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: 16歳・身長153cm・体重43kg 光属性 一人称・私
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: 声 - [[釘宮理恵]]
: 声 - [[釘宮理恵]]
: [[ヒロイン]]。栗色の長髪で、頭の左右に母親の形見である白い[[造花]]の髪飾りをつけている。勝気で物事をはっきりさせたがる性格。かつてエミルらしき人物に助けられた過去(実際には助けたのはロイドであったが、気絶していた彼女はそう誤認した)があり、惚れ込んだエミルとの再会後は彼に度重なるアプローチをしている。かなり癖の強い女性陣の中では普通の少女である。
: [[ヒロイン]]。栗色の長髪で、頭の左右に母親の形見である白い[[造花]]の髪飾りをつけている。勝気で物事をはっきりさせたがる性格。かつてエミルらしき人物に助けられた過去実際には助けたのはロイドであったが、気絶していた彼女はそう誤認したがあり、惚れ込んだエミルとの再会後は彼に度重なるアプローチをしている。かなり癖の強い女性陣の中では普通の少女である。
: エミルが普段臆病なのは実力を隠しているだけ、と考えるなど、思い込みが激しい。冷静に物事を判断出来るタイプだが、大切な仲間や自分達の騒動に巻き込まれた罪もない人のことになると周りが見えなくなり、何も考えずに1人で突進する傾向もある。自分のスタイルを気にしており、着やせだと言い張る。料理の腕は、リフィルに負けず劣らず下手。ただし、物語終盤では本人の味見の効果から奇跡の成長を遂げた。勉強を苦手とするものの、地理には詳しい。乗り物酔いの激しさから乗り物は全般的に苦手。
: エミルが普段臆病なのは実力を隠しているだけ、と考えるなど、思い込みが激しい。冷静に物事を判断出来るタイプだが、大切な仲間や自分達の騒動に巻き込まれた罪もない人のことになると周りが見えなくなり、何も考えずに1人で突進する傾向もある。自分のスタイルを気にしており、着やせだと言い張る。料理の腕は、リフィルに負けず劣らず下手。ただし、物語終盤では本人の味見の効果から奇跡の成長を遂げた。勉強を苦手とするものの、地理には詳しい。乗り物酔いの激しさから乗り物は全般的に苦手。
: 父親はヴァンガードの総帥ブルートで、ソルムのセンチュリオン・コアによって豹変した父親を元に戻すため、ラタトスク・コアを奪って逃走した。その結果が、本作の物語が始まるきっかけとなる。
: 父親はヴァンガードの総帥ブルートで、ソルムのセンチュリオン・コアによって豹変した父親を元に戻すため、ラタトスク・コアを奪って逃走した。その結果が、本作の物語が始まるきっかけとなる。
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: 声 - [[小西克幸]]
: 声 - [[小西克幸]]
: 前作の主人公。声が低くなり、身長が伸びている。鳶毛のツンツン頭。「血の粛清」の首謀者とされており、かつての仲間達の前から姿を消しセンチュリオン・コアを集めている。熱血漢だった2年前から心身共に成長したためか、本作では全体的にクールな一面を見せ、ことわざも披露するが、本質や勉強が苦手な点、正義を振りかざすのを嫌う点は変わっていない(やっと九九は出来るようになった)。自ら「謎のジュエルハンターロイド・アーヴィング」と名乗ったり、前作の自分の似顔絵のポスターを無造作に貼り付けるなど、ボケキャラな面も健在。前作同様(誤解ではあるが)「スケベ大魔王」の称号も得る。
: 前作の主人公。声が低くなり、身長が伸びている。鳶毛のツンツン頭。「血の粛清」の首謀者とされており、かつての仲間達の前から姿を消しセンチュリオン・コアを集めている。熱血漢だった2年前から心身共に成長したためか、本作では全体的にクールな一面を見せ、ことわざも披露するが、本質や勉強が苦手な点、正義を振りかざすのを嫌う点は変わっていない(やっと九九は出来るようになった)。自ら「謎のジュエルハンターロイド・アーヴィング」と名乗ったり、前作の自分の似顔絵のポスターを無造作に貼り付けるなど、ボケキャラな面も健在。前作同様(誤解ではあるが)「スケベ大魔王」の称号も得る。
: リフィルのことを先生ではなくリフィルとこともある
: リフィルのことを先生ではなく呼び捨てにすることもある
; コレット・ブルーネル (Collet Brunel)
; コレット・ブルーネル (Collet Brunel)
: 18歳・身長158cm・体重44kg 光属性
: 18歳・身長158cm・体重44kg 光属性

2010年1月26日 (火) 04:38時点における版

テイルズ オブ シリーズ > テイルズ オブ シンフォニア > テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-
テイルズ オブ シンフォニア
-ラタトスクの騎士-
ジャンル ロールプレイングゲーム
ゲーム
対応機種 Wii
開発元 ナムコ・テイルズスタジオ
発売元 バンダイナムコゲームス
(ナムコレーベル)
キャラクターデザイン 奥村大悟藤島康介
メディア Wii用12cm光ディスク 1枚
プレイ人数 1 - 4人
発売日 2008年6月26日
売上本数 約21万本
レイティング CEROB(12才以上対象)
キャラクターボイス あり
テンプレート - ノート

テイルズ オブ シンフォニア - ラタトスクの騎士 - 』(テイルズ オブ シンフォニア ラタトスクのきし - Tales of Symphonia: Knight of Ratatosk)は、2008年6月26日バンダイナムコゲームス(ナムコレーベル)から発売されたWii用のRPGである。国外では『Tales of Symphonia: Dawn of the New World』(テイルズ オブ シンフォニア: ドーン オブ ザ ニュー ワールド)というタイトルで発売されている。 また、「みんなのおすすめセレクション」に選ばれたため、2010年2月25日から2800円になる。

概要

ニンテンドーゲームキューブ用(後にプレイステーション2にも移植された)ソフト『テイルズ オブ シンフォニア』の続編。前作から2年後の世界が舞台。略称は「TOS-R」「ラタトスクの騎士(ラタトスク)」。テイルズ独特の固有ジャンル名は「響き合う心を信じるRPG」。

ワールドマップは存在せず、フィールド上の拠点をポインタで選んで移動する。主人公などは一新されるが、前作のキャラクター(以下キャラ)も一部サポートメンバーとして登場。街やダンジョンの多くは前作のモデリングが流用(テクスチャの貼り替えやスケールの変更)されている。ラタトスク・コアをめぐる戦いが本作のテーマ。

ストーリー

ロイド達の活躍によって、世界があるべき姿を取り戻し、新たな大樹が蘇って2年。平和を取り戻したかに見えた世界には、統合によって発生した異常気象や環境の変化、文明レベルの違いなどから衝突や差別などが起こり、一部のシルヴァラント人は次第に世界統合を行った再生の神子・コレットや彼女を取り巻くマーテル教会、テセアラ人を憎むようになっていた。やがて、シルヴァラント人を守るためのレジスタンス運動組織であるヴァンガードが結成される。ある日、血の粛清と後に呼ばれる、ヴァンガードとマーテル教会との衝突で多くの人々が殺される事件が起きた。その事件で両親を殺されたエミルは、リヒターやマルタ、テネブラエと出会い、首謀者とされているロイドの真意そして、ラタトスク・コアをめぐる戦いに巻き込まれる。

システム

前作や『テイルズ オブ ジ アビス』と同じく、本作も敵が画面上で一定のシンボルとしてうろつき、接触すると戦闘に入るシンボルエンカウント方式を採用。また、接触した時の両者の方向関係によって戦闘開始時の展開が変化する(敵に背を向けた状態で接触したときは、一定時間行動不能などになり敵からの先制攻撃を受けやすくなる。ただしその逆もある)。

また、新しい要素として、敵モンスターを仲間にして育て、パーティーに加えることが可能。魔物(敵モンスター)は料理を食べさせることによってステータスアップや進化させることが出来る(料理を食べさせる前に一定のアイテムが必要な場合がある)。

「FR:EE-LMBS」
今作の戦闘システムであり、正式名称はフレックスレンジ:エレメント エンハンスト リニアモーションバトルシステム(通称フリーリムス)。『アビス』に搭載された「FR-LMBS」をベースとし、新要素として戦闘フィールド上の属性を示すエレメントグリッドを追加、前作に存在したユニゾン・アタックも引き継がれている。

用語

精霊ラタトスク
魔物の王にして大樹カーラーンの精霊。センチュリオンに命じて世界のマナのバランスを保つ世界の守護者。現在は、球の形をした宝石のようなコアの状態で眠っている。大樹カーラーンを滅ぼしたヒト(=人間とエルフ)とハーフエルフを憎んでいる。昔信頼したハーフエルフ(作中の会話からミトスのことと思われる)にデリスエンブレムを渡し、裏切られたことから、ギンヌンガ・ガップに罠を仕掛けた。
エイト・センチュリオン
ラタトスクに付き従う、精霊でも動物でもない孤高の生命体。世界の属性を司る。魔物と縁を結び配下にすることで力をつける。孵化している状態ではラタトスクのコアと同じく宝石状態だが、生物状態のものもあり、双方とも人語を話せる。孵化していない蕾のような形のセンチュリオン・コアに通常の人間が長時間触れていると、自我を失って暴走する。大気中のマナを吸収して活動するため食事は必要ない。
魔界ニブルヘイム
魔族が住む世界。ヒトが住む世界とはギンヌンガ・ガップで繋がっている。
ギンヌンガ・ガップ
ニブルヘイムとヒトが住む世界を分ける扉。精霊ラタトスクが作った。鍵となるのはエイト・センチュリオンとラタトスク。
ヴァンガード
統一された世界で、文明の進んだテセアラ人とマーテル教団の仕打ちからシルヴァラント人を守るため、結成された戦闘集団。
血の粛清
マーテル教会が「神子への反逆罪」の名目により、パルマコスタで集会を開いていたヴァンガードを武力制圧した事件。首謀者は前作の主人公であるロイドとされていたが、実はヴァンガードの自作自演だった。

注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

パーティーキャラクター

こちらも参照。

エミル・キャスタニエ (Emil Castagnier)
- 下野紘
16歳・身長169cm・体重60kg 闇属性 一人称・僕
主人公。金髪、褐色の肌、緑色の瞳を持つ少年剣士。目上の人に対しては敬意を持って接する素直な若者だが、気弱な臆病者で、自己判断が苦手。周りに責められるとすぐ下を向いて謝罪を口にする。ロイドに「血の粛清」で両親を殺されたことから彼を憎んでいたが、真相を知り、考えを改める。両親亡き後は、母の妹でルインに住むフロルに引き取られた。ルインは前作『シンフォニア』でロイド達の手により復興した町であるため、ロイドを憎むエミルは目の敵にされていた(後のサブイベントで、叔母や叔父と和解し、町の人間にも認めてもらえた)。
リヒターとは、町の子供達に苛められていたところを助けられたときに出会った。「勇気は夢を叶える魔法」という言葉も彼に教えてもらった言葉であり、恩人のリヒターにだけはどうしても非情になれない面がある。リヒターと対峙していたマルタを守るため契約を交わし、ラタトスクの騎士となる。旅に出てからは、自分の意見や感情を素直に表現出来るまでに成長した。
ラタトスクの力が表に出ると(この状態は「ラタトスクモード」と呼ばれる)瞳の色が赤くなり、性格も粗暴で好戦的となり、一人称も「俺」に変わる。実は、エミルの正体は精霊ラタトスクそのもの。本当の「エミル・キャスタニエ」と呼ばれるべき人間は死亡しており、エミルとしての人格と記憶は彼が殺された「血の粛清」で目覚めた際に生まれ、肉体はアステルの姿を借りている。ラタトスクモードこそが、本来のラタトスクの人格である。
よく家事を手伝わされていたせいか料理は上手で、大根から白鳥、カボチャからカメを作るなどの細かい飾り切りも得意。テネブラエ曰く「芸術品」。ラタトスクモードの場合、味は普段のエミルと変わらないが盛りつけ方がかなり雑になる。勉強は出来ない。「スケベ大魔王」の称号を得る羽目に陥るなど、悲惨な目に遭うこともある。
TPは低いものの、ゲーム中では唯一空中でコンボを決められるため、反撃されずに戦える。だが、上昇斬りをガードされると途端に弱くなる。スキルによっては無限コンボも可能で、手に入れたセンチュリオン・コアの力を使って全属性の技を使うことも出来る。
年齢は16歳ということになっているが、これはラタトスクが出会った当時のアステルの年齢であり、ラタトスク自身は1万年以上前から存在している。
マルタ・ルアルディ (Marta Lualdi)
16歳・身長153cm・体重43kg 光属性 一人称・私
声 - 釘宮理恵
ヒロイン。栗色の長髪で、頭の左右に母親の形見である白い造花の髪飾りをつけている。勝気で物事をはっきりさせたがる性格。かつてエミルらしき人物に助けられた過去(実際には助けたのはロイドであったが、気絶していた彼女はそう誤認した)があり、惚れ込んだエミルとの再会後は彼に度重なるアプローチをしている。かなり癖の強い女性陣の中では普通の少女である。
エミルが普段臆病なのは実力を隠しているだけ、と考えるなど、思い込みが激しい。冷静に物事を判断出来るタイプだが、大切な仲間や自分達の騒動に巻き込まれた罪もない人のことになると周りが見えなくなり、何も考えずに1人で突進する傾向もある。自分のスタイルを気にしており、着やせだと言い張る。料理の腕は、リフィルに負けず劣らず下手。ただし、物語終盤では本人の味見の効果から奇跡の成長を遂げた。勉強を苦手とするものの、地理には詳しい。乗り物酔いの激しさから乗り物は全般的に苦手。
父親はヴァンガードの総帥ブルートで、ソルムのセンチュリオン・コアによって豹変した父親を元に戻すため、ラタトスク・コアを奪って逃走した。その結果が、本作の物語が始まるきっかけとなる。
ウエストバッグの表に『アビス』のトクナガのワッペン、左サイドに同作のキャラ・ミュウのキーホルダーをつけている。
回転刃スピナーを武器とした格闘戦のほか、額に寄生したラタトスク・コア(ラタトスクの身を守るための偽物)の力により、純粋な人間でありながら魔術や治癒術を使える。

前作のパーティーキャラクター

クラトスを除き、一部のイベントでパーティーとして加入する(ただし経験値は入らず、装備の付け替えも不可能。最高レベルは終盤に50で固定)。また、一部キャラの身長・体重こそ変化はあるが、グラフィックは前作のままである。

ロイド・アーヴィング (Lloyd Irving)
19歳・身長178cm・体重63kg 火属性
声 - 小西克幸
前作の主人公。声が低くなり、身長が伸びている。鳶毛のツンツン頭。「血の粛清」の首謀者とされており、かつての仲間達の前から姿を消しセンチュリオン・コアを集めている。熱血漢だった2年前から心身共に成長したためか、本作では全体的にクールな一面を見せ、ことわざも披露するが、本質や勉強が苦手な点、正義を振りかざすのを嫌う点は変わっていない(やっと九九は出来るようになった)。自ら「謎のジュエルハンターロイド・アーヴィング」と名乗ったり、前作の自分の似顔絵のポスターを無造作に貼り付けるなど、ボケキャラな面も健在。前作同様(誤解ではあるが)「スケベ大魔王」の称号も得る。
リフィルのことを先生ではなく呼び捨てにすることもある。
コレット・ブルーネル (Collet Brunel)
18歳・身長158cm・体重44kg 光属性
声 - 水樹奈々
前作のヒロイン。シルヴァラントの再生の神子。金色の長髪で、背中から光翼を生やして飛ぶことができる(この羽について、エミルやマルタは作中1回も触れていない)。行方不明になったロイドを捜す旅に出た。彼にほのかな想いを寄せ、いつもその身を案じている。ドジっ子及びドジがもたらす幸運は健在。
ジーニアス・セイジ (Genius Sage)
14歳・身長151cm・体重40kg 氷属性
声 - 折笠愛
ロイドの親友のハーフエルフ。一見白髪だが、ジーニアス自身は銀髪と主張している。「血の粛清」以降足取りが掴めないロイドを捜す途中で、同じくロイドを追うエミルらと出会い、年齢の近さもあり彼らと仲良くなる。真相を語らないロイドに冷たくされるが、彼を信じ続ける。リフィルと分かれて旅をしており、その間に少し身長が伸びた(ただし1ミリ)。プレセアの影響により、肉球友の会に入会した。上級魔術・秘奥義ともにインディグネイションを使う。
リフィル・セイジ (Refill Sage)
25歳・身長166cm・体重49kg 水属性
声 - 冬馬由美
かつての世界再生に同行したイセリアのハーフエルフの教師で、ジーニアスの姉。遺跡を目にすると性格が豹変するほどの遺跡マニア。大人としての言動に徹するため、エミルやマルタには性格の温かみが伝わっていないものの、心からロイドを心配している。フエル爆弾というあだ名の持ち主で、前作ではイセリア以外の人間牧場をすべて爆破している。このあだ名は、爆弾を増やせる人、という勘違いをエミルに齎した。
藤林しいな (Shihna Fujibayashi)
21歳・身長164cm・体重48kg 風属性
声 - 岡村明美
ミズホの里の符術士で、現在は里の頭領。前作同様、頻繁に落とし穴に落ち、ロイドに好意を抱いている。考えるよりまず行動というタイプで、考え始めると頭をかく。微妙な空気と静寂が苦手。母性も備えており、エミルに「お母さん」と呼ばれる場面がある。彼女の豊満な胸は、テネブラエやゼロスから称賛され、温泉イベントでは同性のマルタからも育てるコツを質問されるなど、話題のネタになることが多い。
ゼロス・ワイルダー (Zelos Wilder)
24歳・身長179cm・体重68kg 雷属性
声 - 小野坂昌也
テセアラの神子。妹思いでテネブラエ曰く「シスコン」。前回の旅の経験からロイドを一心に信じており、彼への敵意を露わにしていたエミルとマルタに冷たい態度を取ることもあった。和解後は2人に料理を振る舞うが、ご飯と鰹節のエミルに対し、マルタにはフルコースを用意するなど、女尊男卑は相変わらずで、発言も周りが呆れるほど女性重視。第一印象や普段の言動からか、年齢を重んじて敬語で話しかけるエミルも、名前は呼び捨てにする(リフィルやリーガル、当初のしいなやロイドには「さん」付けだった)。時折ロイドを「ハニー」と呼ぶ影響か、ゼロスの執事もロイドを「ハニー」と呼ぶ。
プレセア・コンバティール (Presea Combatir)
14歳(外見年齢。実年齢は30歳)・身長150cm・体重38kg 地属性
声 - 桑島法子
木こりで生計を立てる少女。かつてエクスフィアの実験体にされたことで感情を失っていたが、現在は理性を取り戻した。実験前は活発な性格だった。レザレノカンパニー製品開発部門の嘱託でもあり、デクスが使用しているアイアンメイデンの開発にもかかわっていた。肉球友の会の会員。
リーガル・ブライアン (Regal Bryant)
35歳・身長189cm・体重85kg 水属性
声 - 大塚明夫
レザレノカンパニーの会長。プレセアの妹ですでに亡くなったアリシアとは恋人だった。本作では、手枷を外して会長職に専念していたが、ある事件により投獄され、再び囚人服を着ることになるなど、何かと牢獄や手枷と縁がある。プレセア同様、肉球友の会の会員。
クラトス・アウリオン (Kratos Aurion)
4000歳以上
声 - 立木文彦
元クルシスの四大天使でロイドの実父。現在はデリス・カーラーンで最果ての旅に出ている。本作ではイベント登場のみ。冒頭のナレーションは、クラトス役の立木文彦が演じている。

ヴァンガード

リヒター・アーベント (Richter Abend)
声 - 浜田賢二
20歳・身長180cm・体重75kg 水属性(最終戦のときは風貌が変わり火属性となる) 一人称・俺
神子の輝石を捜し求める青年。今作のラスボス。元はサイバックの学術研究員。苛烈な性格で、ハーフエルフという種族ゆえに虐げられた生い立ちから、差別や迫害を行う者を憎み、その状況に行動を起こさない被虐側の者も憎んでいる。ルインに来た際、苛められていたエミルにかつての自分を重ね、「勇気は夢を叶える魔法」という言葉を教えて以降、何かと気遣うようになる。調理した経験がなかったため、料理はとても下手(自覚済み)で、食べたエミルが死んだ母の幻を見ながら気絶したことがある。剣と斧の二刀流で戦い、魔術も扱う。
エミルに注目していた真の理由は、リヒターの親友で、ラタトスクによって殺害されたアステルという青年とエミルが酷似していたため。ラタトスク消滅を企んだのも、親友の仇討ちのためだった。その後、ラタトスク(エミル)の優しさに触れたことで、復讐を断念する。パーティキャラ達に同行するラスボスは過去のシリーズにも存在したが、パーティキャラとして参加するラスボスは初となる。
テイルズ オブ バーサス』に、ラタトスク勢(シンフォニア勢は除く)から唯一登場。シグルスではないが、目的成就のために他シグルスと接触を図る。『テイルズ オブ ヴェスペリア』では、ジュディスのコスチュームに彼の衣装がある。
アリス (Alice)
声 - 金月真美
18歳(自称)・身長160cm・体重48kg 氷属性 一人称・アリス、アリスちゃん、私
ヴァンガード戦闘班のリーダー。外見は清純そうな美少女だが、性格は腹黒でサディスティック。魔物をヒュプノスと呼ばれる機械で操って使役し、自らはと魔術(ハーフエルフゆえに可能)を扱う。気に入った男性は「くん」付けで呼び、危険信号を伴う女性は「ちゃん」付けで呼ぶ。デクスに対しては呼び捨てや蔑称で毛嫌いして見せるが、内心では愛している。
デクス (Decus)
声 - 陶山章央
24歳・身長178cm・体重70kg 火属性 一人称・オレ
ヴァンガード工作班のリーダー。センチュリオン・コアの力でロイドに化け、「血の粛清」や他の虐殺事件を実行していた。同じ孤児院出身のアリスを溺愛している。彼女からは3K(キモい・キショイ・クサイの略)で呼ばれ、鬱陶しがられているが、本人は「クール、かっこいい、輝いてる!」の3Kと勘違いしていた。アリスのためなら何でもするほど一途な性格で、非道な虐殺行為を繰り返せたのも、アリスに気に入られたいとの思いからだった。通販が趣味で、愛用のメロメロコウという香水も通販で取り寄せて気に入ったもの。ただ、その悪臭は凄まじく、直接瓶から嗅ぐとソルムのコアの暴走で凶暴化した精神でさえ一時的に元に戻らせるほど、公害級の威力を放っており、テネブラエのコアを感じる能力ですらもこの臭いによって狂わされる。武器も、通販で買ったアイアンメイデンに収めた大剣で、名前は暗黒邪神剣ゴールデンドーン。どれもアリスに振り向いてもらうために買ったものだが、報われることはなかった。
ブルート (Brute)
声 - 西凜太朗
45歳・身長182cm・体重78kg 地属性
ヴァンガード総帥。マルタの父親。風貌はスキンヘッドの辮髪で、頭部にソルムのコアの紋様が浮かんでいる。巨大な杖を持ち、センチュリオン・コアの力で強力な魔術を使う。センチュリオン・コア集めは趣味。ソルムのセンチュリオン・コアの暴走で残忍な性格と化していたが、本来は心優しく、美味とは言えないマルタの料理を「おいしい」と笑顔で食べる娘思いの親である。
ホーク (Hawk)
声 - 岸祐二
38歳・身長174cm・体重68kg 風属性
ヴァンガード戦闘班サブリーダー。かなりの小心者。アリスからは「ホーくん」と呼ばれる。武器は両手に装備する鉤爪型の籠手。かつてはリーダーだったが、当時新人だったアリスに叩きのめされ、座を奪われた。その際、背中に恥ずかしい文字に見える傷を残され、以来アリスへの反逆は不可能となった。人望はあり、部下達からは慕われている。
マーグナー (Magner)
声 - 茶風林
40歳・身長180cm・体重100kg 地属性
マーテル教会騎士団の団長を偽る、高慢な態度の男。部下からの信頼は低い。武器は巨大な槍。アリスから「マーくん」と呼ばれたがっている。

センチュリオン

テネブラエとソルム以外の名前には、それぞれの属性のラテン語が用いられている。

テネブラエ (Tenebrae)
声 - 大塚芳忠
マルタに付き従う闇のセンチュリオン。5本指の手のような長い尾に、燕尾服を纏った黒豹に近い姿をしている。エミルにラタトスクの騎士としての契約を迫った。旅の途中では、前作との違いやダンジョン攻略のヒントなど、さまざまな情報やアドバイスを授けてくれる。ラタトスクとの契約時に変わったエミルの服の作り手であり、防水・防菌性やデザインなどの説明を延々続けようとしていた。生真面目だが、ウィットに富んだ喋り方を好む。口が悪く陰険ではあるものの、ジョークも飛ばし、コレット達のせいで話が空回りさせられるなど、憎めない性格。パーティキャラからは老け振りを指摘され、周りからつけられるあだ名を嫌がる。嗅覚はあったり船酔いしたりはするが寒さは感じないらしく、感覚について聞かれた時は暗さ以外に何も感じないような返答をしていた。闇のセンチュリオンとして、闇の良さをエミル達にわかってもらおうと努めているが、あまり報われてはいない。さまざまな姿への変化が可能で、釣り竿や美女(セルシウス似)などになることも出来る。
メルトキオにて、ヒュプノスで操られた魔物からエミルと町を庇ってコア化する。その後闇の神殿でリヒターにコアをねらわれるが、エミルたちの尽力の末復活する。
テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー2』では、Tシャツの模様に描かれている。
アクア (Aqua)
声 - 本多陽子
リヒターに付き従う水のセンチュリオン。長髪の先端が魚類の尾に似ており、空中を泳いで移動する。女性の姿。活発な性格で二面性が激しい。リヒターに同情していたが、後に彼を愛するようになる。リヒターの野望の真相を承知の上で、成就させるためにエミル達の邪魔をする。根本的に、生真面目なテネブラエとは相性が悪く、罵倒して嫌っている。

名前とコアのみ

ルーメン
光のセンチュリオン。
ウェントス
風のセンチュリオン。
イグニス
火のセンチュリオン。特定の条件を満たすと入手不可となり、エンディングに影響する。
グラキエス
氷のセンチュリオン。
トニトルス
雷のセンチュリオン。特定の条件を満たすと入手不可となり、エンディングに影響する。
ソルム
地のセンチュリオン。幻惑の力を持つ。

その他のキャラクター

レイソル & ラナ
声 - 加瀬康之(レイソル)・引田有美(ラナ)
パルマコスタに在住し、血の粛清で亡くなった「エミル」の実の両親。
アルバ & フロル
声 - 千葉繁(アルバ)・堀越真己(フロル)
エミルを引き取った、ルインに住む夫婦。フロルはエミルの母・ラナの妹。ロイドを憎むエミルを嫌い、「厄病神」と酷く罵った。本物の「エミル」に生前会ったことがなかったため、エミルと名乗った主人公をラナの息子だと思い込んだ。終盤で和解する。
フロルを演じた堀越はテイルズオブリバースでも『主人公のおばさん』を演じている。
ジダ & モル
ルインに住む双子の兄弟。ロイドを憎むエミルを化け物呼ばわりし、苛めていた。終盤のサブイベントで和解する。
トマス
パルマコスタの漁師でエミルの隣人。海が荒れた原因を探るため、シラカミ山地の王朝跡に向かった日以来、行方不明となっている。小説版では気前のいい青年で、エミルを実の弟のように可愛がっていた。
ユアン・カーフェイ
声 - 森川智之
新たな「世界樹」の守り人。元クルシスの四大天使で、レネゲードの元首領でもあるハーフエルフ。アスカード出身。救いの塔跡から何者かとの通信を重ねている。1周目では相手が謎のままだが、2周目以降はクラトスだとわかる。今作でフルネームが明らかになった。ちなみにテネブラエとは作中の台詞から面識があることが伺えるが、双方ともそれについて触れることはなかった。
セレス・ワイルダー
声 - 今野宏美
ゼロスの異母妹。エクスフィアを返還しているため、前作のような戦える力はない。偶然グラキエスのコアを手に入れたことから、エミル達が持つセンチュリオン・コアを奪うため、ロイドに化けたデクスに誘拐された。
ヴェリウス
声 - くじら
人々の心の中に棲む心の精霊。マーテル教会聖堂でコンタクトを取りやすい。人工精霊コリンの生まれ変わり。本作で最も重要な精霊である。
ダイク
声 - 佐藤正治
ロイドの義父。ドワーフ。職業は鍛冶屋で、趣味はガーデニング。魔物と戦える力も持っている。武器は両手鎚。
アルテスタ
声 - 竹本英史
かつてクルシスに協力していたドワーフ。現在は発明屋を営んでいる。前作では、オゼットを全焼させた罪悪感からプレセアとの接触をためらっていたが、現在は打ち解けて会話出来るようになった。
アイーシャ
声 - 福圓美里
イズールド出身の女性。精霊を呼ぶ儀式を行える。
アステル
声 - 下野紘
エミルのモデルとなった人間の青年。ハーフエルフと間違えられるほど頭脳明晰で、9歳の頃から研究員として働いていた。リヒターと意気投合し親友になる。乱れるマナの流れを安定させるようラタトスクに頼んだが、当時のラタトスクは世界を壊し続ける人とハーフエルフを信じず、滅ぼそうとしていた。それを止めようとしたため、ラタトスクに殺される。享年16歳。
テセアラ王
声 - 掛川裕彦
メリッサ&クリストファー
前作に登場したニセ神子一行のうちの二人。とあるクエストイベントで登場する。マーテル協会に捕われた仲間のジュードとコリーナの釈放と引き換えに奉納金を要求されており、そのために盗賊稼業をしていたが、クエストをクリアすると足を洗う。

主題歌

関連商品

小説

矢島さら著・ファミ通文庫

  • テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- 世界(とき)の願い
    1. (2008年9月1日発売) ISBN 978-4-7577-4373-1
    2. (2008年10月30日発売) ISBN 978-4-7577-4486-8
    3. (2008年12月26日発売) ISBN 978-4-7577-4584-1
  • テイルズ オブ シンフォニア −ラタトスクの騎士− 果てない想い 上
    1. (2010年3月29日発売予定)

攻略本

  • テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- 精霊の書 ISBN 978-4-08-779465-6
  • テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- 公式コンプリートガイド ISBN 978-4-902372-18-2
  • テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- パーフェクトガイド ISBN 978-4-7577-4472-1

サウンドトラック

  • テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士- オリジナルサウンドトラック

外部リンク