コンテンツにスキップ

米田興弘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
よねだ おきひろ
米田 興弘
生年月日 (1952-05-08) 1952年5月8日(73歳)
出生地 日本の旗 日本 長野県
主な作品
モスラ』シリーズ
テンプレートを表示

米田 興弘(よねだ おきひろ[1][2]1952年昭和27年〉[1][3]5月8日[4][注釈 1] - )は日本映画映画監督長野県出身[4][1][3]

経歴

[編集]

大学卒業後の1976年(昭和51年)に東宝映画に助監督として入社[1][2][3]。1982年(昭和57年)に文化庁の在外研修生として渡米[1][2]

主に黒澤明作品の監督助手についていた。1996年(平成8年)、プロデューサーの富山省吾と製作部長の森知貴秀からの勧めで、映画『モスラ』にて監督デビューした[6][1][2][3]。その後はテレビディレクターとして活躍する。

人物

[編集]

米田は映画について、メッセージや作家性は不要と述べており、見る楽しみや驚きがなければ価値がないと語っている[6]

富山は、米田について叙情性を持っており、本多猪四郎とも交流があったことから娯楽映画のアプローチ法を心得ていたと評している[7]。米田自身は、本多にはとても敵わないが、理想だけは高く持とうと決めたと述べている[1]

『モスラ』のオファーを受けた際、米田は助監督を20年続けて映画の仕事はそろそろ潮時と考えており、巡ってきた幸運だと思いこれを引き受けた[1]

モスラシリーズに出演した小林恵は、米田について必ず笑顔で役者の前に現れ、人の話をきちんと聞き入れ、自身らが一生懸命になれる演出を行っていたと述べている[8][9]。共演者の山口紗弥加は、米田から細かい部分まで説明を受け、演技しやすい環境を作ってもらったと語っている[10]。同じく羽野晶紀も、米田はいつも現場の中で一番楽しそうにしていたと証言しており、無邪気で一生懸命な米田の姿を見るとしんどい撮影も頑張ることができたと述懐している[11]

代表作

[編集]

映画

[編集]
公開年月日 作品名 制作(配給) 役職
1996年 12月14日 モスラ[5][3] 東宝映画
(東宝)
監督
1998年 12月12日 モスラ3 キングギドラ来襲[5][3] 監督

助監督

[編集]
公開年月日 作品名 制作(配給) 役職
1976年 10月23日 あにいもうと[3] 東宝映画
東宝
監督助手
1977年 4月2日 悪魔の手毬唄[1]
12月17日 惑星大戦争 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
1980年 4月26日 影武者[3] 東宝映画
黒澤プロダクション
(東宝)
1985年 6月1日 [1] グリニッチ・フィルム
ヘラルド・エース
(東宝)
12月21日 雪の断章 情熱 東宝映画
(東宝)
チーフ助監督
1987年 1月17日 映画女優[3] 監督助手
8月1日 トットチャンネル[1] チーフ助監督
2月5日 「さよなら」の女たち 監督助手
1990年 5月25日 黒澤プロダクション
ワーナー・ブラザース
1991年 5月25日 八月の狂詩曲 黒澤プロダクション
フィーチャーフィルムエンタープライズII
松竹
12月14日 ゴジラvsキングギドラ[3] 東宝映画
ファーストウッド・エンターテインメント
(東宝)
チーフ助監督
1993年 4月17日 まあだだよ 大映
電通
黒澤プロダクション
(東宝)
監督助手
1994年 7月9日 ヤマトタケル 東宝映画
(東宝)
12月10日 ゴジラvsスペースゴジラ[3]
1995年 5月27日 ひめゆりの塔 チーフ助監督
12月9日 ゴジラvsデストロイア[3] 監督助手
1998年 6月6日 絆 -きずな- チーフ助監督

テレビ

[編集]
期間番組名制作(放送局)サブタイトル
2004年10月2日2005年9月24日 幻星神ジャスティライザー[3]テレビ東京
東宝
読売広告社
ゼネラル・エンタテイメント
第9話 「オリオン座の秘密」
第10話 「貫け! 信じあう心」
第21話 「暗黒騎士デモンナイト!」
第22話 「激闘! 立ち上がれ真也」
第35話 「覚醒! 伝説の騎士」
第36話 「魔神ダルガ登場!」
第37話 「捕らわれたデモンナイト」
第42話 「対決! 三大幹部」
第43話 「最高のヒーロー」
2005年10月1日2006年6月24日 超星艦隊セイザーX[3]第1話 「拓人は燃えているか!」
第2話 「燃えろ! グレートライオ」
第5話 「探検! シャーク4を探せ」
第6話 「ぼくたちのヒーロー」
第11話 「父、帰る」
第12話 「決戦は空の彼方で」
第13話 「聖なる夜に」
第24話 「第四の将軍」
第25話 「変わり始めた歴史」
第33話 「信じあう仲間」
第34話 「12個集結?コスモカプセル」

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. 書籍『ゴジラ365日』では、1954年5月8日と記述している[5]

出典

[編集]
  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 モスラ 特集号 1996, pp. 38–39, 「スタッフ・インタビュー 米田興弘(監督)」
  2. 1 2 3 4 モスラ3超全集 1999, p. 47, 「米田興弘氏インタビュー」
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 レジェンド・オブ・モスラ 2024, pp. 132–134, 「スペシャルインタビュー 米田興弘 平成モスラシリーズ『モスラ』『モスラ3』 本編監督」
  4. 1 2 最新ゴジラ大百科 1991, p. 98, 「ゴジラスタッフ名鑑」
  5. 1 2 3 野村宏平、冬門稔弐「5月7日 / 5月8日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、127頁。ISBN 978-4-8003-1074-3
  6. 1 2 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 36–39, 「インタビュー 米田興弘」
  7. 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 34–35, 「インタビュー 富山省吾」
  8. 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 64–66, 「インタビュー 小林恵」
  9. モスラ 特集号 1996, pp. 54–55, 「キャスト・インタビュー 小林恵(モル役)」
  10. モスラ 特集号 1996, pp. 56–57, 「キャスト・インタビュー 山口紗弥加(ロラ役)」
  11. 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 70–73, 「インタビュー 羽野晶紀」

参考文献

[編集]

外部リンク

[編集]