宇治田原町

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うじたわらちょう ウィキデータを編集
宇治田原町
宇治田原町旗 宇治田原町章
宇治田原町旗 宇治田原町章
1969年11月29日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 京都府
綴喜郡
市町村コード 26344-3
法人番号 1000020263443 ウィキデータを編集
面積 58.16km2
総人口 8,494[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 146人/km2
隣接自治体 宇治市城陽市久世郡久御山町綴喜郡井手町相楽郡和束町
滋賀県大津市甲賀市
町の木
町の花 サザンカ
町の鳥 メジロ
宇治田原町役場
町長 西谷信夫
所在地 610-0289
京都府綴喜郡宇治田原町大字立川小字坂口18-1
外部リンク 公式ウェブサイト

宇治田原町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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山口城跡
宇治田原町役場(旧庁舎)

宇治田原町(うじたわらちょう)は、京都府の南部に位置し、綴喜郡に属する

隣接する自治体

行政

町役場

町が新市街地形成をめざす「新都市創造ゾーン」にあり、町道南北線と都市計画道路宇治田原山手線の北東角に位置する。旧庁舎(大字荒木小字西出10)から南東へ約1.4km。 本庁舎(鉄骨造3階建)に、保健センター・地域子育て支援センター(木造1階建)が隣接。

町長

  • 西谷信夫(2013年2月12日就任 3期目)

歴代町長

氏名 就任年月日 退任年月日
初代 谷口宗三郎 1956年9月30日 1957年7月26日
2 矢野芳造 1957年8月28日 1961年8月27日
3 細谷福太郎 1961年8月28日 1965年8月27日
4 玉木正照 1965年8月28日 1968年12月28日
5 永谷重三 1969年2月9日 1973年2月8日
6 1973年2月9日 1977年2月8日
7 1977年2月9日 1981年2月8日
8 1981年2月8日 1985年2月8日
9 1985年2月9日 1989年2月8日
10 光嶋晴夫 1989年2月9日 1993年2月8日
11 1993年2月9日 1997年2月8日
12 1997年2月9日 2001年2月8日
13 奥田光治 2001年2月9日 2005年2月8日
14 2005年2月9日 2009年2月8日
15 2009年2月9日 2013年2月11日
16 西谷信夫 2013年2月12日 2017年2月8日
17 2017年2月9日 2021年2月8日
18 2021年2月9日 (現職)

歴史

田原村・宇治田原村時代

宇治田原町時代

  • 1956年(昭和31年)9月30日 - 田原村宇治田原村が合併し、宇治田原町となる。(庁舎は旧田原村役場に設置)
  • 1959年(昭和34年)11月 - 宇治田原町役場新庁舎が荒木に完成、移転する。
  • 1969年(昭和44年)11月21日 - 町章制定。
  • 1970年(昭和45年)4月 - 府道枚方水口線が国道307号線に昇格する。
  • 1971年(昭和46年)10月15日 - 町の木「茶の木」制定。
  • 1972年(昭和47年)6月 - 宇治田原町上水道完成。7月1日に給水開始。
  • 1975年(昭和48年)4月 - 宇治田原町役場庁舎増築工事完成。
  • 1976年(昭和51年)3月 - 老人福祉センター「やすらぎ荘」完成。
  • 1977年(昭和52年)10月 - 住民グラウンド完成。
  • 1979年(昭和54年)4月 - 国道307号線郷之口バイパス完成。
  • 1981年(昭和56年)11月5日 - 住民憲章制定。町の花「さざんか」制定。
  • 1984年(昭和59年)3月 - 住民体育館完成。
  • 1984年(昭和59年)7月 - 住民プール完成。
  • 1985年(昭和60年)3月 - 保健センター完成。
  • 1986年(昭和61年)10月3日 - 町の歌制定。町の鳥「メジロ」制定。
  • 1988年(昭和63年) - 宇治田原工業団地の分譲開始。
  • 1989年(平成元年)10月27日 - 非核・平和都市を宣言。
  • 1991年(平成3年)3月 - 田原川水辺のプロムナード「やすらぎの道」完成。
  • 1992年(平成4年)12月 - 田辺町(現:京田辺市)消防署宇治田原分署完成。
  • 1996年(平成8年)6月 - 総合文化センター竣工。
  • 2000年(平成12年)3月 - 上水道立川浄水場完成。公共下水道宇治田原浄化センター完成。
  • 2001年(平成13年) - 緑苑坂テクノパークの分譲開始。
  • 2004年(平成16年)12月 - 国道307号線裏白バイパス全線開通
  • 2005年(平成17年)3月 - マスコットキャラクター「茶っピー」誕生。
  • 2007年(平成19年)3月 - 奥山田小学校が宇治田原小学校に統合される。
  • 2010年(平成22年)3月 - 郷之口西之山に集団茶園完成。
  • 2011年(平成23年)8月10日 - 国道307号線と京都府道62号宇治木屋線を結ぶ南バイパスが開通。
  • 2018年(平成30年)6月 - 湯屋谷地区にて交流拠点施設「宗円交遊庵やんたん」オープン。
  • 2020年(令和2年)7月 - 役場庁舎移転(11日竣工式典、27日業務開始)

人口

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.43%減の9,715人であり、増減率は府下26市町村中14位、36行政区域中23位。


宇治田原町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


交通

鉄道

町内に鉄道は走っていない。直近の最寄り駅は城陽市山城青谷駅井手町山城多賀駅であるが、バス路線の最寄停留所から離れており(多賀口停留所より、それぞれ徒歩12分・10分程度)、事実上の玄関口は京田辺市京田辺駅および新田辺駅となっている。

バス

近鉄京都線新田辺駅、JR学研都市線京田辺駅および、京阪宇治線宇治駅、JR奈良線宇治駅から、京都京阪バスが運行する。

データイムの運行頻度は、宇治方面・京田辺方面とも1時間毎となっている。いずれの鉄道駅からも「維中前」「工業団地」「緑苑坂」行きの便を利用する。ただし「工業団地」や「緑苑坂」まで行くバスは、宇治方面とはラッシュ時しか運行されておらず、それ以外の時間帯は「維中前」にて京田辺方面より来る便か、町が運行するバス(後述)に乗り継ぐ必要がある。

かつては山城青谷駅、城陽方面を経由して大久保駅に入る系統もあったが、2000年代後半に廃止されている(ただし、城陽市内にあたる多賀口~城陽市役所前については乗合タクシーが1日3往復、火・木に運行されており、新田辺駅行きのバスと接続を行っている)。

府県境を越えてJR石山駅へ行く便は2008年10月31日をもって廃止となったが、毎月13日の猿丸神社の月次祭開催日は、「維中前」から「猿丸神社」行きの臨時便が運行される。それ以外の路線は、国道307号沿いの「緑苑坂」「工業団地」までとなる。土休日は工業団地行きの便は少ない。

またバス便のなくなった地域(奥山田地区など)では、町の助成で運営しているコミュニティバスや、お年寄りの足などとして利用される町直営の福祉バスが運行されている。一時期は湯屋谷地区への路線バスが発着地を新田辺駅に変更した上で運行を再開していたが、乗客減からこれも1年程度で廃止された。

2020年10月17日~12月13日の土休においては、京阪宇治駅より黄檗公園や平等院を経由し、宇治川ラインを通過しながら当町の湯屋谷へ至る「宇治やんたんライナー」が運行された。

道路

高速自動車国道

一般国道

主要地方道

一般府道

教育

小学校

廃校

中学校

産業

宇治田原町は、江戸時代に永谷宗円により青製煎茶製法が開発されたといわれており、「日本緑茶発祥の地」を標榜している。現在も京都府内の「宇治茶」の主要な産地の一角を占めている。
古老柿
宇治田原町では、毎年11月頃になると「柿屋」を建てて渋柿(鶴の子柿)を乾燥させる。(表面に白い粉が出れば完成)出荷された古老柿は12月中旬~翌年1月にかけて地元の茶屋やスーパーなどで販売される。
林業
宇治田原町は、町域の約7割が山林で、内、5割以上がスギヒノキの人工植林である。茶と並んで林業は主要な産業であったが、近年の林業を取り巻く危機的状況により、人工林の荒廃、餌を奪われた野生動物による農作物の食害などが発生している。
工業団地
宇治田原町には民間が開発・分譲する2カ所の工業団地「宇治田原工業団地」と「緑苑坂テクノパーク」にあわせて60社近い企業が立地・操業し、雇用や税収面で大きく貢献している。

名所・主要観光地等

祭事・催事

商工祭
毎年11月3日(文化の日)に宇治田原町住民グラウンドにて開催される。

かつては8月に花火大会も行われていたが、2004年を最後に中止されている。

郵便

郵便局は宇治田原郵便局及び郷之口郵便局の2箇所が設置されている。郵便番号は610-02xx。

電話番号

市外局番は、0774(市内局番は88)となっている。

著名な出身者

ゆかりの人物

マスコット

  • 茶っピー - 2005年に誕生した宇治田原町のマスコットキャラクター。2012年のゆるキャラグランプリでの順位は329位。

関連項目

参考資料

外部リンク