仁藤夢乃

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仁藤 夢乃(にとう ゆめの、1989年12月19日 - )は、日本社会活動家。一般社団法人Colabo、女子高生サポートセンターColabo代表。妹は元AKB48仁藤萌乃

略歴[編集]

1989年生まれ。女子高生サポートセンターColabo代表。 中高時代に街をさまよう生活を送った経験から、女子中高生の支援を行っている。夜間巡回や声掛け、相談。シェルターでの一時保護や宿泊支援。食事・風呂・文具・衣類の提供。児童相談所や病院、警察などへの同行支援。自立支援シェアハウスや虐待や性暴力被害を経験した少女たちの自助グループの運営を行っている。

中高時代に母親の鬱や父親のDVなどから家にいられず、月25日渋谷の街をさまよう生活を送った。段ボールを敷いて公園やビルの屋上で夜を明かしたこともある。 2009年明治学院大学社会学部に入学。 自身の経験から、2011年にColaboを立ち上げ、中高生支援を始める。

2013年3月に大学卒業、『難民高校生』を出版。2014年『女子高生の裏社会』でJKビジネスの問題を訴える。2015年1月20日、第30期[[東京都青少年問題協議会委員に選出[1][2]。同年2月9日 文藝春秋2015年3月特別号の企画記事、「日本を代表する女性120人」人文・社会科学系研究者などの一人に選ばれる[3]。同年12月28日日経ビジネス2016年1月4日号の特集記事、次代を創る100人 闇からの救世主 MESSIAHに選ばれる[4]2016年1月26日エイボン・プロダクツの2015年度エイボン女性年度賞を受賞[5]子どもの貧困対策センター設立準備会に賛同する[6]。2017年7月31日公益財団法人日本財団の社会課題解決に立ち向かう革新的人材7人としてソーシャルイノベーターに決定する[7][8][9]。2017年9月22日大韓民国中央大学校で開催されたD.S.O (Digital Sexual Crime Out)のシンポジウムで日本のJKビジネスと少女たちの現実について講演する[10][11]

慰安婦問題の関わり[編集]

2018年8月、北原みのり尹美香らと「語り始めた被害者たち 日本軍「慰安婦」、AV出演強要、JKビジネス」のイベントを開催し、JKビジネスと慰安婦問題をリンクさせる[12]。イベントで仁藤は自身の運動が慰安婦たちの影響を受けていると述べ、慰安婦問題日韓合意の順守を求める日本政府に対して、主体的に立ち向かっていくと報告した。[13]

秋葉原系文化との関わり[編集]

2014年8月、仁藤は私小説『女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち』を執筆した。前作の『難民高校生』では仁藤は渋谷を彷徨する女子高生という設定であったが、この小説では仁藤は秋葉原のメイドカフェ萌芽期にスカウトされ、劣悪な環境で性的な搾取をされた少女として書かれている。ただし、秋葉原のメイドカフェの萌芽期を2005年としたり(秋葉原のメイド喫茶は2001年頃から始まっている。)、秋葉原の電気街には風俗店があり、児童買春の巣窟となっている(秋葉原(万世橋)は都内でも児童買春の検挙が極めて低い地域である[14])など、秋葉原に対する事実誤認に基づく設定が多い。登場する店や事件も架空のものであるが、秋葉原系の架空の児童を扱ったポルノ作品に対する規制強化を推進するロビイスト伊藤和子たちから注目を集めた。

2015年5月21日、仁藤は外国特派員協会で「Helping high school girls escape Tokyo's sex industry」という掲題で会見を開き、「秋葉原では夜になると2メートル間隔で女の子たちが客引きをしている。」「貧困層の少女や、見た目やコミュニケーション、知能に困難のある少女は働けず、売春宿のようなところ、より痛い、汚い、臭い、性奴隷のように働かされている。」などの発言をし[15]ジャパンタイムズから「An activist fighting the notorious “JK” industry」と賞賛された[16]。ただし、秋葉原は2012年に「性関連禁止営業の発生を防止する必要性が高いと 認められる区域」に指定されており[17]、仁藤が発信しているような児童買春の事例が通報/検挙されたことはない。

著書[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 東京都青少年問題協議会
  2. ^ 第30期東京都青少年問題協議会・議事録
  3. ^ 文藝春秋2015年3月特別号 | バックナンバー - 文藝春秋WEB共同、時事、読売、毎日、産経、東京 大手メディアと識者が選んだ日本を代表する女性120人 本誌編集部 期待される女性人材がこの国のかたちを変える リスト掲載、245ページ 概要、257ページ
  4. ^ 2015年12月28日・2016年1月4日号目次:日経ビジネスDigital
  5. ^ 2015
  6. ^ 子どもの貧困対策センター設立準備会: 賛同人一覧
  7. ^ 2017年度ソーシャルイノベーター決定!社会課題解決に立ち向かう革新的人材7人が選出。 – 日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2017
  8. ^ 社会課題の解決に向けた最大3億円の支援制度 ソーシャルイノベーター7人が決定|プレスリリース配信サービス【@Press:アットプレス】
  9. ^ 【応援願】日本財団が支援するソーシャルイノベーター2017の7人に選ばれました!!|Colabo代表「難民高校生」著者・仁藤夢乃の『コラボトーク』
  10. ^ [여성의 몸, 거래STOP④]또 하나의 폭력 일본 AV산업…“위안부 책임 외면 부추겨” - 경향신문
  11. ^ 디지털 성범죄 심포지엄 <매개되는 욕망, 거래되는 몸> 한국과 일본의... - D.S.O 디지털 성범죄 아웃
  12. ^ 語り始めた被害者たち 日本軍「慰安婦」、AV出演強要、JKビジネス [1]
  13. ^ 『思想運動』1007号 2017年9月1日号)世界に広がる「慰安婦」メモリアルデーのとりくみ「ハルモニたちが与えた励まし」[2]
  14. ^ 警視庁 少年の福祉を害する犯罪 [3]
  15. ^ Yumeno Nito: "Helping high school girls escape Tokyo's sex industry" [4]
  16. ^ Activist slams indifference to sexual exploitation of girls in ‘JK’ industry [5]
  17. ^ 警視庁 [6]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]