畝傍駅

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畝傍駅
駅舎
うねび
Unebi
香久山 (3.0 km)
(2.6 km) 金橋
所在地 奈良県橿原市八木町二丁目1-9
北緯34度30分30.13秒 東経135度47分37.27秒 / 北緯34.5083694度 東経135.7936861度 / 34.5083694; 135.7936861
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)*
所属路線 桜井線(万葉まほろば線)*
キロ程 24.7 km(奈良起点)
電報略号 ウヒ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
444人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1893年明治26年)5月23日
備考 無人駅(自動券売機 有)
* この他近鉄小房線1952年廃止)
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畝傍駅(うねびえき)は、奈良県橿原市八木町二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線(万葉まほろば線)の難読駅名としても知られる。

JTB時刻表などでは、当駅が橿原市の代表駅とされているが、実質的な代表駅と言えるのは、近くにある近畿日本鉄道大和八木駅である。

なお、かつては近鉄吉野線の旧線でもある小房線の起点駅でもあった。

駅構造

1940年2月に建築された、重厚な寺社風の木造駅舎が現在も残っている。

かつては単式・島式2面3線のホーム(下りホームが島式)であったが、2005年12月現在一番南側の線路が外され(架線は西側部分のみあるが、東側付近は無い)、相対式2面2線の構造となっている。1番(上り)ホーム側に駅舎があり、2番(下り)ホームへは跨線橋で連絡している。また、停車位置が多少ずれていて、先頭車両が乗降に便利な位置あたりに停車する。

ホームは駅舎より高い位置にあり、駅舎とホームは階段およびスロープで結ばれている。その階段は現在使われている出入口(改札口)を結ぶものと、貴賓室とを結ぶもの、団体用出入口(閉鎖)を結ぶ3つ設置されていた。

王寺鉄道部管理の無人駅であり、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。SMART ICOCAクイックチャージ可能な自動券売機が設置されているほか、ICOCA等のICカード読取機(入場用・出場用)が設置されているが、普通乗車券用の自動改札機は設置されていない。

広々とした駅前広場を持っているが、現在は多少手直しの上でほとんどのスペースを月極駐車場としている。飛鳥方面のレンタルサイクルの返却場所の一つである。

畝傍駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 万葉まほろば線 上り 桜井奈良方面
2 万葉まほろば線 下り 高田王寺五条方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

貴賓室

かつては、橿原神宮や神武天皇陵への最寄り駅だったため、参拝する皇族のために駅舎内には貴賓室が設けられた。1940年昭和15年)には皇紀2600年大祭が営まれて昭和天皇が、1959年(昭和34年)には成婚から間もない皇太子夫妻(今上天皇皇后)が、この貴賓室を利用した。

現在は閉鎖されているが、年1回だけ秋に一般公開される。かつて貴賓室内にあったシャンデリアは交通科学博物館、応接セットは神戸駅に保管されている。

利用状況

奈良県統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

  • 452人(2005年度)
  • 431人(2006年度)
  • 426人(2007年度)
  • 428人(2008年度)
  • 444人(2009年度)

橿原市の代表駅となってはいるが、殆どは近くにある近鉄橿原線八木西口駅近鉄大阪線大和八木駅を、また橿原神宮へは近鉄南大阪線吉野線・橿原線の橿原神宮前駅を利用するため、この駅の乗降客は少ない。また、国鉄時代は業務委託駅で、桜井線に運行されていた急行「紀ノ川」も通過していた。桜井線電化時に無人駅となり、出札口は板で封鎖されてしまった。その後、自動券売機が設置され、近距離切符が購入できる。

駅周辺

歴史

隣の駅

西日本旅客鉄道
万葉まほろば線(桜井線)
快速(高田駅経由大和路線直通)・普通
香久山駅 - 畝傍駅 - 金橋駅

かつて存在した路線

近畿日本鉄道
小房線
畝傍駅 - 小房駅

関連項目

外部リンク