東エルサレム

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東エルサレム
القدس الشرقية
מזרח ירושלים
位置
東エルサレムの位置の位置図
東エルサレムの位置
行政
パレスチナ国の旗 パレスチナイスラエルの旗 イスラエル
 地区 エルサレム県エルサレム地区
 市 エルサレム
 地域 東エルサレム

東エルサレム(ひがしエルサレム、アラビア語: القدس الشرقية‎, ヘブライ語: מזרח ירושלים‎)は、エルサレム東部のヨルダン川西岸地区に位置する地域で、イスラエル実効支配している。

概要

エルサレムの旧市街は東エルサレムにあり、旧市街はユダヤ教キリスト教、ならびにイスラム教聖地として国際的に知られている。

歴史

1949年第一次中東戦争の休戦協定により西エルサレムはイスラエルが、旧市街を含め東エルサレムをヨルダンが統治する。

1967年第三次中東戦争によってイスラエルヨルダン支配下であった東エルサレムを占領した。

1994年に締結したイスラエル・ヨルダン平和条約でヨルダンは東エルサレムの領有を放棄した。しかし、パレスチナ自治政府は東エルサレムを独立後の首都とみなしている。中東の衛星放送・アルジャジーラの報道によれば、2008年のエフード・オルメルト首相パレスチナ自治政府マフムード・アッバース議長の秘密交渉の中でパレスチナ側が、同地域のハル・ホマ地区を除く全入植地をイスラエル側に譲渡する大幅な譲歩案を示していた経緯が明らかにされている[1]

社会・文化

東エルサレムは、主にパレスチナ人が居住しており、交通機関などもパレスチナ人特有のアラブ・バスが運行されている。ユダヤ教のヨム・キプールに該当する日においても、東エルサレムにおいては通常の日常生活が営まれている。

観光

脚注