宇治駅 (JR西日本)
表示
宇治駅 | |
---|---|
駅舎(2016年10月) | |
うじ Uji | |
◄JR-D08 黄檗 (2.9 km) (1.4 km) JR小倉 JR-D10► | |
所在地 | 京都府宇治市宇治宇文字16 |
駅番号 | JR-D09 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■奈良線 |
キロ程 |
19.8 km(木津起点) 奈良から26.8 km |
電報略号 | ウチ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅)[1] |
ホーム | 2面4線[2] |
乗車人員 -統計年度- |
7,266人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)1月25日 |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口有 |
宇治駅(うじえき)は、京都府宇治市宇治宇文字にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)奈良線の駅である。駅番号はJR-D09。
歴史
[編集]- 1896年(明治29年)1月25日:奈良鉄道の桃山駅 - 玉水駅間延伸時に開業[3]。
- 1905年(明治38年)2月7日:合併により関西鉄道の駅となる[4]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化[3]。官営鉄道の駅となる。
- 1935年(昭和10年):駅舎改築[5]。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR西日本の駅となる[3]。
- 1991年(平成3年)3月16日:奈良線の快速運転開始。当初、線内は正月を除き当駅のみ停車であった。
- 1998年(平成10年)10月13日:自動改札機を設置し、供用開始[6]。
- 2000年(平成12年)8月7日:橋上駅舎の使用を開始する[1]。2面3線を2面4線分に拡張[1]。
- 2001年(平成13年)3月3日:新田駅 - 当駅間が複線化され、前年に拡張された1線の使用を開始[7]。
- 2003年(平成15年)11月1日:「ICOCA」の利用が可能となる[8]。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[9]。
- 2022年(令和4年)12月18日:当駅 - 黄檗駅間が複線化[10]。
駅構造
[編集]2000年8月に単式・島式複合型2面3線のホームを持つ地上駅から大幅に増加する利用客への対応と奈良線の部分複線化による列車増発、利便性向上のため、島式ホーム2面4線を持つ橋上駅に改築された[1]。外観は平等院鳳凰堂をモチーフとしている[1]。
この島式ホームを用いて、快速列車と普通列車の緩急接続が行われている。なお、京都方面からの普通列車の一部は当駅で折り返している。
駅長が配置された直営駅であり、管理駅として奈良線のすべての中間駅(上狛駅 - 東福寺駅)を管轄している。ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 奈良線 | 上り | 京都方面[11] |
3・4 | 下り | 木津・奈良方面[11] |
- 付記事項
- 1・3番のりばが待避線、2・4番のりばが本線である。快速列車の接続待ちを行う普通列車は1・3番のりばに停車する。1番のりばは京都方面からの到着が、3番のりばは京都方面への発車が可能であり、当駅始発の普通京都行きは1番のりばを使用する。また、回送列車は3番のりばで折り返す。
- かつてはユニチカ宇治工場の専用線が分岐していて車扱貨物も取り扱っていたため構内は比較的広く、かつて北側には数本の貨物側線が敷かれていた。
利用状況
[編集]乗客数は宇治市西部を走る近鉄京都線の大久保駅より少ないが、宇治観光の玄関口としては当駅や京阪宇治駅が機能している。
京都府統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 5,828 |
2000年 | 5,773 |
2001年 | 6,241 |
2002年 | 6,438 |
2003年 | 6,645 |
2004年 | 6,753 |
2005年 | 6,975 |
2006年 | 7,173 |
2007年 | 7,361 |
2008年 | 7,737 |
2009年 | 7,578 |
2010年 | 7,658 |
2011年 | 7,743 |
2012年 | 7,684 |
2013年 | 7,616 |
2014年 | 8,370 |
2015年 | 8,604 |
2016年 | 8,362 |
2017年 | 8,548 |
2018年 | 8,562 |
2019年 | 8,413 |
2020年 | 5,811 |
2021年 | 6,110 |
2022年 | 7,266 |
駅周辺
[編集]京阪電気鉄道の宇治線にも同名の宇治駅があるが、宇治橋で宇治川を渡り、北東に離れた場所にある[注釈 1]。
駅の南口には、休憩施設を備えた宇治市観光協会の案内所がある。また、2001年(平成13年)に宇治市制50年を記念して設置された茶壺の形をした郵便ポストがある。
-
南口の郵便ポスト(2016年2月)
-
宇治橋(2003年6月)
バス路線
[編集]駅前ロータリーとその付近に「JR宇治駅」停留所があり、京都京阪バスの路線が発着する。観光シーズンは三室戸寺などへ向かう臨時バスを運行することがある。当停留所には宇治徳洲会病院などへ向かう送迎バスも発着する[12]。
- 京都京阪バス
- 21号経路:京阪宇治駅 / 近鉄大久保
- 21D号経路:京阪宇治駅 / 田井
- 27号経路:京阪宇治駅 / 近鉄大久保
- 40号経路:明星町循環 / JR宇治駅、宇治文化センター
- 40A号経路:明星町循環 / JR宇治駅
- 41A号経路:JR黄檗駅
- 44号経路:京阪宇治駅 / 太陽が丘
- 45号経路:京阪宇治駅
- 64号経路:京阪宇治駅 / 近鉄小倉駅
- 180号経路:京阪宇治駅 / 維中前
- 180B号経路:京阪宇治駅
- 182号経路:京阪宇治駅 / 緑苑坂
- 184号経路:京阪宇治駅 / 工業団地
- 186号経路:京阪宇治駅 / 奥山田正寿院口 - 季節運行路線[13]。
- 188号経路:湯屋谷(やんたん前) - 季節運行路線。路線愛称は「宇治やんたんライナー」[13]。
- 240号経路:京阪宇治駅 / 近鉄大久保
- 240A号経路:京阪宇治駅 / 近鉄大久保
- 250号経路:JR黄檗駅 / 近鉄大久保
- 250A号経路:JR黄檗駅 / 近鉄大久保
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 「JR西日本 宇治新駅舎の使用開始」『交通新聞』交通新聞社、2000年8月9日、1面。
- ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 16号 奈良駅・新今宮駅・王寺駅ほか70駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年11月25日、25頁。
- ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、350頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』8 関西本線・草津線・奈良線・おおさか東線、曽根悟 監修、朝日新聞出版、2009年8月30日、24頁。
- ^ 「駅すてーしょん 宇治(奈良線)」『交通新聞』交通新聞社、1998年2月9日、2面。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ 「奈良線部分複線化が完成」『交通新聞』交通新聞社、2001年3月6日、1面。
- ^ 『「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2003年8月30日。オリジナルの2004年8月3日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2016年7月20日 。
- ^ 「ひと目でわかる! JR線 電化区間と複線区間」『JTB時刻表』 100巻、1号、JTBパブリッシング、2024年1月、特集2頁。
- ^ a b “宇治駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月16日閲覧。
- ^ “無料送迎バス(京阪宇治駅・JR宇治駅方面)”. 宇治徳洲会病院. 徳洲会. 2023年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月15日閲覧。
- ^ a b 『お茶の京都エリアの観光名所を巡るバスの旅 『お茶の京都 宇治やんたんライナー』を運行します』(PDF)(プレスリリース)京都京阪バス、2023年9月19日。オリジナルの2023年9月30日時点におけるアーカイブ 。2023年12月15日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 宇治駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道