六足論
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六足論(ろくそくろん)とは、仏教の部派の1つである説一切有部における、6つの論書の総称。この「六足論」に対して、『発智論』を「身論」と呼ぶ。
大正蔵では第26巻「毘曇部一」のNo1536-1542にかけて収録[1]。
構成
[編集]六足論は、以下の6論から成る。
- 『集異門足論』(しゅういもんそくろん、梵: Saṃgītiparyāya[2][3])
- 『法蘊足論』(ほううんそくろん、梵: Dharmaskandha[2][3])
- 『施設論』(せせつろん、梵: Prajñapti[4], Prajñaptibhāṣya[4], Prajñaptiśāstra[4], )
- 『界身足論』(かいしんそくろん、梵: Dhātukāya[3] )
- 『識身足論』(しきしんそくろん、梵: Vijñānakāya[3] )
- 『品類足論』(ほんるいそくろん、梵: Prakaraṇa[5], Pakaraṇa[5], Prakaraṇagrantha[4], Prakaraṇapāda[4], Prakaraṇaśāstra[4])
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考文献
[編集]- 榎本, 文雄 (1993年). “『婆沙論』の梵文写本断片”. 印度學佛教學研究 (日本印度学仏教学会) 42 (1): 495-490 .
- 石田, 一裕 (2015年). “仏典は書き換えられるのか?―― 『大毘婆沙論』における「有別意趣」の考察を通して――”. 印度學佛教學研究 (日本印度学仏教学会) 63 (3): 1282-1288 .
- 木村, 誠司 (2019年). “いわゆる六足発智についての報告”. 駒沢大学仏教学部研究紀要 (駒澤大学) 77: 110-101 .