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2007年のシーズンオフの12月14日に6対2のトレードで[[アリゾナ・ダイヤモンドバックス]]へ移籍した。アスレチックス時代に2009年までの複数年契約を結んでいたが、8月5日に2009年から4年総額4,475万ドルで契約を延長した<ref>{{cite web |url=http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=3520882|title=D-backs sign All-Star hurler Haren to four-year, $44.75M deal|language=英語||work=ESPN.com |accessdate=2008年11月5日 }}</ref>。{{by|2009年}}は開幕から3試合登板した時点で、3敗・防御率1.89。[[:en:Elias Sports Bureau|Elias Sports Bureau]]によると{{by|1983年}}以降で開幕から3戦3敗・防御率が2.00以下の投手は{{by|2002年}}の[[フアン・クルーズ]]しかいないという<ref>{{Cite web|author=Associated Press|authorlink=AP通信|date=2009年4月17日|url=http://sports.espn.go.com/mlb/recap?gameId=290422129&teams=colorado-rockies-vs-arizona-diamondbacks|title=Haren gets first win this season as Diamondbacks beat Rockies|work=[[ESPN|ESPN.com]]|language=英語 |accessdate=2009年12月9日 }}</ref>。前半戦は9勝5敗・防御率2.01の成績で[[サイ・ヤング賞]]候補の一人となった<ref>[[出野哲也]] 「サイ・ヤング賞/ナ・リーグ編 最高のエースは誰だ File:22 ダン・ヘイレン [#15 RHP]」 『[[スラッガー (雑誌)|月刊スラッガー]]』2009年12月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2009年、[[雑誌コード|雑誌]]15509-12、17頁。</ref>。しかし、後半戦は5勝5敗・防御率4.62と調子を落とし、サイ・ヤング賞の投票では5位に終わった<ref>{{Cite web|url=http://www.baseball-reference.com/awards/awards_2009.shtml#NLcya|title=2009 Awards Voting|work=Baseball-Reference.com|language=英語 |accessdate=2009年12月9日 }}</ref>。
2007年のシーズンオフの12月14日に6対2のトレードで[[アリゾナ・ダイヤモンドバックス]]へ移籍した。アスレチックス時代に2009年までの複数年契約を結んでいたが、8月5日に2009年から4年総額4,475万ドルで契約を延長した<ref>{{cite web |url=http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=3520882|title=D-backs sign All-Star hurler Haren to four-year, $44.75M deal|language=英語||work=ESPN.com |accessdate=2008年11月5日 }}</ref>。{{by|2009年}}は開幕から3試合登板した時点で、3敗・防御率1.89。[[:en:Elias Sports Bureau|Elias Sports Bureau]]によると{{by|1983年}}以降で開幕から3戦3敗・防御率が2.00以下の投手は{{by|2002年}}の[[フアン・クルーズ]]しかいないという<ref>{{Cite web|author=Associated Press|authorlink=AP通信|date=2009年4月17日|url=http://sports.espn.go.com/mlb/recap?gameId=290422129&teams=colorado-rockies-vs-arizona-diamondbacks|title=Haren gets first win this season as Diamondbacks beat Rockies|work=[[ESPN|ESPN.com]]|language=英語 |accessdate=2009年12月9日 }}</ref>。前半戦は9勝5敗・防御率2.01の成績で[[サイ・ヤング賞]]候補の一人となった<ref>[[出野哲也]] 「サイ・ヤング賞/ナ・リーグ編 最高のエースは誰だ File:22 ダン・ヘイレン [#15 RHP]」 『[[スラッガー (雑誌)|月刊スラッガー]]』2009年12月号、[[日本スポーツ企画出版社]]、2009年、[[雑誌コード|雑誌]]15509-12、17頁。</ref>。しかし、後半戦は5勝5敗・防御率4.62と調子を落とし、サイ・ヤング賞の投票では5位に終わった<ref>{{Cite web|url=http://www.baseball-reference.com/awards/awards_2009.shtml#NLcya|title=2009 Awards Voting|work=Baseball-Reference.com|language=英語 |accessdate=2009年12月9日 }}</ref>。


=== ロサンゼルス・エンゼルス ===
2010年7月25日に交換トレードで[[ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム]]に移籍した。
2010年7月25日に交換トレードで[[ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム]]に移籍した。


{{by|2012年}}のシーズン終了後に[[カルロス・マーモル]]とのトレードで[[シカゴ・カブス]]に移籍が決まりかけたが、結局破談に終わった。エンゼルスは翌年のオプションを破棄し、ヘイレンはFAになった。[[12月7日]]に1年1300万ドルで[[ワシントン・ナショナルズ]]に移籍した<ref>[http://www.cbssports.com/mlb/blog/eye-on-baseball/21260099/report-nationals-agree-to-sign-dan-haren-for-one-year-13m Nationals finalizing deal with Dan Haren for one year, $13M] CBSSports.com</ref>。
{{by|2012年}}のシーズン終了後に[[カルロス・マーモル]]とのトレードで[[シカゴ・カブス]]に移籍が決まりかけたが、結局破談に終わった。エンゼルスは翌年のオプションを破棄し、ヘイレンはFAになった。
=== ワシントン・ナショナルズ ===
{{by|2012年}}[[12月7日]]に1年1300万ドルで[[ワシントン・ナショナルズ]]に移籍した<ref>[http://www.cbssports.com/mlb/blog/eye-on-baseball/21260099/report-nationals-agree-to-sign-dan-haren-for-one-year-13m Nationals finalizing deal with Dan Haren for one year, $13M] CBSSports.com</ref>。


== 年度別投球成績 ==
== 年度別投球成績 ==

2012年12月8日 (土) 02:49時点における版

ダン・ヘイレン
Dan Haren
ワシントン・ナショナルズ
ロサンゼルス・エンゼルス時代(2011年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アメリカ合衆国の旗 カリフォルニア州モンテレイ・パーク
生年月日 (1980-09-17) 1980年9月17日(43歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2001年 MLBドラフト2巡目(全体72位)でセントルイス・カージナルスから指名
初出場 2003年6月30日 ジャイアンツ
年俸 $13,000,000(2012年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ダン・ヘイレン(Dan Haren, 1980年9月17日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州モンテレイ・パーク出身の野球選手。フルネームはダニエル・ジョン・ヘイレン(Daniel John Haren)。日本語メディアではダン・ハレンと表記されることもある。投手、右投右打。

経歴

プロ入りまで

アイルランド系の父とメキシコ系の母の間に生まれる[2]。青少年育成NPOでエグゼクティブ・ディレクターとして活動していた父は、高校1年生のときに打球が喉を直撃する事故に遭うまで野球をしていた経験があり、息子のヘイレンにも野球を教え込む[3]。その後成長したヘイレンは、Bishop Amat Memorial High Schoolを経てペパーダイン大学に進学。入学後に、内野手から投手指名打者へ転向する[3]。3年目の2001年に11勝3敗・防御率2.22の好成績を収め[4]、同年のMLBドラフト2巡目(全体72位)でセントルイス・カージナルスから指名されてプロ入りする。

このドラフトでは、ペパーダイン大学の選手はヘイレンを含め計9人が指名された。その中でも、サンフランシスコ・ジャイアンツから1巡目(全体30位)指名を受けたノア・ロウリーは大学時代のルームメイトで仲がいい。後にヘイレンがオークランド・アスレチックスに移籍すると、両球団の本拠地が近いこともあってふたりは同じアパートで生活するようになり、2005年6月25日の両球団直接対決でふたりがそれぞれのチームの先発投手として対戦することになった日には、1台の車に相乗りして揃って球場入りしている[5]

セントルイス・カージナルス

カージナルスのエース投手マット・モリスが、右肩を痛め登板を回避するのに伴いメジャー昇格を果たし[6]2003年6月30日にメジャーデビューを果たす。同年は先発投手として14試合に登板したが3勝7敗と負け越し、防御率は5.08を記録。シーズン終了後にはカージナルス傘下の最優秀マイナー投手に選出された[7]

2004年は防御率を4.50に向上させた。同年のワールドシリーズでは2試合にリリーフ登板し、4.2回を無失点に抑えたが、チームは初戦から4連敗でボストン・レッドソックスに敗れた。

オークランド・アスレチックス

ヘイレンの投球フォーム。オークランド・アスレチックスに所属していた2007年に撮影

シーズン終了後の12月18日、マーク・マルダーとのトレードでキコ・カレーロと共にオークランド・アスレチックスへ移籍[8]2005年はフルシーズン1年目ながらバリー・ジトと並ぶチーム最多の14勝を挙げ[9]、5月31日から8月7日にかけて9連勝を記録したが、8月12日のツインズ戦で1失点で完投したが、ヨハン・サンタナが完封したため、ハレンは負け投手となり連勝が途切れた。また、9連勝の間に登板した14試合すべてアスレチックスが勝利している[10]。9月には2006年から4年総額1,265万ドル(5年目の2010年は球団オプション)で契約延長した[11]。2006年はリーグ最多の34試合に先発して14勝13敗を記録。三振数を四球数で割った値は球団史上1位の3.91となった[12]

チームのエースであったバリー・ジトが2006年オフにFA移籍し、迎えた2007年は開幕投手を務めた。インターリーグでは全4登板で4勝を挙げるなど、前半戦終了時10勝3敗・防御率2.30(リーグ首位)を記録。オールスターに初めて選出され、先発投手も務めた。後半は5勝6敗・防御率4.15と失速したが、シーズントータルでリーグ最多タイの34試合に先発し、リーグ最多の28試合でクオリティ・スタートを記録した。ヘイレン本人は、2007年の好調な要因を「カット・ファスト・ボールをマスターしたこと」としている[13]

アリゾナ・ダイヤモンドバックス

2007年のシーズンオフの12月14日に6対2のトレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した。アスレチックス時代に2009年までの複数年契約を結んでいたが、8月5日に2009年から4年総額4,475万ドルで契約を延長した[14]2009年は開幕から3試合登板した時点で、3敗・防御率1.89。Elias Sports Bureauによると1983年以降で開幕から3戦3敗・防御率が2.00以下の投手は2002年フアン・クルーズしかいないという[15]。前半戦は9勝5敗・防御率2.01の成績でサイ・ヤング賞候補の一人となった[16]。しかし、後半戦は5勝5敗・防御率4.62と調子を落とし、サイ・ヤング賞の投票では5位に終わった[17]

ロサンゼルス・エンゼルス

2010年7月25日に交換トレードでロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに移籍した。

2012年のシーズン終了後にカルロス・マーモルとのトレードでシカゴ・カブスに移籍が決まりかけたが、結局破談に終わった。エンゼルスは翌年のオプションを破棄し、ヘイレンはFAになった。

ワシントン・ナショナルズ

2012年12月7日に1年1300万ドルでワシントン・ナショナルズに移籍した[18]

年度別投球成績





















































W
H
I
P
2003 STL 14 14 0 0 0 3 7 0 0 .300 320 72.2 84 9 22 0 5 43 3 0 44 41 5.08 1.46
2004 14 5 0 0 0 3 3 0 0 .500 195 46.0 45 4 17 2 2 32 1 0 23 23 4.50 1.35
2005 OAK 34 34 3 0 2 14 12 0 0 .538 897 217.0 212 26 53 5 6 163 6 0 101 90 3.73 1.22
2006 34 34 2 0 2 14 13 0 0 .519 930 223.0 224 31 45 6 10 176 10 0 109 102 4.12 1.21
2007 34 34 0 0 0 15 9 0 0 .625 935 222.7 214 24 55 1 3 192 10 0 91 76 3.07 1.21
2008 ARI 33 33 1 1 0 16 8 0 0 .667 881 216.0 204 19 40 4 6 206 11 0 86 80 3.33 1.13
2009 33 33 3 1 1 14 10 0 0 .583 909 229.1 192 27 38 2 4 223 13 0 83 80 3.14 1.00
2010 21 21 1 0 0 7 8 0 0 .467 607 141.0 161 23 29 4 3 141 8 1 79 72 4.60 1.35
LAA 14 14 1 0 0 5 4 0 0 .556 387 94.0 84 8 25 2 2 75 4 1 31 30 2.87 1.16
'10計 35 35 2 0 0 12 12 0 0 .500 994 235.0 245 31 54 6 5 216 12 2 110 102 3.91 1.27
2011 35 34 4 3 2 16 10 0 0 .615 953 238.1 211 20 33 1 5 192 6 0 91 84 3.17 1.02
2012 30 30 1 1 1 12 13 0 0 .480 747 176.2 190 28 38 3 3 142 5 1 95 85 4.33 1.29
通算:10年 296 286 16 6 8 119 97 0 0 .551 7761 1876.2 1821 219 395 30 49 1585 77 3 833 763 3.66 1.18
  • 2012年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰

脚注

  1. ^ Dan Haren Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2011年12月4日閲覧。
  2. ^ Chris Shuttlesworth / MLB.com, "WBC list reveals Haren's Dutch roots / A's right-hander "probably not" going to play in WBC," oaklandathletics.com, January 28, 2006. 2009年8月22日閲覧。
  3. ^ a b Jorge L. Ortiz, USA TODAY, "Haren takes low-key road to becoming All-Star starter," USATODAY.com, July 10, 2007. 2009年8月22日閲覧。
  4. ^ "Six Former Waves on Major League Baseball Opening Day Rosters," Pepperdine Athletics, April 2, 2007. 2009年8月22日閲覧。
  5. ^ John Shea, "PITCHING POWER / Well-stocked rotations hold key to A's, Giants' playoff hopes," SFGate, March 31, 2006. 2009年8月22日閲覧。
  6. ^ Eskew, Alan (2003年6月29日). “Morris scratched from next start” (英語). MLB.com. 2009年12月9日閲覧。
  7. ^ Cardinals announce 2009 Minor League Player & Pitcher of Year selections” (英語). MLB.com (2009年11月2日). 2009年12月9日閲覧。
  8. ^ Danny Haren Transactions” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年11月5日閲覧。
  9. ^ 2005 Oakland Athletics Statistics and Roster - Baseball-Reference.com 2008年1月23日閲覧
  10. ^ Associated Press (2005年8月12日). “Santana outduels Haren, fans nine in complete game” (英語). ESPN.com. 2009年12月9日閲覧。
  11. ^ Associated Press (2005年9月28日). “Yanks pound Orioles to regain lead in AL East” (英語). The Japan Times. 2009年12月9日閲覧。
  12. ^ Dan Haren 2006 Career Highlights” (英語). MLB.com. 2008年11月5日閲覧。
  13. ^ 友成那智村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、397頁頁。ISBN 978-4-331-51300-2 
  14. ^ D-backs sign All-Star hurler Haren to four-year, $44.75M deal” (英語). ESPN.com. 2008年11月5日閲覧。
  15. ^ Associated Press (2009年4月17日). “Haren gets first win this season as Diamondbacks beat Rockies” (英語). ESPN.com. 2009年12月9日閲覧。
  16. ^ 出野哲也 「サイ・ヤング賞/ナ・リーグ編 最高のエースは誰だ File:22 ダン・ヘイレン [#15 RHP]」 『月刊スラッガー』2009年12月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-12、17頁。
  17. ^ 2009 Awards Voting” (英語). Baseball-Reference.com. 2009年12月9日閲覧。
  18. ^ Nationals finalizing deal with Dan Haren for one year, $13M CBSSports.com

外部リンク