トヨタ・A型エンジン (初代)
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トヨタ・A型エンジン(トヨタ・Aがたエンジン)は、トヨタ自動車の水冷直列6気筒ガソリンエンジンの系列である。
トヨタ初の量産エンジン。1933年型日本製シボレー乗用車のエンジンを忠実にコピーすることで生まれたが、これには、市場に豊富にある、シボレー用の部品(純正、社外とも)との互換性を持たせることで、整備の迅速化を図る狙いもあった。
エンジン鋳造担当の菅隆俊(かん たかとし)がディーゼルエンジンにヒントを得た、「菅式ヘッド」と呼ばれるハイ スワール インテークポートを考案し、ベースとなったシボレーの出力を上回ることに成功した。
型式
[編集]A型 (初代) | |
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トヨタ・A型エンジン (初代) トヨタ産業技術記念館蔵 | |
生産拠点 |
トヨタ自動車工業 (現・トヨタ自動車) |
製造期間 | 1935年11月 - 1947年7月 |
タイプ | 水冷直列6気筒OHVガソリンエンジン |
排気量 | 3,389cc |
内径x行程 | 84mm×102mm |
圧縮比 | 5.42 |
最高出力 | 62ps/3,000rpm |
最大トルク | 19.4kgf·m/1,600rpm |
A - 3,400cc
[編集]- トヨダ・A1型乗用車(試作車 1935年5月)
- (初)トヨダ・G1型トラック(トヨタ初の量産車 1935年11月(1936年9月[1])
- トヨダ・DA型バスシャーシ(1936年1月[2])
- トヨダ・GA型トラック(1936年9月[3])
- トヨダ・AA型乗用車トヨダ・AA型乗用車|トヨダAA型(トヨタ初の量産乗用車 1936年9月)
- トヨダ・AB型フェートン(AA型のオープンモデル 1936年9月)
- トヨタ・AC型(1943年?月 1944年2月、戦時統制により生産中止)
1947年5-7月 GHQの許可により、外国人視察団用にストック部品を寄せ集めた50台が生産される)
系譜
[編集]- エンジン型式一覧の自動車用エンジンの系譜を参照。
脚注
[編集]- ^ “トヨタG1型トラック”. トヨタ自動車. 2022年11月12日閲覧。
- ^ “トヨタDA型バス”. トヨタ自動車. 2022年11月12日閲覧。
- ^ “トヨタGA型トラック”. トヨタ自動車. 2022年11月12日閲覧。