武陵源

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座標: 北緯29度20分 東経110度30分 / 北緯29.333度 東経110.500度 / 29.333; 110.500


世界遺産 武陵源の景観と歴史地域
中華人民共和国
武陵源の風景
武陵源の風景
英名 Wulingyuan Scenic and Historic Interest Area
仏名 Région d'intérêt panoramique et historique de Wulingyuan
面積 26,400ha
(緩衝地域 12,680ha)
登録区分 自然遺産
IUCN分類 V(景観保護地域)
登録基準 (7)
登録年 1992年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
武陵源の位置
使用方法表示

武陵源(ぶりょうげん、拼音: Wǔlíngyuán)は、湖南省張家界市にある、張家界森林公園、索渓谷自然保護区、天子山自然保護区などの地域からなる自然保護区の総称。1992年より、ユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録。

概要[編集]

張家界

武陵源は、その独特の石の柱が立ち並んでいる景観で知られる。その柱は珪岩で出来ており、二酸化珪素の含有率はおおよそ75%-95%である。その石柱のほとんどが200m以上あり、場所によっては300m以上のものも存在する。珪岩の外に一部ではカルスト地形などの石灰岩で出来た地形もあり、40ほどの洞窟が確認されている。

植物層も豊かで、中国第一級保護植物が4種、第二級が40種確認されている。動物では28種の国家級保護動物が確認されている。

漢の時期、武陵山脈の近くに武陵郡を設置した。「源」は水と繋ぐ、水源の意味も含め、昔の詩の中によく「山と水があるいいどころ」として使っていた。

また、映画アバタージェームズ・キャメロン監督と制作スタッフが劇中の山々の主なモデルを黄山桂林[1][2][3]と述べたことに対抗し、関係者の大量の写真撮影を根拠に本作に影響を与えたと張家界市が主張して武陵源の一部をアバター・ハレルヤ山英語版に改称して中国で大きな議論を呼んだことでも知られる[4][5]

アバター・ハレルヤ山

登録基準[編集]

この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。

脚注[編集]

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  1. ^ (フランス語) James Cameron en Chine pour faire la publicité de son film « Avatar », People daily, December 24, 2009.
  2. ^ Anders, Charlie Jane (2010年1月14日). “Avatar's Designers Speak: Floating Mountains, AMP Suits And The Dragon”. 2018年3月14日閲覧。
  3. ^ Renjie, Mao (2009年12月24日). “Stunning Avatar”. Global Times. 2009年12月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月14日閲覧。
  4. ^ 『アバター』にちなんで「ハレルヤ山」に改名”. AFPBB (2010年1月20日). 2018年3月14日閲覧。
  5. ^ ここはどこ? 景勝地を「ハレルヤ山」と改名―中国、客寄せ目的で”. エキサイトニュース (2010年1月28日). 2018年3月14日閲覧。