摂大乗論
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『摂大乗論』(しょうだいじょうろん、旧字体: 攝大乘論、梵: Mahāyāna-saṃgraha, マハーヤーナ・サングラハ)は、北インドの大乗仏教の僧侶・無著が5世紀頃に執筆した唯識の論書。
無着までの大乗仏教の教義をまとめたもので、『大乗阿毘達磨経』・『解深密経』・『十地経』・『般若経』が引用されている。中国ではこれを論拠として「摂論宗」が誕生した。
構成
[編集]全部で11章からなる。
- 総標綱要分第一
- 所知依分第二
- 所知相分第三
- 入所知相分第四
- 彼入因果分第五
- 彼修差別分第六
- 増上戒学分第七
- 増上心学分第八
- 増上慧学分第九
- 果断分第十
- 彼果智分第十一
関連書
[編集]注釈について
[編集]解説書について
[編集]本論の解説書として、以下が著されている。
翻訳について
[編集]論自体の翻訳本としては、仏陀扇多訳2巻・真諦訳3巻・玄奘訳3巻の漢訳3種と、チベット語訳1種の計4種がある。
注釈書の翻訳本としては以下がある。
- 世親の注釈書には、真諦訳12巻・達磨笈多訳10巻・玄奘訳10巻・チベット語訳の計4種。
- 無性の注釈書には、玄奘訳10巻とチベット語訳の計2種。
日本語訳
[編集]- 長尾雅人『摂大乗論―和訳と注解 (上) (インド古典叢書)』、講談社、1982年6月 ISBN 978-4061437821
- 長尾雅人『摂大乗論―和訳と注解 (下) (インド古典叢書)』、講談社、1987年4月 ISBN 978-4061437845