フォルクスワーゲン・ゴルフ
ゴルフ(GOLF)は、フォルクスワーゲンが製造・販売する小型乗用車(コンパクトカー)である。1974年の発売以来、フォルクスワーゲンの基幹車種として2017年までに全世界累計で3,000万台以上を売り上げており、これは単一モデルシリーズとしてはトヨタ・カローラ、フォード・Fシリーズに次ぐ世界第3位[1]である。
開発の経緯[編集]
ナチス・ドイツ時代にフェルディナント・ポルシェ設計のタイプ1(ビートル)を生産する国策企業として設立されたフォルクスワーゲンは、第二次世界大戦後、民生用のタイプ1を生産して大躍進したが、1960年代に入るとその設計の陳腐化が著しく、後継車の開発が求められるようになっていた。
1965年、当時のフォルクスワーゲン社長であったハインリヒ・ノルトホフが新型車の設計をポルシェ社に委託し、ポルシェはこれに応えて「EA266」を開発した。この車は水平シリンダーの横倒しエンジンを後席の下にアンダーフロア・ミッドシップというレイアウトで配置する方式を採用し、パッケージングとしては極めて優秀なものだとする評価もあった[注釈 1]一方で、当時アウディNSUアウトウニオンでアウディ・80の開発を行っていた開発責任者のルートヴィヒ・クラウスは、後席の下に臭気と騒音を発するエンジンを搭載し、そのレイアウトのために車高が高くなるEA266には否定的であり、ルドルフ・ライディングから、それまでかかった開発費用とこれからかかる予定の額を聞いて開発を中止するように勧めた[2]。EA266はタイプ1と同じく、ギャランティーを1台ごとにポルシェに支払う契約となっていたため、相対的に見てコスト面で割高な商品であった。また操縦安定性の面でも、高エネルギー時の制御しづらい特性は当時の技術レベルでは解決が困難であった。ノルトホフの急死を受けてフォルクスワーゲン社長となったクルト・ロッツ(Kurt Lotz)はEA266の開発を進めていたが、その後任となったルドルフ・ライディングはEA266の生産計画を白紙に戻した。
初代ゴルフの開発責任者となるヴェルナー・ホルステ博士は衝突安全性の面から横置きエンジンを好み、1970年にロッツからこのレイアウトを量産車に採用する許可を受けていた[3]。ジョルジェット・ジウジアーロにスタイリングを依頼し、エンジンをアウディNSUアウトウニオン、その他をフォルクスワーゲン技術部門で開発された[4]タイプ1の後継車が、初代ゴルフである。
初代 ゴルフI 17型 (1974年-1992年)[編集]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(初代) 17型 | |
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![]() 3ドアハッチバック | |
![]() | |
![]() GTI | |
概要 | |
販売期間 | 1974 - 1992年[注釈 2] |
デザイナー | イタルデザイン・ジウジアーロ |
ボディ | |
乗車定員 | 5 人 |
ボディタイプ |
3 / 5ドア ハッチバック 3ドア カブリオレ |
駆動方式 | 前輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
直4 1.8 / 1.7 / 1.6 / 1.5 L 直4 ディーゼル 1.6 / 1.5 L |
変速機 | 3速AT / 5速MT |
サスペンション | |
前:マクファーソンストラット 後:トーションビーム | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,400 mm |
全長 | 3,725 mm |
全幅 | 1,610 mm |
全高 | 1,410 mm |
車両重量 | 780 kg |
その他 | |
ブレーキ | 前:ディスク / 後:ドラム |
最高速度 | 160 km/h |
1974年に欧州で発売された。デザインとパッケージングはジョルジェット・ジウジアーロによるものであり、横置きエンジンによる前輪駆動(FF)という小型乗用車としては極めて理想的な形態や、効率的なパッケージングによってコンパクトな外寸ながらも余裕のある室内空間を持ち、デザイン、メカニズムともに立ち遅れていたフォルクスワーゲン車の設計思想を見事に挽回した製品となった。当初はVWの実質的なローエンドに位置する[注釈 3]大衆車であったが、世界中で大ヒットとなり、約680万台が生産された。
1975年9月、フランクフルトモーターショーにおいてスポーツモデル(ホットハッチ)の「GTI」が発表され[5]、翌1976年6月に発売された。「GTI」の「I」はインジェクション(燃料噴射装置)を意味し、1.6 Lの直列4気筒エンジンにボッシュKジェトロニックを搭載して最高出力110 PSを発生する。足回りも前後スタビライザーやビルシュタイン製ダンパーなどで強化されていたが、反面エクステリアへの付加は控えめであった。当初は5,000台の限定生産を予定していたが、最終的には46万1,690台が生産され、ホットハッチの草分け的存在として人気を博した[6]。
日本では1975年にヤナセから発売され[注釈 4]、排ガス規制等に伴う年次変更を多く受けた。当代の「GTI」は正規輸入されなかったが、モデル末期の1983年には「GTI」とほぼ共通の外装を持ち、出力90馬力の1.6Lディーゼルターボエンジンを搭載した「GTD」が発売された。
- 1975年-ヤナセ、LS・4ドアモデルを販売。フランクフルトショーでGTI発表。
- 1976年-三角窓が開閉式に変わる(後に導入されるジェッタは開閉機構なし)。1.6L LSEモデルの追加。また、2ドアモデルも新たに加わる。
- 1977年-1.5Lが廃止され全車1.6Lへ。同時にグレード名が LS / LSE から E / GLE に変更され、1.5Lディーゼルの D が追加された。
- 1978年- 排ガス規制の関係で再び1.5Lエンジンに変更される。ディーゼルに上級グレードの GLD 追加。
- 1979年-前後バンパーが鉄製から樹脂製に変わり全長が拡大。
- 1980年-再び1.6Lとなる。カブリオが登場。
- 1981年-1.7Lの新型エンジンに換装。ディーゼルも1.6Lへ変更。リアコンビランプが大型化される。
- 1982年-グレード呼称の見直し。
E / GLE / D / GLD から Ci / GLi / C Diesel / GL Diesel へ変更。 - 1983年-GTD 追加。
- カブリオ
カブリオのコーチワークは、ビートル・カブリオ(Typ 15)以来の関係を持つ、カルマンが幌の製作を担当した。次世代のゴルフ IIでは新たなカブリオレモデルの設定はなく、このカブリオは、「クラシック」のサブネームを与えられて、ゴルフ III カブリオの登場まで販売される長寿モデルとなった。
- 1985年-1.8Lエンジンに変更。
- 1989年-大型カラードバンパーや4灯式ヘッドランプなど、外装を大幅に変更。
- 1992年-最終限定車クラシックライン発売。シートは本革張りとなり、アルミホイールが装着される。カラーは初のメタリックカラー(モスグリーン、ブルー、ワイン)のみ。
エンジン[編集]
- 直4 1.5L SOHC キャブレター(LS)
- 直4 1.6L SOHC インジェクション (LSE / E / GLE / カブリオ初期)
- 直4 1.6L SOHC インジェクション(GTI)
- 直4 1.7L SOHC インジェクション(Ci / GLi / カブリオ中期)
- 直4 1.8L SOHC インジェクション(カブリオ後期)
- 直4 1.5L ディーゼル(D / GLD)
- 直4 1.6L ディーゼル(D / CD / GLD)
- 直4 1.6L ディーゼルターボ(GTD)
派生車種[編集]
- シロッコ(スポーツコンパクト)
- ジェッタ(セダン)
- キャディ/ ラビット ピックアップ
- はしご形フレームを持たない、ビルドインフレームのモノコックボディー (ユニボディー)のピックアップトラック。ホイールベースは延長されている。en:Volkswagen Caddy
キャディー I
キャンパー
補足[編集]
日本において、かつて運転免許証の更新時に配布された冊子「交通の教則」の中の正しい運転姿勢の見本の写真に、本モデル(ハッチバック)の右ハンドル仕様が用いられていた。
2代目 ゴルフII 19E型 (1983年-1992年)[編集]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(2代目) 19E型 | |
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![]() 5ドアハッチバック フロント | |
![]() 5ドアハッチバック リア | |
概要 | |
販売期間 | 1983 - 1992年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5 人 |
ボディタイプ | 3 / 5ドア ハッチバック |
駆動方式 | 前輪駆動 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
直4 1.8 / 1.6 L 直4 ディーゼル 1.6 L |
変速機 | 3速AT / 5速MT |
サスペンション | |
前:ストラット 後:トレーリングアーム | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,475 mm |
全長 | 3,985 mm |
全幅 | 1,665 mm |
全高 | 1,415 mm |
車両重量 | 1,030 kg |
その他 | |
ブレーキ | 前:ディスク / 後:ドラム |
データモデル | CLi 5ドア 3速AT(後期型) |
1983年秋に初のフルモデルチェンジを行う[8]。日本での販売開始は1984年。
初期仕様は先代同様にフロントドアウィンドウに固定式の三角窓があった。サンルーフは手動開閉式、ATは3速であった。また、右ハンドル仕様でもワイパーが左ハンドル用のままであった(メーカーは、払拭面積を拡大したため問題なし、としていた)。また、この代からGTIの正規輸入が始まった。先にSOHC8バルブのGTIが登場し、後からDOHC16バルブエンジンのGTI16Vが追加された。GTIは当時人気のあったピレリP6を履き、純正ホイールもピレリのPの文字がデザインされたモノが装備されていた。GTI16Vは4灯のグリルを備えていたが、日本国内の保安基準(補助灯の中心はヘッドライトの中心より上にあってはならない)に適合せず、中央寄りの2灯は点灯しなかった。また、1986年に世界で初めてディーゼルエンジン(型式「1V」)に酸化触媒が搭載された(ただし日本仕様では3代目から搭載)。
最初のマイナーチェンジでは、三角窓の廃止、ドアミラー位置の移動、エンブレムの変更ならびに右ハンドル仕様のワイパーがそれ専用に改良された。エンブレムは右端にVWのマークとVolkswagenの文字だったが、このマイナーチェンジで中央にVWマークのみとなった。
2度目のマイナーチェンジではバンパーの形状を変更、ボディ下部まですっぽりと覆うより現代的なものに変更された(通称ビッグバンパー)。ボディサイズは、後年の4代目ポロ程度であり、デザインはVW社内で行われたものであった。
エンジン[編集]
- 直4 1.8L SOHC(Ci / GLi / GTI)
- 直4 1.8L DOHC(GTI16V)
- 直4 1.6L ディーゼル(C / CL)
- 直4 1.6L ディーゼルターボ(CLD turbo, GTD)
派生車種[編集]
- ゴルフシンクロ(Syncro)
- ゴルフにビスカスカップリングを搭載しフルタイム4WD化した、市販車最初のビスカスカップリング搭載フルタイム4WDモデル。通常モデルとの差異は、外観ではグリル、左右フェンダー、そしてリア部にある"Syncro"エンブレム、内装では、高めのフロアトンネル、リアデフ設置のためのトランクルームの狭小化、左右前席下にある後席用空調ダクト、GTIと同様のグローブボックスにある"Syncro"エンブレムであった。VW社の資料に拠れば路面状況により前/後輪に対するトラクション配分を95:5から5:95まで変更できる。左ハンドルのマニュアルトランスミッション車のみのラインアップで、日本国内では1987年から1989年まで販売された。セダン仕様であるジェッタにもSyncroモデルがあったが、一説にはジェッタのSyncroモデルはVW側のミスで輸入されたという話もある。
- ゴルフカントリー
- Syncroをベースに最低地上高を拡大したモデル。車高の高さとバックドアの外側にパイプ製のスペアタイヤキャリによる独特の外観を持つ。後にクロスオーバーSUVと呼ばれる車種の先駆け、と見る向きもある[9]。製造はドイツではなく、メルセデス・ベンツ・Gクラスと同じオーストリアのシュタイア・ダイムラー・プフで行われていた。日本では1991年まで販売継続されたが、総輸入台数は110台にすぎなかった。
- ジェッタ(セダン)
- ヘッドライトは北米向けのラビット(Rabbit)同様、異形2灯となる。
- シロッコ(スポーツクーペ)
- コラード(スポーツクーペ)
- ゴルフ Rallye(ラリー)
- WRC用にゴルフを4WD化し、コラードと同じG60スーパーチャージドエンジンを搭載していたが、ACの装備が元々なく、なおかつ日本での正規販売もなかった。薄型異形ヘッドライトや大きなオーバーフェンダーが外観上の特徴。
- ゴルフ G60 Limited
- ゴルフRallyeと同様にG60スーパーチャージドエンジンとSyncroシステムを搭載しているが、こちらは4ドアモデルもあり、外観は通常のゴルフ同様であった。日本への正規輸入は行われなかった。
グレード[編集]
Ci、CLi、GLi、GLX、GTI、GTI 16V、C diesel、CL diesel、CLD turbo、GTD
3代目 ゴルフIII 1H型 (1991年-1997年)[編集]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(3代目) 1H型 | |
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![]() 5ドアハッチバック フロント | |
![]() 5ドアハッチバック リア | |
概要 | |
販売期間 | 1991 - 1997年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5 人 |
ボディタイプ |
3 / 5ドア ハッチバック 5ドア ステーションワゴン 3ドア カブリオレ |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
狭角V6 2.8 L 直4 2.0 / 1.8 / 1.6 L 直4 ディーゼル 1.9 L |
変速機 | 4速AT / 5速MT |
サスペンション | |
前:ストラット / 後:トーションビーム | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,475 mm |
全長 | 4,020 mm |
全幅 | 1,695 mm |
全高 | 1,420 mm |
車両重量 | 1,080 kg |
その他 | |
ブレーキ | 前:ディスク / 後:ドラム |
データモデル | CLi 5ドア 4速AT |
1991年にフルモデルチェンジされ、欧州では同年から日本では翌1992年より販売される。
ゴルフ史上で一番廉価なモデル(CLi2ドア)であり、初めてカブリオがモデルチェンジを行い、ゴルフ初のワゴンも登場した。ヘッドランプの形状に対しては賛否意見がわかれた[要出典]。1992年、欧州カーオブザイヤーを受賞。日本ではVWが当時、ロックバンドのボン・ジョヴィの来日公演のスポンサーだったことから、限定車として「Bon Jovi Edition」が販売され、欧州では、ピンク・フロイド仕様も発売された。
1995年、先売のコラード同様、狭角V6エンジンを積む、ゴルフIII VR6(以下、VR6)が日本で追加発売された。VR6は、アウトバーンにおいてメルセデス・ベンツ・Sクラスや、BMW・7シリーズと対等に走れることをコンセプトに開発された。日本でのサンルーフ付きVR6は1995年式のみ。VR6とGTIはブリスターフェンダーを採用したため、全幅は1,710mmとなった。
この代までは限定車以外の通常グレードであっても、左ハンドル仕様が正規輸入されていた(一部グレードのみ)。また、日本向けのディーゼルエンジン搭載車の販売は、この代までで一旦終了した(日本向けディーゼルエンジン搭載車は2019年10月に復活)。
エンジン[編集]
グレード[編集]
ゴルフ - CLi(2ドア/4ドア)、CLディーゼル、GLi、GTI、VR6
派生車種[編集]
4代目 ゴルフIV 1J型 (1997年-2006年)[編集]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(4代目) 1J型 | |
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![]() 5ドアハッチバック フロント | |
![]() 5ドアハッチバック リア | |
概要 | |
販売期間 | 1997年 - 2003年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5 人 |
ボディタイプ |
3 / 5ドア ハッチバック 5ドア ステーションワゴン 3ドア カブリオレ |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン | 直4 2.0 / 1.8 / 1.6L |
最高出力 | 150 ps/5,700 rpm |
最大トルク | 21.4 kgfm/1,750-4,600 rpm |
変速機 |
4速/5速AT 5速/6速MT |
サスペンション | |
前:ストラット / 後:トーションビーム | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,515 mm |
全長 | 4,155 mm |
全幅 | 1,735 mm |
全高 | 1,455 mm |
車両重量 | 1,330 kg |
その他 | |
ブレーキ |
前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
データモデル | GTI 5ドア 5速AT |
1997年にフルモデルチェンジされ、欧州では同年から日本では翌1998年8月より販売される。
フォルクスワーゲン会長フェルディナント・ピエヒ主導による高級化路線の影響を受けたモデル。塗装やボディパネルの継ぎ目、各パーツの組み付け精度など内外装ともに品質が格段に向上した。全幅は1,700mm超となった。プラットフォームはフォルクスワーゲン・ボーラ、アウディ・A3、アウディ・TT、シュコダ・オクタビア、セアト・レオンなどと共通。
全体に純亜鉛メッキを施され、高張力鋼板を多用、それをレーザー溶接で接合する事から飛躍的にボデイ強度や安全性が高まった。一部のグレードは旧東ドイツのモーゼル工場製がある。ドイツ統一後の東側地域産業復興の象徴として製造もされた。ニュービートルに次ぐRラインとして設定されたR32は本モデルより登場し、日本へは2ドア(左ハンドル仕様)が500台、4ドア(右ハンドル仕様)が400台の限定にて輸入された。
初期型のアウディ製1.8L DOHCエンジンを搭載したグレードは好評であったものの、高コストな5バルブエンジンであったこと、日本の道路事情を考慮してATとのマッチングを重視したこと等から、初回のマイナーチェンジで、旧世代の低回転域トルク型2.0L SOHCエンジンに変更されたが、一部の自動車評論家に酷評された(ゴルフIIIではカウンターフローだったものを、クロスフローに改良した後方排気エンジン)。
エンジン[編集]
- 直4 1.6L SOHC(E / L)
- 直4 1.8L DOHC 20バルブ(CLi / GLi初期)日本仕様は98年モデルのみ。
- 直4 1.8L DOHC 20バルブターボ(GTI / GTX)
- 直4 2.0L SOHC(CLi / GLi / L Plus)
- 狭角V5 2.3L (日本未導入)
- 狭角V6 3.2L SOHC(R32)
後期型NAエンジンには可変長インテークマニーホールドが採用され、燃費の向上およびエンジン出力の向上がなされた。
派生車種[編集]
ボーラ、ニュービートル
ゴルフ・カブリオレは、4代目ゴルフに似せた外観に変更されたが、内容は先代・ゴルフIIIの継続であった。
安全装備[編集]
足回りはEDB(電子制動力制御装置)付きABSとなった。制動時の前後ブレーキ力配分を制御し、荷重移動でノーズが下がったり、コーナリング制動時の急激なオーバーステアを防ぐ装置が付加された。またEPS(横滑り防止装置)も装備される。これらの装備は当時の大衆車としては極めて先進的である。エアバッグは全車にデュアル&サイドエアバッグ(のちにカーテンエアバッグ)フォースリミッター&テンショナー付きシートベルトが標準で装着。
5代目 ゴルフV 1K型 (2003年-2009年)[編集]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(5代目) 1K型 | |
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![]() 5ドアハッチバック フロント | |
![]() 5ドアハッチバック リア | |
概要 | |
別名 | フォルクスワーゲン・ラビット(米国) |
販売期間 | 2003 - 2008年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5 人 |
ボディタイプ |
3 / 5ドア ハッチバック 5ドア ステーションワゴン |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | VW・Aプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
直4 2.0 / 1.4 L V6 3.2 L |
最高出力 | 200 ps/5,700 rpm |
最大トルク | 28.60 kgfm/1,800-5,000 rpm |
変速機 |
6速 / 7速DCT(DSG) 6速AT 6速MT |
サスペンション | |
前:マクファーソンストラット / 後:4リンク | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,575 mm |
全長 | 4,205 mm |
全幅 | 1,760 mm |
全高 | 1,520 mm |
車両重量 | 1,310 kg |
その他 | |
横滑り防止機構 | 全車標準装備(日本仕様) |
サイズ・重量データモデル | TSIトレンドライン 7速DSG |
ドイツでは2003年に発売される。
一般モデルはボディ同色の小さいグリルであったが、「GTI」や「GT」にはアウディと同様に大型の「ワッペングリル」が採用される。
後半モデルより1.4Lガソリンエンジンにターボチャージャーとスーパーチャージャーを組み合わせた「TSI」エンジンや、機械式のツインクラッチ式フルオートマチックトランスミッションである6速「DSG」(湿式多板クラッチ)、7速「DSG」(乾式単板クラッチ)が登場した。
6代目 ゴルフVI 5K型 (2008年-2012年)[編集]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(6代目) 5K型 | |
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![]() 5ドアハッチバック フロント | |
![]() 5ドアハッチバック リア | |
概要 | |
販売期間 | 2008年10月 - 2012年11月 |
ボディ | |
乗車定員 | 5 人 |
ボディタイプ | 3 / 5ドア ハッチバック |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | VW・Aプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
直4 1.2 / 1.4 L ターボ 直4 1.4L ターボ+スーパーチャージャー |
変速機 |
6速 / 7速DCT(DSG) 5速 / 6速MT |
サスペンション | |
前:マクファーソンストラットコイル 後:4リンクコイル | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,575 mm |
全長 | 4,210 mm |
全幅 | 1,790 mm |
全高 | 1,485 mm |
車両重量 | 1,270 - 1,530kg |
ドイツでは2008年に発売される。
米国仕様は今回のモデルチェンジを機に車名がドイツと同じ「ゴルフ」となった。
プラットフォームは先代と同じで、ボディパネル、内装が一新された。ただしヴァリアントは大幅なフェイスリフトは見送られ、フロント部分と内装の変更にとどまる。
当モデルをベースにハイブリッド仕様の「Twin Drive」、電気自動車仕様の「Blue e-motion」の試作車が開発された。
7代目 ゴルフVII 5G型 (2012-2020年)[編集]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(7代目) 5G型 | |
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![]() TSIコンフォートライン 欧州仕様 | |
![]() GTI 欧州仕様 | |
Rヴァリアント 欧州仕様 | |
概要 | |
別名 |
セアト・レオン(スペイン) シュコダ・オクタビア(チェコ) |
販売期間 | 2012-年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ |
3/5ドアハッチバック 5ドアステーションワゴン |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | VW・MQBプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
直4 1.2 / 1.4 L / 2.0 L 直4 1.6 / 2.0 L ディーゼル |
変速機 |
6速 / 7速DCT(DSG) 5速 / 6速MT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,637 mm |
全長 | 4,255 mm |
全幅 | 1,799 mm |
全高 | 1,452 mm |
車両重量 | 1,205 - 1,375kg |
車体骨格は、新開発のモジュールプラットフォーム「MQB」に一新。先代モデルと比較しておよそ100kgの軽量化を果たしたほか、全長、全幅、ホイールベースは若干大きくなったが、全高は低くなり、よりスポーティなデザインとなった。フォルムは先代を基本的に踏襲しているが、サイドミラー付近には視界確保のため小窓が設けられた。
エンジンやサスペンションなどの主要機構も一新された。 エンジンはガソリンエンジンの1.2L TSI、1.4L TSI、気筒休止システム仕様の1.4L TSI ACT、GTIに搭載される2.0TSI。
ディーゼルエンジンが1.6L TDI、2.0L TDI。
日本国内発売のディーゼルエンジン排気量は2.0Lのみとなる(TDIは2019年10月発売開始)。
すべてブルーモーション・テクノロジー仕様である。
ダッシュボードパネルは非対称の形状となり、全車の駐車ブレーキが電気式となる。
8代目 ゴルフVIII CD1型 (2019年 -)[編集]
フォルクスワーゲン・ゴルフ(8代目) CD1型 | |
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![]() | |
概要 | |
販売期間 |
2019年 - (日本:2021年 -) |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアハッチバック/ステーションワゴン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン |
DLA型 999cc 直3 DOHC IC付ターボ DFY型 1,497cc 直4 DOHC IC付ターボ DTS型 1,968cc 直4 DOHC IC付ディーゼルターボ(TDIモデル) DNP型 1,984cc 直4 DOHC IC付ターボ(GTI) |
モーター | 4450型(eTSIモデルのみ) |
変速機 |
6速MT 7速DCT 8速AT |
サスペンション | |
前:マクファーソンストラット式(スタビライザー付) 後:トレーリングアーム(1.0L車) 後:4リンク(スタビライザー付/1.5L車) | |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,620mm |
全長 | 4,295mm |
全幅 | 1,790mm |
全高 | 1,475mm |
車両重量 | 1,310 - 1,360kg |
2019年10月、8代目モデルがドイツにて発表された。48Vのマイルドハイブリッドシステムである「eTSI」を採用しており、始動時に電気的ブーストをかけ、駆動トルクを増加させる小型軽量な発電機として機能する。[10]
2021年6月15日、日本仕様のゴルフが8代目へフルモデルチェンジされ、同日より発売された。日本仕様では発売当初、トランスミッションは7速DSGのみ、エンジンは1.0直列3気筒 TSIエンジンと1.5直列4気筒 TSIエンジンの2種類が設定され、1.0eTSIモデルは「eTSI Active Basic」と「eTSI Active」、1.5eTSIモデルは「e-TSI Style」と「e-TSI R-Line」の4グレード展開となる[11]。
同年7月28日には、ステーションワゴンモデルであるゴルフヴァリアントの日本仕様も8代目へフルモデルチェンジされ、同日より発売された。パワートレインやグレード体系は日本仕様の8代目ゴルフに準じる。ホイールベースは先代まで通常モデルと同一であったが、今回モデルから50mm延長された2670mmになり、後部座席のレッグスペースの拡大と乗り心地の向上にもつながっている[12]。
同年12月10日には、2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤー「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。2013-2014に日本カー・オブ・ザ・イヤーとして受賞した7代目に続き、2代連続での受賞となった。
同年12月21日には、2019年8月より日本にも導入されているクリーンディーゼル搭載のTDIモデル[13]、その翌日にはスポーツモデル「GTI」[14]の各日本仕様も8代目へフルモデルチェンジされた(TDIモデル、GTIともに2022年1月7日発売)。TDIモデルは2.0Lエンジンに7速DSGを組み合わせられているが、SCR触媒コンバーターを直列に2つ配列し、そこから尿素水(AdBlue)を注入することでNOx排出量の削減と最大トルク強化の両立を図った「ツインドージング(デュアルAdBlue噴射)システム」を採用した最新世代のDTS型へ換装されている。グレード体系はeTSIモデルにほぼ準じており、「TDI Active Basic」、「TDI Active Advance」、「TDI Style」、「TDI R-Line」の4グレードが用意されている。また、「TDI R-Line」にメーカーオプションされている18インチアルミホイールについては、eTSIモデルの「e-TSI R-Line」にも同時に設定された。一方、「GTI」はTDIと同じ2.0Lの排気量を持ちながら、最高出力245PS・最大トルク370Nmの高出力・高トルクを発揮するTSIエンジンであるDNP型が搭載されている。
2022年8月9日にゴルフ・ゴルフヴァリアント共に仕様変更を発表(同月中旬以降順次出荷)。USB type Cポートの給電機能をUSB PD規格に対応し、インテリアトリム(ドアトリム・ドアアームレスト・センターアームレスト)の素材を変更。ゴルフの「e-TSI/TDI Active Basic」・「eTSI Active」・「TDI Active Advance」・「e-TSI/TDI Style」及びゴルフヴァリアントの「e-TSI Active Basic」・「eTSI Active」・「e-TSI Style」にはセンターエアバッグが追加され、ゴルフの「e-TSI/TDI Style」及びゴルフヴァリアントの「e-TSI Style」に設定のグレー内装時のトリムを一部グレーからブラックに変更された。また、仕様変更に加えて原材料費の急激な価格上昇に伴う工場出荷価格の上昇を受け、車両本体価格(メーカー希望小売価格)が改定され、グレードによりゴルフは14.2~20.2万円(10%相当の消費税込)、ゴルフヴァリアントは14.7万円~17.9万円(10%相当の消費税込)それぞれ値上げされた。
同年10月4日には7代目に設定されていたゴルフRとゴルフRヴァリアントの日本仕様も8代目ベースへフルモデルチェンジされ、同日より発売[15]。7代目モデルよりも出力・トルク共にパワーアップさせ、最高出力320PS・最大トルク420Nmを発生させる2.0TSIエンジンのDNF型が搭載されている。また、ブレーキは1インチ拡大して18インチにしたことでストッピングパワーが強化され、高速域からのブレーキング性能を向上。ティグアンRにも採用されている「Rパフォーマンストルクベクタリング」と「ビークル ダイナミクス マネージャー」を採用した。外観はバンパーを専用デザインに変え、サイドシルは専用のボディカラー同色となり、リアはグロスブラックのディフューザーと4本出しのエクゾーストパイプを装備する。内装ではブルーの「R」ロゴをあしらった専用ヘッドレスト一体型トップスポーツシートが採用され、デジタルメータークラスター「Digital Cockpit Pro」はスポーツモードもしくはレースモードを選択したときに専用の表示が可能となる。ボディカラーはラピスブルーメタリック(オプション)、ピュアホワイト、ディープブラックパールエフェクトの3色展開となる。
同年10月25日にはゴルフ同様に日本にも導入されているゴルフヴァリアントのTDIモデルの日本仕様も8代目ベースへフルモデルチェンジされ、同日より発売された[16]。エンジンやグレード体系は先にフルモデルチェンジ・発売されているゴルフのTDIモデルに準じる。
ワンメイクレース[編集]
1970年代から1980年代にかけて、ドイツや日本などでゴルフのワンメイクレースが「Golfポカールレース」の名称で開かれていた。著名な参加者に、歌手の稲垣潤一や鮎川麻弥俳優の岩城滉一、三原じゅん子なども参戦していた。2005年からは「ゴルフGTiカップ」の名称で行われている。
車名[編集]
「GOLF」の車名は、当時の購買部長ハンス=ヨアヒム・ツィンマーマン氏の愛馬の名前から付けられたとされる[17]。
また、後に発売されたVWモデルにはスポーツ関連の名称(キャディ、ポロ、ダービィ、ゴル)が使われており、ゴルフの初期広告もスポーツのゴルフを連想させるものもある[18][19]。この他ゴルフGTI 16Vにはゴルフボール型のシフトノブを持つものも存在する[20]。
一般に流布している、ドイツ語で「メキシコ湾流」を示す「Der Golfstrom (デア・ゴルフシュトローム)」に由来するという説は、同時期のパサートやシロッコから連想された都市伝説と思われる。実際、当初開発中のゴルフを「ブリザード」と報じる自動車雑誌もあった[21]。
なお、北米市場においては初代が「ラビット」、2-4代目が他国と同じ「ゴルフ」、5代目で再び「ラビット」を名乗っていたが、6代目で「ゴルフ」に戻されている。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ The 5 most popular cars of all time (and they're all still in production) 2017年6月2日
- ^ J・スロニガー 『ワーゲン・ストーリー』 高斎正訳 グランプリ出版 昭和59年5月20日発刊 ISBN 4-906189-24-5 p.217
- ^ 『ワーゲン・ストーリー』 p.251
- ^ 『ワーゲン・ストーリー』 p.218
- ^ 80年代輸入車のすべて- 魅惑の先鋭 輸入車の大攻勢時代. 三栄書房. (2013). pp. 9. ISBN 9784779617232
- ^ 【ゴルフのアプローチ 03】初代ゴルフのGTIは元祖「ホットハッチ」として人気を博した
- ^ フォルクスワーゲン・ゴルフTSIハイライン(FF/7AT)いまでも「お手本」
- ^ 80年代輸入車のすべて- 魅惑の先鋭 輸入車の大攻勢時代. 三栄書房. (2013). pp. 8. ISBN 9784779617232
- ^ “フォルクスワーゲン・ゴルフ オールトラックTSI 4MOTIION アップグレードパッケージ(4WD/6AT)【短評】”. WebCG (2015年8月13日). 2015年8月13日閲覧。
- ^ VW ゴルフ 新型、8世代目を発表…48Vマイルドハイブリッド採用 (レスポンス/2019年10月25日掲載/2020年1月1日閲覧)
- ^ “【VW ゴルフ 新型】電動、デジタル化を推進した8代目…価格は291万6000円から”. レスポンス(Response.jp) (2021年6月15日). 2021年6月17日閲覧。
- ^ “【ゴルフ ヴァリアント 新型】広々とした室内と電動化による走りの進化、価格は305万6000円より”. レスポンス(Response.jp) (2021年7月28日). 2021年7月29日閲覧。
- ^ “VW ゴルフ 新型、最新世代ディーゼル車を日本導入 価格は344万4000円より”. レスポンス(Response.jp) (2021年12月21日). 2021年12月23日閲覧。
- ^ “【VW ゴルフGTI 新型】日本市場投入…最高出力245ps、価格は466万円”. レスポンス(Response.jp) (2021年12月22日). 2021年12月23日閲覧。
- ^ “最高出力320ps、ゴルフR/ゴルフRヴァリアント新型発売…価格は639万8000円より”. レスポンス(Response.jp) (2022年10月4日). 2022年10月6日閲覧。
- ^ “フォルクスワーゲン、「ゴルフ ヴァリアント」にディーゼル仕様追加 価格は374万9000円から”. Car Watch (2022年10月25日). 2022年10月27日閲覧。
- ^ “Secret opened: Golf namesake” (2014年11月10日). 2021年8月14日閲覧。
- ^ “Der neue Volkssport: Golf.”. 2021年8月14日閲覧。
- ^ “Autobiography of BS©: How I Lied About The Golf”. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 80年代輸入車のすべて- 魅惑の先鋭 輸入車の大攻勢時代. 三栄書房. (2013). pp. 9. ISBN 9784779617232
- ^ “Der lange Weg zum Golf”. 2021年8月14日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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