コンテンツにスキップ

BEST〜風〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
長渕剛 > 作品リスト > BEST〜風〜
『BEST〜風〜』
長渕剛ベスト・アルバム
リリース
録音 1978年 - 2002年
ジャンル ポピュラー
フォークソング
時間
レーベル フォーライフ
プロデュース 長渕剛
チャート最高順位
長渕剛 アルバム 年表

2001年
BEST〜風〜
2002年
BEST〜空〜
2002年
EANコード
EAN 4988018313472
『BEST〜風〜』収録のシングル
テンプレートを表示

BEST〜風〜』(ベスト・かぜ)は、日本のシンガーソングライターである長渕剛ベスト・アルバム

2002年6月26日フォーライフミュージックエンタテイメントより2枚組でリリースされた。

それまでに発表された楽曲の中から、長渕本人によって幅広く選曲されている。

背景

[編集]

前作『』(2001年)リリース後、長渕は10月3日の神戸国際会館から12月27日の沖縄コンベンションセンター に至るまで、全国21都市全26公演におよぶライブツアー「LIVE 2001 空/SORA」を開催した[1]。さらに翌2002年には1月20日の名古屋レインボーホールから2月9日の日本武道館に至るまで、全国5都市全8公演におよぶ追加ツアー「LIVE 2002 空/SORA in ARENA TOUR」を開催した[1]

5月9日にはシングル「静かなるアフガン」をリリース、この曲は2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件とアメリカが報復として行ったアフガニスタン紛争をテーマとした曲であったが、アメリカを批判した歌詞の内容が問題となり、ほぼすべてのテレビ、ラジオ局にて放送禁止歌とされた[2]

構成

[編集]

本作はフォーライフよりリリースされているが、旧所属レコード会社の東芝EMI時代の曲も収録されている。各シングル、アルバムからの選曲は以下の通りとなっている。

シングル
アルバム

批評

[編集]
専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
CDジャーナル肯定的[3]

音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「フォークかロックか的文脈で語られることの多かった長渕だが、Disc-1の(4)は彼もビジュアル系ロックの祖の一人であることの証明だ」、「都会の路地裏の匂いと、男の強さと弱さをギターに託して歌い続ける、ひとりの"侍"の姿がここに」と評されている[3]

チャート成績

[編集]

オリコンチャートでは最高位5位、登場回数10回となり、売り上げは約15万枚となった。

収録曲

[編集]

全作詞・作曲: 長渕剛(特記除く)。

DISC 1
#タイトル作詞作曲・編曲編曲初出作品時間
1.巡恋歌  鈴木茂シングル「巡恋歌」
2.いつものより道もどり道  石川鷹彦アルバム『風は南から
3.もう一人の俺  長渕剛、瀬尾一三アルバム『乾杯
4.交差点  笛吹利明、長渕剛アルバム『時代は僕らに雨を降らしてる
5.俺らの旅はハイウェイ  長渕剛アルバム『長渕剛LIVE
6.すべてほんとだよ!!  笛吹利明アルバム『HEAVY GAUGE
7.午前0時の向こう側  長渕剛アルバム『HEAVY GAUGE』
8.プライベート  長渕剛アルバム『乾杯』
9.GOOD-BYE青春(作詞:秋元康)  瀬尾一三シングル「GOOD-BYE青春」
10.日めくりの愛  瀬尾一三シングル「花いちもんめ
11.スローダウン  長渕剛、山里剛アルバム『HOLD YOUR LAST CHANCE
12.乾杯  瀬尾一三、長渕剛シングル「乾杯」
13.泣いてチンピラ  瀬尾一三、長渕剛アルバム『LICENSE
14.LICENSE  瀬尾一三、長渕剛アルバム『LICENSE』
15.電信柱にひっかけた夢  矢島賢アルバム『JEEP
合計時間:
DISC 2
#タイトル作詞作曲・編曲編曲初出作品時間
1.JEEP  瀬尾一三、長渕剛シングル「JEEP」
2.JAPAN  瀬尾一三、長渕剛アルバム『JAPAN
3.しゃぼん玉  瀬尾一三、長渕剛シングル「しゃぼん玉」
4.I love you  瀬尾一三、長渕剛アルバム『JAPAN』
5.RUN  瀬尾一三、長渕剛シングル「RUN」
6.ガンジス  瀬尾一三、長渕剛アルバム『Captain of the Ship
7.家族(作詞:長渕剛、高山文彦)  長渕剛アルバム『家族
8.英二  瀬尾一三、長渕剛アルバム『ふざけんじゃねぇ
9.いのち  瀬尾一三、長渕剛/Strings & Synth. Arr.:瀬尾一三アルバム『ふざけんじゃねぇ』
10.ひまわり  笛吹利明、長渕剛シングル「ひまわり」
11.静かなるアフガン  笛吹利明、長渕剛シングル「静かなるアフガン」
合計時間:

スタッフ・クレジット

[編集]
  • 長渕剛 - プロデューサー
  • ボビー・ハタ - マスタリング・エンジニア
  • 加藤謙吾 - エンジニア補助
  • 中津直也 - エンジニア補助
  • 池田雅彦 - A&Rディレクター
  • 横田利夫 - アーティスト・プロモーター
  • 和井内貞宣 - コーディネーター
  • 荒井博文 - アート・ディレクション、デザイナー
  • 岩上伸一 - アート・ディレクション、デザイナー
  • NAOMI KURA - - アート・ディレクション、デザイナー
  • 大川壮一郎 - 写真撮影
  • タムジン - 写真撮影
  • 藤田雅博 - 写真撮影
  • 石塚康之 - 写真撮影
  • 渋谷高行 - スーパーバイザー
  • 後藤由多加 - エグゼクティブ・プロデューサー

脚注

[編集]
  1. ^ a b 長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI|OFFICIAL WEBSITE”. 長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI|OFFICIAL WEBSITE. 2018年11月22日閲覧。
  2. ^ キャンディーズ「春一番」が解禁!「日本の放送禁止歌」00年代編…長渕剛の過激なアメリカ批判”. Asagei plus. 徳間書店 (2015年4月29日). 2018年11月17日閲覧。
  3. ^ a b 長渕剛 / BEST~風~ [2CD]”. CDジャーナル. 音楽出版. 2018年11月17日閲覧。

外部リンク

[編集]