だし巻き卵
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だし巻き卵(出汁巻卵、だしまきたまご)は、溶き卵に出汁を混ぜて焼き固める料理である。単にだし巻きとも呼ばれる。
概要[編集]
卵焼きの一種であるが、だしをたっぷりと含むものについて特にこの名称が使用される。一般的には関西風の味付けで柔らかく焼き上げられたものがイメージされることが多い。
関西地方では、だし巻き卵をメインのおかずにした「だし巻き卵定食」が食堂のメニューとして採用されていることもある。
作り方[編集]
鶏卵を割ってよく溶き、だし汁を加えて、油を引いた調理器具を使って少しづつ巻き上げながら焼く。きめ細かく仕上げるために溶いた卵を網などで濾したり、生地に水溶きした浮き粉や片栗粉を混ぜることもある。焼く際には「玉子焼き鍋」「卵焼き器」と呼ばれる銅製の四角い鍋が使用されるが、だし巻き卵には関東式の正方形の鍋よりも、縦に長い関西式の鍋のほうが適している。 鍋の奥から手前に巻く巻き方(大阪巻き)が一般的ではあるが、京都など一部の地域では手前から奥に向かって巻いていく(京巻き)。 焼き上がり後には巻き簾で形を整え冷まして完成となる。熟練した料理人の作る出汁を多く含むだし巻き卵は、極めて柔らかく、持ち上げると出汁が滴り落ちる。
専門店で製造販売されるほか、真空パックの大量生産品がスーパーマーケットなどでも取り扱われており、業務用の商品も流通している。
脚注[編集]
- ^ 東京ガス : くらしカフェ / kitchen : 第5回 東型と西型、銅の卵焼き器の違いがわかった! Archived 2013年5月7日, at the Wayback Machine.2011 08/02 up