髙松渡
中日ドラゴンズ #51 | |
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2019年6月22日、ナゴヤ球場にて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県加古川市 |
生年月日 | 1999年7月2日(24歳) |
身長 体重 |
177 cm 70 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 遊撃手、外野手、二塁手 |
プロ入り | 2017年 ドラフト3位 |
初出場 | 2019年9月29日 |
年俸 | 1060万円(2023年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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高松 渡(たかまつ わたる、1999年7月2日 - )は、兵庫県加古川市出身のプロ野球選手(内野手)。右投左打。中日ドラゴンズ所属。
経歴
プロ入り前
加古川市立尾上小学校1年生の時、自身の父も所属した少年軟式野球チームの浜手ロイヤルズに入団し野球を始めた[2][3][4]。ポジションは遊撃手と外野手だった。加古川市立浜の宮中学校時代は軟式野球部に所属した[2][5]。
滝川第二高校に入学すると、1年生の秋にはベンチ入りを果たす[3]。2年生の第98回全国高等学校野球選手権大会県予選では、4試合中3試合に出場し打率.444を記録した[5]。それまで様々なポジションを経験したが、俊足を活かせる遊撃手に強い愛着を持っていた。しかし2年生の秋季兵庫県大会一回戦において遊撃手で出場して6失策を記録してしまい、監督の指示で外野手へ転向することになった。3年冬の間は外野の練習をしていたが高校3年春の兵庫県大会が終った機会に監督へ直訴し遊撃手へ再転向を果たした[6]。その後は遊撃手の守備練習に重点を置き、腰高で体が硬い欠点を修正するためにストレッチ運動も取り入れるようになった[6]。
2年生の3月に行われた、第47回明治神宮野球大会優勝校である履正社高校との練習試合では3番として出場。サヨナラのホームを踏むなど5打数4安打3盗塁を記録し、履正社高校の強打者安田尚憲を目当てに集まったプロ野球スカウトから注目を集めた[7][4]。夏に行われた第99回全国高等学校野球選手権大会の県予選では、準決勝で明石商業高校に敗れベスト4に終わった[8]。
2017年10月26日に行われたドラフト会議では、中日ドラゴンズから3位指名を受け[9]、契約金5000万円、年俸600万円で入団に合意した[10]。背番号は0。
中日時代
2018年は、二軍で3試合の出場で無安打に終わった。オフにアジアウィンターリーグに参加した。
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選手としての特徴
50m5秒8[11]、一塁到達最速3秒53[9]の俊足と広角に打ち分ける打撃が武器[12]。高校通算11本塁打の内、9本がランニングホームランである[12]。高校時代には、このようなプレースタイルから「滝二のイチロー」と呼ばれた[3][9]。全体の印象として中日守備走塁コーチの荒木雅博から、スピードがある細身の体形は自身の入団時に似ているが、入団時の自分よりバットが振れていると評した[13]。中日二軍内野守備走塁コーチの渡邉博幸からは、守備や走塁技術はまだまだだが、単純な足の速さならチーム内で俊足と名高い大島洋平や京田陽太以上だと位置づけた[13]。また打撃について、渡邉からまだ球を引っ張れずパワーはないがバットを折らないミート力の高さを称賛されている[13]。
本職は遊撃手だが、外野手もこなすユーティリティープレイヤーである[12]。
人物
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2019 | 中日 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | ---- | ---- | ---- |
2021 | 78 | 123 | 112 | 18 | 28 | 1 | 0 | 0 | 29 | 4 | 15 | 9 | 6 | 1 | 3 | 0 | 1 | 35 | 0 | .250 | .274 | .259 | .532 | |
2022 | 51 | 14 | 14 | 17 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | .071 | .071 | .071 | .143 | |
通算:3年 | 131 | 137 | 126 | 36 | 29 | 1 | 0 | 0 | 30 | 4 | 20 | 12 | 6 | 1 | 3 | 0 | 1 | 40 | 0 | .230 | .252 | .238 | .490 |
- 2022年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
二塁 | 外野 | ||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2021 | 中日 | 30 | 35 | 62 | 3 | 15 | .970 | 13 | 17 | 1 | 1 | 0 | .947 |
2022 | 12 | 4 | 11 | 0 | 1 | 1.000 | 4 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
通算 | 42 | 39 | 73 | 3 | 16 | .974 | 17 | 22 | 1 | 1 | 0 | .958 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
- 初記録
- 初出場:2019年9月29日、対阪神タイガース24回戦(阪神甲子園球場)、9回表に遠藤一星の代走として出場
- 初盗塁:2021年3月26日、対広島東洋カープ1回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回表に二盗(投手:島内颯太郎、捕手:會澤翼)
- 初先発出場:2021年4月2日、対阪神タイガース1回戦(京セラドーム大阪)、2番・二塁手で先発出場
- 初打席:同上、1回表に藤浪晋太郎から投ゴロ
- 初安打:同上、5回表に藤浪晋太郎から一塁内野安打
- 初打点:2021年4月30日、対読売ジャイアンツ7回戦(東京ドーム)、4回表に菅野智之から右前適時打
背番号
- 0(2018年 - 2022年)
- 51(2023年 - )
代表歴
- 2018アジアウインターベースボールリーグ:NPBウエスタン選抜
脚注
- ^ 中日 - 契約更改 - プロ野球. 日刊スポーツ. 2022年11月09日閲覧。
- ^ a b “東播|一日でも早く1軍に プロ野球中日入団の高松選手”. 神戸新聞 2018年7月15日閲覧。
- ^ a b c ““滝二のイチロー”滝川二・高松が8強導く/兵庫”. 日刊スポーツ. (2017年7月24日) 2018年2月14日閲覧。
- ^ a b 長森謙介「新時代の旗手:3位内野手 高松渡 上」『中日スポーツ』2017年12月22日、第4版、第3面
- ^ a b “「滝川二高のイチロー」こと高松渡【Players report】”. Clipee (2017年8月1日). 2018年2月14日閲覧。
- ^ a b 長森謙介「新時代の旗手:3位内野手 高松渡 下」『中日スポーツ』2017年12月23日、第5版、第3面
- ^ “ドラフト候補 滝川二・高松「転がせばヒット」驚異の足”. スポーツニッポン. (2017年7月9日) 2018年2月14日閲覧。
- ^ “明石商―滝川二(準決勝) - 試合結果 - 全国高校野球選手権兵庫大会”. 朝日新聞社 2018年2月3日閲覧。
- ^ a b c “滝二のイチロー高松、中日3位指名に「鳥肌立った」”. 日刊スポーツ. (2017年10月26日) 2018年2月14日閲覧。
- ^ “中日、D3高松と契約金5000万円で合意”. サンケイスポーツ. (2017年11月15日) 2018年2月14日閲覧。
- ^ a b “3位・高松「0から頑張る!!」目標は阪神・糸井 「紅しょうがは大根?」の天然キャラ”. 中日スポーツ. (2017年11月28日) 2018年2月14日閲覧。
- ^ a b c “高松渡(中日ドラゴンズ) - 週刊ベースボールONLINE”. 週刊ベースボール. 2018年2月14日閲覧。
- ^ a b c 森貴俊 (2018年2月14日). “【中日好き】高松渡、未来のスピードスター”. J SPORTS 2018年7月15日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 髙松渡 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
- 選手名鑑 高松 渡(内野手) - 中日ドラゴンズ公式サイト