生田原駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
生田原駅
生田原駅(2009年10月)
生田原駅(2009年10月)
いくたはら - Ikutahara
A52 生野 (5.0km)
(15.0km) 金華 A54
所在地 北海道紋別郡遠軽町生田原
駅番号 A53
所属事業者 JR logo (hokkaido).svg北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石北本線
キロ程 137.7km(新旭川起点)
電報略号 イハ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1914年大正3年)10月5日
備考 無人駅
ホームの様子
待合室(2004年7月)
1977年の生田原駅と周囲約500m範囲。下が網走方面。少しずれた単式ホーム2面2線と駅裏に短めの4本の留置線と、駅舎横遠軽側に貨物ホームと2本の引込み線を有している。駅裏の留辺蘂側には、留辺蘂との間で運用されていた常紋峠越え補機用蒸気機関車用の転車台の丸く白い跡と、留置用に転用されているかつての待機線が見える。
駅裏には営林署管轄の広大なストックヤード(土場)があり、かつて南西方向(左下)の生田原川上流やその支流の浦島内川上流から上生田原森林鉄道が、本線の下を潜って北上し、ヤードの南へ乗り入れていた。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

生田原駅(いくたはらえき)は、北海道紋別郡遠軽町生田原にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線

2002年(平成14年)12月1日から特急「オホーツク」を含む全列車が停車するようになった[1]駅番号A53電報略号イハ

歴史[編集]

1914年(大正3年)10月5日に、上生田原駅(かみいくたはらえき)として開業した[2]。当時、石北本線はまだ開通しておらず、池田駅から後に池北線を経て北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線となる路線が網走本線という名前で野付牛駅(北見駅)を経て網走駅まで先に開通していた[2]。その野付牛駅から、オホーツク海沿いの湧別駅に向けて湧別軽便線の建設が行われ[2]留辺蘂 - 下生田原(後の安国駅)間の開通に合わせて当駅が設置された[3][4]。この時点では、762ミリメートル軌間軽便鉄道であったが、まもなく1916年(大正5年)11月7日に1,067ミリメートル軌間に改軌され、石北本線の開通に伴い1932年(昭和7年)10月1日に石北本線の駅となった[3]

生田原町の中心駅であったことから、1946年(昭和21年)3月1日に生田原駅に改称された[2]。この当時は林業・鉱業に関わる輸送の中継地として駅は賑わい、南の常紋峠を越える列車に補助機関車を連結するため、転車台や給水設備が設置されて鉄道の運行拠点ともなっていた[2]

しかしこうした運行設備は撤廃され、1984年(昭和59年)11月10日には無人化されることになった[2]。地元の「駅周辺再開発事業」に伴い、木造平屋建ての駅舎を建て替えることになり、1993年(平成5年)3月25日に鉄筋コンクリート造りの2階建て駅舎が使用開始され、併設の文学館・図書館は7月10日にオープンした[2]

年表[編集]

駅構造[編集]

単式・島式ホーム2面2線の複合ホーム。ホーム間の線路は両方と接するが、島式ホーム側での乗降は行わない。2番のりばへは構内踏切を渡る。

のりば
1 石北本線 (上り) 遠軽旭川札幌方面  
2 石北本線 (下り) 留辺蘂北見網走方面  
(上り) 遠軽方面 (当駅始発)

遠軽駅管理の無人駅。駅舎には図書館、オホーツク文学館が併設されている。

駅名の由来[編集]

アイヌ語の「イキタラ」(笹)が転訛したもの。この地域には笹が多く生えていることから。

駅周辺[編集]

旧・生田原町2005年10月1日遠軽町と合併)の中心駅。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線
特急「オホーツク
遠軽駅 (A50) - 生田原駅 (A53) - 留辺蘂駅 (A56)
特別快速「きたみ
安国駅 (A51) - 生田原駅 (A53) - 金華駅 (A54)
普通
生野駅 (A52) - 生田原駅 (A53) - (常紋信号場) - 金華駅 (A54)

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c “JR生田原駅 1日から全特急停車 「交流人口増え活性化」 町、長年の悲願達成喜ぶ”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2002年11月29日)
  2. ^ a b c d e f g h 伊藤丈志「驛 町のランドマーク 駅舎見聞録 16 石北本線編 生田原駅」、『鉄道ジャーナル』第577号、鉄道ジャーナル社、2014年11月、 138-139頁。
  3. ^ a b c 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』1 p.252
  4. ^ a b c 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』2 p.919
  5. ^ 北海道630駅 小学館 1993年発行。
  6. ^ “平成14年12月ダイヤ改正について” (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2002年9月20日), http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2002/1412daiya.html 2014年6月19日閲覧。 
  7. ^ a b “「ちゃちゃワールド」28日開館 木製がん具1万点 生田原に まるで世界旅行”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1998年4月3日)

参考文献[編集]

関連項目[編集]

ウィキメディア・コモンズには、生田原駅に関するカテゴリがあります。

外部リンク[編集]

  • 生田原駅(JR北海道旭川支社)
  • 1948年撮影航空写真 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス。 駅裏の広大な貯木場から下へ向かって石北本線横を並走し、下を潜って西へ向きを変えた後、浦島内川上流(左方向)と生田原川上流(左下方向)の二手に分かれて奥地へ向かう上生田原森林鉄道の軌道が確認できる。