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「リトル・ミス・サンシャイン」の版間の差分

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| 監督 = [[ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス|ジョナサン・デイトン<br />ヴァレリー・ファリス]]
| 監督 = [[ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス|ジョナサン・デイトン<br />ヴァレリー・ファリス]]
| 脚本 = [[マイケル・アーント]]
| 脚本 = [[マイケル・アーント]]
| 製作 = マーク・タートルトーブ<br />デヴィッド・T・フレンドリー<br />ピーター・サラフ<br />アルバート・バーガー<br />ロン・ヤークサ
| 製作 = マーク・タートルトーブ<br />[[デヴィッド・T・フレンドリー|デヴィッド・フレンドリー]]<br />[[ピーター・サラフ]]<br />{{仮リンク|アルバート・バーガー|en|Albert Berger (film producer)}}<br />{{仮リンク|ロン・イェルザ|en|Ron Yerxa}}
| 製作総指揮 = ジェブ・ブロディ<br />マイケル・ビューグ
| 製作総指揮 = ジェブ・ブロディ<br />マイケル・ビューグ
| 出演者 = [[グレッグ・キニア]]<br />[[スティーヴ・カレル]]<br />[[トニ・コレット]]<br />[[ポール・ダノ]]<br />[[アビゲイル・ブレスリン]]<br />[[アラン・アーキン]]
| 出演者 = [[グレッグ・キニア]]<br />[[スティーヴ・カレル]]<br />[[トニ・コレット]]<br />[[ポール・ダノ]]<br />[[アビゲイル・ブレスリン]]<br />[[アラン・アーキン]]
| 音楽 = [[マイケル・ダナ]]
| 音楽 = [[マイケル・ダナ]]
| 撮影 = [[ティミ・サーステッド]]
| 撮影 = {{仮リンク|ティミ・サーステッド|en|Tim Suhrstedt}}
| 編集 = [[パメラ・マーティン]]
| 編集 = [[パメラ・マーティン]]
| 製作会社 = {{仮リンク|ビッグ・ビーチ (企業)|en|Big Beach (company)|label=ビッグ・ビーチ・フィルムズ}}<br />ボナ・ファイド・プロダクションズ<br />ディープ・リヴァー・プロダクションズ<br />サード・ギア・プロダクションズ
| 配給 = {{Flagicon|USA}} [[フォックス・サーチライト・ピクチャーズ|フォックス・サーチライト]]<br />{{Flagicon|JPN}} [[20世紀フォックス]]
| 配給 = {{Flagicon|USA}} [[フォックス・サーチライト・ピクチャーズ|フォックス・サーチライト]]<br />{{Flagicon|JPN}} [[20世紀フォックス]]
| 公開 = {{Flagicon|USA}} [[2006年]][[7月26日]]<br />{{Flagicon|JPN}} 2006年[[12月23日]]
| 公開 = {{Flagicon|USA}} 2006年1月20日<small>([[サンダンス映画祭|SFF]])</small><br />{{Flagicon|USA}} 2006年7月26日<br />{{Flagicon|JPN}} 2006年12月23日
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| 上映時間 = 100分
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『'''リトル・ミス・サンシャイン'''』(''Little Miss Sunshine'')は、2006年の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]の{{仮リンク|コメディ・ドラマ|en|comedy-drama}}、[[ロードムービー]]で、[[ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス|ジョナサン・デイトン及びヴァレリー・ファリス]]夫婦の監督デビュー映画である。脚本は本作が脚本家デビューとなる[[マイケル・アーント]]が執筆した。出演は[[グレッグ・キニア]]、[[スティーヴ・カレル]]、[[トニ・コレット]]、[[ポール・ダノ]]、[[アビゲイル・ブレスリン]]、[[アラン・アーキン]]であり、ビッグ・ビーチ・フィルムズが800万ドルの予算で製作した<ref name="boxofficemojo"/><ref name="Shadows">{{Cite news|last=Hornaday|first=Ann|title=From Shadows to "Sunshine"|work=[[ワシントン・ポスト|The Washington Post]]|date=2006-07-30 |url=http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2006/07/28/AR2006072800271_pf.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vTliT6O8|archivedate=2011-01-03|accessdate=2014-06-06}}</ref>。撮影は2005年6月6日に始まり、[[アリゾナ州]]及び[[南カリフォルニア]]で約30日かけて行われた。
『'''リトル・ミス・サンシャイン'''』({{lang-en-short|''Little Miss Sunshine''}})は、[[2006年の映画|2006年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ映画]]。監督は[[ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス]]の夫婦。美少女コンテスト「リトル・ミス・サンシャイン」の最終審査に通過したぽっちゃり気味の少女・オリーヴのために、あらゆる問題を抱えたその家族が黄色の[[フォルクスワーゲン・タイプ2|VWバス]]に乗って会場まで連れて行くその道中を描いた[[コメディ映画]]または[[ロードムービー]]である。


2006年1月20日に[[サンダンス映画祭]]にプレア放映され、その後[[フォックス・サーチライト・ピクチャーズ]]が同映画祭史上最高額の契約金を支払って配給権を獲得した<ref name="RTBiggest">{{Cite web|last=Duong|first=Senh|url=http://www.rottentomatoes.com/news/1646244/|archiveurl=http://web.archive.org/web/20071122000235rn_1/www.rottentomatoes.com/news/1646244/|title=Sundance: Searchlight Spends Big For "Little Miss Sunshine"|publisher=[[Rotten Tomatoes]]|date=2006-01-21|archivedate=2007-11-22|accessdate=2014-06-06}}</ref>。北アメリカでは2006年7月26日に限定公開が始まり、8月18日に拡大された<ref name="boxofficemojo"/>。
== 概要 ==
[[サンダンス映画祭]]で上映された際に評判となり、[[フォックス・サーチライト・ピクチャーズ]]が最高の契約額を支払って配給権を獲得したことでも話題となった。2006年[[7月26日]]より7館で限定公開され、週末[[興行成績]]初登場20位となり、1館あたりの興行成績で他を圧倒した。その後も好成績を記録し続けて館数も増やしていき、上映館数が1602館となった公開6週目には週末興行成績も3位を記録するなどの盛り上がりを見せた。


『リトル・ミス・サンシャイン』は批評家に高く評価され、世界興行収入は1億ドルを超えた。[[第79回アカデミー賞]]では[[アカデミー作品賞|作品賞]]を含む4部門でノミネートされ、[[アカデミー脚本賞|脚本賞]](アーント)と[[アカデミー助演男優賞|助演男優賞]](アーキン)を獲得した。
同年の[[10月]]に開催された[[第19回東京国際映画祭]]のコンペティション部門に出品。監督賞・女優賞(アビゲイル・ブレスリン)・観客賞の三冠に輝いた。


== プロット ==
[[第79回アカデミー賞]]にて[[アカデミー脚本賞]]・[[アカデミー助演男優賞]](アラン・アーキン)を受賞。
シェリル・フーヴァー([[トニ・コレット]])は[[ニューメキシコ州]][[アルバカーキ]]に住む2人の子供の母親である。彼女の[[同性愛|ゲイ]]の兄で[[マルセル・プルースト]]学者であるフランク([[スティーヴ・カレル]])は自殺未遂事件を起こした後、彼女の家族と一緒に暮らすことになる。彼女の夫のリチャード([[グレッグ・キニア]])は{{仮リンク|モチベーショナルスピーカー|en|motivational speaker}}と[[コーチング|ライフコーチ]]のキャリアを積み上げるように務めていた。シェリルの前夫との子供であるドウェーン([[ポール・ダノ]])は[[テストパイロット]]になるために[[空軍士官学校 (アメリカ合衆国)|アメリカ空軍士官学校]]に入るという夢を実現させるまでに「沈黙の誓い」を立てている不幸な15歳である。リチャードの口汚い父で第二次世界大戦の退役軍人のエドウィン([[アラン・アーキン]])は[[ヘロイン]]の使用のために最近老人ホームを追い出されて家族と同居するようになり、7歳の孫娘のオリーヴ([[アビゲイル・ブレスリン]])と仲が良い。


フランクが来た翌日、オリーヴはカリフォルニア州{{仮リンク|レドンドビーチ|en|Redondo Beach, California}}で開催される{{仮リンク|子供美人ページェント|en|child beauty pageant|label=美人コンテスト}}「リトル・ミス・サンシャイン」の予選を通過したことを知り、有頂天となる。しかしながら費用やその他の諸々の問題により、家族全員が同行しなければならなくなり、古ぼけた黄色い[[フォルクスワーゲン・タイプ2|フォルクスワーゲンT2マイクロバス]]での800マイルの旅が始まる。バスは老朽化によりクラッチが故障してしまい、修理所へと立ち寄る。部品の交換が不可能であったため、一家はバスを後ろから押し、時速20マイルに達した時点で飛び乗るという方式で旅を続ける。
== ストーリー ==
シェリル・フーヴァー([[トニ・コレット]])は、[[ニューメキシコ]]の[[アルバカーキ]]に住む主婦。二人の子供に手を焼く毎日を過ごしていた。その兄であるフランク([[スティーヴ・カレル]])は[[プルースト]]の研究家で [[ゲイ]]である。彼は教え子の恋人にフられて自殺未遂を起こしたのだがなんとか助かり、しばらく妹シェリルの家で過ごすことになる。シェリルの夫リチャード([[グレッグ・キニア]])は常に勝ち組になることを意識し、子供たちにもそう教え込む超堅物男。常に携帯電話を片手に持ち、仕事の話と、妻との喧嘩が絶えない。長男ドウェイン([[ポール・ダノ]])は空軍のテストパイロットになることを夢見る15歳の童貞少年。[[ニーチェ]]に影響され、夢を叶えるまでは「沈黙の誓い」のため全く口をきかない。リチャードの口汚い父親であるエドウィン([[アラン・アーキン]])は[[ヘロイン]]中毒者で、つい最近老人ホームを追い出されたばかり。そして孫娘オリーヴ([[アビゲイル・ブレスリン]])とともにダンスの猛特訓を続ける毎日。


道中、一家は様々な個人的な問題に直面し、互いに助け合わなければならないことを知る。リチャードはモチベーショナビジネスのキャリアを向上させ、家族を貧乏から脱出させるための契約に失敗する。フランクは自殺未遂のきかっけとなった元恋人と遭遇する。エドウィンはヘロインの過剰摂取と思われる症状で死亡する。一家はコンテストに間に合わせるため、無許可で州外に移すのは違法であるにもかかわらず彼の遺体を病院から持ち出して車に乗せ、終わった後に葬儀の準備をすることにした。会場まで残りわずかに迫ったところでドウェーンは自分が[[色覚異常|色弱]]であり、パイロットにはなれないことを知り、バスから出て沈黙の誓いを破って家族への不満を叫び始め、旅への同行を拒否する。荒れる彼であったがオリーヴの包容によって落ち着き、家族へ謝罪してバスへと戻る。
ある日、オリーヴは[[カリフォルニア州]]のレドンドビーチで行われる「リトル・ミス・サンシャイン」のコンテストの出場資格を得たことを知る。嫌がるドウェインとフランクを巻き込み、一家はボロボロの黄色いマイクロバス([[フォルクスワーゲン・タイプ2]])に乗って800マイル(1,287km)の旅に出る。

[[ファイル:VW T2 campervan.jpg|thumb|left|alt=A yellow and white Vokswagen Type 2 vehicle, at center, is parked on a street. The roof of the vehicle is dirty, and on the sides of the picture, several other vehicles and buildings can be seen located on the street.|映画に登場したものと同型の[[フォルクスワーゲン・タイプ2|フォルクスワーゲンT2マイクロバス]]。]]
必死の走行の末、一家は会場であるホテルに到着するが、登録締切であった午後3時を4分遅れてしまう。主催者はオリーヴの出場登録を拒否するが、彼女のアシスタントのはからいでなんとか許可される。彼女は準備し、家族はスレンダーで、髪が整い、厚化粧をし、セクシーな水着や華やかなイブニングウェアを着て、堂々とした態度でダンスや体操を披露する他の少女たちを目の当たりにする。髪を整えず、大きなメガネをかけ、コンテストの訓練も受けていない、ぽっちゃり気味の体型のオリーヴでは勝負にならないことは明らかであった。

オリーヴの特技審査の時間が近づくと、リチャードとドウェーンは彼女が恥をかいて傷つくと確信し、辞めさせるために彼女の楽屋へと駆け寄る。しかしながらシェリルは介入すべきではないと主張し、そしてオリーヴはステージへ上がる決意をする。ステージに現れたオリーヴは祖父によって密かに教えられた[[バーレスク]]風のダンスを[[リック・ジェームス]]の「[[:en:Super Freak|Super Freak]]」をBGMにして始め、憤怒する多くの観客にも気付かず無邪気に披露する。主催者はシェリルとリチャードにオリーヴを止めるように要求するが、家族たちは無視して1人ずつステージに上がって彼女と一緒に踊る。

次の場面で一家はホテルの警備室の外に座っており、警察から今後オリーヴをカリフォルニア州の美人コンテストに出場させないように命じられる。リチャードはオリーヴに祖父が彼女を誇りに思うだろうと話し、そして一家は再び古びたバスに乗ってアルバカーキの自宅へと帰り始める。


== キャスト ==
== キャスト ==
括弧内は日本語吹き替えを担当した声優である。
{| class="wikitable"
* リチャード・フーヴァー - [[グレッグ・キニア]]([[内田直哉]])
|-
* フランク・ギンスバーグ - [[スティーヴ・カレル]]([[岩崎ひろし]])
!役名
* シェリル・フーヴァー - [[トニ・コレット]]([[田中敦子 (声優)|田中敦子]])
!俳優
* ドウェーン・フーヴァー - [[ポール・ダノ]]([[小野大輔]])
!日本語吹替
* オリーヴ・フーヴァー - [[アビゲイル・ブレスリン]]([[永田亮子]])
|-
|オリーヴ||[[アビゲイルブレスリン]]||[[永田亮子]]
* エドウィン・フーヴァー - [[アランアーキン]][[松井範雄]]
* スタン・グロスマン - [[ブライアン・クランストン]]
|-
* マクレリー - [[ディーン・ノリス]]
|リチャード(父)||[[グレッグ・キニア]]||[[内田直哉]]
* カービー - [[ウォレス・ランガム]]
|-
* コンテストの審査員のジェンキンス - [[ベス・グラント]]
|シェリル(母)||[[トニ・コレット]]||[[田中敦子 (声優)|田中敦子]]
* コンテストのアシスタントのパム - [[メアリー・リン・ライスカブ]]
|-
* コンテストのMC - {{仮リンク|マット・ウィンストン|en|Matt Winston}}
|フランク(叔父)||[[スティーヴ・カレル]]||[[岩崎ひろし]]
|-
|ドウェイン(兄)||[[ポール・ダノ]]||[[小野大輔]]
|-
|エドウィン(祖父)||[[アラン・アーキン]]||[[松井範雄]]
|-
|ミス・カリフォルニア||[[ローレン・シオハマ]]||
|}
* その他の日本語吹き替え:[[石井隆夫]]/[[北沢力]]/[[竹田雅則]]/[[磯辺万沙子]]/[[石住昭彦]]/[[滝沢ロコ]]/[[泉裕子]]/[[原田晃]]/[[小林希唯]]/[[松元恵]]/[[清水みか]]


== 主な受賞 ==
== 製作 ==
* [[アカデミー賞]]:脚本賞、助演男優賞
* [[英国アカデミー賞]]:脚本賞、助演男優賞
* [[セザール賞]]:外国語映画賞
* [[インディペンデント・スピリット賞]]:監督賞、脚本賞、助演男優賞
* [[カンザスシティ映画批評家協会賞]]:脚本賞
* [[ロサンゼルス映画批評家協会賞]]:脚本賞
* [[全米映画俳優組合賞]]:キャスト賞
* [[放送映画批評家協会賞]]:助演女優賞
* [[東京国際映画祭]]:監督賞、女優賞、観客賞
* [[ヤング・アーティスト・アワード]]:女優賞


== こぼれ話 ==
=== キャスティング ===
キャストを選ぶ際に監督の[[ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス|ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス]]は、彼らが以前ミュージックビデオを監督していた際に共働していたキャスティングディレクターのキム・デイヴィスとジャスティン・バドリーと組んだ<ref name="TwitchFilm"/>。監督たちはまずリチャード・フーヴァー役として[[グレッグ・キニア]]を選んだ<ref name="EpochTimesInterview"/>。シェリル・フーヴァー役にはオーストラリアの女優の[[トニ・コレット]]が選ばれたが、それ以前に数人が考慮されていた<ref name="EpochTimesInterview"/>。デイヴィスとバドリーは「全ての英語圏の国々」<ref name="TwitchFilm"/>を旅してオリーヴ・フーヴァー役の女優を探し、当時6歳であった[[アビゲイル・ブレスリン]]が選ばれた。[[ポール・ダノ]]は製作開始の2年前までにドウェイン役にキャスティングされ、役作りのために実際に数日わたって沈黙する生活を過ごした<ref name="EpochTimesInterview"/><ref name="MovieWebProd"/>。エドウィン・フーヴァーを演じた[[アラン・アーキン]]は当初は若すぎると考えられていた<ref name="EpochTimesInterview"/>。
* 当初[[スティーヴ・カレル]]演じる叔父のフランク役の第一候補は[[ビル・マーレイ]]で、第二候補は[[ロビン・ウィリアムス]]だった。スタジオ側は、ロビン・ウィリアムスにフランク役を切望していたが、結局スティーヴ・カレルが演じることになった。


自殺未遂を起こしたプルースト学者のフランク役は元々は[[ビル・マーレイ]]のために書かれており、その後はスタジオの圧力で[[ロビン・ウィリアムズ]]となった<ref name="NYTSmallFilm"/>。監督たちは撮影開始の数ヶ月前に同役に[[スティーヴ・カレル]]を選び、インタビューで「スティーヴ・カレルに会ったとき、我々は彼が行った基づいてこれができるということを知らなかった。しかし我々が彼に会って、キャラクター、映画のトーン、我々がそれに近づいた方法について語ったら、彼は我々と同じページの上に当たっていた」と答えた<ref name="TwitchFilm">{{Cite news|title=Little Miss Sunshine—Interview With Valerie Faris and Jonathan Dayton|last=Gullién|first=Michael|publisher=[http://twitchfilm.net/site/ Twitch]|date=2006-07-20|url=http://twitchfilm.net/interviews/2006/07/little-miss-sunshineinterview-with-valerie-faris-and-jonathan-dayton.php|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vTm76fYF|archivedate=2011-01-03}}</ref><ref name="EpochTimesInterview">{{Cite news|title=Directors of New Surprise Hit 'Little Miss Sunshine' Under the Spotlight|last=Balfour|first=Bradley|work=[[大紀元|The Epoch Times]]|date=2007-02-20|url=http://en.epochtimes.com/news/7-2-20/51902.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vTm9ryZP|archivedate=2011-01-03}}</ref>。カレルは風刺ニュース番組『[[ザ・デイリー・ショー]]』への出演で[[コメディ・セントラル]]の視聴者には有名であったが、『リトル・ミス・サンシャイン』にキャスティングされた当時はハリウッドではあまり知られていなかった<ref name="MovieWebProd">{{Cite news|title=About the Production|author=[[フォックス・サーチライト・ピクチャーズ|Fox Searchlight Pictures]]|publisher=el racó interactiu de cinema|url=http://www2.terrassa.cat/educacio/raco_interactiu_cinema/Activitats2007/04_little_miss_sunshine.pdf|format=PDF|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWbQFxv2|archivedate=2011-01-06}}</ref>。プロデューサーたちは彼が大スターではなく、また十分な演技経験が無かったことを心配していた<ref name="EWSunshineBand">{{Cite news|title=The Sunshine Band|last=Rottenberg|first=Josh|work=[[エンターテインメント・ウィークリー|Entertainment Weekly]]|date=2006-08-03|url=http://www.ew.com/ew/article/0,,1222576,00.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWbgAnLx|archivedate=2011-01-06}}</ref>。しかしながら映画の撮影から1年後の公開までのあいだにカレルは映画『[[40歳の童貞男]]』と[[NBC]]のテレビシリーズ『{{仮リンク|ザ・オフィス|en|The Office (U.S. TV series)}}』で知名度を上げた。
== 脚注 ==

{{Reflist}}
=== 脚本と企画 ===
[[マイケル・アーント]]によって書かれた脚本は当初は[[メリーランド州]]から[[フロリダ州]]まで東海岸に粗徹旅するという内容であったが、予算の都合でニューメキシコ州からカリフォルニア州へと変更された<ref name="AOLTravel">{{Cite news|last=Moore|first=Roger|title=Directors keep their 'Sunshine' out of the Sunshine State|work=[[:en:Orlando Sentinel|Orlando Sentinel]]|url=http://articles.orlandosentinel.com/2006-08-18/entertainment/SUNSHINEGUYS_1_dayton-abigail-breslin-sunshine|date=2006-08-16|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWc0xsS4|archivedate=2011-01-06}}</ref>。アーントは2000年5月23日に脚本執筆を始め、5月26日までに初稿を完成させた<ref name="ScriptBook">{{Cite book|last=Arndt|first=Michael|authorlink=マイケル・アーント|title=Little Miss Sunshine: The Shooting Script|date=2007-02-06|isbn=1-55704-770-7|page=x|publisher=Newmarket Press|location=New York}}</ref>。彼は当初は数千ドルの予算を調達し、[[カムコーダ]]を使って自分で撮影することを計画していた<ref name="DVDCommShoot">{{Cite video|title=Little Miss Sunshine-(Commentary by Jonathan Dayton, Valerie Faris, and Michael Arndt)|medium=DVD|publisher=[[20世紀フォックス|20th Century Fox]]|time=11:33|date=2006-12-19}}</ref>。その後彼はプロデューサーの{{仮リンク|ロン・イェルザ|en|Ron Yerxa}}と{{仮リンク|アルバート・バーガー|en|Albert Berger (film producer)}}に脚本を渡し、彼らはディープ・リバー・プロダクションズと協力して監督候補を探した<ref name="FindItsWay">{{Cite journal|last=Ortner|first=Sherry B.|title=Little Miss Sunshine Finds Its Way|journal=Anthropology News|volume=48|issue=October 2007|pages=22–23|date=2007-10-10|url=http://www.anthrosource.net/Abstract.aspx?issn=1541-6151&volume=48&issue=7&doubleissueno=0&article=245257&suppno=0&jstor=False|format=Registration required|doi=10.1525/an.2007.48.7.22|accessdate=2009-07-20}}</ref>。

プロデューサーたちは『[[ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!]]』の製作の際にデイトンとファリスに会っており、2001年に彼らに脚本を読ませるために与えた。後に監督たちは脚本について「この映画は本当に心に響いた。我々はこれが自分たちのために書かれるように感じた」と語った<ref name="NYTSmallFilm">{{Cite news|title=A Small Film Nearly Left for Dead Has Its Day in the Sundance Rays|last=Waxman|first=Sharon|work=[[ニューヨーク・タイムズ|The New York Times]]|date=2006-01-23|url=http://www.nytimes.com/2006/01/23/movies/MoviesFeatures/23sund.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWbd0KPQ|archivedate=2011-01-06}}</ref>。脚本は2001年12月21日にプロデューサーの1人のマーク・タートルトーブによって25万ドルでアーントから購入された<ref name="ScriptBook2">{{Cite book|last=Press|first=Skip|title=The Complete Idiot's Guide to Screenwriting|publisher=Penguin Group|edition=3rd|year=2008|isbn=1-59257-755-5|page=252|location=New York}}</ref>。イェルザとバーガーは監督および撮影監督を探し、エンディングの再撮影を手伝い、サンダンス映画祭への出品を援助するという責務のためプロデューサーとして残留した<ref name="EpochTimesInterview"/><ref name="LATimesProducers"/>。

映画企画はいくつかのスタジオに持ちかけられ、カナダでの撮影を希望した[[フォーカス・フィーチャーズ]]のみが興味を示した<ref name="NYTSmallFilm"/>。スタジオ側がリチャード・フーヴァーをより話の中心に置くことを提案し、アーンは反対すると、彼は解雇されて別の脚本家が雇われた<ref name="ForaInterview">{{Cite web|url=http://fora.tv/2007/02/15/Little_Miss_Sunshine_Shooting_Script|title=Little Miss Sunshine: The Shooting Script|publisher=[http://fora.tv/ FORA.tv]|date=2007-02-15|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vTlrn9yH|archivedate=2011-01-03|accessdate=2014-06-06}}</ref>。新しい脚本家はリチャードと彼のモチベーショナル・テクニック・ビジネスを潰すキャラクターとの対立を含むいくつかのシーンを追加した<ref name="DVDCommWriter">{{Cite video|title=Little Miss Sunshine-(Commentary by Jonathan Dayton, Valerie Faris, and Michael Arndt)|medium=DVD|publisher=[[20世紀フォックス|20th Century Fox]]|time=46:30|date=2006-12-19}}</ref>。スタジオの社長が新しくなると組織は変化し、アーントは新しい脚本家が脚本を書き直した4週間後に降板すると再雇用された<ref name="SF360">{{Cite news|title=Michael Arndt, Little Mr. Sunshine|last=Guillén|first=Michael|publisher=[[:en:San Francisco Film Society|SF360]]|date=2007-02-23|url=http://www.sf360.org/features/2007/02/michael_arndt_l.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20070308112240/http://www.sf360.org/features/2007/02/michael_arndt_l.html|archivedate=2007-03-08}}</ref>。2年間のプリプロダクション期間の後、フォーカス・フィーチャーズは2002年8月に映画を没案とした。マーク・タートルトーブは映画化権の返還と企画費用としてフォーカス・フィーチャーズに40万ドルを支払った<ref name="NYTSmallFilm"/>。彼はまた撮影費用として800万ドルの予算を支払った<ref name="USAShadows">{{Cite news | title='Sunshine,' out of the shadows|last=Bowles|first=Scott|work=[[USAトゥデイ|USA Today]]|date=2006-08-28|url=http://www.usatoday.com/life/music/news/2006-08-27-sunshine-hit_x.htm|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWcFjShM|archivedate=2011-01-06}}</ref>。

=== 撮影とポストプロダクション ===
{{仮リンク|主要撮影|en|Principal photography}}は2005年6月6日に始まった<ref>{{Cite news|url=http://www.variety.com/article/VR1117921010.html|title=Trio going on road trip|last=Fleming|first=Michael|work=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|Variety]]|date=2005-04-12|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWcDBKZK|archivedate=2011-01-06}}</ref>。撮影は脚本の時系列順の場面に沿い、アリゾナ州とカリフォルニア州南部で30日以上かけて行われた<ref name="TwitchFilm"/><ref name="MovieWebProd"/><ref name="LATimesProducers">{{Cite news|title=The unkindest cut|last=Goldstein| first=Patrick|work=[[ロサンゼルス・タイムズ|Los Angeles Times]]|url=http://www.calendarlive.com/movies/cl-et-gold20feb20,0,7118982.story?coll=cl-movies|date=2007-02-20|archiveurl=http://web.archive.org/web/20070222213129/http://www.calendarlive.com/movies/cl-et-gold20feb20,0,7118982.story?coll=cl-movies|archivedate=2007-02-22}}</ref>。アーントはサンダンス映画祭の上映の6週間前にエンディング部分を書き直し、それは2005年12月に撮影された<ref name="DVDCommEnding">{{Cite video|title=Little Miss Sunshine-(Commentary by Jonathan Dayton, Valerie Faris, and Michael Arndt)|medium=DVD|publisher=[[20世紀フォックス|20th Century Fox]]|time=1:35:41|date=2006-12-19}}</ref>。ポストプロダクションはプレミア上映が予定されているサンダンス映画祭でのスクリーニングの4日前に完了した<ref name="EpochTimesInterview"/><ref name="NewsBlaze">{{Cite news|title="Little Miss Sunshine", Sundance Festival Film, Shows Its Glorious Colors|last=Bandler|first=Michael|publisher=[http://newsblaze.com/ ''NewsBlaze'']|date=2006-01-29|url=http://newsblaze.com/story/20060129093017nnnn.nb/topstory.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWcIkU9V|archivedate=2011-01-06}}</ref>。映画は2005年9月14日に交通事故で亡くなったプロデューサーの[[ピーター・サラフ]]の姪でダイナーとコンビニのシーンにエキストラ出演したレベッカ・アニットに捧げられた<ref name="Dedicate">{{Cite news|title=Family sues in death of girl who inspired 'Little Miss Sunshine'|agency=[[AP通信|Associated Press]]|work=[[:en:Home News Tribune|Home News Tribune]]|url=http://pqasb.pqarchiver.com/mycentraljersey/access/1731218961.html?FMT=ABS&FMTS=ABS:FT&type=current&date=Apr+03%2C+2007&author=&pub=Home+News+Tribune&desc=Family+sues+in+death+of+girl+who+inspired+%27Little+Miss+Sunshine%27&pqatl=google|format=Fee required|date=2007-04-03|accessdate=2011-01-06}}</ref>。

==== フォルクスワーゲンT2マイクロバス ====
脚本執筆の際、アーントは自らの経験に基づいてフォルクスワーゲンT2マイクロバスを使うことに決めた。彼は「私はそれがロード・トリップで、あなたは彼らをどんな車両に入れるだろうか? と考えたのを憶えている。そして、高い天井であるのであなたがカメラを置くことができ、視界が開けている理由から、VWバスがちょうど合理的であるようだ。フロントガラスを振り返って全員を見ることができる」と回想した<ref name="ForaInterview"/>。撮影技術上の都合ため、5台のVWマイクロバスが使用された<ref name="DVDCommVan5">{{Cite video|title=Little Miss Sunshine-(Commentary by Jonathan Dayton, Valerie Faris, and Michael Arndt)|medium=DVD|publisher=[[20世紀フォックス|20th Century Fox]]|time=23:10|date=2006-12-19}}</ref>。5台のバスのうち3台にはエンジンが取り付けられ、残り2台はトレーラーに乗せられた<ref name="DVDCommVan5"/>。プリプロダクションの段階で撮影監督は一般的なビデオカメラを使い、撮影時の最適な位置を決定するためにバスの内側にそれらを置いた<ref name="MovieWebProd"/>。プロットに含まれた車の問題点の多く(クラッチの故障、鳴り続けるサイレン、外れたドア)はアーントが子供時代の自動車旅行で体験したものに基づいている<ref name="SF360"/><ref name="DVDCommVanProblems">{{Cite video|title=Little Miss Sunshine-(Commentary by Jonathan Dayton, Valerie Faris, and Michael Arndt)|medium=DVD|publisher=[[20世紀フォックス|20th Century Fox]]|time=31:22|date=2006-12-19}}</ref><ref name="DVDCommVanProblems2">{{Cite video|title=Little Miss Sunshine-(Commentary by Jonathan Dayton, Valerie Faris, and Michael Arndt)|medium=DVD|publisher=[[20世紀フォックス|20th Century Fox]]|time=1:01:51|date=2006-12-19}}</ref>。

家族がバンを動かすために後ろから押すシーンを撮影する際、俳優の安全確保のためにスタントコーディネーターが使用われた<ref name="EpochTimesInterview"/>。インタビューでグレッグ・キニアは彼が運転していた場面がどのように撮影されたかについて、「私はサイドエアバッグがついていないこの71年のVWバンで時速50マイルで進むことになっていた。基本的にあなたはこの巨大なカメラトラックがカメラと我々の前に飛んで来るのを待つだろう。『オーケー、行って!』は私には狂気を意味する。これは私が今までに製作した中で最も危険な映画だ」と冗談めかして述べた<ref name="MovieWebint">{{Cite news|title=Interview: Riding In The Little Yellow Van With Little Miss Sunshine|last=Chupnick|first=Steven|publisher=[http://www.movieweb.com/ Movie Web]|date=2006-07-26|url=http://www.movieweb.com/news/NEuaGDzCvx3Vyu|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWcZ7PFH|archivedate=2011-01-06}}</ref>。バンの中の場面を撮影する際、俳優たちは3から4時間にわたって車内にとどまった<ref name="MovieWebint"/>。アラン・アーキンのキャラクターが車内で卑猥な話を喚き散らす場面ではブレスリンは本当にヘッドフォンをつけていて、映画と同様に彼らの会話が聞き取れなかった。彼女が会話の内容を知ったのは映画を見たときであった<ref name="MovieWebint"/><ref name="CinCon">{{Cite news | title=Interview: Alan Arkin and Abigail Breslin in "Little Miss Sunshine"|last=Aames|first=Ethan|publisher=[http://www.cinecon.com/ Cinema Confidental]|date=2006-07-19|url=http://www.cinecon.com/news.php?id=0607193|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWcar1pa|archivedate=2011-01-06}}</ref>。2006年7月25日、フォックス・サーチライト・ピクチャーズは{{仮リンク|インダストリー (カリフォルニア州)|en|Industry, California|label=インダストリー}}のドライブイン・シアターにでのスクリーニングにVWバスの所有者たちを招待した。スクリーニングには60台以上のバンが出席した<ref name="FoxBuses">{{Cite web|url=http://www2.foxsearchlight.com/littlemisssunshine/slideshow/|title=Little Miss Sunshine VW Drive in City of Industry, CA on July 25th|publisher=[[フォックス・サーチライト・ピクチャーズ|Fox Searchlight Pictures]]|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWcejqPd|archivedate=2011-01-06}}</ref>。

==== コンテスト ====
脚本を執筆する前にアーントは[[アーノルド・シュワルツェネッガー]]が高校生のグループと対談し、「もし私がこの世で最も嫌いなものがあるとすれば、それは負け犬だ。私は彼らを軽蔑する」と発言したことを新聞を読んで知った。その結果はアーントは思考プロセスを刺激されて脚本執筆を始め、後に「そして私はその態度に何か問題があると考えた。(中略)私は人生においてあなたが上昇、または下降するという考えを攻撃したかった。(中略){{仮リンク|子供美人ページェント|en|child beauty pageant|label=子供美人コンテスト}}は最も愚かで無意味な競争する人々の典型だった」と回想した<ref name="ForaInterview"/>。共同監督のジョナサン・デイトンもまた「ページェントが進行するまで、映画がページェントについてでないことは我々にとって非常に重要だった。それは場違いであるのに関するものであり、あなたがどこで終わるかを知らないことに関するものだ」と述べた<ref name="EpochTimesInterview"/>。アビゲイル・ブレスリン以外の美人コンテストの参加者役の少女たちは本物の美人コンテストの参加者である。彼女たちは実際と同様の格好をして同じパフォーマンスを披露した<ref name="eFilmCritic">{{Cite news|title=Interview with "Little Miss Sunshine" Directors Valerie Faris & Jonathan Dayton|last=Voynar|first=Kim|publisher=[http://efilmcritic.com/ eFilmCritic]|date=2006-07-26|url=http://www.efilmcritic.com/feature.php?feature=1897|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWchRyM8|archivedate=2011-01-06}}</ref>。撮影準備にあたって、監督たちは南カリフォルニアでいくつかのコンテストに出席し、プロセスの詳細を学ぶためにコーディネーターと会った<ref name="TodayLN">{{Cite news | title=Little Miss Vista|last=Smiley|first=Joanna|publisher=[[:en:Today's Local News|Today's Local News]]|date=2006-09-07|url=http://www.todayslocalnews.com/?sect=lifestyles&p=1704|archiveurl=http://web.archive.org/web/20071016012119/http://www.todayslocalnews.com/?sect=lifestyles&p=1704|archivedate=2007-10-16}}</ref>。映画のコンテストの母親は、コンテストの場面が演出過剰であると主張し、「多くのコンテストでは少女の脚を剃ったり、偽の日焼けを施し、厚化粧をしたりはしない」と述べた<ref name="TodayLN"/>。

フォーカス・フィーチャーズは当初はカナダでの撮影を希望したが、監督たちはコンテストの少女たちとその家族の渡航費用がかかりすぎると考え、反対した<ref name="NYTSmallFilm"/>。少女たちとその家族は代わりに2週間に及ぶ撮影のために[[ベンチュラ (カリフォルニア州)|ベンチュラ]]のホテルで過ごし、彼らは多くの機材と衣裳を提供した<ref name="TodayLN"/><ref name="DVDCommPageant">{{Cite video|title=Little Miss Sunshine-(Commentary by Jonathan Dayton, Valerie Faris, and Michael Arndt)|medium=DVD|publisher=[[20世紀フォックス|20th Century Fox]]|time=1:17:00|date=2006-12-19}}</ref>。ブレスリンは映画のキャラクターと同じく「ふっくらした」体型になるために撮影中はパット入りのスーツを着用した<ref name="PeopleIntBreslin">{{Cite news|title=Abigail Breslin..Is Little Miss A-List|last=Ellenson|first=Ruth Andrew|work=[[ピープル (雑誌)|People]]|date=2006-08-07|format=Registration required
|url=http://web.ebscohost.com.libproxy.sdsu.edu/ehost/detail?vid=1&hid=22&sid=2ff648e3-8661-4bdf-886d-7fc8992a54a4%40sessionmgr9|accessdate=2008-12-25}}</ref>。オリーブのダンスルーチンを含む最後の場面のためにブレスリンは[[振付師]]と2週間練習した<ref name="MovieWebint"/>。

== 音楽 ==
{{Main|:en:Little Miss Sunshine (soundtrack)}}
=== スコア ===
『リトル・ミス・サンシャイン』の[[映画音楽|スコア]]は[[デンバー]]のバンドの{{仮リンク|デヴォーチカ|en|DeVotchKa}}と作曲家の[[マイケル・ダナ]]によって書かれた<ref name="MovieWebProd"/>。デヴォーチカの歌唱曲にはアルバム版のものの翻案したものが含まれた。

監督のデイトンとファリスは[[ロサンゼルス]]の{{仮リンク|KCRW|en|KCRW}}ラジオで「You Love Me」を聴いた後にデヴォーチカの音楽を入れることに決めた<ref name="CSMDeVotch">{{Cite news|title=DeVotchKa's music is as offbeat as its name|last=Sullivan|first=Jim|work=[[クリスチャン・サイエンス・モニター|The Christian Science Monitor]]|date=2006-07-28|url=http://www.csmonitor.com/2006/0728/p13s01-almp.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWemb3S4|archivedate=2011-01-06}}</ref>。音楽に感銘を受けた彼らはキャストのためにデヴォーチカのアルバムと[[iPod]]を購入した<ref name="RollStone">{{Cite news|title=Devotchka: The Best Little Grammy-Nominated Band You’ve Never Heard Of|last=Hoard|first=Christian|work=[[ローリング・ストーン|Rolling Stone]]|date=2007-02-07
|url=http://www.rollingstone.com/music/news/devotchka-the-best-little-grammy-nominated-band-youve-never-heard-of-20070207|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWet2XRr|archivedate=2011-01-06}}</ref>。マイケル・ダナはデヴォーチカと協力して映画のために既存の曲をアレンジした。スコアは既存曲の割合が多かったためにアカデミー作曲賞の選考対象とはならなかった<ref name="78AARules">{{Cite web|url=http://www.oscars.org/78academyawards/rules/index_text.html |title=78th Academy Awards Rules|publisher=[[映画芸術科学アカデミー|Academy of Motion Picture Arts and Sciences]]|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://web.archive.org/web/20070415204342/http://www.oscars.org/78academyawards/rules/index_text.html|archivedate=2007-04-15}}</ref>。デヴォーチカの楽曲「Til the End of Time」は[[第11回サテライト賞]]の歌曲賞にノミネートされた<ref name="InPreAcad">{{Cite news|title=The 11th Annual Satellite Awards Nominees|publisher=[[:en:International Press Academy|International Press Academy]]|url=http://www.pressacademy.com/satawards/ipa-sa-nominees.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWevasKI|archivedate=2011-01-06}}</ref>。デヴォーチカとダナはサウンドトラックにより[[第49回グラミー賞]]にノミネートされた<ref name="RollStone"/>。

=== サウンドトラック ===
{{Infobox Album
| Name = Little Miss Sunshine: Original Motion Picture Soundtrack
| Type = Soundtrack
| Artist = 多数のアーティスト
| Cover =
| Released = {{Start date|2006|7|11}}
| Genre = [[ロック (音楽)|ロック]]、[[フォークロック]]
| Label = {{仮リンク|レイクショア・レコーズ|en|Lakeshore Records|label=レイクショア}}
| Producer = [[マイケル・ダナ]]
}}
{{Album ratings
|rev1=[[オールミュージック]]
|rev1score={{Rating|4|5}}<ref name="AMM" />
|rev2=『[[エンターテインメント・ウィークリー]]』
|rev2score=(A−)<ref name="EWSReview">{{Cite news|title=Track Stars|last=Greenblatt|first=Leah|work=[[エンターテインメント・ウィークリー|Entertainment Weekly]]|date=2006-08-04|url=http://www.ew.com/ew/article/0,,1222669,00.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWezCfc4|archivedate=2011-01-06}}</ref>
|rev3=『[[エンパイア (雑誌)|エンパイア]]』
|rev3score={{Rating|4|5}}<ref>{{Cite web|url=http://www.empireonline.com/reviews/reviewcomplete.asp?SID=10053|work=Empire|author=Toy, Sam|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWf1HQH7|archivedate=2011-01-06|title=Review of Little Miss Sunshine}}</ref>
|rev4=[[:en:SoundtrackNet|SoundtrackNet]]
|rev4score={{Rating|3.5|5}}<ref>{{Cite news|title=SoundtrackNet: Little Miss Sunshine|last=Jarry|first=Johnathan|publisher=SoundtrackNet|date=2006-08-20|url=http://www.soundtrack.net/albums/database/?id=4123|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWf2YKz8|archivedate=2011-01-06}}</ref>
}}

サウンドトラック盤は2006年のアメリカ合衆国では「トップ・インディペンデント・アルバム」で42位、「トップ・サウンドトラック」で24位となった<ref name="AllBill">{{Cite web|url={{Amg|class=album|id=r843988|pure_url=yes}}|title=Little Miss Sunshine Original Soundtrack Billboard|publisher=[[オールミュージック|Allmusic]]|accessdate=2008-08-22}}</ref>。サウンドトラック盤には[[スフィアン・スティーヴンス]]の「[[:en:The Avalanche: Outtakes and Extras from the Illinois Album#Track listing|No Man's Land]]」と「[[:en:Illinois (album)#Track listing|Chicago]]」、トニー・ティスデイルの「Catwalkin'」、[[リック・ジェームス]]の「[[:en:Super Freak|Super Freak]]」が収録された<ref name="MovieWebProd"/><ref name="AMM">{{Cite web|title=Little Miss Sunshine Original Soundtrack|publisher=[[オールミュージック|Allmusic]]|url={{Amg|class=album|id=r843988|pure_url=yes}}|accessdate=2008-08-22}}</ref>。ページェントの場面では他に{{仮リンク|ゴードン・ポゴダ|en|Gordon Pogoda}}の「Let It Go」と「You've Got Me Dancing」も使われた<ref name="YahooMovie">{{Cite web|url=http://movies.yahoo.com/movie/1809257696/cast|title=Little Miss Sunshine (2006)|work=[[:en:Yahoo! Movies|Yahoo! Movies]]|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWf617oy|archivedate=2011-01-06}}</ref>。オリーブのパフォーマンスの場面で流れた「Super Freak」が音楽スーパーバイザーの提案で[[ポストプロダクション]]時に入れられた<ref name="DVDCommMusic">{{Cite video|title=Little Miss Sunshine-(Commentary by Jonathan Dayton, Valerie Faris, and Michael Arndt)|medium=DVD|publisher=[[20世紀フォックス|20th Century Fox]]|time=1:31:48|date=2006-12-19}}</ref>。アーントの脚本段階では[[プリンス (ミュージシャン)|プリンス]]の「[[:en:Peach (song)|Peach]]」、撮影時点では[[ZZトップ]]の「[[:en:Gimme All Your Lovin'|Gimme All Your Lovin']]」が使われた<ref name="DVDCommMusic"/>。

{{Tracklist
| headline = ''Little Miss Sunshine: Original Motion Picture Soundtrack''
| total_length = 46:31
| writing_credits = yes
| title1 = The Winner Is
| writer1 = {{仮リンク|デヴォーチカ|en|DeVotchKa}}
| length1 = 3:04
| title2 = Til the End of Time
| writer2 = デヴォーチカ
| length2 = 3:56
| title3 = You Love Me
| writer3 = デヴォーチカ
| length3 = 4:02
| title4 = First Push
| writer4 = デヴォーチカ
| length4 = 1:05
| title5 = No Man's Land
| writer5 = [[スフィアン・スティーヴンス]]
| length5 = 4:47
| title6 = Let's Go
| writer6 = デヴォーチカ
| length6 = 3:21
| title7 = No One Gets Left Behind
| writer7 = デヴォーチカ
| length7 = 1:14
| title8 = [[:en:Chicago (Sufjan Stevens song)|Chicago]]
| writer8 = スフィアン・スティーヴンス
| length8 = 6:07
| title9 = We're Gonna Make It
| writer9 = デヴォーチカ
| length9 = 2:32
| title10 = Do You Think There's a Heaven
| writer10 = デヴォーチカ
| length10 = 1:23
| title11 = Catwalkin'
| writer11 = トニー・ティスデイル
| length11 = 1:38
| title12 = [[:en:Super Freak|Super Freak]] (Rocasound Revamp)
| writer12 = [[リック・ジェームス]]
| length12 = 4:13
| title13 = La Llorona
| writer13 = デヴォーチカ
| length13 = 3:24
| title14 = How It Ends
| writer14 = デヴォーチカ
| length14 = 5:39
}}

== 公開 ==

=== サンダンス映画祭 ===
[[ファイル:Sundance-Film-Festival.jpg|alt=|upright|thumb|ユタ州の[[サンダンス映画祭]]で行われたプレミア上映。]]
プレミア上映は2006年1月20日に[[サンダンス映画祭]]で行われ、その後入札合戦となり、[[フォックス・サーチライト・ピクチャーズ]]が1050万ドルと興行収入の10%という条件で勝ち取った<ref name="NYTSmallFilm"/>。契約はプレミア上映から1日未満の間に交わされ、映画祭史上最大のものの1つとなった<ref name="NYTDealHistory">{{Cite news|title=Sundance Shines Light on Changes in Market|last=Halbfinger|first=David|work=[[ニューヨーク・タイムズ|The New York Times]]|date=2006-01-28|url=http://www.nytimes.com/2006/01/28/movies/MoviesFeatures/28sund.html?pagewanted=all|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWcy0ZWL|archivedate=2011-01-06}}</ref><ref name="FilmFestival">{{Cite news|title=First Major Acquisitions Deal Announced|last=Mandelberger|first=Sandy|publisher=[http://www.filmfestivalstv.com/ FilmFestivals.com]|date=2006-01-22|url=http://www.filmfestivalstv.com/sundance/2006/01/first_major_acq.html#more|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWczuH7N|archivedate=2011-01-06}}</ref>。前年には[[パラマウント・ヴァンテージ|パラマウント・クラシックス]]が『[[ハッスル&フロウ]]』を900万ドル、1999年には[[ミラマックス]]が『''[[:en:Happy, Texas (film)|Happy, Texas]]''』を1000万ドルで購入していた<ref name="FilmFestival"/><ref name="FilmFestival2">{{Cite news|title=Picking up hot numbers in Park City|last=Chatelin|first=Bruno|publisher=[http://www.filmfestivalstv.com/ FilmFestivals.com]|date=2006-02-02|url=http://www.filmfestivalstv.com/sundance/2006/02/picking_up_hot_.html#more|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWd3ZQuX|archivedate=2011-01-06}}</ref>。

=== 興行収入 ===
『リトル・ミス・サンシャイン』はアメリカ合衆国では最初の週に7つの劇場で封切られ、49万8796ドルを売り上げた<ref name="RTBoxOffice">{{Cite web|url=http://www.rottentomatoes.com/m/little_miss_sunshine/numbers.php|title=Little Miss Sunshine Box Office Summary|work=[[Rotten Tomatoes]]|archiveurl=http://web.archive.org/web/20080803220905/http://www.rottentomatoes.com/m/little_miss_sunshine/numbers.php|archivedate=2008-08-03|accessdate=2014-06-06}}</ref>。限定公開後の最初の土曜である2006年7月29日には1劇場平均で2万0335ドルを売り上げた<ref name="BOMPerTheater2">{{Cite web|url=http://www.boxofficemojo.com/daily/chart/?sortdate=2006-07-28&p=.htm|title=Daily Box Office (July 28-30)|work=[[Box Office Mojo]]|accessdate=2008-08-22}}</ref>。これは同年8月15日に[[IMAX]]映画の『[[Deep Sea 3D]]』に抜かれるまでは北米映画史上で最高の単日の劇場平均興行収入であった<ref>[http://www.boxofficemojo.com/daily/chart/?sortdate=2006-07-26&p=.htm Daily Box Office (July 24-27)], [http://www.boxofficemojo.com/daily/chart/?sortdate=2006-07-28&p=.htm (July 28-30)], [http://www.boxofficemojo.com/daily/chart/?sortdate=2006-07-31&p=.htm (July 31-August 3)], [http://www.boxofficemojo.com/daily/chart/?sortdate=2006-08-04&p=.htm (August 4-6)], [http://www.boxofficemojo.com/daily/chart/?sortdate=2006-08-07&p=.htm (August 7-10)], [http://www.boxofficemojo.com/daily/chart/?sortdate=2006-08-11&p=.htm (August 11-13)], [http://www.boxofficemojo.com/daily/chart/?sortdate=2006-08-14&p=.htm (August 14-17)]. ''[[Box Office Mojo]]''. Retrieved on August 22, 2008.</ref>。公開3週目には北米週末興行収入ランキングの上位10作品に入り、11週目に11位に下落するまで残り続けた<ref name="RTBoxOffice"/>。最高順位は第5週目末の3位であった。また公開後の最大劇場数は1602館であった<ref name="RTBoxOffice"/>。北米外ではオーストラリアで500万ドル、ドイツで300万ドル、スペインで400万ドル、イギリス、アイルランド、マルタ合算で600万ドルを売り上げている<ref name="BOMForeign">{{Cite web|url=http://www.boxofficemojo.com/movies/?page=intl&id=littlemisssunshine.htm |title=Little Miss Sunshine-Foreign Box Office|work=[[Box Office Mojo]]|accessdate=2008-08-22}}</ref>。累計では北米で5989万1098ドル、北米外で4063万2083ドル、全世界合算で1億52万3181ドルを売り上げている<ref name="boxofficemojo"/>。

=== 批評家の反応 ===
[[Rotten Tomatoes]]では205件の批評家レビューで支持率は91%、平均点は7.7/10となった<ref name="RTfresh">{{Cite web|url=http://www.rottentomatoes.com/m/little_miss_sunshine/|title=Little Miss Sunshine (2006)|publisher=[[Rotten Tomatoes]]|accessdate=2011-01-18}}</ref>。[[Metacritic]]では36件のレビューに基づいて加重平均値は80/100となった<ref name="MetaCritic">{{Cite web|url=http://www.metacritic.com/film/titles/littlemisssunshine|title=Little Miss Sunshine|publisher=[[Metacritic]]|accessdate=2011-01-18}}</ref>。

{{仮リンク|マイケル・メドベジ|en|Michael Medved}}は4ツ星満点を与え、「この衝撃的かつ魅力的なダークコメディは今年の最高の映画の一つとして数えられる」と述べ、監督のジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス、映画そのもの、そして出演者のアラン・アーキン、アビゲイル・ブレスリン、スティーヴ・カレルは[[アカデミー賞|オスカー]]候補に値すると評した<ref name="MichMed">{{Cite news|title=Little Miss Sunshine|last=Medved|first=Michael|publisher=[http://www.medvedmovieminute.com/ MedvedMovieMinute]|url=http://www.michaelmedved.com/pg/jsp/eot/review.jsp?pid=3049|archiveurl=http://web.archive.org/web/20071114092320/http://www.michaelmedved.com/pg/jsp/eot/review.jsp?pid=3049|archivedate=2007-11-14}}</ref>。{{仮リンク|ジョエル・シーゲル|en|Joel Siegel}}は「A」評価を与え、「私の年末のトップ10にこの作品を入れないようにするには[[オーソン・ウェルズ]]が生き返らなければならない」と述べた<ref name="ABCForecast">{{Cite news|url=http://abcnews.go.com/GMA/JoelSiegel/story?id=2245032|title=Forecast for 'Little Miss Sunshine': Oscar Heat|last=Siegel|first=Joel|publisher=[[ABCニュース (アメリカ)|ABC News]]|date=2006-07-27|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdDVR7M|archivedate=2011-01-06}}</ref>。[[BBCニュース]]のステラ・パパマイケルは「洗練と愚かさの勝利を得たブレンド」と評した<ref name="BBCReview">{{Cite news|url=http://www.bbc.co.uk/films/2006/08/02/little_miss_sunshine_2006_review.shtml|title=Little Miss Sunshine (2006)|last=Papamichael|first=Stella|publisher=BBC News|date=2006-09-05|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdFqiug|archivedate=2011-01-06}}</ref>。『[[USAトゥデイ]]』のクラウディア・プッチはブレスリンによるオリーブ・フーヴァーの演技について、「もしオリーブが他の少女によって演じられていたならば、彼女はそれほど私たちに影響を与えなかっただろう」と述べた<ref name="USAToday1">{{Cite news|title=These kids are golden|last=Puig|first=Claudia|work=[[USAトゥデイ|USA Today]]|date=2006-12-21|url=http://www.usatoday.com/printedition/life/20061222/wk_oscarkids22.art.htm|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdHukKs|archivedate=2011-01-06}}</ref>。

『[[エンターテインメント・ウィークリー]]』の[[オーウェン・グレイバーマン]]は「C」評価を与え、キャラクターを「脚本家のインデックスカード・データの歩いて、ものを言うカタログ」と呼んだ<ref name="EWReview">{{Cite news|title=Movie Review: Little Miss Sunshine (2006)|last=Gleiberman| first=Owen|work=[[エンターテインメント・ウィークリー|Entertainment Weekly]]|date=2006-07-26|url=http://www.ew.com/ew/article/0,,1219240,00.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdKXcWX|archivedate=2011-01-06}}</ref>。『{{仮リンク|ザ・ヴィレッジ・ヴォイス|en|The Village Voice}}』のジム・リドリーは本作を「大部分が下り坂を走るガタガタの車」、「サンダンスのポンコツ車」と評した<ref name="VillVoice">{{Cite news|title=Ain't No Sunshine|last=Ridley|first=Jim|work=[[:en:The Village Voice|The Village Voice]]|date=2006-07-25|url=http://www.villagevoice.com/2006-07-18/film/ain-t-no-sunshine/|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdOjGBd|archivedate=2011-01-06}}</ref>。『[[グローブ・アンド・メール]]』のリアム・レイシーは本作を批判し、「『リトル・ミス・サンシャイン』の可愛くて惨めなキャラクターたちには考えさせられ、その結論はとんでもない上に希望があるが、ほとんど誇大広告である」と述べた<ref name="GlobeMailReview">{{Cite news|title=Proust, Nietzsche and JonBenet|last=Lacey|first=Liam|work=[[グローブ・アンド・メール|Globe and Mail]]|date=2006-04-08|url=http://www.theglobeandmail.com/archives/little-miss-sunshine-proust-nietzsche-and-jonbenet/article838520/|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdUR7Fn|archivedate=2011-01-06}}</ref>。『{{仮リンク|ナショナル・レビュー|en|National Review}}』のアンナ・ニモウスは「おそらく指の爪の竹が好きな映画ファンには「良い気分」の映画として賞賛されている。もし貴方が惨めな人間なら、『リトル・ミス・サンシャイン』は貴方のための映画だ」と評した<ref name="NationalReview">{{Cite news|title=Little Miss Miserable|last=Nimouse|first=Anna|work=[[:en:National Review|National Review]]|date=2007-02-26|url=http://article.nationalreview.com/306693/little-miss-miserable/anna-nimouse|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdZ8IXi|archivedate=2011-01-06}}</ref>。『{{仮リンク|ペースト・マガジン|en|Paste Magazine}}』は過去10年間(2000年から2009年)のベスト映画50で本作を34位に選んだ<ref>{{Cite web|title=The 50 Best Movies of the Decade (2000-2009)|url=http://www.pastemagazine.com/blogs/lists/2009/11/50-best-movies-of-the-decade-2000-2009.html?p=2|work=[[:en:Paste Magazine|Paste Magazine]]|accessdate=December 14, 2011|date=November 3, 2009}}</ref>。

=== ホームメディア ===
{{Anchors|DVD}}
DVDは2006年12月19日に発売された。これはワイドスクリーン及びフルスクリーンの2枚組で、2つの[[オーディオコメンタリー|コメンタリートラック]]、4つの別エンディング、{{仮リンク|デヴォーチカ|en|DeVotchKa}}の[[ミュージック・ビデオ]]が含まれた。発売初週には1961万4299ドルを売り上げ、週間DVD売り上げで6位となった<ref name="DVDSales">{{Cite web|url=http://www.the-numbers.com/movies/2006/LMSUN_dvd.php|title=Little Miss Sunshine&nbsp;— Weekly DVD Sales|publisher=The Numbers|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdn2wxi|archivedate=2011-01-06|accessdate=2014-06-06}}</ref>。2008年9月16日までにアメリカ合衆国では累計で5551万6832ドルを売り上げている<ref name="DVDSales"/>。レンタルでは発売後から2007年4月15日までに累計で4632万ドルを売り上げている<ref name="DVDRentals">{{Cite web|url=http://boxofficemojo.com/movies/?page=homevideo&id=littlemisssunshine.htm|title=Little Miss Sunshine DVD/Home Video|publisher=[[Box Office Mojo]]|accessdate=2008-08-22}}</ref>。[[Blu-ray Disc|Blu-ray]]は2009年2月10日に発売された<ref name="Bluray">{{Cite news|last=Salas|first=Randy A.|url=http://www.startribune.com/entertainment/tv/36895444.html|title=Classic films line up for Blu-ray|work=[[:en:Star Tribune|Star Tribune]]|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdrVVwH|archivedate=2011-01-06}}</ref>。

== 受賞 ==
{{Main|リトル・ミス・サンシャインの受賞とノミネートの一覧}}
[[ファイル:Abigail Breslin.jpg|thumb|right|alt=A young girl wearing a black dress looks down to her right while smiling.|[[パームスプリングス国際映画祭]]でプロモーションする[[アビゲイル・ブレスリン]](2007年1月)。]]
『リトル・ミス・サンシャイン』は多数の映画団体及び映画祭からのノミネート、受賞を果たした。[[第79回アカデミー賞]]では4部門のノミネートされ、マイケル・アーントが[[アカデミー脚本賞|脚本賞]]、アラン・アーキンが[[アカデミー助演男優賞|助演男優賞]]を受賞した<ref name="AcademyAwardList">{{Cite web|url=http://www.oscars.org/79academyawards/nomswins.html|title=79th Academy Awards|work=Academy of Motion Pictures Arts and Sciences|archiveurl=http://web.archive.org/web/20080113143219/http://www.oscars.org/79academyawards/nomswins.html|archivedate=2008-01-13|accessdate=2014-06-06}}</ref>。[[アメリカン・フィルム・インスティチュート]]では「ムービー・オブ・ジ・イヤー」に選出され、また[[英国アカデミー賞]]では6部門にノミネートされてオリジナル脚本賞(アーント)と助演男優賞(アーキン)を受賞した<ref name="AFIOffMov">{{Cite web|url=http://www.afi.com/tvevents/afiawards06/default.aspx|title=AFI AWARDS 2006|work=American Film Institute|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdvulmP|archivedate=2011-01-06}}</ref><ref name="BAFTAnom">{{Cite web|url=http://www.bafta.org/awards/film/latest-winners-and-nominees,73,BA.html|title=Film Awards Winners in 2007|publisher=[[英国映画テレビ芸術アカデミー|British Academy of Film and Television Arts]]|date=2007-09-26|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWdyFpX8|archivedate=2011-01-06}}</ref>。[[第12回放送映画批評家協会賞]]<ref name="FOXAwards">{{Cite web|url=http://content.foxsearchlight.com/inside/node/462|title=The Little Miss Sunshine Awards List Keeps Growing|work=[[フォックス・サーチライト・ピクチャーズ|Fox Searchlight Pictures]]|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWe6FsGc|archivedate=2011-01-06}}</ref>、[[第13回全米映画俳優組合賞]]<ref name="SAGWin">{{Cite news|title=''Little Miss Sunshine'' improves Oscar prospects with win at Screen Actors Guild awards|agency=[[AP通信|Associated Press]]|work=[[インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ|International Herald Tribune]]|date=2007-01-29|url=http://www.nytimes.com/2007/01/29/arts/29iht-web.0130sagsun.4384317.html|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWe5zi1I|archivedate=2011-01-06}}</ref>、[[第5回ワシントンD.C.映画批評家協会賞]]<ref name="NYTAwardsList">{{Cite news|title=Little Miss Sunshine (2006) Awards|work=[[ニューヨーク・タイムズ|The New York Times]]|url=http://movies.nytimes.com/movie/335018/Little-Miss-Sunshine/awards|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWeBLcJH|archivedate=2011-01-06}}</ref>ではアンサンブルキャスト賞を受賞した。

{{仮リンク|ドーヴィル映画祭|en|Deauville Film Festival}}では特別大賞、[[パームスプリングス国際映画祭]]ではチャーマンズ・ヴァンガード賞を獲得した<ref name="USATPalm">{{Cite news|title=Palm Springs Film Festival kicks off awards season|last=Keck|first=William|work=[[USAトゥデイ|USA Today]]|url=http://www.usatoday.com/life/movies/news/2007-01-07-palms-springs_x.htm|date=2007-01-07|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWeDCqm9|archivedate=2011-01-06}}</ref><ref name="DFFWin">{{Cite news|title=Michael Douglas in the spotlight at Deauville film fest|publisher=[[MSN]]|url=http://news.sg.msn.com/Entertainment/article.aspx?cp-documentid=171805|date=2007-08-29|archiveurl=http://web.archive.org/web/20071231105701/http://news.sg.msn.com/Entertainment/article.aspx?cp-documentid=171805|archivedate=2007-12-31}}</ref>。[[第22回インディペンデント・スピリット賞]]では作品賞と監督賞を含む4部門で受賞を果たした<ref name="ISANoms">{{Cite news|title=''Sunshine'' Wins Four, ''Half Nelson'' Gets Two at Independent Spirit Awards; ''Quinceanera'' and ''Sweet Land'' Also Win Top Prizes|last=Hernandez|first=Eugene|publisher=[[:en:indieWire|indieWire]]|url=http://www.indiewire.com/biz/2007/02/sunshine_wins_f.html |date=2007-02-24|archiveurl=http://web.archive.org/web/20070307142314/http://www.indiewire.com/biz/2007/02/sunshine_wins_f.html|archivedate=2007-03-07}}</ref>。サウンドトラックは[[第49回グラミー賞]]でコンピレーション・サウンドトラック賞(映画・テレビ・ビジュアルメディア部門)にノミネートされたが、『[[ウォーク・ザ・ライン/君につづく道]]』に敗れた<ref name="Grammynom">{{Cite web|url=http://www.grammy.com/GRAMMY_Awards/49th_Show/list.aspx|title=49th Annual Grammy Award Winners List|publisher=[[グラミー賞|The Grammy Awards]]|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWeMpMYa|archivedate=2011-01-06}}</ref>。他に{{仮リンク|MTVムービー・アワード2007|en|2007 MTV Movie Awards|label=MTVムービー・アワード}}<ref name="MTVNoms">{{Cite news|author=[[AP通信|Associated Press]]|title=MTV announces nominees for movie awards|work=[[USAトゥデイ|USA Today]]|url=http://www.usatoday.com/life/television/2007-05-01-844459179_x.htm|date=2007-05-01|accessdate=2009-07-20}}</ref>、[[第11回サテライト賞]]<ref name="SATnom">{{Cite web|url=http://www.moviecitynews.com/awards/2007/critic_awards/satellite.htm|title=International Press Academy Satellite Awards Winners|work=The Golden Satellites|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://web.archive.org/web/20080501013851/http://www.moviecitynews.com/awards/2007/critic_awards/satellite.htm|archivedate=2008-05-01}}</ref>、[[シカゴ映画批評家協会|シカゴ映画批評家協会賞]]<ref name="ChicagoFilmCritics">{{Cite web|url=http://www.altfg.com/blog/awards/chicago-film-critics-awards-2006/|title=Chicago Film Critics Association 2006|publisher=2006 19th Chicago Film Critics Awards|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWeRxWbq|archivedate=2011-01-06}}</ref>、[[第64回ゴールデングローブ賞]]でも<ref name="GGNoms">{{Cite news|title=''Babel'' scores big with 7 Golden Globe nods|agency=[[AP通信|Associated Press]]|publisher=CNN|url=http://www.cnn.com/2006/SHOWBIZ/Movies/12/14/globe.nominations/index.html|date=2006-12-14|accessdate=2014-06-06|archiveurl=http://web.archive.org/web/20080224014828/http://www.cnn.com/2006/SHOWBIZ/Movies/12/14/globe.nominations/index.html|archivedate=2008-02-24}}</ref>でも複数の部門にノミネートされた。

=== アカデミー賞プロデューサー論争 ===
映画製作に係わった[[映画プロデューサー|プロデューサー]]のうち何人が[[映画芸術科学アカデミー]]から賞を受け取る資格があるか論争となった。1999年にアカデミーはプロデューサーのうち3人までに候補資格を与えることを決定していた<ref name="VarietyQuotes">{{Cite news|title=Credits flap darkens ''Sunshine''|last=Laporte|first=Nicole|coauthors=McClintock, Pamela|work=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|Variety]]|date=2007-02-17|url=http://www.variety.com/article/VR1117959714.html?categoryid=13&cs=1|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWeVoCaZ|archivedate=2011-01-06}}</ref>。このルールは作品が受賞した際にステージ上に多くのプロデューサーが登るのを防ぐために設けられた<ref name="NYTRelax">{{Cite news|title=Oscar Rules Regarding Producing Are Relaxed|last=Cieply|first=Michael|work=[[ニューヨーク・タイムズ|The New York Times]]|date=2007-06-14|url=http://www.nytimes.com/2007/06/14/movies/14acad.html?_r=1&ref=movies&oref=slogin|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWeaqqlE|archivedate=2011-01-06}}</ref>。一方で[[全米製作者組合]](PGA)は映画にクレジットできるプロデューサーの人数の上限を設定していなかった<ref name="LATRiles">{{Cite news|title=Academy rule riles producers|last=Goldstein|first=Patrick|work=[[ロサンゼルス・タイムズ|Los Angeles Times]]|date=2007-02-27|url=http://www.latimes.com/entertainment/news/env-et-gold20feb20,1,2790699.story|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWecpF1S|archivedate=2011-01-06}}</ref>。『リトル・ミス・サンシャイン』の場合、5人のプロデューサー(マーク・タートルトーブ、ピーター・サラフ、アルバート・バーガー、ロン・イェルザ、[[デヴィッド・T・フレンドリー|デヴィッド・フレンドリー]])が存在したが、アカデミーはバーガーとイェルザを含みたがらなかった。両プロデューサーは脚本を見つけ出し、監督たちを他のプロデューサーたちに紹介し、撮影監督を選び、エンディングの再撮影に協力し、サンダンス映画祭への出品を助けるといった形で貢献していた<ref name="EpochTimesInterview" /><ref name="LATimesProducers" /><ref name="HRRule">{{Cite news|title=Oscars' rule of 3 cuts Grey, Berger, Yerxa|last=Kilday|first=Gregg|work=[[ハリウッド・リポーター|The Hollywood Reporter]]|date=2007-01-27|url=http://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/news/e3i9467b31373bcdd67d07f3de7b70d59a0|archiveurl=http://web.archive.org/web/20070402164429/http://www.hollywoodreporter.com/hr/content_display/news/e3i9467b31373bcdd67d07f3de7b70d59a0|archivedate=2007-04-02}}</ref>。アカデミーは2人が製作過程でパートナーであるが、個別のプロデューサーのみが認定されると宣言した。アカデミーは2人のプロデューサーの仕事は結集した力によるものであるとみなし、バーガーもしくはイェルザを賞の対象とすることを拒否した<ref name="VarietyQuotes" />。プロデューサーの{{仮リンク|デヴィッド・ホバーマン|en|David Hoberman}}は5人のプロデューサー全員への敬意を表することに対する支持に関してコメントし、そして「実際に映画の製作に関係している5人がいるならば、アカデミー小候補に挙げられるのに十分な映画を製作した者たちの仕事に報いるのを妨げなければならない理由は存在しない」と述べた<ref name="VarietyQuotes"/>。アカデミー賞プロデューサー委員会に属していた{{仮リンク|リンダ・オブスト|en|Lynda Obst}}は、「通常、5人で映画は作らない。本件が例外であるならば、それは嘆かわしいことだ。しかし、あなた方は例外のために規則を破らない」とコメントした<ref name="VarietyQuotes" />。

アカデミー賞の際、脚本賞の表彰の際にプロデューサーのマーク・タートルトーブ、ピーター・サラフ、デヴィッド・フレンドリーは登壇できた一方、PGAでは5人全員が表彰された<ref name="VarietyOver">{{Cite news| title=Academy bends on "rule of three"|last=McNary|first=Dave|work=[[バラエティ (アメリカ合衆国の雑誌)|Variety]]|date=2007-12-14| url=http://www.variety.com/awardcentral_article/VR1117977761.html?nav=news&categoryid=1985&cs=1|archiveurl=http://www.webcitation.org/5vWejqj0n|archivedate=2011-01-06}}</ref>。アルバート・バーガーはアカデミーの決定に関して本作のパネルで「アカデミーがたとえ何を決定したとしても、我々はこの映画を製作したのだ」と述べた<ref name="LATimesProducers"/>。2007年6月、アカデミーは将来3人以上のプロデューサーが参加している映画には例外を認めることを発表した<ref name="VarietyOver"/>。

== 参考文献 ==
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
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* {{Official|http://www.foxsearchlight.com/littlemisssunshine/}} {{en icon}}
* {{Official|http://movies.foxjapan.com/lms/}} {{ja icon}}
* {{Official|http://www.foxsearchlight.com/littlemisssunshine/}}{{en icon}}
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* {{Movielink|imdb|0449059|Little Miss Sunshine}}
* {{Tcmdb title|636514|Little Miss Sunshine}}
* {{IMDb title|0449059|Little Miss Sunshine}}
* {{Rotten-tomatoes|little_miss_sunshine|Little Miss Sunshine}}
* {{Metacritic film|little-miss-sunshine|Little Miss Sunshine}}
* {{Mojo title|littlemisssunshine|Little Miss Sunshine}}


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[[Category:アカデミー賞受賞作]]
[[Category:アカデミー賞受賞作]]


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2014年6月10日 (火) 18:32時点における版

リトル・ミス・サンシャイン
Little Miss Sunshine
監督 ジョナサン・デイトン
ヴァレリー・ファリス
脚本 マイケル・アーント
製作 マーク・タートルトーブ
デヴィッド・フレンドリー
ピーター・サラフ
アルバート・バーガー英語版
ロン・イェルザ英語版
製作総指揮 ジェブ・ブロディ
マイケル・ビューグ
出演者 グレッグ・キニア
スティーヴ・カレル
トニ・コレット
ポール・ダノ
アビゲイル・ブレスリン
アラン・アーキン
音楽 マイケル・ダナ
撮影 ティミ・サーステッド英語版
編集 パメラ・マーティン
製作会社 ビッグ・ビーチ・フィルムズ英語版
ボナ・ファイド・プロダクションズ
ディープ・リヴァー・プロダクションズ
サード・ギア・プロダクションズ
配給 アメリカ合衆国の旗 フォックス・サーチライト
日本の旗 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 2006年1月20日SFF
アメリカ合衆国の旗 2006年7月26日
日本の旗 2006年12月23日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $8,000,000[1]
興行収入 $100,523,181[1]
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リトル・ミス・サンシャイン』(Little Miss Sunshine)は、2006年のアメリカ合衆国コメディ・ドラマロードムービーで、ジョナサン・デイトン及びヴァレリー・ファリス夫婦の監督デビュー映画である。脚本は本作が脚本家デビューとなるマイケル・アーントが執筆した。出演はグレッグ・キニアスティーヴ・カレルトニ・コレットポール・ダノアビゲイル・ブレスリンアラン・アーキンであり、ビッグ・ビーチ・フィルムズが800万ドルの予算で製作した[1][2]。撮影は2005年6月6日に始まり、アリゾナ州及び南カリフォルニアで約30日かけて行われた。

2006年1月20日にサンダンス映画祭にプレア放映され、その後フォックス・サーチライト・ピクチャーズが同映画祭史上最高額の契約金を支払って配給権を獲得した[3]。北アメリカでは2006年7月26日に限定公開が始まり、8月18日に拡大された[1]

『リトル・ミス・サンシャイン』は批評家に高く評価され、世界興行収入は1億ドルを超えた。第79回アカデミー賞では作品賞を含む4部門でノミネートされ、脚本賞(アーント)と助演男優賞(アーキン)を獲得した。

プロット

シェリル・フーヴァー(トニ・コレット)はニューメキシコ州アルバカーキに住む2人の子供の母親である。彼女のゲイの兄でマルセル・プルースト学者であるフランク(スティーヴ・カレル)は自殺未遂事件を起こした後、彼女の家族と一緒に暮らすことになる。彼女の夫のリチャード(グレッグ・キニア)はモチベーショナルスピーカー英語版ライフコーチのキャリアを積み上げるように務めていた。シェリルの前夫との子供であるドウェーン(ポール・ダノ)はテストパイロットになるためにアメリカ空軍士官学校に入るという夢を実現させるまでに「沈黙の誓い」を立てている不幸な15歳である。リチャードの口汚い父で第二次世界大戦の退役軍人のエドウィン(アラン・アーキン)はヘロインの使用のために最近老人ホームを追い出されて家族と同居するようになり、7歳の孫娘のオリーヴ(アビゲイル・ブレスリン)と仲が良い。

フランクが来た翌日、オリーヴはカリフォルニア州レドンドビーチで開催される美人コンテスト英語版「リトル・ミス・サンシャイン」の予選を通過したことを知り、有頂天となる。しかしながら費用やその他の諸々の問題により、家族全員が同行しなければならなくなり、古ぼけた黄色いフォルクスワーゲンT2マイクロバスでの800マイルの旅が始まる。バスは老朽化によりクラッチが故障してしまい、修理所へと立ち寄る。部品の交換が不可能であったため、一家はバスを後ろから押し、時速20マイルに達した時点で飛び乗るという方式で旅を続ける。

道中、一家は様々な個人的な問題に直面し、互いに助け合わなければならないことを知る。リチャードはモチベーショナビジネスのキャリアを向上させ、家族を貧乏から脱出させるための契約に失敗する。フランクは自殺未遂のきかっけとなった元恋人と遭遇する。エドウィンはヘロインの過剰摂取と思われる症状で死亡する。一家はコンテストに間に合わせるため、無許可で州外に移すのは違法であるにもかかわらず彼の遺体を病院から持ち出して車に乗せ、終わった後に葬儀の準備をすることにした。会場まで残りわずかに迫ったところでドウェーンは自分が色弱であり、パイロットにはなれないことを知り、バスから出て沈黙の誓いを破って家族への不満を叫び始め、旅への同行を拒否する。荒れる彼であったがオリーヴの包容によって落ち着き、家族へ謝罪してバスへと戻る。

A yellow and white Vokswagen Type 2 vehicle, at center, is parked on a street. The roof of the vehicle is dirty, and on the sides of the picture, several other vehicles and buildings can be seen located on the street.
映画に登場したものと同型のフォルクスワーゲンT2マイクロバス

必死の走行の末、一家は会場であるホテルに到着するが、登録締切であった午後3時を4分遅れてしまう。主催者はオリーヴの出場登録を拒否するが、彼女のアシスタントのはからいでなんとか許可される。彼女は準備し、家族はスレンダーで、髪が整い、厚化粧をし、セクシーな水着や華やかなイブニングウェアを着て、堂々とした態度でダンスや体操を披露する他の少女たちを目の当たりにする。髪を整えず、大きなメガネをかけ、コンテストの訓練も受けていない、ぽっちゃり気味の体型のオリーヴでは勝負にならないことは明らかであった。

オリーヴの特技審査の時間が近づくと、リチャードとドウェーンは彼女が恥をかいて傷つくと確信し、辞めさせるために彼女の楽屋へと駆け寄る。しかしながらシェリルは介入すべきではないと主張し、そしてオリーヴはステージへ上がる決意をする。ステージに現れたオリーヴは祖父によって密かに教えられたバーレスク風のダンスをリック・ジェームスの「Super Freak」をBGMにして始め、憤怒する多くの観客にも気付かず無邪気に披露する。主催者はシェリルとリチャードにオリーヴを止めるように要求するが、家族たちは無視して1人ずつステージに上がって彼女と一緒に踊る。

次の場面で一家はホテルの警備室の外に座っており、警察から今後オリーヴをカリフォルニア州の美人コンテストに出場させないように命じられる。リチャードはオリーヴに祖父が彼女を誇りに思うだろうと話し、そして一家は再び古びたバスに乗ってアルバカーキの自宅へと帰り始める。

キャスト

括弧内は日本語吹き替えを担当した声優である。

製作

キャスティング

キャストを選ぶ際に監督のジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスは、彼らが以前ミュージックビデオを監督していた際に共働していたキャスティングディレクターのキム・デイヴィスとジャスティン・バドリーと組んだ[4]。監督たちはまずリチャード・フーヴァー役としてグレッグ・キニアを選んだ[5]。シェリル・フーヴァー役にはオーストラリアの女優のトニ・コレットが選ばれたが、それ以前に数人が考慮されていた[5]。デイヴィスとバドリーは「全ての英語圏の国々」[4]を旅してオリーヴ・フーヴァー役の女優を探し、当時6歳であったアビゲイル・ブレスリンが選ばれた。ポール・ダノは製作開始の2年前までにドウェイン役にキャスティングされ、役作りのために実際に数日わたって沈黙する生活を過ごした[5][6]。エドウィン・フーヴァーを演じたアラン・アーキンは当初は若すぎると考えられていた[5]

自殺未遂を起こしたプルースト学者のフランク役は元々はビル・マーレイのために書かれており、その後はスタジオの圧力でロビン・ウィリアムズとなった[7]。監督たちは撮影開始の数ヶ月前に同役にスティーヴ・カレルを選び、インタビューで「スティーヴ・カレルに会ったとき、我々は彼が行った基づいてこれができるということを知らなかった。しかし我々が彼に会って、キャラクター、映画のトーン、我々がそれに近づいた方法について語ったら、彼は我々と同じページの上に当たっていた」と答えた[4][5]。カレルは風刺ニュース番組『ザ・デイリー・ショー』への出演でコメディ・セントラルの視聴者には有名であったが、『リトル・ミス・サンシャイン』にキャスティングされた当時はハリウッドではあまり知られていなかった[6]。プロデューサーたちは彼が大スターではなく、また十分な演技経験が無かったことを心配していた[8]。しかしながら映画の撮影から1年後の公開までのあいだにカレルは映画『40歳の童貞男』とNBCのテレビシリーズ『ザ・オフィス英語版』で知名度を上げた。

脚本と企画

マイケル・アーントによって書かれた脚本は当初はメリーランド州からフロリダ州まで東海岸に粗徹旅するという内容であったが、予算の都合でニューメキシコ州からカリフォルニア州へと変更された[9]。アーントは2000年5月23日に脚本執筆を始め、5月26日までに初稿を完成させた[10]。彼は当初は数千ドルの予算を調達し、カムコーダを使って自分で撮影することを計画していた[11]。その後彼はプロデューサーのロン・イェルザ英語版アルバート・バーガー英語版に脚本を渡し、彼らはディープ・リバー・プロダクションズと協力して監督候補を探した[12]

プロデューサーたちは『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』の製作の際にデイトンとファリスに会っており、2001年に彼らに脚本を読ませるために与えた。後に監督たちは脚本について「この映画は本当に心に響いた。我々はこれが自分たちのために書かれるように感じた」と語った[7]。脚本は2001年12月21日にプロデューサーの1人のマーク・タートルトーブによって25万ドルでアーントから購入された[13]。イェルザとバーガーは監督および撮影監督を探し、エンディングの再撮影を手伝い、サンダンス映画祭への出品を援助するという責務のためプロデューサーとして残留した[5][14]

映画企画はいくつかのスタジオに持ちかけられ、カナダでの撮影を希望したフォーカス・フィーチャーズのみが興味を示した[7]。スタジオ側がリチャード・フーヴァーをより話の中心に置くことを提案し、アーンは反対すると、彼は解雇されて別の脚本家が雇われた[15]。新しい脚本家はリチャードと彼のモチベーショナル・テクニック・ビジネスを潰すキャラクターとの対立を含むいくつかのシーンを追加した[16]。スタジオの社長が新しくなると組織は変化し、アーントは新しい脚本家が脚本を書き直した4週間後に降板すると再雇用された[17]。2年間のプリプロダクション期間の後、フォーカス・フィーチャーズは2002年8月に映画を没案とした。マーク・タートルトーブは映画化権の返還と企画費用としてフォーカス・フィーチャーズに40万ドルを支払った[7]。彼はまた撮影費用として800万ドルの予算を支払った[18]

撮影とポストプロダクション

主要撮影は2005年6月6日に始まった[19]。撮影は脚本の時系列順の場面に沿い、アリゾナ州とカリフォルニア州南部で30日以上かけて行われた[4][6][14]。アーントはサンダンス映画祭の上映の6週間前にエンディング部分を書き直し、それは2005年12月に撮影された[20]。ポストプロダクションはプレミア上映が予定されているサンダンス映画祭でのスクリーニングの4日前に完了した[5][21]。映画は2005年9月14日に交通事故で亡くなったプロデューサーのピーター・サラフの姪でダイナーとコンビニのシーンにエキストラ出演したレベッカ・アニットに捧げられた[22]

フォルクスワーゲンT2マイクロバス

脚本執筆の際、アーントは自らの経験に基づいてフォルクスワーゲンT2マイクロバスを使うことに決めた。彼は「私はそれがロード・トリップで、あなたは彼らをどんな車両に入れるだろうか? と考えたのを憶えている。そして、高い天井であるのであなたがカメラを置くことができ、視界が開けている理由から、VWバスがちょうど合理的であるようだ。フロントガラスを振り返って全員を見ることができる」と回想した[15]。撮影技術上の都合ため、5台のVWマイクロバスが使用された[23]。5台のバスのうち3台にはエンジンが取り付けられ、残り2台はトレーラーに乗せられた[23]。プリプロダクションの段階で撮影監督は一般的なビデオカメラを使い、撮影時の最適な位置を決定するためにバスの内側にそれらを置いた[6]。プロットに含まれた車の問題点の多く(クラッチの故障、鳴り続けるサイレン、外れたドア)はアーントが子供時代の自動車旅行で体験したものに基づいている[17][24][25]

家族がバンを動かすために後ろから押すシーンを撮影する際、俳優の安全確保のためにスタントコーディネーターが使用われた[5]。インタビューでグレッグ・キニアは彼が運転していた場面がどのように撮影されたかについて、「私はサイドエアバッグがついていないこの71年のVWバンで時速50マイルで進むことになっていた。基本的にあなたはこの巨大なカメラトラックがカメラと我々の前に飛んで来るのを待つだろう。『オーケー、行って!』は私には狂気を意味する。これは私が今までに製作した中で最も危険な映画だ」と冗談めかして述べた[26]。バンの中の場面を撮影する際、俳優たちは3から4時間にわたって車内にとどまった[26]。アラン・アーキンのキャラクターが車内で卑猥な話を喚き散らす場面ではブレスリンは本当にヘッドフォンをつけていて、映画と同様に彼らの会話が聞き取れなかった。彼女が会話の内容を知ったのは映画を見たときであった[26][27]。2006年7月25日、フォックス・サーチライト・ピクチャーズはインダストリー英語版のドライブイン・シアターにでのスクリーニングにVWバスの所有者たちを招待した。スクリーニングには60台以上のバンが出席した[28]

コンテスト

脚本を執筆する前にアーントはアーノルド・シュワルツェネッガーが高校生のグループと対談し、「もし私がこの世で最も嫌いなものがあるとすれば、それは負け犬だ。私は彼らを軽蔑する」と発言したことを新聞を読んで知った。その結果はアーントは思考プロセスを刺激されて脚本執筆を始め、後に「そして私はその態度に何か問題があると考えた。(中略)私は人生においてあなたが上昇、または下降するという考えを攻撃したかった。(中略)子供美人コンテスト英語版は最も愚かで無意味な競争する人々の典型だった」と回想した[15]。共同監督のジョナサン・デイトンもまた「ページェントが進行するまで、映画がページェントについてでないことは我々にとって非常に重要だった。それは場違いであるのに関するものであり、あなたがどこで終わるかを知らないことに関するものだ」と述べた[5]。アビゲイル・ブレスリン以外の美人コンテストの参加者役の少女たちは本物の美人コンテストの参加者である。彼女たちは実際と同様の格好をして同じパフォーマンスを披露した[29]。撮影準備にあたって、監督たちは南カリフォルニアでいくつかのコンテストに出席し、プロセスの詳細を学ぶためにコーディネーターと会った[30]。映画のコンテストの母親は、コンテストの場面が演出過剰であると主張し、「多くのコンテストでは少女の脚を剃ったり、偽の日焼けを施し、厚化粧をしたりはしない」と述べた[30]

フォーカス・フィーチャーズは当初はカナダでの撮影を希望したが、監督たちはコンテストの少女たちとその家族の渡航費用がかかりすぎると考え、反対した[7]。少女たちとその家族は代わりに2週間に及ぶ撮影のためにベンチュラのホテルで過ごし、彼らは多くの機材と衣裳を提供した[30][31]。ブレスリンは映画のキャラクターと同じく「ふっくらした」体型になるために撮影中はパット入りのスーツを着用した[32]。オリーブのダンスルーチンを含む最後の場面のためにブレスリンは振付師と2週間練習した[26]

音楽

スコア

『リトル・ミス・サンシャイン』のスコアデンバーのバンドのデヴォーチカ英語版と作曲家のマイケル・ダナによって書かれた[6]。デヴォーチカの歌唱曲にはアルバム版のものの翻案したものが含まれた。

監督のデイトンとファリスはロサンゼルスKCRW英語版ラジオで「You Love Me」を聴いた後にデヴォーチカの音楽を入れることに決めた[33]。音楽に感銘を受けた彼らはキャストのためにデヴォーチカのアルバムとiPodを購入した[34]。マイケル・ダナはデヴォーチカと協力して映画のために既存の曲をアレンジした。スコアは既存曲の割合が多かったためにアカデミー作曲賞の選考対象とはならなかった[35]。デヴォーチカの楽曲「Til the End of Time」は第11回サテライト賞の歌曲賞にノミネートされた[36]。デヴォーチカとダナはサウンドトラックにより第49回グラミー賞にノミネートされた[34]

サウンドトラック

Little Miss Sunshine: Original Motion Picture Soundtrack
多数のアーティストサウンドトラック
リリース
ジャンル ロックフォークロック
レーベル レイクショア
プロデュース マイケル・ダナ
テンプレートを表示
専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
オールミュージック4/5stars[37]
エンターテインメント・ウィークリー(A−)[38]
エンパイア4/5stars[39]
SoundtrackNet3.5/5stars[40]

サウンドトラック盤は2006年のアメリカ合衆国では「トップ・インディペンデント・アルバム」で42位、「トップ・サウンドトラック」で24位となった[41]。サウンドトラック盤にはスフィアン・スティーヴンスの「No Man's Land」と「Chicago」、トニー・ティスデイルの「Catwalkin'」、リック・ジェームスの「Super Freak」が収録された[6][37]。ページェントの場面では他にゴードン・ポゴダ英語版の「Let It Go」と「You've Got Me Dancing」も使われた[42]。オリーブのパフォーマンスの場面で流れた「Super Freak」が音楽スーパーバイザーの提案でポストプロダクション時に入れられた[43]。アーントの脚本段階ではプリンスの「Peach」、撮影時点ではZZトップの「Gimme All Your Lovin'」が使われた[43]

Little Miss Sunshine: Original Motion Picture Soundtrack
#タイトル作詞・作曲時間
1.「The Winner Is」デヴォーチカ英語版
2.「Til the End of Time」デヴォーチカ
3.「You Love Me」デヴォーチカ
4.「First Push」デヴォーチカ
5.「No Man's Land」スフィアン・スティーヴンス
6.「Let's Go」デヴォーチカ
7.「No One Gets Left Behind」デヴォーチカ
8.Chicagoスフィアン・スティーヴンス
9.「We're Gonna Make It」デヴォーチカ
10.「Do You Think There's a Heaven」デヴォーチカ
11.「Catwalkin'」トニー・ティスデイル
12.Super Freak (Rocasound Revamp)」リック・ジェームス
13.「La Llorona」デヴォーチカ
14.「How It Ends」デヴォーチカ
合計時間:

公開

サンダンス映画祭

ユタ州のサンダンス映画祭で行われたプレミア上映。

プレミア上映は2006年1月20日にサンダンス映画祭で行われ、その後入札合戦となり、フォックス・サーチライト・ピクチャーズが1050万ドルと興行収入の10%という条件で勝ち取った[7]。契約はプレミア上映から1日未満の間に交わされ、映画祭史上最大のものの1つとなった[44][45]。前年にはパラマウント・クラシックスが『ハッスル&フロウ』を900万ドル、1999年にはミラマックスが『Happy, Texas』を1000万ドルで購入していた[45][46]

興行収入

『リトル・ミス・サンシャイン』はアメリカ合衆国では最初の週に7つの劇場で封切られ、49万8796ドルを売り上げた[47]。限定公開後の最初の土曜である2006年7月29日には1劇場平均で2万0335ドルを売り上げた[48]。これは同年8月15日にIMAX映画の『Deep Sea 3D』に抜かれるまでは北米映画史上で最高の単日の劇場平均興行収入であった[49]。公開3週目には北米週末興行収入ランキングの上位10作品に入り、11週目に11位に下落するまで残り続けた[47]。最高順位は第5週目末の3位であった。また公開後の最大劇場数は1602館であった[47]。北米外ではオーストラリアで500万ドル、ドイツで300万ドル、スペインで400万ドル、イギリス、アイルランド、マルタ合算で600万ドルを売り上げている[50]。累計では北米で5989万1098ドル、北米外で4063万2083ドル、全世界合算で1億52万3181ドルを売り上げている[1]

批評家の反応

Rotten Tomatoesでは205件の批評家レビューで支持率は91%、平均点は7.7/10となった[51]Metacriticでは36件のレビューに基づいて加重平均値は80/100となった[52]

マイケル・メドベジ英語版は4ツ星満点を与え、「この衝撃的かつ魅力的なダークコメディは今年の最高の映画の一つとして数えられる」と述べ、監督のジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス、映画そのもの、そして出演者のアラン・アーキン、アビゲイル・ブレスリン、スティーヴ・カレルはオスカー候補に値すると評した[53]ジョエル・シーゲル英語版は「A」評価を与え、「私の年末のトップ10にこの作品を入れないようにするにはオーソン・ウェルズが生き返らなければならない」と述べた[54]BBCニュースのステラ・パパマイケルは「洗練と愚かさの勝利を得たブレンド」と評した[55]。『USAトゥデイ』のクラウディア・プッチはブレスリンによるオリーブ・フーヴァーの演技について、「もしオリーブが他の少女によって演じられていたならば、彼女はそれほど私たちに影響を与えなかっただろう」と述べた[56]

エンターテインメント・ウィークリー』のオーウェン・グレイバーマンは「C」評価を与え、キャラクターを「脚本家のインデックスカード・データの歩いて、ものを言うカタログ」と呼んだ[57]。『ザ・ヴィレッジ・ヴォイス』のジム・リドリーは本作を「大部分が下り坂を走るガタガタの車」、「サンダンスのポンコツ車」と評した[58]。『グローブ・アンド・メール』のリアム・レイシーは本作を批判し、「『リトル・ミス・サンシャイン』の可愛くて惨めなキャラクターたちには考えさせられ、その結論はとんでもない上に希望があるが、ほとんど誇大広告である」と述べた[59]。『ナショナル・レビュー英語版』のアンナ・ニモウスは「おそらく指の爪の竹が好きな映画ファンには「良い気分」の映画として賞賛されている。もし貴方が惨めな人間なら、『リトル・ミス・サンシャイン』は貴方のための映画だ」と評した[60]。『ペースト・マガジン英語版』は過去10年間(2000年から2009年)のベスト映画50で本作を34位に選んだ[61]

ホームメディア

DVDは2006年12月19日に発売された。これはワイドスクリーン及びフルスクリーンの2枚組で、2つのコメンタリートラック、4つの別エンディング、デヴォーチカ英語版ミュージック・ビデオが含まれた。発売初週には1961万4299ドルを売り上げ、週間DVD売り上げで6位となった[62]。2008年9月16日までにアメリカ合衆国では累計で5551万6832ドルを売り上げている[62]。レンタルでは発売後から2007年4月15日までに累計で4632万ドルを売り上げている[63]Blu-rayは2009年2月10日に発売された[64]

受賞

A young girl wearing a black dress looks down to her right while smiling.
パームスプリングス国際映画祭でプロモーションするアビゲイル・ブレスリン(2007年1月)。

『リトル・ミス・サンシャイン』は多数の映画団体及び映画祭からのノミネート、受賞を果たした。第79回アカデミー賞では4部門のノミネートされ、マイケル・アーントが脚本賞、アラン・アーキンが助演男優賞を受賞した[65]アメリカン・フィルム・インスティチュートでは「ムービー・オブ・ジ・イヤー」に選出され、また英国アカデミー賞では6部門にノミネートされてオリジナル脚本賞(アーント)と助演男優賞(アーキン)を受賞した[66][67]第12回放送映画批評家協会賞[68]第13回全米映画俳優組合賞[69]第5回ワシントンD.C.映画批評家協会賞[70]ではアンサンブルキャスト賞を受賞した。

ドーヴィル映画祭英語版では特別大賞、パームスプリングス国際映画祭ではチャーマンズ・ヴァンガード賞を獲得した[71][72]第22回インディペンデント・スピリット賞では作品賞と監督賞を含む4部門で受賞を果たした[73]。サウンドトラックは第49回グラミー賞でコンピレーション・サウンドトラック賞(映画・テレビ・ビジュアルメディア部門)にノミネートされたが、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』に敗れた[74]。他にMTVムービー・アワード英語版[75]第11回サテライト賞[76]シカゴ映画批評家協会賞[77]第64回ゴールデングローブ賞でも[78]でも複数の部門にノミネートされた。

アカデミー賞プロデューサー論争

映画製作に係わったプロデューサーのうち何人が映画芸術科学アカデミーから賞を受け取る資格があるか論争となった。1999年にアカデミーはプロデューサーのうち3人までに候補資格を与えることを決定していた[79]。このルールは作品が受賞した際にステージ上に多くのプロデューサーが登るのを防ぐために設けられた[80]。一方で全米製作者組合(PGA)は映画にクレジットできるプロデューサーの人数の上限を設定していなかった[81]。『リトル・ミス・サンシャイン』の場合、5人のプロデューサー(マーク・タートルトーブ、ピーター・サラフ、アルバート・バーガー、ロン・イェルザ、デヴィッド・フレンドリー)が存在したが、アカデミーはバーガーとイェルザを含みたがらなかった。両プロデューサーは脚本を見つけ出し、監督たちを他のプロデューサーたちに紹介し、撮影監督を選び、エンディングの再撮影に協力し、サンダンス映画祭への出品を助けるといった形で貢献していた[5][14][82]。アカデミーは2人が製作過程でパートナーであるが、個別のプロデューサーのみが認定されると宣言した。アカデミーは2人のプロデューサーの仕事は結集した力によるものであるとみなし、バーガーもしくはイェルザを賞の対象とすることを拒否した[79]。プロデューサーのデヴィッド・ホバーマン英語版は5人のプロデューサー全員への敬意を表することに対する支持に関してコメントし、そして「実際に映画の製作に関係している5人がいるならば、アカデミー小候補に挙げられるのに十分な映画を製作した者たちの仕事に報いるのを妨げなければならない理由は存在しない」と述べた[79]。アカデミー賞プロデューサー委員会に属していたリンダ・オブストは、「通常、5人で映画は作らない。本件が例外であるならば、それは嘆かわしいことだ。しかし、あなた方は例外のために規則を破らない」とコメントした[79]

アカデミー賞の際、脚本賞の表彰の際にプロデューサーのマーク・タートルトーブ、ピーター・サラフ、デヴィッド・フレンドリーは登壇できた一方、PGAでは5人全員が表彰された[83]。アルバート・バーガーはアカデミーの決定に関して本作のパネルで「アカデミーがたとえ何を決定したとしても、我々はこの映画を製作したのだ」と述べた[14]。2007年6月、アカデミーは将来3人以上のプロデューサーが参加している映画には例外を認めることを発表した[83]

参考文献

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外部リンク

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