ニード・フォー・スピード プロストリート

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ニード・フォー・スピード プロストリート
ジャンル レース
対応機種 PC,PS2,PS3,PSP,Wii,DS,Xbox 360,Tectoy Mega Drive 4
開発元 EA Black Box
発売元 エレクトロニック・アーツ
バージョン 1.1
人数 1〜数名
メディア CD,DVD,Blu-ray Disc,UMD,Wii用光ディスク,DSカード
発売日 アメリカ合衆国の旗 2007年11月14日
欧州連合の旗 2007年11月23日
日本の旗 2008年1月31日
大韓民国の旗 2008年7月25日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRB: E10+
OFLC: G
PEGI: 3+
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ニード・フォー・スピード プロストリート』 (Need for Speed: ProStreet) 略称NFSPSは、EA Black Boxが開発し、エレクトロニック・アーツが販売するレースゲーム。米国では2007年11月13日に発売[1]。日本では2008年1月31日発売。
また、原因不明ではあるが、Xbox 360版のみ発売が3月19日に延期されている。

概要[編集]

今作ではNFSシリーズの特徴だったアーケードスタイルではなく、グランツーリスモのようなレースシミュレーションに近くなり、今までのシリーズとは異なる方向性のゲームとなった。

今作にはダメージ表現があり接触・衝突をするとダメージが蓄積され、最終的には走行不能になる。

前作とは異なり、全レースはクローズドサーキットにて行われ、一般車両や警察車両は一切登場しない。また現実的なパフォーマンスチューニングがゲームプレイの大半を占める。

Autosculpt(パーツのモーフィング機能)はカーボンから引き継がれる。

Autosculptで変更したパーツがどの位パフォーマンスに影響を与えるか風洞を通して試す事が可能。

(なおwii版・ps2版・psp版では風洞が表示されない)

ダウンロードコンテンツ[編集]

  • コレクターズ・エディション
5台のマシンAcura Integra LS、Acura NSX、Lexus IS350、Audi RS4とPontiac Solstice GXPが追加される。
価格は800MSP(マイクロソフトポイント)。
  • Extender Pack
Car Bundle #1はDodge Challenger Concept, Lancia Delta Integrale Evo, Porsche 911 GT3 RS, Lamborghini Gallardo Superleggera, Porsche Carrera GTとAston Martin DBR9。
Car Bundle #2はHonda S2000, Porsche 911 GT3, Audi R8, Aston Martin DB9, Mercedes-Benz SL65 AMGとKoeniggsigg CCXが追加される。
価格は各480MSP(マイクロソフトポイント)。

ゲームモード[編集]

グリップ

グリップ[編集]

前作までのサーキットレース(ストリート)に相当する周回レース。

グリップクラス[編集]

PSP版、PS2版、Wii版には無いが、性能別でAとBの二つのクラスに分けられ二つのクラスが同時にレースを行うが、全てのクラスの車両と競うのではなく自分と同じクラスになった車両のみと競うグリップレース。

セクターシュートアウト[編集]

コースが4つのセクター(区画)に分けられており、セクターの記録を破る事によって得られるポイントで競う。

タイムアタック[編集]

周回タイムがカウントされ一番早いタイムを競う。

スピードチャレンジ

スピードチャレンジ[編集]

初代NFSのような長い直線コースを使い、ゴール地点まで走りフィニッシュラインを一番早く通過した車が勝者となるレース。高速で走行するので路面の状況に注意を払わなければ、起伏や凹凸などで姿勢を崩し横転やコースアウトすることもある。前作までのスプリントレースに相当。

トップスピードラン[編集]

コース上に複数カ所用意されている速度計測ポイントでの通過速度を競う。ゴール時の順位は勝敗関係なく、速度計測の合計が最も高いドライバーの勝利となる。前作までのスピードトラップに相当。

ドラッグ

ドラッグ[編集]

1/4マイル(400m)もしくは1/2マイル(800m)の短い直線コースのタイムを競う。スタート前にはバーンアウトを行う事で、スタート時のパーフェクトシフトゾーンを広げることが出来る。スタート時は前作までとは異なり自分でニュートラルから1速までギアシフトしなければならないが、ギアシフトが早すぎるとフォールススタート(フライングスタート)になってしまう。前作までとは異なり進路の調整は自分で行わなければならない。

ウィリーコンペティション[編集]

車をウィリー走行させ前輪が上がっていた距離で競う。FFなどの性能の低い車両でも出場する事は出来るが、後輪駆動、ある程度パワーが無いとウィリーすることは出来ない。ショウダウンキングであるリョウ・ワタナベのマシンの三菱・ランサーエボリューションXは4WDなのにウィリーコンペに出場し、体勢を崩しクラッシュすることがある。

ドリフト

ドリフト[編集]

ドリフト走行し車両が滑っている時に増えていく点数を競う。高い点数を記録するには速度と角度と長さが重要になる。前作までとは異なりFFAWDの車は出場できないが、何故かショウダウンキングであるリョウ・ワタナベのマシンの三菱・ランサーエボリューションXは、4WDなのにドリフトバトルに参加、高スコアを出している。

登場人物[編集]

ライアン・クーパー
主人公。プレイヤーでありこのゲームで操作する人物。初期車種は日産・240SX。フルフェイスヘルメットを常に被っているため素顔は一切映らない。元ストリートレーサー。
リョウ・ワタナベ
レース界において様々な記録を打ち立て、「ショウダウンキング」の称号を持つ日本人レーサー。愛車は三菱・ランサーエボリューションX。チーム「Apex Glide」のリーダー。
日本語版では小杉十郎太が吹き替えを担当している。
レイ・クリーガー
「グリップキング」の称号を持つレーサー。愛車はBMW・M3 E92。チーム「Grip Runners」のリーダー。姿は一切登場しない。
ネイト・デンバー
「スピードキング」の称号を持つレーサー。愛車は1965年ポンティアック・GTO。チーム「Boxcut」のリーダー。姿は一切登場しない。
キャロル・モンロー
「ドラッグキング」の称号を持つ女性レーサー。愛車は2006年型フォード・マスタング。チーム「After Mix」のリーダー。姿は一切登場しない。
アキ・キムラ
「ドリフトキング」の称号を持つ日本人レーサー。愛車はマツダ・RX-7。チーム「Touge Union」のリーダー。姿は一切登場しない。後にニード・フォー・スピード ペイバックにも登場する。
ビッグジェイ
イベント「バトル・マシーン」・「ノイズボム」の担当MC
ロジャー・エヴァンス
イベント「リアクト チームセッションス」・「Gエフェクト」の担当MC。
Jマック
イベント「スーパープロモーション/ショウダウン」・「ニトロサイド」・「ローグスピード」の担当MC。

登場車両[編集]

車の性能表示は今までのバー表示ではなく、最高時速、駆動方式、馬力、トルクといった詳しい性能が数値化されて表示される。 一部の車はPS3・Xbox 360・PCのダウンロードコンテンツで使用可能となる。なおダウンロードコンテンツの車は実質タダである。

レーストラック[編集]

一部のコースはPS3・Xbox 360・PCのダウンロードコンテンツで使用可能となる。

EA TRAX[編集]

  1. Peaches - Boys Wanna Be Her (Tommie Sunshine's Brooklyn Fire Retouch)
  2. Chromeo - Fancy Footwork (Guns ‘N Bombs Remix)
  3. Yelle - A Cause Des Garcons (Riot In Belgium Remix)
  4. Junkie XL - Bezel
  5. Junkie XL feat. Lauren Rocket - More (Junk O Flamenco Remix)
  6. CSS - Odio Odio Odio Sorry C
  7. We Are Wolves - Fight And Kiss
  8. Foreign Islands - We Know You Know It
  9. Neon Plastix - On Fire
  10. Junkie XL feat. Lauren Rocket - More (Junk O Punk Remix)
  11. Junkie XL - Decalomainia
  12. The Toxic Avenger - Escape (Bloody Beetroots Remix)
  13. UNKLE - Restless feat. Josh Homme
  14. MSTRKRFT - Neon Knights
  15. Datarock - I Used To Dance With My Daddy (Karma Harvest Mix)
  16. Plan B - No Good (Chase & Status and Benni G Remix)
  17. Wiley - Bow E3
  18. Junkie XL - Castellated Nut
  19. Dude 'N Nem - Watch My Feet
  20. Plan B - More Is Enough feat. Epic Man
  21. Airbourne - Blackjack
  22. Avenged Sevenfold - Almost Easy
  23. Clutch - Power Player
  24. Year Long Disaster - Leda Atomica
  25. Junkie XL feat. Lauren Rocket - More (Junk O Rock Remix)
  26. Bloc Party - Prayer (Does It Offend You, Yeah? Remix)
  27. Digitalism - Pogo
  28. The Rapture - The Sound
  29. Klaxons - Atlantis To Interzone
  30. DÚNÉ - A Blast Beat
  31. The Horrors - Draw Japan
  32. Yeah Yeah Yeahs - Kiss Kiss
  33. The Faint - Dropkick The Punks
  34. TV On The Radio - Wolf Like Me
  35. Smallwhitelight - Spite
  36. Junkie XL - Brake Pipe and Hose
  37. Junkie XL feat. Lauren Rocket - More

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]