トヨタ・A型エンジン (初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

トヨタ・A型エンジン(トヨタ・Aがたエンジン)は、トヨタ自動車水冷直列6気筒ガソリンエンジンの系列である。

トヨタ初の量産エンジン。1933年型日本製シボレー乗用車のエンジンを忠実にコピーすることで生まれたが、これには、市場に豊富にある、シボレー用の部品(純正、社外とも)との互換性を持たせることで、整備の迅速化を図る狙いもあった。

エンジン鋳造担当の菅隆俊(かん たかとし)がディーゼルエンジンにヒントを得た、「菅式ヘッド」と呼ばれるハイ スワール インテークポートを考案し、ベースとなったシボレーの出力を上回ることに成功した。

型式[編集]

A型 (初代)
1935 Toyota Type A engine.jpg
トヨタ・A型エンジン (初代)
トヨタ産業技術記念館
製造期間 1935年11月 -
タイプ 水冷直列6気筒OHVガソリンエンジン
排気量 3,389cc
内径x行程 84mm×102mm
圧縮比 5.42
最高出力 62ps/3,000rpm
最大トルク 19.4kgf·m/1,600rpm
テンプレートを表示

A - 3,400cc[編集]

  • トヨダA1型乗用車(試作車 1935年5月)
  • (初)トヨダG1型トラック(トヨタ初の量産車 1935年11月)
  • トヨダDA型バスシャーシ1936年1月)
  • トヨダGA型トラック(1936年9月)
  • トヨダAA型(トヨタ初の量産乗用車 1936年9月)
  • トヨダAB型フェートン(AA型のオープンモデル 1936年9月)
  • トヨタAC型(1943年?月 1944年2月、戦時統制により生産中止)
    1947年5-7月 GHQの許可により、外国人視察団用にストック部品を寄せ集めた50台が生産される)



系譜[編集]


6気筒以上のガソリンエンジン
  • A型(初代) 直6  ┌- G型(2代目) 直6 ──────→ 4気筒 AR型 に統括
  •    ↓    M型 直6 ───→ JZ型 直6 -───┐
  • B型(初代) 直6     VZ型 ∨6MZ型 ∨6 ┴→ GR型 ∨6 → V35A型
  •    └─-→ F型 直6 ───────→ FZ型 直6 ──┐
  •              UZ型 ∨8 ─────┴-→ UR型 ∨8
  • センチュリー専用エンジン V型 ∨8GZ型 ∨12
  • レクサス・LFA専用エンジン LR型 ∨10


4気筒以下のガソリンエンジン
  •         U型 G型(初代)     ┌─-→ SZ型KR型
  •  S型(初代)P型K型 -┬─-→ E型 ──┴─→ NZ型 ─→ NR型
  • C型(初代)R型 -┬→ T型 -┼→ A型(2代目) ┬→ ZZ型 -→ ZR型
  •          ├─────┼→ S型(2代目) ┴-→ AZ型 -→ AR型A25A型
  •          ├─────┴─→ Y型 -┐  TZ型
  •          └────────────┴─→ RZ型 ──→ TR型
  • U型(水平対向2気筒)と KR型(直列3気筒)以外はすべて直列4気筒。
  • G型(初代) は日野ブリスカに搭載されていた GR100 をトヨタのエンジン系列に組み入れて改称。1年で消滅。
  • 初代エスティマ系専用としてアンダーフロア型ミッドシップレイアウトを実現するために造られた TZ型 は AZ型 に統括。


ディーゼルエンジン



関連項目[編集]