夏色のナンシー
「夏色のナンシー」 | ||||
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早見優 の シングル | ||||
初出アルバム『Dear』 | ||||
B面 | 可愛いサマータイム | |||
リリース | ||||
ジャンル |
ポップ、歌謡曲 シンセポップ[1] | |||
時間 | ||||
レーベル | トーラスレコード | |||
作詞 | 三浦徳子 | |||
作曲 | 筒美京平 | |||
チャート最高順位 | ||||
早見優 シングル 年表 | ||||
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「夏色のナンシー」(なついろのナンシー)は、1983年4月1日にリリースされた早見優の5枚目のシングル[2]。発売元はトーラスレコード。
背景
[編集]表題曲「夏色のナンシー」は本人出演のCM「コカ・コーラ」のイメージソング[2]。この曲で初のオリコン週間チャートTOP10入りを記録し[2]、TBS系の音楽番組「ザ・ベストテン」にもランクインするなど、自身最大のヒット曲となった。またこの曲で1983年の『第34回NHK紅白歌合戦』に初出場している[2]。
当初「ナンシー」ではなく、早見のハワイでの愛称の「キャシー」にしようという意見もあったが、歌いにくかったことから英語圏でなじみの深い名前の「ナンシー」に落ち着いた[3]。
間奏のコーラス部分の英語歌詞は「文法的に納得がいかない」として早見自身がディレクターに言って自然な英語に変えさせたものである[2]。過去に2枚目のシングル「Love Light」の英語バージョンの文法が間違っているとファンから指摘されたことがあり、早見は「それ以降、私も敏感になって、英語の部分はディレクターさんと話し合って自分でチェックするようになりました。それで、この歌の英語コーラスも、私が少し変えさせてもらったんです。」と語っている[4]。
デビュー時から筒美京平に作曲を依頼し続け、5曲目にしてようやく実現したのが本曲だった。筒美からの指名で編曲を手掛けたのはロックバンド「四人囃子」に一時期キーボード奏者として在籍した茂木由多加で、全て打ち込みという当時としては画期的なアレンジだった[5]。本曲以降、6枚目の「渚のライオン」、8枚目の「抱いてマイ・ラブ」、10枚目の「Me☆セーラーマン」、12枚目の「Tonight」でも編曲を手掛けている。
2016年8月にリリースされたミニ・アルバム『Delicacy of Love』には、本曲のリミックスバージョンが収録されている。このバージョンでは、間奏のコーラスに早見の2人の娘も参加している[2]。
2016年11月から放映されているY!mobileのCM「ふてニャン 早見優 ザ・ベストテン」篇でもこの曲が「夏色のニャンシー」とタイトルを変えて、また歌詞も若干替えて早見に歌われている[6]。
2020年10月21日より放送されている日清シーフードヌードルのCM「ほぼイカ登場 篇」に早見が出演し、歌詞を変えたものを自ら歌っている[7]。
2023年4月1日にリリースから40周年を迎え、早見は自身のブログで「『夏色のナンシー』をずっと愛してくれて、本当にありがとう!」とコメントしている[8]。
収録曲
[編集]両楽曲とも、作詞: 三浦徳子/作曲: 筒美京平/編曲: 茂木由多加
- 夏色のナンシー (3:09)
- 可愛いサマータイム (3:16)
カバー
[編集]日付 | 歌手・演奏者 | 備考 |
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2001年 6月13日 | Happie | アルバム『SUPER HAPPIE!』に収録。[9] |
2008年 12月17日 | Ordinary Venus | アルバム『Ordinary Venus』に収録。[10] |
2009年 12月19日 | 野水伊織 | アニメ『そらのおとしもの』第6話エンディングテーマ。後にアルバム『そらのおとしもの エンディングテーマ・コレクション』 に収録。[11] |
2012年 11月7日 | 吉川友 | アルバム『ボカリスト?』 に収録。[12] |
2017年 7月12日 | 寺嶋由芙 | シングル『わたしを旅行につれてって』に収録。[13] |
2021年 4月28日 | 氣志團 | 筒美京平トリビュート・アルバム『Oneway Generation』に収録。 |
2023年6月28日 | 高木凛(CV鷲見友美ジェナ) | 配信シングル |
2023年 7月26日 | クリィミーマミ(太田貴子) | アルバム『魔法の天使 クリィミーマミ 80's J-POPヒッツ』に収録。 |
タイアップ
[編集]曲名 | タイアップ |
夏色のナンシー | コカ・コーラ コマーシャルソング |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “早見優 – 夏色のナンシー = Natsuira No Nancy(1983, Vinyl)”. Discogs. 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b c d e f “もういちど流行歌 1983年5月の曲 夏色のナンシー(早見優)コーラスの英語に「自己主張」”. 朝日新聞 be on Saturday: p. 2. (2016年12月3日)
- ^ 【1983年5月】夏色のナンシー/CM効果大 早見優初のヒット曲はハワイ一色
- ^ 早見優、「夏色のナンシー」は「20代にライブで歌うのを避けていた」Spotifyでの意外なランキング人気曲を振り返る
- ^ 恋じゃな~いYES! 早見優『夏色のナンシー』コカ・コーラの水着CM効果で大ヒット!
- ^ 桐谷美玲、CMで「ザ・ベストテン」の司会に? 松本伊代、早見優との3ショットに「懐かしすぎる」の声、ねとらぼ、2016年11月2日。
- ^ 日清食品「カップヌードル」のCMソングは?、CDジャーナル、2020年10月27日。
- ^ 早見優オフィシャルブログ
- ^ “SUPER-HAPPIE-Happie”. Amazon.co.jp. 2014年8月16日18:00閲覧。
- ^ “Ordinary-Venus”. Amazon.co.jp. 2014年8月16日18:00閲覧。
- ^ “TVアニメーション「そらのおとしもの」 エンディングテーマ・コレクション”. Amazon.co.jp. 2014年8月16日18:00閲覧。
- ^ “ボカリスト?”. Amazon.co.jp. 2014年8月16日18:00閲覧。
- ^ “わたしを旅行につれてって”. teichiku.co.jp. 2017-08-12 7:30閲覧。
参考文献
[編集]- 筒美京平作品 楽譜集 「Kyohei Tsutsumi Songbook Ultimate Collection 1966~2008 100songs」2013年12月14日 全音楽譜出版社 ISBN 978-4-11-775501-5