畝傍駅
畝傍駅 | |
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駅舎 | |
うねび Unebi | |
◄香久山 (3.0 km) (2.6 km) 金橋► | |
所在地 | 奈良県橿原市八木町二丁目1-9 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本)* |
所属路線 | ■桜井線(万葉まほろば線)* |
キロ程 | 24.7 km(奈良起点) |
電報略号 | ウヒ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
444人/日(降車客含まず) -2009年- |
開業年月日 | 1893年(明治26年)5月23日 |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
畝傍駅(うねびえき)は、奈良県橿原市八木町二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線(万葉まほろば線)の駅。難読駅名としても知られる。
JTBの時刻表などでは、当駅が橿原市の代表駅とされているが、実質的な代表駅と言えるのは、近くにある近畿日本鉄道の大和八木駅である。
なお、かつては近鉄吉野線の旧線でもある小房線の起点駅でもあった。
駅構造
1940年2月に建築された、重厚な寺社風の木造駅舎が現在も残っている。
かつては単式・島式2面3線のホーム(下りホームが島式)であったが、2005年12月現在一番南側の線路が外され(架線は西側部分のみあるが、東側付近は無い)、相対式2面2線の構造となっている。1番(上り)ホーム側に駅舎があり、2番(下り)ホームへは跨線橋で連絡している。また、停車位置が多少ずれていて、先頭車両が乗降に便利な位置あたりに停車する。
ホームは駅舎より高い位置にあり、駅舎とホームは階段およびスロープで結ばれている。その階段は現在使われている出入口(改札口)を結ぶものと、貴賓室とを結ぶもの、団体用出入口(閉鎖)を結ぶ3つ設置されていた。
王寺鉄道部管理の無人駅であり、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。SMART ICOCAクイックチャージ可能な自動券売機が設置されているほか、ICOCA等のICカード読取機(入場用・出場用)が設置されているが、普通乗車券用の自動改札機は設置されていない。
広々とした駅前広場を持っているが、現在は多少手直しの上でほとんどのスペースを月極駐車場としている。飛鳥方面のレンタルサイクルの返却場所の一つである。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■万葉まほろば線 | 上り | 桜井・奈良方面 |
2 | ■万葉まほろば線 | 下り | 高田・王寺・五条方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
貴賓室
かつては、橿原神宮や神武天皇陵への最寄り駅だったため、参拝する皇族のために駅舎内には貴賓室が設けられた。1940年(昭和15年)には皇紀2600年大祭が営まれて昭和天皇が、1959年(昭和34年)には成婚から間もない皇太子夫妻(今上天皇・皇后)が、この貴賓室を利用した。
現在は閉鎖されているが、年1回だけ秋に一般公開される。かつて貴賓室内にあったシャンデリアは交通科学博物館、応接セットは神戸駅に保管されている。
利用状況
奈良県統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 452人(2005年度)
- 431人(2006年度)
- 426人(2007年度)
- 428人(2008年度)
- 444人(2009年度)
橿原市の代表駅となってはいるが、殆どは近くにある近鉄橿原線の八木西口駅か近鉄大阪線の大和八木駅を、また橿原神宮へは近鉄南大阪線・吉野線・橿原線の橿原神宮前駅を利用するため、この駅の乗降客は少ない。また、国鉄時代は業務委託駅で、桜井線に運行されていた急行「紀ノ川」も通過していた。桜井線電化時に無人駅となり、出札口は板で封鎖されてしまった。その後、自動券売機が設置され、近距離切符が購入できる。
駅周辺
- 春日神社 徒歩1分
- 延命院 徒歩1分
- おふさ観音 厄よけ等の寺
- 藤原宮跡
- 下ツ道(中街道)
- 今井町:西南に徒歩10分前後。
- 橿原市役所
- 橿原郵便局
- 奈良県立畝傍高等学校
- 南都銀行橿原支店
- 京都銀行橿原支店
- 三菱東京UFJ銀行橿原支店
- 八木西口駅(近鉄橿原線)……西に徒歩5分ほど。
- 大和八木駅(近鉄大阪線・近鉄橿原線)……北に徒歩10分ほど。
- 近鉄百貨店橿原店・・北へ徒歩10分ほど
- 奈良県立医科大学・奈良県立医科大学附属病院・・南へ徒歩10分ほど
- 橿原警察署・・南へ徒歩10分ほど
歴史
- 1893年(明治26年)5月23日 - 大阪鉄道 (初代)の高田駅 - 桜井駅間延伸により開業。
- 1900年(明治33年)6月6日 - 買収により関西鉄道の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 国有化により官設鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。桜井線の所属となる。
- 1924年(大正13年)11月1日 - 吉野鉄道(現在の近鉄吉野線の前身)が橿原神宮前駅(初代)から延伸し当駅に乗り入れ。
- 1929年(昭和4年)8月1日 - 吉野鉄道が大阪電気軌道に買収され、同社吉野線と国有鉄道(省線)の駅となる。
- 1941年(昭和16年)3月15日 - 大阪電気軌道が参宮急行電鉄と合併し、関西急行鉄道となる。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 関西急行鉄道が南海鉄道と合併、近畿日本鉄道となる。
- 1945年(昭和20年)6月1日 - 近鉄小房線となっていた橿原神宮駅駅(現・橿原神宮前駅(2代目)) - 畝傍駅間の旅客営業休止。
- 1952年(昭和27年)4月1日 - 近鉄小房線廃止。国鉄単独駅に戻る。
- 1984年(昭和59年)10月20日 - 桜井線CTC化により駅員無配置化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月1日 - ICカードICOCA供用開始。
隣の駅
かつて存在した路線
- 近畿日本鉄道
- 小房線
- 畝傍駅 - 小房駅