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宮内一男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
みやうち かずお
宮内 一男
別名義 宮内一夫
生年月日 (1940-11-19) 1940年11月19日(83歳)
出生地 日本の旗 日本埼玉県
国籍 日本
職業 録音技師
ジャンル 映画
活動期間 1961年 - 2000年
事務所 東宝映画
受賞
日本アカデミー賞
第17回「ゴジラvsメカゴジラ
第19回「ゴジラvsデストロイア
第22回「絆 -きずな-
その他の賞
第47回日本映画技術賞録音特別賞「ゴジラvsメカゴジラ
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宮内 一男(みやうち かずお、1940年昭和15年〉11月19日[1][2] - )は、日本映画録音技師埼玉県出身[1]東宝映画所属[1]

経歴

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東宝で録音助手を長く務め、1974年に短編映画で技師デビューし、1981年に長編映画の録音技師に昇格。

1989年以降の平成ゴジラシリーズで録音を担当(『ゴジラvsモスラ』を除く)[2]1996年の『モスラ』を最後に岩瀬と共に特撮映画を退き、2000年定年退職を機に引退。

代表作

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映画

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公開年 作品名 製作(配給) 監督 役職
1961年(昭和36年) 7月30日 モスラ 東宝 本編:本多猪四郎
特撮:円谷英二
録音助手
10月29日 B・G物語 二十才の設計 丸山誠治
1962年(昭和37年) 7月14日 日本一の若大将 福田純
9月8日 早乙女家の娘たち 久松静児
1963年(昭和38年) 1月15日 女に強くなる工夫の数々 千葉泰樹
5月22日 写真記者物語 瞬間に命を賭けろ 坪島孝
1965年(昭和40年) 8月25日 香港の白い薔薇 東宝
台湾省電影製片廠
(東宝)
福田純
1966年(昭和41年) 1月3日 無責任清水港 東宝
渡辺プロダクション
(東宝)
坪島孝
5月28日 クレージーだよ奇想天外
10月1日 あこがれ 東宝 恩地日出夫
1967年(昭和42年) 1月1日 レッツゴー!若大将 岩内克巳
1968年(昭和43年) 2月24日 続・社長繁盛記 松林宗恵
4月10日 ザ・タイガース 世界はボクらを待っている 東宝
渡辺プロダクション
(東宝)
和田嘉訓
1969年(昭和44年) 11月1日 日本一の断絶男 須川栄三
1972年(昭和47年) 2月26日 制服の胸のここには 東宝スタジオ
(東宝)
渡辺邦彦
1973年(昭和48年) 7月7日 忍ぶ糸 東宝映画
俳優座
(東宝)
出目昌伸
1974年(昭和49年) 3月21日 ハロー!フィンガー5 東宝映像
(東宝)
福原進 録音
1975年(昭和50年) 3月21日 雨のアムステルダム 東宝映像
渡辺企画
(東宝)
蔵原惟繕 録音助手
1981年(昭和56年) 2月11日 青春グラフィティ スニーカーぶる〜す 東宝映画
東宝映像
(東宝)
河崎義祐 録音
7月11日 ねらわれた学園 角川春樹事務所
オフィス・ヘンミ
(東宝)
大林宣彦
7月11日 ブルージーンズ メモリー 東宝映画
東宝映像
(東宝)
河崎義祐
12月20日 グッドラックLOVE
1982年(昭和57年) 8月7日 ハイティーン・ブギ 舛田利雄
12月18日 三等高校生 東宝映画
東宝映像
ジャニーズ事務所
(東宝)
渡辺祐介
1983年(昭和58年) 8月4日 嵐を呼ぶ男 井上梅次
12月24日 エル・オー・ヴィ・愛・N・G 舛田利雄
1984年(昭和59年) 8月11日 零戦燃ゆ 東宝映画
東宝映像
(東宝)
本編:舛田利雄
特撮:川北紘一
1985年(昭和60年) 1月26日 愛・旅立ち[1] フィルムリンクインターナショナル
(東宝)
12月21日 姉妹坂[1] 東宝映画
東宝映像
(東宝)
大林宣彦
1986年(昭和61年) 12月13日 恋する女たち[1] 大森一樹
1987年(昭和62年) 8月1日 19ナインティーン[1] 東宝映画
東宝映像
ジャニーズ事務所
(東宝)
本編:山下賢章
特撮:川北紘一
12月19日 「さよなら」の女たち[1] 東宝映画
東宝映像
(東宝)
本編:大森一樹
特撮:川北紘一
1989年(平成元年) 5月13日 マイフェニックス[1] 東宝映画
東宝映像美術
東急エージェンシー
(東宝)
西河克己
7月22日 ガンヘッド 東宝映画
東宝映像美術
サンライズ
BANDAI
角川書店
IMAGICA
(東宝)
本編:原田眞人
特撮:川北紘一
録音助手
12月16日 ゴジラvsビオランテ[1][2] 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
本編:大森一樹
特撮:川北紘一
録音
1991年(平成3年) 12月14日 ゴジラvsキングギドラ[2] 東宝映画
東宝映像美術
ファーストウッド・エンターテインメント
(東宝)
1993年(平成5年) 12月11日 ゴジラvsメカゴジラ[2] 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
本編:大河原孝夫
特撮:川北紘一
1994年(平成6年) 12月10日 ゴジラvsスペースゴジラ[2] 本編:山下賢章
特撮:川北紘一
1995年(平成7年) 12月9日 ゴジラvsデストロイア[2] 本編:大河原孝夫
特撮:川北紘一
1996年(平成8年) 12月14日 モスラ 本編:米田興弘
特撮:川北紘一
1998年(平成10年) 6月6日 絆 -きずな- 根岸吉太郎
1999年(平成11年) 6月5日 催眠 TBS
東宝
落合正幸
2000年(平成12年) 6月10日 クロスファイア TBS
東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
金子修介
7月15日 ジュブナイル 小学館
フジテレビ
メディアファクトリー
ジェイアール東日本企画
三井物産
白組
ROBOT
(東宝)
山崎貴

博覧会

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期間 テーマパーク名 主催 担当パビリオン 製作会社、スポンサー 役職
1994年3月18日 1998年7月1日 サンリオピューロランド 安田火災海上保険 夢のタイムマシン・怪獣プラネットゴジラ 録音

受賞歴

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受賞年 受賞名
1994年(平成6年) 第47回 日本映画技術賞 録音特別賞
第17回[3] 日本アカデミー賞 優秀録音賞
1996年(平成8年) 第19回[4]
1999年(平成11年) 第22回[5]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j ゴジラ大百科 1990, p. 99, 「ゴジラ・スタッフ名鑑」、最新ゴジラ大百科 1991, p. 97, 「ゴジラスタッフ名鑑」
  2. ^ a b c d e f g 野村宏平、冬門稔弐「11月19日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、328頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  3. ^ 第17回日本アカデミー賞結果発表
  4. ^ 第19回日本アカデミー賞結果発表
  5. ^ 第22回日本アカデミー賞結果発表

参考文献

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  • Gakken MOOK(Gakken
    • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1990年1月1日。 
    • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA 最新ゴジラ大百科』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken〈Gakken MOOK〉、1991年12月1日。 
  • 『映画の賞辞典』日外アソシエーツ、2009年。ISBN 4816922237 
  • 『映画賞受賞作品事典 邦画編』日外アソシエーツ、2011年。ISBN 4816923128 

外部リンク

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