明るすぎる劇団・東州

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明るすぎる劇団・東州(あかるすぎるげきだん・とうしゅう)は、新宗教ワールドメイトの教祖深見東州が、原作の短編小説を上演する劇団として2007年5月に旗揚げされた劇団[1][2]。深見は劇団において「戸渡阿見(ととあみ)」の名義を使用し、劇団団長、総合プロデューサー (監督)として原作、脚本、演出、衣装、音楽をすべて自ら行っている[3]

概要[編集]

2012年からは、深見が設立した一般財団法人東京芸術財団の主催で公演を開催している。2014年までは、全演目にカトリーヌ・ド・鈴木鈴木弘子)のナレーションが使用されている。2015年からは、カトリーヌ・ド・鈴木(鈴木弘子)のほか、玄田哲章池田昌子もナレーションをつとめている。

親しみやすい、笑いを誘う大衆性演劇でありつつ、普遍的で今日的な問題をユーモラスに捉えた表現方法が用いられている[3]。大衆演劇をコンセプトにしており、モーツァルトのオペラの原点もシェークスピアのオペラの原点も「大衆演劇から始まってる」とし、観客に楽しく見てもらい「面白かった」というなかに、普遍的な人間性や芸術が描かれているという演出である[3][4]

”「16世紀のシェークスピア劇団の再来」との呼び声も高い”をキャッチフレーズにしている[5]

特徴[編集]

この舞台のクオリティの高さと並外れた面白さ[5]については、この劇団ならではと定評がある。この劇団の笑いとは、笑い飛ばしたあとは、忘れてしまって跡形もなくなるというような軽薄な笑い、また爆笑に次ぐ爆笑というものではなく、どことなく可笑しくてついクスッと笑ってしまう、いわば「品格?」を持った笑いであると評価されている[5]。観客は子供から高齢者まで幅広く年齢層を問わず受け入れられているという[5]。役者のシュールなせりふや軽妙なダンスが魅力とされ[6]ギャグパロディー、ダンスなど明るく先が読めない作風で[7]ファンタジーSFラブストーリーなどの要素とも混在し、人間と"人間以外"とが当たり前のように共存する不思議な世界観が描かれている[4]

2014年の定期公演では、新国立劇場に、初めて本物のリングが設置され、初日に初代タイガーマスクザ・グレート・サスケ西村修が、2日目に三田英津子ブル中野山田敏代が、主人公とプロレス異種格闘技戦を行うなどの演出も見られた[4]

舞台転換時には、深見による、幕間パントマイムが行われる。パントマイムのパフォーマンスは底抜けに笑えるような面白さに満ちていると好評を博している[3]

定期公演[編集]

2009年より定期公演が開催されている(2011年は東日本大震災の影響により開催中止)。また、公演はDVDとしてのたちばな出版より販売され、インターネットテレビのHANDA.TVでも放映されている。

  1. 2009年3月18日 東京公演 於:光が丘IMAホール、2009年3月21日 大阪公演 於:阪南市サラダホール
  2. 2010年9月7日9月8日 於:浅草公会堂
  3. 2012年4月20日4月21日 於:浅草公会堂
  4. 2013年4月13日4月14日 於:浅草公会堂
  5. 2014年10月11日10月12日 於:新国立劇場[8]
  6. 2015年7月4日7月5日 於:新国立劇場[9][10]
  7. 2016年5月14日5月15日 於:新国立劇場

脚注[編集]

  1. ^ 東京芸術財団
  2. ^ “Akarusugiru Gekidan Toshu/IFAC gives audiences unconventional performances”. ジャパンタイムズ (ジヤパンタイムズ社). (2014年10月18日). http://www.japantimes.co.jp/news/2014/10/17/national/ifac-gives-audiences-unconventional-performances/#.VEnM6772CK8 
  3. ^ a b c d 『GALLERY 2012 vol.6』 ギャラリーステーション、2012年6月1日。
  4. ^ a b c “史上初!! 新国立劇場に本物のリング タイガー、ブル中野らと"異種格闘技戦"も”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2014年10月20日) 
  5. ^ a b c d 「『明るすぎる劇団・東州』が定期公演」日中新聞 2009年3月31日
  6. ^ “「明るすぎる劇団・東州」新国立劇場で新作公演”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社). (2014年10月17日). http://www.sanspo.com/geino/news/20141017/sot14101705010002-n1.html 
  7. ^ “変幻自在のステージ 「明るすぎる劇団・東州」が定期公演開催”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2014年10月16日). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/10/16/kiji/K20141016009112320.html [リンク切れ]
  8. ^ “「明るすぎる劇団・東州」に初代タイガー、サスケ、西村ら伝説のレスラーも参戦”. 東京スポーツ (東京スポーツ新聞社). (2014年10月17日). http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/323523/ 
  9. ^ “「ミュージオモ」異空間を演出”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社). (2015年7月10日) 
  10. ^ “戸渡阿見氏1人7役”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ社). (2015年7月9日) 

外部リンク[編集]