年12月30日}}</ref>、江戸時代の終わり頃、大阪の商人たちの商売繁盛と厄払いの意味合いで、立春の前日の節分に「幸運巻寿司」の習慣が始まったとされたと言う説などがある<ref>{{Cite web|author=沓沢博行 |url=http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/limedio/dlam/M99/M999179/11.pdf |title=比較民俗研究「現代人における年中行事と見出される意味- 恵方巻を事例として」|accessdate=2013年2月2日}}</ref>が、元々の「丸かぶり」という言葉から商売繁盛家内安全を願うものではなかったとも言われる<ref>産経新聞2008年1月29日 大月隆寛の論説[http://web.archive.org/web/20080201093004/http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080129/trd0801290250000-n1.htm]</ref>。


[[商業|商業的]][[イベント|催事]]として、これを利用した関係業界の[[プロモーション|販売促進]]活動・関連商品・[[商戦]]が[[20世紀]]後半から[[活性化]]しており([[#沿革]]、参照)、「日本一長い恵方巻き」といった関連するイベントも行われている<ref>{{Cite news |title=長さ122m“日本一”の恵方巻き完成 志布志 |url=http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=38033 |newspaper=373news.com |publisher=南日本新聞 |date=2012-01-29 |accessdate=2013-01-28 |archiveurl=http://wayback.archive.org/web/20120129191511/http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=38033 |archivedate=2012-01-29}}</ref>。<!--近年に作られたイベントで、日本の文化や風習ではない。関西で恵方巻きを食べる文化、まして特定の方向を向かって食べるなどという日本文化も存在しない。-->
[[商業|商業的]][[イベント|催事]]として、これを利用した関係業界の[[プロモーション|販売促進]]活動・関連商品・[[商戦]]が[[20世紀]]後半から[[活性化]]しており([[#沿革]]、参照)、「日本一長い恵方巻き」といった関連するイベントも行われている<ref>{{Cite news |title=長さ122m“日本一”の恵方巻き完成 志布志 |url=http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=38033 |newspaper=373news.com |publisher=南日本新聞 |date=2012-01-29 |accessdate=2013-01-28 |archiveurl=http://wayback.archive.org/web/20120129191511/http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=38033 |archivedate=2012-01-29}}</ref>。<!--近年に作られたイベントで、日本の文化や風習ではない。関西で恵方巻きを食べる文化、まして特定の方向を向かって食べるなどという日本文化も存在しない。-->
14行目: 14行目:


7種類の具を使用した太巻きを使うが、この数字は商売繁盛や無病息災を願って[[七福神]]に因んだもので福を巻き込む意味があるとされる<ref name="gengo"/>。特定の7種の素材が決まっているわけではなく、[[かんぴょう]]、[[キュウリ]](レタス・かいわれ)、[[シイタケ]]煮、[[だし巻き卵|伊達巻(だし巻・厚焼き卵)]]、[[ウナギ]](アナゴ)、[[田麩|桜でんぶ(おぼろ)]]等が多いが<ref name="gengo">{{Cite web|author=語源由来辞典|url=http://gogen-allguide.com/e/ehoumaki.html|title=恵方巻き|language=日本語 |accessdate=2010年2月5日 |quote=[http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20100129134305.pdf 商標権侵害差止等請求控訴事件 - 平成20(ネ)2836] に資料として「語源由来辞典」の記述あり}}</ref>、他に高野豆腐、しそ(大葉)、三つ葉(ほうれん草)、しょうが、菜の花、かまぼこ(カニ風味かまぼこ)等が使われることがある<ref group="注">[[宮城県]][[気仙沼市]]では後述の栃木県の磐裂根裂神社のものと同様直径5cm長さ20cmほどに作るが、酢飯ではなく普通のご飯を使い巻き込む具は梅干しと醤油の2つだけであり、名称も単に「太巻」としか言わない。</ref>。2000年代後半以降ではイカ、エビ、まぐろ(ネギトロ・漬けマグロ)、イクラ、サーモン(焼き紅鮭)などを使い「海鮮恵方巻」と称して店頭で売られていることもある([[#便乗商品|後述]])。
7種類の具を使用した太巻きを使うが、この数字は商売繁盛や無病息災を願って[[七福神]]に因んだもので福を巻き込む意味があるとされる<ref name="gengo"/>。特定の7種の素材が決まっているわけではなく、[[かんぴょう]]、[[キュウリ]](レタス・かいわれ)、[[シイタケ]]煮、[[だし巻き卵|伊達巻(だし巻・厚焼き卵)]]、[[ウナギ]](アナゴ)、[[田麩|桜でんぶ(おぼろ)]]等が多いが<ref name="gengo">{{Cite web|author=語源由来辞典|url=http://gogen-allguide.com/e/ehoumaki.html|title=恵方巻き|language=日本語 |accessdate=2010年2月5日 |quote=[http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20100129134305.pdf 商標権侵害差止等請求控訴事件 - 平成20(ネ)2836] に資料として「語源由来辞典」の記述あり}}</ref>、他に高野豆腐、しそ(大葉)、三つ葉(ほうれん草)、しょうが、菜の花、かまぼこ(カニ風味かまぼこ)等が使われることがある<ref group="注">[[宮城県]][[気仙沼市]]では後述の栃木県の磐裂根裂神社のものと同様直径5cm長さ20cmほどに作るが、酢飯ではなく普通のご飯を使い巻き込む具は梅干しと醤油の2つだけであり、名称も単に「太巻」としか言わない。</ref>。2000年代後半以降ではイカ、エビ、まぐろ(ネギトロ・漬けマグロ)、イクラ、サーモン(焼き紅鮭)などを使い「海鮮恵方巻」と称して店頭で売られていることもある([[#便乗商品|後述]])。

大阪地方の地元で多用<ref name="goo"/><ref name="kotobank"/>されている「丸かぶり」という言葉から、元々は商売繁盛家内安全を願うものではなかった、との考察もある<ref>{{Cite web|author=大月隆寛|date=2008-01-29|url=http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080129/trd0801290250000-n1.htm|title=【断 大月隆寛】「豆まき」の復権を|work=MSN産経ニュース|publisher=[[産経新聞]]|language=日本語|archiveurl=http://web.archive.org/web/20080201093004/http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080129/trd0801290250000-n1.htm||archivedate=2008-02-01|accessdate=2013-02-03}}</ref>。


このイベントが活発化したきっかけは、[[#沿革|後述]]のように関係業界の販売促進活動である。[[2000年代]]以降には、形が恵方巻に類似する[[円柱 (数学)|円柱状]]の食べ物、[[ロールケーキ]]などの各種商品においても販売促進活動が見られる([[#便乗商品]]にて後述)。
このイベントが活発化したきっかけは、[[#沿革|後述]]のように関係業界の販売促進活動である。[[2000年代]]以降には、形が恵方巻に類似する[[円柱 (数学)|円柱状]]の食べ物、[[ロールケーキ]]などの各種商品においても販売促進活動が見られる([[#便乗商品]]にて後述)。
24行目: 26行目:
== 沿革 ==
== 沿革 ==
かつて行われ廃れていた事柄であったが、大阪の大阪鮓商組合や大阪海苔問屋協同組合が販売促進の為に(スーパーやコンビニでも)大々的な宣伝をしており、日本のイベントとして各地に広げている。
かつて行われ廃れていた事柄であったが、大阪の大阪鮓商組合や大阪海苔問屋協同組合が販売促進の為に(スーパーやコンビニでも)大々的な宣伝をしており、日本のイベントとして各地に広げている。

=== 起源・発祥 ===
=== 起源・発祥 ===
{{出典の明記|date=2013年2月|section=1}}
{{出典の明記|date=2013年2月|section=1}}
恵方巻の起源・発祥は諸説存在し、信憑性も定かではない<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/><ref name="kousai20100122"/>。
恵方巻の起源・発祥は諸説存在し、信憑性も定かではない<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/><ref name="kousai20100122"/>。
* 大阪船場の旦那衆が節分の日に行っていた、[[遊女]]に巻きずしを「丸かぶり」させるお大尽遊び([[花魁]]遊び)を元とする説<ref>{{Cite web|author=沓沢博行 |url=http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/limedio/dlam/M99/M999179/11.pdf |title=比較民俗研究「現代人における年中行事と見出される意味- 恵方巻を事例として」|accessdate=2009年12月30日}}</ref>。

* 江戸時代の終わり頃、大阪の商人たちの商売繁盛と厄払いの意味合いで、立春の前日の節分に「幸運巻寿司」の習慣が始まったとされたとする説<ref>{{Cite web|author=沓沢博行 |url=http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/limedio/dlam/M99/M999179/11.pdf |title=比較民俗研究「現代人における年中行事と見出される意味- 恵方巻を事例として」|accessdate=2013年2月2日}}</ref>。
* [[江戸時代]]末期から[[明治|明治時代]]初期において、大阪の商人(「[[船場 (大阪市)|船場]]の商人」とする資料も存在する<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/><ref name="kousai20100122"/>)による商売繁盛の祈願事として始まったという説<ref name="goo"/><ref name="iwasaki">{{Cite journal|和書|author=岩崎竹彦|date=2003-11-30|title=フォークロリズムからみた節分の巻ずし|journal=日本民俗学|issue=236|publisher=日本民俗学会|url=http://www.fsjnet.jp/periodical/periodical_data/backnumber_221-240.html}}</ref><ref name="hokkaido-bunkyodai">{{Cite web|author=荒井三津子・清水千晶||date=2008-03|url=http://libro.do-bunkyodai.ac.jp/research/pdf/journal32/12.pdf|title=食卓の縁起に関する研究 I -恵方巻の受容とその背景-|format=PDF|work=[http://libro.do-bunkyodai.ac.jp/research/journal_32.html 北海道文教大学研究紀要 第32号 -2008年3月-]|pages=調査報告|publisher=[[北海道文教大学|北海道文教大学鶴岡記念図書館]]|language=日本語|accessdate=2010年2月5日}}</ref><ref name="kousai20100122"/>。起因として「厄落とし・縁起担ぎ」「船場にある階段の中段で女性が太巻きを丸かじりして願い事をした」「船場の旦那衆の遊び」が挙げられている<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/>。
* [[江戸時代]]末期から[[明治|明治時代]]初期において、大阪の商人(「[[船場 (大阪市)|船場]]の商人」とする資料も存在する<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/><ref name="kousai20100122"/>)による商売繁盛の祈願事として始まったという説<ref name="goo"/><ref name="iwasaki">{{Cite journal|和書|author=岩崎竹彦|date=2003-11-30|title=フォークロリズムからみた節分の巻ずし|journal=日本民俗学|issue=236|publisher=日本民俗学会|url=http://www.fsjnet.jp/periodical/periodical_data/backnumber_221-240.html}}</ref><ref name="hokkaido-bunkyodai">{{Cite web|author=荒井三津子・清水千晶||date=2008-03|url=http://libro.do-bunkyodai.ac.jp/research/pdf/journal32/12.pdf|title=食卓の縁起に関する研究 I -恵方巻の受容とその背景-|format=PDF|work=[http://libro.do-bunkyodai.ac.jp/research/journal_32.html 北海道文教大学研究紀要 第32号 -2008年3月-]|pages=調査報告|publisher=[[北海道文教大学|北海道文教大学鶴岡記念図書館]]|language=日本語|accessdate=2010年2月5日}}</ref><ref name="kousai20100122"/>。起因として「厄落とし・縁起担ぎ」「船場にある階段の中段で女性が太巻きを丸かじりして願い事をした」「船場の旦那衆の遊び」が挙げられている<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/>。
* [[豊臣秀吉]]の家臣・[[堀尾吉晴]]が偶々節分の前日に海苔巻きのような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事を元にしているという説(ただし、[[海苔#板海苔の誕生|板海苔の誕生]]は江戸時代であることから、この説の根拠の乏しさが指摘されている)<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/>。{{独自研究範囲|date=2013年2月|質素倹約の時勢である点からも、この説の根拠は乏しい<ref group="注">祝い膳は、勝栗・打ち鮑・昆布。</ref>。}}
* [[豊臣秀吉]]の家臣・[[堀尾吉晴]]が偶々節分の前日に海苔巻きのような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事を元にしているという説(ただし、[[海苔#板海苔の誕生|板海苔の誕生]]は江戸時代であることから、この説の根拠の乏しさが指摘されている)<ref name="iwasaki"/><ref name="hokkaido-bunkyodai"/>。{{独自研究範囲|date=2013年2月|質素倹約の時勢である点からも、この説の根拠は乏しい<ref group="注">祝い膳は、勝栗・打ち鮑・昆布。</ref>。}}

2013年2月3日 (日) 04:07時点における版

恵方巻

恵方巻恵方巻き(えほうまき)は、節分に食べると縁起が良い[1]とされる「太巻き」や、その太巻きを食べる行為で大阪地方を中心として行われている習慣[2][3]。大阪地方の地元における名称として、単に「巻き寿司[2][3]」や「丸かぶり寿司[4]」などがある。別称として「恵方寿司」「招福巻」「幸運巻」「開運巻き寿司」「太巻き丸かぶり」などと表現されることもある。

起源・発祥は複数の諸説が存在しており(「#起源・発祥」で詳述)、信憑性についても定かではない[5][6][7]

商業的催事として、これを利用した関係業界の販売促進活動・関連商品・商戦20世紀後半から活性化しており(#沿革、参照)、「日本一長い恵方巻き」といった関連するイベントも行われている[8]

概要

節分の日は暦の上で春を迎える立春の前日にあたるので、一年の災いを払うための厄落としとして「豆撒き」が行事として行われているが、大阪などでは同日に「太巻きの丸かぶり」を「恵方巻」と呼びイベントが行われる場合がある。

恵方巻は、太巻き(巻き寿司)を節分の夜にその年の恵方に向かって無言で、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされている[2][3][9]。「目を閉じて」食べるともされるが[10]、一方「笑いながら食べる」という人もおり[注 1]、これは様々である。また、太巻きではなく手巻き寿司を食べる人もいる[11]

7種類の具を使用した太巻きを使うが、この数字は商売繁盛や無病息災を願って七福神に因んだもので福を巻き込む意味があるとされる[12]。特定の7種の素材が決まっているわけではなく、かんぴょうキュウリ(レタス・かいわれ)、シイタケ煮、伊達巻(だし巻・厚焼き卵)ウナギ(アナゴ)、桜でんぶ(おぼろ)等が多いが[12]、他に高野豆腐、しそ(大葉)、三つ葉(ほうれん草)、しょうが、菜の花、かまぼこ(カニ風味かまぼこ)等が使われることがある[注 2]。2000年代後半以降ではイカ、エビ、まぐろ(ネギトロ・漬けマグロ)、イクラ、サーモン(焼き紅鮭)などを使い「海鮮恵方巻」と称して店頭で売られていることもある(後述)。

大阪地方の地元で多用[2][3]されている「丸かぶり」という言葉から、元々は商売繁盛家内安全を願うものではなかった、との考察もある[13]

このイベントが活発化したきっかけは、後述のように関係業界の販売促進活動である。2000年代以降には、形が恵方巻に類似する円柱状の食べ物、ロールケーキなどの各種商品においても販売促進活動が見られる(#便乗商品にて後述)。

普及

ミツカン[14]の調査による恵方巻の認知度は、全国平均は2002年平成14年)時点の53%が2006年(平成18年)には92.5%となり、マイボイスコムの調査では、「認知度」と「食べた経験」に関して増加傾向となっている[15]が、「実際に食べた」と答えた人の全国平均は2006年(平成18年)の時点で54.9%である。また地方差がある(後述)[16][17]

「実際に恵方巻を食べるか」についての地域差は大きく、2008年(平成20年)12月後半にアイシェアが行った調査では、関西中国四国にて「実際に食べる」が半数以上占めたのに対し、関東では「6割が食べない」などの結果が出ている[18]

沿革

かつて行われ廃れていた事柄であったが、大阪の大阪鮓商組合や大阪海苔問屋協同組合が販売促進の為に(スーパーやコンビニでも)大々的な宣伝をしており、日本のイベントとして各地に広げている。

起源・発祥

恵方巻の起源・発祥は諸説存在し、信憑性も定かではない[5][6][7]

  • 大阪船場の旦那衆が節分の日に行っていた、遊女に巻きずしを「丸かぶり」させるお大尽遊び(花魁遊び)を元とする説[19]
  • 江戸時代の終わり頃、大阪の商人たちの商売繁盛と厄払いの意味合いで、立春の前日の節分に「幸運巻寿司」の習慣が始まったとされたとする説[20]
  • 江戸時代末期から明治時代初期において、大阪の商人(「船場の商人」とする資料も存在する[5][6][7])による商売繁盛の祈願事として始まったという説[2][5][6][7]。起因として「厄落とし・縁起担ぎ」「船場にある階段の中段で女性が太巻きを丸かじりして願い事をした」「船場の旦那衆の遊び」が挙げられている[5][6]
  • 豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が偶々節分の前日に海苔巻きのような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事を元にしているという説(ただし、板海苔の誕生は江戸時代であることから、この説の根拠の乏しさが指摘されている)[5][6]質素倹約の時勢である点からも、この説の根拠は乏しい[注 3][独自研究?]
  • 1800年代のある年の節分の日に、大阪近郊の申村(現在の此花区伝法付近と比定)に住む老若男女が集まり、巻寿司を食す時に、切り分ける手間を省くために一本丸かぶりをしたというのを発祥とする説[21][22]
  • 和歌山県(旧紀伊国)説。[要出典]
  • 滋賀県(旧近江国)説。[要出典]
  • 栃木県下都賀郡壬生町にある磐裂根裂神社の節分祭が発祥の説[23][24]。同神社では、節分祭の参列者に振る舞われる「夢福巻き寿司」という太巻きがあり、宮司が神事を執り行った後、拝殿内で太さ約5cm、長さ約20cmの太巻きを配り、太鼓の合図とともに全員が今年の恵方を向いてその太巻き寿司を丸かぶりする[23]。太巻きを金棒に見立てて「邪気を祓う」という意味があり、切らずに長いまま太巻きを食べることで「縁を切らない」、「福を巻く」という意味も含まれ、祓鬼来福の祈念を行うものとされる[23]。境内には風水の方位盤の上に建つ「福巻寿司発祥の地」の石碑がある[24]

などがあるが、いずれも不確かである[5][6][7]

大正時代 - 戦前

大正時代初期に大阪の花街で、節分の時期に漬けあがる新香巻を使った海苔巻きを恵方に向かって食べる風習があった[25]

1932年昭和7年)、大阪鮓商組合や海苔協会が海苔などの販売促進の目的で「節分の丸かぶり寿司」に関するチラシを配布し宣伝を行った[6][7][25]

1940年(昭和15年)、大阪鮓商組合後援会にて「節分の丸かぶり寿司」に関するチラシを発行(当時の価格は1本20[6][7]

戦後の大阪における展開

戦後に一旦廃れたが、土用の丑の日鰻を食べる習慣に対抗する販売促進手段として、1949年(昭和24年)に大阪鮓商組合が戦前に行われていた「節分の丸かぶり寿司」風習の復活を決定[6]

1955年(昭和30年)頃、「元祖たこ昌」代表取締役・山路昌彦が当時行っていた海苔販売の促進活動の一環として恵方巻を考案[6][26]

1973年(昭和48年)から大阪海苔問屋協同組合が作製したポスターを寿司屋が共同で店頭に貼り出し、海苔を使用する太巻きを「幸運巻ずし」として販促キャンペーンが展開された[10]1974年(昭和49年)には大阪市で海苔店経営者らがオイルショック後の海苔の需要拡大を狙いとして節分のイベントで「巻き寿司早食い競争」を始めたこと、1977年(昭和52年)に大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った海苔の販売促進行事、そのイベント「巻き寿司早食い競争」がマスコミに取り上げられたこと、関西厚焼工業組合も同時期頃に宣伝活動を開始したこと、などが契機となって、徐々に知名度が上がっていった[10][6][7][25]

日本各地における販売促進

大手販売店で販売されている恵方巻

商業的に売り上げの落ちる1月後半から2月初旬の販売イベントとして、主にコンビニエンスストアを中心とし、スーパーマーケットなどの店舗において各地で展開。前述の道頓堀における販売促進イベントの影響があったり、コンビニではファミリーマートが先駆けであり、1983年(昭和58年)に大阪府兵庫県で販売が開始された[27]

関西厚焼工業組合の宣伝活動は広範囲で行われ、1987年(昭和62年)頃には「幸運巻ずし」の宣伝ビラが関西地方以外にも九州地方岐阜市浜松市新潟市などの各都市に向けて送付された[7]

全国への普及はセブン-イレブンによるもの[28][29][30][6]1989年(平成元年)に広島市のセブン-イレブンが販売を開始し、翌年より販売エリアを広げ、1995年(平成7年)から西日本に販売エリアを拡大、1998年(平成10年)に全国展開をしたことで急速に普及した[28][29][30][10][31][32]

その後は全国のコンビニで販売促進キャンペーンが行われている[9][6][33]。コンビニ大手3社で約700万本を売り上げ、セブン-イレブンだけで388万本が売れたという(2008年2月2日と2月3日の2日間)[34]2007年の日本全体での販売本数は約3000万本であったという[35]

スーパーマーケットでは、ダイエーが関西地方において1980年代頃には販売を行っており、関東地方の一部地域では1990年代前半から販売開始、ジャスコでは1992年(平成4年)から全国同時に販売を開始[36]、などのように同小売業態でも宣伝活動が行われるようになった[7]。さらに、2010年からは節分が2月だけではなく年に4回あることに着目した一部の店舗が「春の恵方巻」(5月)、「夏の恵方巻」(8月)、「秋の恵方巻」(11月)を売り出す動きが出てきている[37]

便乗商品

節分に関連する商業的イベントとして、全国への広まり方はバレンタインデーホワイトデーオレンジデー菓子贈答と同じく、海苔業界やコンビニ業界など関係業界の主導のもと、恵方巻を巧みに利用して販売促進を目的とした傾向であり[6][38]、2000年代後半以降は恵方巻の他に便乗商品に関連する商戦が過熱化している[39]

節分に関係の深い食材であるイワシに比べ、恵方巻は様々なアレンジが可能であることから新たな商品開発が行われ[40]、2000年代以降には本来の太巻きだけではなく「海鮮巻き」「ハーフサイズ」など食材・大きさの多種類化[40][39]や「阪神タイガースバージョン 虎十巻」のような公認グッズ[41]が出現した。また、東武百貨店など関東方面では中華、洋風の恵方巻という変わったものも出現している[42]

また、円柱状が類似しているだけで本来の太巻きとは全く関係が無いロールケーキ[43][44][注 4]や、形状さえ似ていないワッフル[1]などの洋菓子[40][45]かす巻などの和菓子[46]江崎グリコから「節分かぶりつきシリーズ」としてポッキー(鬼の金棒モチーフ[47])・プリッツコロンなどの一般菓子[40]パントルティーヤロールサンドオムライス包餅などの料理[40][48][49]を恵方巻仕様の商品に仕立て便乗して販売する事例が存在している。また、2011年(平成23年)には不二家も恵方巻きロールを発売。ファーストフード業界では日本ケンタッキーフライドチキンがレギュラーメニューの一つであるツイスターを恵方巻き替わりに奨めるPRを2000年代末期以降に実施しているほか、パンやサンドウィッチなどにおいても便乗商品が見られる[1]

脚注

注釈

  1. ^ 春が来るのに障害となる"金気"を「笑い」という"火気"で滅ぼす(火剋金)。
  2. ^ 宮城県気仙沼市では後述の栃木県の磐裂根裂神社のものと同様直径5cm長さ20cmほどに作るが、酢飯ではなく普通のご飯を使い巻き込む具は梅干しと醤油の2つだけであり、名称も単に「太巻」としか言わない。
  3. ^ 祝い膳は、勝栗・打ち鮑・昆布。
  4. ^ フィクションでは、「OSたん」では、慌て者のWindowsMeたんが早とちりして恵方巻ではなくロールケーキをかぶりつくというネタがあったが、便乗商品という形で単なるネタではなくなったことになる。

出典

  1. ^ a b c サンドイッチやワッフル… 一風変わった恵方巻き人気 神戸新聞 2013年1月30日15:49配信 2013年2月1日閲覧
  2. ^ a b c d e goo辞書; 大辞林 第二版. “恵方巻 【えほうまき】”. 2013年2月3日閲覧。
  3. ^ a b c d コトバンク; デジタル大辞泉. “恵方巻【エホウマキ】”. 2013年2月3日閲覧。
  4. ^ 真摯 代表取締役 Webマーケティング・コンサルタント 「恵方巻きは知らなかったけれど、丸かぶり寿司なら毎年食べてた」2009-02-03
  5. ^ a b c d e f g 岩崎竹彦「フォークロリズムからみた節分の巻ずし」『日本民俗学』第236号、日本民俗学会、2003年11月30日。 
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 荒井三津子・清水千晶 (2008年3月). “食卓の縁起に関する研究 I -恵方巻の受容とその背景-” (PDF). 北海道文教大学研究紀要 第32号 -2008年3月-. 北海道文教大学鶴岡記念図書館. pp. 調査報告. 2010年2月5日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j 大阪高等裁判所判決 2010年1月22日 、平成20(ネ)2836、『商標権侵害差止等請求控訴事件』。
  8. ^ “長さ122m“日本一”の恵方巻き完成 志布志”. 373news.com (南日本新聞). (2012年1月29日). オリジナルの2012年1月29日時点におけるアーカイブ。. http://wayback.archive.org/web/20120129191511/http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=38033 2013年1月28日閲覧。 
  9. ^ a b 稲葉ほたて (2010年2月1日). “今年の恵方はどこ? 恵方巻きの由来と“正しい”食べ方”. はてなブックマークニュース. はてなブックマーク. pp. コラム. 2010年2月5日閲覧。
  10. ^ a b c d 三浦康子 (2006年1月24日). “節分1:恵方巻(丸かぶり寿司)の謎を解明 - 面白い!恵方巻きのルール”. 暮らしの歳時記. All About. 2010年2月6日閲覧。
  11. ^ 遠藤雅大 (2008年1月22日). “節分に恵方巻きって、手巻き寿司じゃダメ?”. All About. 2009年2月3日閲覧。
  12. ^ a b 語源由来辞典. “恵方巻き”. 2010年2月5日閲覧。 “商標権侵害差止等請求控訴事件 - 平成20(ネ)2836 に資料として「語源由来辞典」の記述あり”
  13. ^ 大月隆寛 (2008年1月29日). “【断 大月隆寛】「豆まき」の復権を”. MSN産経ニュース. 産経新聞. 2008年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月3日閲覧。
  14. ^ 愛知県企業
  15. ^ 〔12709〕恵方巻き(第5回)”. 自主企画アンケート結果. マイボイスコム (2009年2月). 2010年2月5日閲覧。 “【調査対象】「MyVoise」のアンケートモニター、【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)、【調査時期】2009年2月1日〜2月5日、【調査機関】マイボイスコム株式会社、【回答者数】15,176名”
  16. ^ ミツカングループ (2006年1月13日). “「節分には“恵方巻えほうまき”」全国に定着”. 2009年2月3日閲覧。
  17. ^ ミツカングループ (2006年12月26日). “節分(2月3日)に家族で作ろう“七福手巻き”!”. 2009年2月3日閲覧。
  18. ^ 地方で差?「恵方巻食べる」関西7割弱、「知っているが食べない」関東6割”. アイシェア (2009年1月27日). 2011年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月28日閲覧。
  19. ^ 沓沢博行. “比較民俗研究「現代人における年中行事と見出される意味- 恵方巻を事例として」”. 2009年12月30日閲覧。
  20. ^ 沓沢博行. “比較民俗研究「現代人における年中行事と見出される意味- 恵方巻を事例として」”. 2013年2月2日閲覧。
  21. ^ 恵方巻食べ 地域元気に 丸かぶり発祥の此花区 大阪日日新聞 2013年1月31日配信 2013年2月1日閲覧
  22. ^ 『伝法のかたりべ(五)』 勝安男著 1991年 
  23. ^ a b c 観光情報「やすらぎの栃木路」平成18年12月号” (PDF). 栃木県商工労働観光部観光交流課 (2006年12月). 2010年2月5日閲覧。
    観光情報「やすらぎの栃木路」平成19年1月号” (PDF). 栃木県商工労働観光部観光交流課 (2007年1月). 2010年2月5日閲覧。
  24. ^ a b 出典:栃木県下都賀郡壬生町安塚1772番地に所在する「福巻寿司発祥の地」の石碑の説明文による。
  25. ^ a b c 三浦康子 (2006年1月24日). “節分1:恵方巻(丸かぶり寿司)の謎を解明 - 仕掛けたのは誰?恵方巻きのルーツを探ってみましょう”. 暮らしの歳時記. All About. 2013年2月2日閲覧。
  26. ^ 「特集 - 関西うまい店トリビアの泉」『KANSAI1週間』第126号、2004年1月20日号、109ページ“山路本人の発言” 
  27. ^ 西日本新聞 (2009年2月3日). “「恵方巻き」工夫で勝負 関西発祥 2月商戦に定着“内食”志向も後押し”. 2009年2月3日閲覧。[リンク切れ]
  28. ^ a b セブン-イレブン・ジャパン. “セブン-イレブン まるわかり豆知識 今では、どこでも見られる恵方巻ですが…。|セブン-イレブン・ジャパン”. 2009年2月3日閲覧。
  29. ^ a b セブンの丸かぶり”. セブン-イレブン・ジャパン. 2011年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年1月28日閲覧。
  30. ^ a b わぐりたかし (2009年1月24日). “予約殺到のコンビニ「恵方巻」の意外な仕掛け人を発見! 商品化に至った理由とは?”. 放送作家わぐりたかしの「食」ッキング!スクープ. 日経トレンディネット. 2010年2月5日閲覧。
  31. ^ “節分 丸かぶり…今年は豪華「恵方巻き」”. YOMIURI ONLINE (読売新聞). (2011年1月19日). オリジナルの2011年1月20日時点におけるアーカイブ。. http://wayback.archive.org/web/20110120190053/http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20110119-OYT8T00197.htm 2013年1月18日閲覧。 
  32. ^ 恵方巻商戦2012コンビニ8社全比較分析(附:コンビニ売上高グラフ)
  33. ^ G-Search "side B" - ついに全国区デビュー!2月3日は「恵方巻き」(2005年2月28日)
  34. ^ 鷲巣力日本語)『公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日』朝日新聞出版東京朝日選書 847〉、2008年10月25日、129頁。ISBN 978-4-02-259947-6 
  35. ^ 鷲巣力『公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日』朝日新聞出版、東京〈朝日選書 847〉、2008年10月25日、129頁。ISBN 978-4-02-259947-6。"全国ではこの時期に三○○○万本の恵方巻きが販売されるという報道もあった(『伊勢志摩経済新聞』二○○八年二月四日)。"。 ⇒原典の伊勢志摩経済新聞記事は伊勢の老舗海苔問屋に「恵方巻き」特需-コンビニでの拡販背景に”. 伊勢志摩経済新聞2008年2月4日付. 2012年10月17日閲覧。 “昨年の「恵方巻き」の消費本数は約3,000万本(全国のノリの総生産枚数は約95億枚、全国漁業協同組合連合会調べ)だったという。”
  36. ^ 古屋江美子 (2006年2月2日). “関西人以外も恵方巻きを食べているのか?”. エキサイトニュース. 2012年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月17日閲覧。
  37. ^ イオン、食欲の秋を楽しむ「秋の節分 イオンの恵方巻」を発売”. 日刊工業新聞 (2010年11月4日). 2011年11月8日閲覧。[リンク切れ]
  38. ^ 「宣伝販売で全国に広まっており、バレンタインデーのチョコレートと同様」長崎新聞コラム 2009年2月3日
    「大阪海苔問屋の消費宣伝で、コンビニの販売戦略による全国への宣伝」千葉日報のコラム 2009年2月3日
    「米の消費拡大になるが、コンビニやスーパーの商魂たくましいイベントである」北国新聞のコラム 2009年2月3日
  39. ^ a b “福いただき 恵方巻き (無言で食べてね)”. asahi.com (朝日新聞). (2010年2月3日). オリジナルの2010年2月6日時点におけるアーカイブ。. http://wayback.archive.org/web/20100206212535/http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000001002030003 2013年1月28日閲覧。 
  40. ^ a b c d e “恵方巻き特需? お菓子やパンも“西南西向いて”カブリつき”. オリコン. (2010年2月3日). オリジナルの2012年6月11日時点におけるアーカイブ。. http://wayback.archive.org/web/20120611222655/http://gourmet.oricon.co.jp/73027/full/ 2013年1月28日閲覧。 
  41. ^ “阪神バージョンで優勝祈願や 巻き寿司”. デイリースポーツonline (デイリースポーツ). (2010年2月4日). オリジナルの2010年2月6日時点におけるアーカイブ。. http://wayback.archive.org/web/20100206033328/http://www.daily.co.jp/gossip/article/2010/02/04/0002687980.shtml 2013年1月28日閲覧。 
  42. ^ 中華、アメリカン、スイーツまで 東武のユニークすぎる「恵方巻き」 東京バーゲンマニア 2013年01月29日17時29分配信 2013年2月1日閲覧
  43. ^ 「恵方ロールケーキ」発売 ホテル大阪ベイタワー (産経新聞大阪本社 産経関西ニュース 2013年1月9日18:16配信 2013年2月1日閲覧
  44. ^ “恵方巻スイーツ”いかが 恵那川上屋が太巻きロール販売 岐阜新聞 2013年01月24日10:46配信 2013年2月1日閲覧
  45. ^ 2007年(平成19年)1月にはセブン-イレブンから「丸かぶりロールケーキ」が発売されている。
  46. ^ 長崎県美弥光製菓から恵方かす巻き(つぶあん) が発売。
  47. ^ グリコのランナー (2009年1月23日). “かぶりつきジャイアントポッキー〈きなこ味〉”. グリコクラブ. 江崎グリコ. pp. 週刊グリコ新聞. 2010年2月5日閲覧。
  48. ^ リーガホテルゼスト高松で恵方巻フェア”. 香川ニュース. 四国新聞 (2010年1月27日). 2010年2月5日閲覧。
  49. ^ カシハラ@姐御 (2009年1月21日). “恵方巻きの進化系でも福を呼べる!?”. エキサイトニュース. 2010年2月5日閲覧。

関連項目