世代

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世代(せだい、generation

  1. 誕生した時期を共有する集団。世代集団、世代群。
  2. 親、祖父母、子供、孫と数える助数詞。あるいは世代集団が次の世代の子を作るまでの周期または期間。代、世。主に人間のことをいうが、他の生物についても使う。
  3. (生物学)ほぼ同時期に出生した一群の個体[1]

各国での世代の研究[編集]

日本の世代[編集]

日本では人の出生した時期や就職する時期の社会情勢、あるいは就学した時期の教育政策の変化などに基づき、多くの人が世代を命名し発表する。それにより、様々な世代が存在するが、ここではウィキペディア記事が存在する世代だけを紹介する。また、世代の定義も人によって異なるが、ここで示されている「生まれた年」はリンク先の定義をもとに表示している。なお、範囲についての出典のないものやリンク先に複数の出典が存在するものは、ここでの範囲と異っている場合があるので、注意が必要である。

生まれた年 世代名 生まれた年月日 世代名 生まれた年月日
1910年代 大正世代 1912年7月30日-1926年12月25日    
1920年代
昭和一桁 1926年12月26日-1934年12月31日
1930年代
焼け跡世代 1935年-1946年
1940年代 全共闘世代 1941年-1949年
団塊の世代 1947年-1949年[2]
1950年代 しらけ世代 1950年-1964年
1960年代
新人類 1961年-1970年[3]
バブル世代 1965年-1969年[4]
1970年代 氷河期世代
(失われた世代)
1970年4月2日-1983年4月1日
団塊ジュニア 1971年-1974年[5]
ポスト団塊ジュニア 1975年-1984年
1980年代
さとり世代 1987年4月2日-2004年4月1日 新人類ジュニア 1986年-1995年[3]
1990年代以降
脱ゆとり世代 1996年4月2日以降[6]
  • 詳細、およびその他の出典は、それぞれのリンク先を参照。
  • 生年月日については、の表示がない世代は原則始まりはその年の1月1日で終わりがその年の12月31日までである。
  • 4月2日から翌年4月1日までで区切られるものは、日本の学校の年度生まれで区切られているものである。「学年」「年齢計算ニ関スル法律」「学校教育法」を参照。
  • 上記のほか、ゆとり教育を受けた世代をゆとり世代と称するが、どの世代がゆとり世代であるかについては諸説あり[7]

アメリカ合衆国[編集]

アメリカにおける各世代の範囲は「○○の時代」を世代としてくくる例が多く、世代の幅も10-20年となる例も多い。

例えば、アメリカの「ベビーブーマー」は日本版である「団塊の世代」よりも幅が広く、「第二次世界大戦の終結からケネディ政権」の時代に生まれた世代を指している。同様に、「ベビーブーマー」の親世代である「ビート・ジェネレーション」も「第一次世界大戦からローリング・トゥエンティーズまで」の時代に生まれた世代を指している。

生まれた年 世代名 またがる世代 生まれた年
1860年-1882年 ミッショナリー・ジェネレーション
Missionary Generation
1883年-1899年 ロストジェネレーション
Lost Generation
1900年-1913年 戦間期世代
Interbellum Generation
1914年-1917年 ビート・ジェネレーション
Beat Generation
1914年-1929年
1918年-1929年 ジャズ・エイジ
Jazz Age
1930年-1945年 サイレント・ジェネレーション
Silent Generation
1946年-1964年 ベビーブーマー
Baby Boomers
1965年-1980年 ジェネレーションX
Generation X
1981年-2000年 ジェネレーションY
Generation Y
ミレニアル世代
Millennial Generation
1981年-2000年
(1977年-1995年)
2001年-(不定)
(1996年-(不定)
ジェネレーションZ
Generation Z

批判[編集]

世代論についての妥当性を問う声は各方面に存在する。特に日本の場合は(自他共に)最もその存在が声高に主張された団塊の世代に対比させるかたちで後付的に強引かつ曖昧な区分けがなされている感が否めない。[要出典]

パオロ・マッツァリーノの反社会学でも世代論で個人差を無視する社会学的傾向が批判されている。

周期[編集]

世代
慣用
時間
SI 24~30年前後[要出典]
定義 人が子供を作るまでの期間
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日本における出産時の母親の年齢階級別割合の推移

女性が第1子を出産する年齢の平均は国や時代によって多少異なるが、おおよそ24年から30年である。2013年の日本では30.4歳(厚生労働省調べ[8])である。1963年から毎年統計が取られており、30年前の1976年には25.7歳だったが、晩婚化の影響を受け徐々に高くなる傾向にある。他国では、2007年のアメリカ合衆国では25.2歳、2004年のイギリスでは27.4歳、2006年のオーストラリアでは30歳である。

ただし、実際は第2子以降もおり(日本での女性が第2子以降も含めて出産する年齢の平均は、2013年では31.6歳[8])、また夫の年齢は妻より高い(2013年では33.6歳[9])。そのため、親子の平均の年齢差、つまり「1世代」はこれらの数値より多少長くなる。

なお、「世代」の「世(せい、よ)」は30年を表す時間の単位でもあり、漢字の字形も「十」を3つ組み合わせたものである。30年(1世)を3等分(10年毎)、5等分(6年毎)、6等分(5年毎)などに分けて数える方法もある。また、2世(60年)を還暦、12世(360年)を1運という。

次の表では1世代を30年で単純計算した年数を表す。

世代間隔 続柄 年数間隔 血縁
4代前 高祖父母 120年前 1/16
3代前 曽祖父母 90年前 1/8
2代前 祖父母 60年前 1/4
1代前 30年前 1/2
当代(第1代) 当人 0年 1
1代後(第2代) 30年後 1/2
2代後(第3代) 60年後 1/4
3代後(第4代) 曽孫 90年後 1/8
4代後(第5代) 玄孫 120年後 1/16
5代後(第6代) 来孫 150年後 1/32
6代後(第7代) 昆孫 180年後 1/64
7代後(第8代) 仍孫 210年後 1/128
8代後(第9代) 雲孫 240年後 1/256

技術の世代[編集]

人間や生物の世代になぞらえ、技術革新などによる技術や設計思想の入れ替わりを世代と呼ぶ。次のような分野で多用される。

なお、現行機、現行技術・規格の次の世代のものは次世代機、次世代~と呼ばれている。

生物学[編集]

生物学では「generation」「世代」と言うと、ほぼ同時期に出生した一群の個体を意味する[1]。ただしヒトのように、一年を通してどの季節でも出生の起きるものでは「世代」という概念・区分は便宜的なものとなる[1]

世代の重なり合い generation overlapping

異なる世代に属する各 齢層(age class)の個体が、同時に生きる(共存する)場合を「世代の重なり合いが完全である」と言う[1]ヒトはこの例である[1]

ある時期に注目すると一部の齢層だけが存在する場合は「世代の重なり合いが不完全である」と言う。昆虫類や一年生の草木ではこうなっているものが多い[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 岩波生物学辞典 第4版 2000年 p.774「世代」
  2. ^ だんかい‐の‐せだい〔ダンクワイ‐〕【団塊の世代】”. goo辞書. 2015年3月16日閲覧。
  3. ^ a b バブル体験世代と消費 日本マーケティング研究所(2006年)
  4. ^ 団塊、バブル、ゆとり、さとり…などなど、○○世代の特徴”. 2015年3月16日閲覧。
  5. ^ 厚生労働白書
  6. ^ “脱ゆとり世代”初めて受験、大学入試センター試験始まる 全国690会場 産経新聞 産経新聞 2015年1月17日(土)10時04分配信
  7. ^ 始まりが1966年度生まれ以降の説や、1987年度生まれ以降の説。終わりが1995年度生まれまでの説や2003年度生まれまでの説。など
  8. ^ a b e-Stat 人口動態調査 人口動態統計 確定数 出生 年次 2013年 4-19 出生順位別にみた年次別母の平均年齢”. 厚生労働省. 2015年8月15日閲覧。
  9. ^ e-Stat 人口動態調査 人口動態統計 確定数 出生 年次 2013年 4-20 出生順位別にみた年次別父の平均年齢”. 厚生労働省. 2015年8月15日閲覧。

関連項目[編集]