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中野の渡し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯35度16分32.8秒 東経136度42分14.7秒 / 北緯35.275778度 東経136.704083度 / 35.275778; 136.704083

岐阜県道118号標識
愛知県道135号標識

中野の渡し(なかののわたし)は、かつて愛知県一宮市西中野(旧・尾西市)と岐阜県羽島市下中町石田の間にある木曽川の両岸(約800m)を結んでいた渡し船。

2026年(令和8年)3月31日に廃止となった。岐阜県道118号・愛知県道135号羽島稲沢線の一部(延長993m)を構成しており、正式名称は「愛知県営西中野渡船」であった[1]。

概要

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西中野の渡し(岐阜県側船着き場)
使用される第五中野丸

1586年(天正14年)、かつて岐阜県側にあった羽栗郡中野村が木曽川の大洪水によって分断されたため、船で行き来するようになったことに由来する[1][2]。運営費は愛知県と岐阜県が負担しており、無料で乗船することができた[3]。

運航当時の主力船は船外機付きの「第五中野丸」であり船は常時、一宮市西中野側で待機していた。羽島市側から利用の際は、用意されている旗を掲揚するなどして対岸に合図をした。

羽島市側には、往時を偲ぶ石燈明がある。幕末の頃、旧城屋敷の有志によって建設されたもので、正面に「常夜燈」左側面に「不動明王」と刻まれている[4]。

運航当時のデータ

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愛知県営渡船の案内看板
  • 運航時間:8:30~11:10、12:30~14:10、15:30~16:10
    • なお、運航終了時刻の15分前(岐阜県側にあっては20分前)までには、乗船の申し出が必要。
  • 定員:14名(運航員2名含む・救命胴衣着用・自転車も乗船可)
  • 運休日:月曜日・木曜日
    • 河川の増水・強風など運航に支障きたす場合は臨時休航となる。
  • 利用料金:無料

乗船場(当時)へのアクセス

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中野の渡しの位置(愛知県内)
中野の渡し
中野の渡し (愛知県)
中野の渡しの位置(岐阜県内)
中野の渡し
中野の渡し (岐阜県)
愛知県一宮市西中野側
  • JR尾張一宮駅または名鉄一宮駅下車、名鉄バスターミナル②のりば西中野行きに乗車、「西中野」停留所下車、徒歩で約1分。
岐阜県羽島市下中町側

ギャラリー

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新濃尾大橋の開通後

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新濃尾大橋開通後の船頭小屋跡(2026年7月)
かつてはここで船頭が休憩待機した。乗船の申し込みはここで行った。

渡船の約1km上流では渡船に代わる橋として新濃尾大橋の架橋工事が進められ、2025年(令和7年)5月24日に供用開始した[5][1]。新濃尾大橋供用開始後も愛知県が運営主体として運航されたが、2026年(令和8年)3月25日の運航をもって運行終了し、同年3月31日に廃止された[6][7]。2026年4月以降、愛知県側の渡船までの県道は一宮市道となり、一宮市が渡船を引き取る予定である[8]。

隣の橋

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(下流) 立田大橋 - 葛木渡船 - 日原渡船 - 東海大橋 - 馬飼頭首工 - 中野の渡し - 新濃尾大橋 - 木曽川橋梁(JR東海道新幹線) - 木曽川橋(名神高速道路) - 濃尾大橋 (上流)

脚注

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  1. 1 2 3 “消えゆく渡船、橋建設で廃止可能性も 岐阜県内は2カ所のみ、江戸時代から続く交通手段”. 岐阜新聞. 2023年12月4日閲覧。
  2. ↑ “社団福祉法人・愛知慈恵会発行「祭りばやし」”. 2025年6月14日閲覧。
  3. ↑ “一宮建設事務所 西中野渡船について”. 2025年6月14日閲覧。
  4. ↑ “羽島市観光協会WEB(中野の渡し)”. 2025年6月14日閲覧。
  5. ↑ 『一般県道羽島稲沢線 新濃尾大橋が開通します』(PDF)(プレスリリース)愛知県建設局道路建設課、2025年3月28日。2025年5月24日閲覧。
  6. ↑ “県営西中野渡船の廃止について”. 愛知県 道路維持課 (2026年2月12日). 2026年2月12日閲覧。
  7. ↑ “愛知県営渡船「西中野渡船」の廃止について”. 岐阜県 道路維持課 (2026年2月12日). 2026年2月12日閲覧。
  8. ↑ “"渡船の廃止"に存続を願う多くの人々の声 新大橋開通の陰で… 県営から市営に変更し存続へ 愛知県一宮市と岐阜県羽島市をつなぐ「中野の渡し」”. 2025年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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