蔦谷好位置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。なびお (会話 | 投稿記録) による 2016年3月15日 (火) 14:27個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

蔦谷 好位置
出生名 蔦谷恒一
生誕 (1976-05-19) 1976年5月19日(47歳)
出身地 日本の旗 日本北海道札幌市
学歴 北海学園大学卒業
ジャンル J-POP
ロック
映画音楽
職業 作曲家
編曲家
作詞家
音楽プロデューサー
キーボーディスト
マニピュレーター
担当楽器 キーボード
ギター
プログラミング
活動期間 2000年 -
事務所 アゲハスプリングス
公式サイト http://ko1sound.com/

蔦谷 好位置(つたや こういち、1976年5月19日 - )は、日本ミュージシャン音楽プロデューサーロックバンドNATSUMENキーボード担当(2010年7月脱退)、ロックバンドCANNABISのキーボード。北海道札幌市生まれ。本名は蔦谷恒一(読み同じ)。愛称は「ナイスポジション」。札幌西高校北海学園大学卒。2009年現在は株式会社アゲハスプリングス所属。

略歴

2000年3月、バンド・CANNABISとしてワーナーミュージックジャパンからメジャーデビュー。シングル3枚・アルバム2枚をリリースするものの、2003年に解散。以後、作曲家編曲家として活躍し、他のアーティストへの楽曲提供やプロデュース、キーボードの演奏を行う。またSo'FlyのGIORGIO13とともにDUMMEEZとしても活動している。2007年からはLOSALIOS中村達也らとともにEORを結成。

プロデュース業から、NATSUMENやEORにおけるアンダーグラウンドシーンでの活動も行う。

ソロデビュー後のYUKIの、「ハローグッバイ」から「ビスケット」までの各曲と「メッセージ」の計9曲のシングル曲を提供。ポップな曲を得意としており、他にも高橋瞳伊藤由奈CHARAKAT-TUN関ジャニ∞木村カエラなどに作品を提供している。

ユニバーサルミュージックへ移籍後のエレファントカシマシにプロデューサー、編曲として積極的に参加し、ライブへもサポートメンバーとして数多く参加している。

キーボーディストとして以外に、推定少女の「振動」「channel」や、Peridotsの「9月のソーダ」ではギターも弾いている。

2009年度の日本レコード大賞にて、プロデュース作品であるSuperflyの「Box Emotions」が優秀アルバム賞を受賞。

2013年度の日本レコード大賞にて、プロデュース作品であるゆずの『LAND』が最優秀アルバム賞を受賞。

これまで手がけてきた楽曲は300曲以上、総売り上げ数は500万枚をこえる。(2012年 6月現在)[1]

エピソードなど

  • YUKIは「彼と出会ってたくさんの名曲が生まれた」と語っており、彼の音楽性を「ビートルズっぽい」と評価している。ベストアルバム「five-star」のYUKIによるセルフライナーノーツでは「歌が凄くうまい」「グルメ」と書かれている。[2]
  • ユーモアのある人柄らしくSuperfly越智志帆は「芸人みたい」と称している。志帆はインタビューにおいて「蔦谷さんにエレカシの宮本さんの歌こそが本物の歌だと言われ、それ以降気持ちを大事に歌うようになった」と語っている。2009年9月3日2ndアルバム「Box Emotions」の発売記念ライブにスペシャルゲストとして出演した際、志帆は「多保君が作曲のために脱退し私が一人になったときに蔦谷さんは音楽的にも精神的にも支えになってくれた」と語っている。
  • エレファントカシマシの宮本浩次にはかなり気に入られていて、2008年1月のライブでは「僕より10歳も若いのに、音楽の才能は87倍」と称され、2008年5月の渋谷CCレモンホールのライブ中MCで「大好き」と告白される場面もあった。インタビューやライブにて「好青年」「僕らの音楽を理解し、素晴らしいアレンジをしてくれる」「僕の心情的には新しいメンバーと思っている」などと発言している。
  • ゆずとは、漫画『ドラゴンボール』の話で意気投合したらしく、北川悠仁はラジオインタビューで「基本的に蔦谷さん、どうかしていますよ」と発言している。「逢いたい」の制作時にはホテルニューオータニに早朝から北川を呼び出し、腹を割って話すことで北川の創作意欲に火をつけた。[3]岩沢厚治とは、ゲーム『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』を通信でプレイする仲である。
  • CHARAはアルバム『honey』収録の「そして、僕が届かない」の解説において、「彼のうたっているデモが良くて・・・間違ってスキになっちゃいそうでした」と発言している。同曲で蔦谷はバッキングボーカルも半分ほど担当している。またインタビューでは蔦谷を「天才」と称し「楽器に選ばれた人(蔦谷の場合鍵盤楽器)」、「若手ではナンバーワン」と絶賛している。「前から友達で一緒にやりたかったけどいつのまにか売れっ子になっちゃった」とも発言している。[4]
  • NATSUMENやEntity of Rudeのライブにおいては首を振り回し全身を使った演奏を行い、キーボードを担いで弾いたりステージに叩きつける場合がある。
  • 趣味の変遷がかなり多くブログにおいても、筋力トレーニング、ファッション、レストラン巡り、家具、ドラゴンクエスト、シングルモルト、カメラ、野鳥観察、ダーツ、ハイエンドオーディオ、クラシック音楽研究など、常に興味の対象が変わっている。

プロデュースした主なミュージシャン

提供作品

作詞・作曲・編曲

作詞・作曲

作曲・編曲

作曲

編曲

映画音楽

レギュラー番組

外部リンク

出典

  1. ^ 2012年6月音楽ヒミツ情報機関 MI6初回放送参照
  2. ^ YUKIベストアルバム「five-star」セルフライナーノーツ参照
  3. ^ [1]参考。
  4. ^ 2008年7月ANA機内プログラムCHARA「Honey」特集。