金華信号場

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金華信号場
金華信号場(2009年6月、駅当時)
金華信号場(2009年6月、駅当時)
かねはな
Kanehana
A53 生田原 (15.0km)
(3.5km) 西留辺蘂 A55
所在地 北海道北見市留辺蘂町金華
駅番号 A54
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 152.7km(新旭川起点)
電報略号 カネ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1914年大正3年)10月5日
備考 駅として開業。2016年(平成28年)3月26日より信号場。
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ホームの様子
常紋トンネル工事殉職者追悼碑
1977年の金華駅と周囲約500m範囲。右下が網走方面。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

金華信号場(かねはなしんごうじょう)は、北海道北見市留辺蘂町金華にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線信号場。かつてはであったが、2016年(平成28年)3月26日に旅客営業を廃止し、信号場となった[1]駅番号A54であった。電報略号カネ

概要[編集]

廃止時点まで交換設備を有する駅であった。

1995年平成7年)3月16日に普通列車を削減・統合した際に特別快速きたみ」の停車駅となり、廃止まで停車駅であった。また、2000年(平成12年)に留辺蘂町(当時)の要望により、金華駅と留辺蘂駅の間に西留辺蘂駅が開業。この際、網走・北見方面から当時すでに利用客がほとんどなかった金華駅まで運行される列車が設定された。これは西留辺蘂駅に折り返し・交換設備が設置されなかったためである[2]

2016年3月26日の駅廃止後、金華駅発着の北見・網走方面の列車は西留辺蘂駅発着となったが、先述の設備上の都合により西留辺蘂駅から金華信号場までの区間を回送運転して折り返している[1]

歴史[編集]

構造[編集]

2線を有する単線行き違い型信号場である。また、列車の折り返しが可能な構造であり、西留辺蘂駅終着の列車は、同駅から当信号場まで回送され、再び西留辺蘂駅まで回送されて西留辺蘂駅始発列車となる。 また、構内には他に側線があり、工事用車両が留置されることがある。

旅客駅当時は単式・島式ホーム2面2線の複合ホームで、ホーム間の線路は両方と接するが、島式ホーム側は崩されており乗降は行わなかった。2番ホームへは構内踏切を渡った。北見駅管理の無人駅であり、トイレはなかった。

旅客駅当時ののりば
1 石北本線 (上り) 生田原遠軽旭川方面  
(下り) 留辺蘂北見網走方面 (当駅始発)
2 石北本線 (下り) 留辺蘂・北見・網走方面  

周辺[編集]

  • 国道242号
  • 奔無加川
    • 国道242号より東方へ北見市道金華停車場線を入り、奔無加川を渡る金華橋をへて、金華の集落と信号場前に至る。
  • 金華区会館(解体撤去)
  • 常紋トンネル工事殉職者追悼碑 - 1980年(昭和55年)、留辺蘂町立金華小学校の跡地に建碑。信号場正面の道を進み、突き当たりの国道242号を右折すると100mほどで左側に入口(登り階段)がある。
  • 金華小学校記念碑 - 常紋トンネル工事殉職者追悼碑の向かい側にある。金華小学校は1918年(大正7年)奔武華特別教授場として開校、1977年(昭和52年)に閉校し留辺蘂小学校に統合された。
  • 金華地区 - 金華地区は信号場前の集落であり、廃屋が多いが数軒は人が住んでいる。1980年代頃までは一定の住民がおり、商店や国鉄官舎などがあったものの、その後官舎は廃止。著しい過疎化が進行し、1990年代には廃屋ばかりの集落となっている。2015年(平成27年)の国勢調査によれば金華地区の人口は7世帯13人。
  • かつては金華地区西側から5キロ程金華峠方面に進んだ奔無加川上流沿いの山中に上金華(上奔武華)と称する集落もあった。上金華には1915年(大正4年)より愛媛県からの開拓団が入植したが、1969年(昭和44年)までに全戸離村。無人地区となっている。開拓地は植林され、野に還りつつある。1952年(昭和27年)に開校した上金華小学校は1963年(昭和38年)に閉校し金華小学校に統合された。上金華集落跡地入口や上金華小学校跡地には碑などが建っている。
  • 山の中にある。周辺での出没情報があり、注意を促す立て看板、張り紙がある。

隣の施設[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
生田原駅 (A53) - 金華信号場 - 西留辺蘂駅 (A55)
当信号場 - 生田原駅間にあった常紋信号場は2017年(平成29年)3月4日に廃止。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c 石北本線金華駅の営業終了”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2016年3月26日). 2016年10月2日閲覧。
  2. ^ 金華往復便に乗る。鉄道ホビダス「編集長敬白」 2016年2月4日
  3. ^ a b c d e 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』28号・釧網本線/石北本線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月31日、22-23頁。
  4. ^ アイヌ語の「ポン、ムカ」(小さいムカ川)に漢字を当てたもの。
  5. ^ 「日本国有鉄道公示第176号」『官報』1951年7月14日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ a b “JR金華駅廃止へ 北見の無人駅、来年3月”. 北海道新聞. (2015年7月17日06:30(JST)). オリジナル2015年7月17日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20150717065108/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0157729.html 2015年8月11日閲覧。 
  7. ^ “廃止予定の無人駅で運賃表盗まれる 北海道”. NHK NEWSWEB (日本放送協会). (2016年3月23日). オリジナル2016年3月24日時点によるアーカイブ。. http://archive.is/lWQeD 2016年3月24日閲覧。 
  8. ^ “平成28年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2015年12月18日), オリジナル2015年12月18日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20151218154545/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151218-3.pdf 2015年12月18日閲覧。 
  9. ^ 「存廃に揺れる北辺の本線」、『鉄道ジャーナル』No.610、2017年8月、 56頁。

参考文献[編集]

  • 本久公洋 『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社2008年
  • 新留辺蘂町史編纂委員会編『新留辺蘂町史』留辺蘂町(1985年
  • 留辺蘂町編『留辺蘂町史』留辺蘂町(1964年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]