コン・テ・パルティロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
コン・テ・パルティロ
アンドレア・ボチェッリ楽曲
リリース 1995年
ジャンル クラシカル・クロスオーバー
作詞者 ルーチョ・クアラントット
作曲者 フランチェスコ・サルトーリ
カバー

サラ・ブライトマン
ドナ・サマー
秋川雅史
ポール・ポッツ

コン・テ・パルティロ」(Con Te Partirò)は、イタリア歌手アンドレア・ボチェッリの代表的オペラティック・ポップ楽曲。

概要[編集]

1995年2月にサンレモ音楽祭で初めて歌われ、4位を獲得。同年春発売のセカンドアルバム『Bocelli』の1曲目に収録されたが、その時点では必ずしも大ヒットと言えない状況であった。

しかしながら、歌詞の一部とタイトルをイタリア語から英語に変更し、「タイム・トゥ・セイ・グッバイTime To Say Goodbye)」(1996年)としてサラ・ブライトマンと共演することになる。これがヨーロッパを中心に爆発的にヒットし、クラシカル・クロスオーバーの先鞭を付けることにもなった。

このバージョンは、ブライトマンがボチェッリにデュエットを申し出て歌われたものである。ブライトマンの友人で、ドイツの国民的英雄でもあるボクサー、ヘンリー・マスケバージル・ヒルとの引退試合が1996年11月23日に行われた際、試合前にリング上のステージで初めて2人によって歌われ(演奏はロンドン交響楽団による録音)、マスケの退場時もこの曲が流された。その模様はテレビ放送で2,100万人以上と言われる視聴者が観ていたこともあり、直後の12月に発売されたシングルはドイツのヒットチャートで14週連続1位となった。

結果的に、シングルが1,500万枚、アルバムを含めて2,500万枚という世界的大ヒットになり、ブライトマンの収録アルバム『タイム』が『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』に変更になったほか、次作『Fly』にも収録されるなどプロモーション面でも様々な影響を及ぼした[1]。以後も多くのアーティストにより歌われている。

ボレロ風のリズムがエネルギーの充溢を感じさせる力強い曲である。原題のイタリア語タイトルの「コン・テ・パルティロ」(Con te Partirò = With you I'm going to leave)とはイタリア語で「君と共に、(ぼくは)旅立つ」という意味で、英語の「グッドバイ」というタイトルゆえにイタリア以外では誤解されやすいが実は別れの歌ではなく旅立ちの歌である。したがって結婚式で歌われることも多いがこれは決しておかしなことではない。ドイツではKarel Gott - Zeit zu geh'nという。

日本ではドラマ『外交官 黒田康作』の主題歌として使われるなど、サラ・ブライトマンの代表曲としても知られている(同ドラマの劇場版『アマルフィ 女神の報酬』では、ブライトマン本人が出演している)。他にも人気メダル競馬ゲームであるSTARHORSE2内のSWBCというビッグレースで使われている曲であるため、ゲームファンや競馬ファンにも親しまれている曲である。 また、映画の挿入歌としても使われている。一例として「WANTED」の中で、主役のウェズリー(James McAvoy)がフォックス(Angelina Jolie)とリムジンに乗った人を殺害するシーンでリムジンの中で流れている。(エンドロールには「Time To Say Goodbye」Sarah Brightman、Andrea Bocelliとなっている。)

製作者クレジット[編集]

  • 作曲:フランチェスコ・サルトーリ
  • 作詞:ルーチョ・クアラントット

カバー[編集]

2006年には、テノール歌手・秋川雅史2007年には、カノンがカバーしたバージョンが発売された。また、サラ・ブライトマンが歌詞の一部やタイトルをイタリア語から英語に変更し、「タイム・トゥ・セイ・グッバイ(Time To Say Goodbye)」としてカバーした。

脚注[編集]

  1. ^ アルバム『Fly』の日本盤のタイトルは「クエスチョン・オブ・オナー」に変更され、さらに混乱している。