大魔界村

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大魔界村
ジャンル 横スクロールアクション
対応機種 アーケード
開発元 カプコン
発売元 カプコン
デザイナー 藤原得郎
吉本伸一
山本尚司
プログラマー 小池ひろし
篠原雅嗣
上山真一
音楽 河本圭代
シリーズ 魔界村シリーズ
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板(4.06メガバイト
稼働時期
  • 日本 1988年12月 (1988-12)
 
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE(6歳以上)
PEGI7
OFLC:PG
デバイス 8方向レバー
2ボタン
システム基板 CPS-1
CPU MC68000 (@ 10.000 MHz)
Z80 (@ 3.580 MHz)
サウンド YM2151 (@ 3.580 MHz)
OKI6295 (@ 1.000 MHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
384×224ピクセル
60.00Hz
パレット4096色
売上本数 1354ポイント
(1989年度ベストインカム8位)[1]
テンプレートを表示

大魔界村』(だいまかいむら)は、1988年カプコンが制作、稼動したアーケードアクションゲーム。日本国外版のタイトルは『Ghouls'n Ghosts』(グールスン・ゴースト)。

概要

1985年に同社から発売された『魔界村』の続編。前作と同じく高難度だが、やり込むことで攻略のコツが確実に掴める絶妙なゲームバランスになっている。

ゲーム内容

4方向レバーと2つのボタンで操作する、サイドビュー方式のアクションゲーム。アイテムを取ることによって7種類の武器を選択でき、レバーと攻撃ボタンの組み合わせで上下左右4方向への攻撃が可能。

敵の攻撃を受けると着用しているが剥げ、となる。裸の状態で攻撃を受けると1ミスとなり、残機を失う。黄金の鎧を着用している時は、攻撃ボタンを一定時間押しっぱなしにしてから離すことで、それぞれの武器固有の強力な魔法を使うことができる。黄金の鎧を着用している場合もダメージを受けると裸になってしまう。

(『メガドライブのすべて』p.68〜69)

武器

一部の武器名は、現在の名称 / 発売時の名称(メガドライブ版など初期の移植を含む)を併記。どちらもカプコン公式名称である。

/ ヤリ
初期装備。ランスを投擲して攻撃する。癖のない最も標準的な武器で、水平に真っすぐ飛ぶ。同時に2発まで放てる。後述の短剣に比べると、若干攻撃判定が大きいが、飛行速度は速くない。
魔法は「稲妻」。真上方向より落雷を受け止めた後、左右に放射する。発生時間は短いが一発の威力が高く、発生中は継続して敵にダメージを与えることができる(ただしヒット硬直があるため、基本的には1〜2発が限界となる)。当て方によってはボスを一撃で倒すことも可能。
短剣 / ナイフ
小型の短剣を投擲。同時に3発まで放つことができ、飛行速度が速い反面、攻撃判定が小さい。全武器中、最も扱いやすいと言われる。
魔法は「分身」。アーサーの動きをトレースする分身が一定時間現れ、攻撃力が2倍に増加する。本体と分身の動きには若干のタイムラグがある。
たいまつ / ナパーム
青い火の玉を放物線状に投擲。地面に着弾すると火柱が上がって前方に進み、敵を巻き込む。同時に2発まで放てる。火柱発生中は攻撃判定が出続けるが判定は大きくない上、2発分の火柱が上がっている最中は新たに投げることができないため、扱いにくい武器の1つ。
魔法は「火球」。2つの青い火の玉が、大きく回転しながら左右斜め上方向にそれぞれ飛んで行き、周囲の敵にダメージを与える。
イカルスの盾 / 円盤
緑色の円盤をフリスビーのように投擲。立ったまま撃つと水平に真っ直ぐ飛ぶが、しゃがんだ状態で撃つか上り坂に差し掛かると、地形に沿って進むようになる。同時に2発まで放てる。飛行速度は槍より速く短剣より遅い。
魔法は「鏡」。アーサーの少し手前に鏡が置かれ、敵の通常弾を防ぐことができる。有効範囲が狭い上、敵弾や自弾、自機や耐久力のある敵(一応、ダメージは与えられる)の体当たりでも破壊されてしまうため、使い勝手は良くない。
大鎌 / オノ
斜め上30度の方向に、敵を貫通する斧を投擲。原則的に同時に1発までしか放てない。攻撃判定が大きく、一度に複数のザコ敵を処理しやすい面はあるが、正面にいる敵やボスを相手には使いにくい。
魔法は「爆裂」。アーサーのまわりで2度巨大な爆発が起こり、触れた敵にダメージを与え、敵の通常弾を消すことができる。そのため緊急回避にはなるが、爆発の攻撃範囲は見た目より狭く、溜め撃ちと言う性能から考えるとあまり用途は高くない。
ソード /
手にした剣で斬りつける。通常武器の2倍の攻撃力があり連打も利くが、全武器中唯一飛び道具でないため、攻撃の間合いが非常に狭い。
魔法は「雷龍」。雷の龍が画面内を飛び回った後、アーサーのもとに戻ってくる。発生中の隙が大きいため使いどころが難しい。
なお、ステージ4のボス・オームは、弱点まで攻撃が届かないため剣で撃破することは不可能(そのためステージ4ではアイテム登場テーブルから外されている)。
サイコキャノン
大天使ミカエルに祝福された最強の武器。2周目にのみ登場。黄金の鎧を装着している時に宝箱から出現する。2連射できる。
射程は若干短いが、破壊力と攻撃判定に優れる。
魔法はないが、黄金の鎧を着用時には射程と速度が上がり、敵の通常弾を相殺できる。
雑魚敵に対しては貫通力を持つのも特徴。また、敵との距離が近い場合には、ダメージが増加する[2]
この武器を装備していなければ最終ボスのルシファーと対峙できない。

アイテム

宝箱
特定の地点で特定のアクションを行うと出現する。攻撃を加えると、マジシャン、武器、鎧(鎧装着時は黄金の鎧)のいずれかが出現する。
マジシャンの魔法に当たると一定時間アヒル(鎧装着時)もしくは老人(裸時)に変身させられてしまう。アヒルに変えられると攻撃はできなくなり、老人に変えられると攻撃は出来るものの、攻撃、移動スピードが遅くなってしまう。
中身の出現パターンは一定の法則が存在する。
壺を持った敵を倒すと出現する。人形または武器、まれに1upアイテムが出現。人形は得点アイテムで、200点と500点の2種類がある。
壺の中身は3個出現させる毎に武器になる。また、残機が1つ増える1upは出現した壺の数(中身の数ではない)に関係して出現する。
武器
各武器を装備する。
裸の状態で取ると鎧が装備される。装備していると敵から受けるダメージを1回防ぐ。
黄金の鎧
鎧を装備した状態で取ると、黄金の鎧が装備される。装備していると敵から受けるダメージを1回防ぐ上に、魔法を使えるようになる。裸の状態で取った場合は、普通の鎧が装備される。
ステージのボスを倒すと手に入る。これを取ることでステージクリアとなり、裸の場合は鍵を取ると同時に鎧が装着される。
ボスを倒してもスコアは加算されず、鍵を取ることで初めてステージクリアボーナスが加算される。
鍵を取るときにレバーを上方向に入れていると、“NICE CATCH!!”と表示される(2面以外)。

ステージ構成

ステージ1
前半は刑場。ギロチン死神、ハゲワシなどが登場する。前半の最後は巨大なギロチンがある。
後半は嵐の。雨が降り、背景の樹が揺れるなか、カマイタチが飛んでくる。森は山のようになっており、オークマンや怪根、食人花が待ち構える。
BOSS - シールダー
石像に偽装した一つ目の邪神像。自分の頭を外して右手に取り付け、口から弾を吐いて襲いかかってくる。
ステージ2
前半は腐食の村。魔物に滅ぼされた風車の村であり、無惨な背景を進むことになる。飛び跳ねる岩亀や、オニカゲロウが登場。アリジゴクの巣の上に架かる吊り橋を渡り、崩れ落ちた風車の燃え盛る回転羽を避けて進む。最後にはレッドアリーマーキングが待ち構えている。
後半は燃え上がる村。地震によって地面が陥没・隆起し、さらに火柱からファイヤーバットが襲いかかる。
BOSS - ケルベロス
巨大な狼の姿に化身した炎の魔物。大きく跳躍して体当たりしながら炎を撒き散らす。
ステージ3
前半はランクル男爵の塔。上昇するエレベーター上での戦いで、強制的上スクロール面となる。フライングゴブリンや鎧泥男が登場する。地形に潰されると装備に関わらず強制的にミスとなってしまう。
後半は人喰い丘。悪魔をかたどった像が口から出し入れする舌を足場に進んで行く。敵との戦いよりも、トリッキーな地形をうまく乗り越えて行くことが重要。空を飛んでくるザコによってジャンプのタイミングが狂わされやすく、少しでも気を抜くと巨像に食べられてしまう。
BOSS - ガスト
一つ目を核に雲が寄り集まって出来た霧状の怪物。時折、雷雲をまとった無敵状態の姿で突進攻撃を繰り出す。
ステージ4
前半はエメラルドの森。巨大な骨やエメラルドが背景に見える。背景のエメラルドはダメージ障害物となっており触れるとダメージを受けてしまう。ザコ敵として、死神やタワーモンスターなどが登場する。
後半は腐海で、地底に下ってゆく。滑る地面が斜めに傾いており(その先にはエメラルドの天井によるトラップも)、最後は巨大な植物の上などを渡って移動する。一撃死のトラップや敵が多い。
BOSS - オーム
腐海に生息する強大な虫。一切動かない代わりに幼虫や胃虫を体内から繰り出し、オームの体の側部にはみ出している弱点の5つの臓器を守らせている。
ステージ5
ルシファーの居城。前半は対レッドアリーマー4連戦がメイン。
後半はボスラッシュ。前作の最終ボスだった大魔王をはじめ、シールダー、ガストなど、これまでのボスが大挙して登場する。
BOSS - ベルゼバブ
その名の通り、巨大なの姿をしている。無数の蝿に分裂して群れを成して飛び回り、再び巨大な一匹の蝿となって攻撃してくる。
最終ステージ
BOSS - ルシファー
新たな魔界に君臨する魔王。玉座に座ったままの堂々たる姿でアーサーを待ち構え、両手の先からビームを発射する他、足で踏みつけ攻撃を繰り出す。
ビーム攻撃には床を崩す効果があり、攻撃が繰り返されるほど足場が悪くなっていく。また、踏みつけ攻撃を食らうと、鎧を着ていても一発で1ミスになってしまう。
ステージ5のBOSS撃破時までにサイコキャノンを手に入れないとたどり着くことはできない。

ストーリー

『魔界村』での戦いから3年後の満月の夜に、大魔王ルシファー率いる魔族の大群が現れ、地上を大混乱に陥れる。そして騎士アーサーの目の前でプリンセスは命を絶たれ、ルシファーに魂を奪われてしまう。プリンセスの魂を救い、世界に平和を取り戻すため、アーサーは二度武器を手に取り蘇った魔界へと向かうのであった。

他機種版

No.タイトル発売日対応機種開発元発売元メディア型式売上本数
1Ghouls 'n Ghosts
  • アメリカ合衆国 1989年7月 (1989-07)
  • PAL 1990年8月19日
Amiga
Amstrad CPC
Atari ST
コモドール64
ZX Spectrum
Software CreationsU.S. Goldフロッピーディスク
カセットテープ
--
日本国内未発売
2大魔界村
  • 日本 1989年8月3日 (1989-08-03)
  • アメリカ合衆国 1989年9月
  • ヨーロッパ 1990年11月30日
メガドライブセガセガ5メガビットロムカセット[3]日本の旗G-4013-
3Ghouls'n Ghosts
  • アメリカ合衆国 1990年3月 (1990-03)
  • ヨーロッパ 1991年4月
セガ・マスターシステムセガセガ2メガビットロムカセット7055-
日本国内未発売
4大魔界村
  • 日本 1990年7月27日 (1990-07-27)
PCエンジンスーパーグラフィックスアルファ・システム
ダイス
NECアベニュー8メガビットHuCARD[4]NAPH-1008-
5大魔界村
  • 日本 1994年4月 (1994-04)
X68000カプコンカプコン5インチ2HDフロッピーディスク2枚組--
6カプコンジェネレーション第2集 〜魔界と騎士〜
  • 日本 1998年9月23日 (1998-09-23)
セガサターン
PlayStation
カプコンカプコンCD-ROMSS:T-1233G
PS:SLPS-01585
-
アーケード版の移植
7カプコンジェネレーション第2集 〜魔界と騎士〜
カプコレ
  • 日本 2001年3月15日 (2001-03-15)
PlayStationカプコンカプコンCD-ROMSLPM-86778-
廉価版
8大魔界村
クラブ☆カプコン
  • 日本 2004年12月6日 (2004-12-06)
(前編)
  • 日本 2005年1月11日 (2005-01-11)
(後編)
FOMA900/901iシリーズ
iアプリ
カプコンカプコンダウンロード--
9カプコン レトロゲーム コレクションVol.2
  • 日本 2005年3月30日 (2005-03-30)
PlayStationカプコンカプコンCD-ROM--
攻略本とセットで発売
10メガドライブ プレイTV3
  • 日本 2005年4月2日 (2005-04-02)
メガドライブ プレイTVセガセガ内蔵ゲーム--
メガドライブ版の移植
11大魔界村
クラブ☆カプコン
  • 日本 2005年11月10日 (2005-11-10)
W22HW21CAW21CAIIW21TW21SW21KW21SA
EZアプリ
(BREW)
カプコンカプコンダウンロード--
12カプコン クラシックス コレクション
  • 日本 2006年3月2日 (2006-03-02)
PlayStation 2
Xbox
カプコンカプコンDVD-ROM日本の旗SLPM-66317
アメリカ合衆国の旗SLUS-21316
欧州連合の旗SLES-53661
-
13日本の旗カプコン クラシックス コレクション
アメリカ合衆国の旗欧州連合の旗Capcom Classics Collection Reloaded

  • 日本 2006年9月7日 (2006-09-07)
PlayStation PortableカプコンカプコンUMD日本の旗ULJM-05104
アメリカ合衆国の旗ULUS-10134
欧州連合の旗ULES-00377
-
14大魔界村
  • 日本 2007年7月31日 (2007-07-31)
Wii
バーチャルコンソール
セガセガダウンロード--
メガドライブ版の移植
15大魔界村
カプコンパーティ(i)
とりきり★カプコン(Yahoo!)
  • 日本 2007年11月1日 (2007-11-01)
FOMA703、704、903、904シリーズ専用(iアプリ
3Gケータイ対応(Yahoo!ケータイ
カプコンカプコンダウンロード--
16大魔界村
  • 日本 2009年2月3日 (2009-02-03)
Wii
(バーチャルコンソール)
アルファ・システムカプコンダウンロード--
PCエンジンスーパーグラフィックス版の移植
17大魔界村
  • 日本 2010年8月18日 (2010-08-18)
PlayStation 3
PlayStation Portable
ゲームアーカイブス
ハドソンハドソンダウンロード--
PCエンジンスーパーグラフィックス版の移植
18カプコンアーケード
  • 日本 2010年11月4日 (2010-11-04)
iOSカプコンカプコンダウンロード--
アーケード版の移植
メガドライブ版
  • 当時セガに在籍していた中裕司による移植。容量の関係でアーケード版と異なる部分があり、キャラクターや背景の書き込み、多重スクロールなどが簡略化されており、オープニングデモやボス登場時のキャラパターン、スコアランキングやネームエントリーなども省略されている。
  • 裏技でステージセレクトや難易度をPRACTICE / PROFESSIONALの2種類から選択できる。
  • 上記の通りオープニングデモが削除され、スコアランキング、ネームエントリーも無くなっているが、これらのBGMは収録されておりタイトルやオプション画面で流れるようになっている。
  • メガドライブ版はアーケード版とCPUが同じであり、かなりコンバートに近い作りだが、それゆえにアドレスの違いなどもあって、細かいバグは正しく移植されていない[5]
  • 当時、ゲームショーで本作の素晴らしさを見たショックから中裕司がメガドライブへの移植を熱望して、わずか5ヶ月で製作したという[6]。また、本作移植の際にカプコンから提供されたプログラム技術を用いて、後の代表作となる『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』を制作しており、「カプコンさんには頭が上がりません」と語っている[7]
セガ・マスターシステム版
  • 日本国外のみで発売。魔法が消費式(回数制限がある)、宝箱を壊すとゲートが現れ中に入ると老人からアイテムが貰える、などの違いがある。
PCエンジンスーパーグラフィックス版
  • アルファ・システムによる移植[8]。当時の他機種版よりも容量の多い8メガROMを採用したことにより、他機種版では省略されていた背景の書き込みやオブジェクトのパターン、大きさがAC準拠になり、ゲーム開始時のデモも再現されている。
  • 当時製作に携わっていた岩崎啓眞によると、移植の際にはオリジナル版を徹底的に解析し、細かなバグや仕様も再現されており、パレットの数がメガドライブより圧倒的に多くかつVRAM量が2倍で、そして8メガの大容量であること、さらにメガドライブ版がアーケードからのコンバートの都合でできなかったことを実現できたなどを理由に、「音を除いてPCエンジンスーパーグラフィックス版が決定版である」と語っている[5]
  • 裏技でクレジットの増加や難易度をNORMAL / EASY 1 / EASY 2 / VERY EASY / DIFFICULT 1 / DIFFICULT 2 / DIFFICULT 3 / VERY DIFFICULTの8種類から選択できる。パッケージイラストは安彦良和が手がけた。
X68000版
  • カプコンより発売。アーケード版をほぼ忠実に移植している。
セガサターン・PlayStation版
PlayStation 2
メガドライブプレイTV版
PlayStation Portable版
  • PlayStation 2用『カプコン クラシックス コレクション』を含む19タイトル収録。
Wii(バーチャルコンソール)版
PlayStation 3、PlayStation Portable版
iOS版
  • iPhone/iPod touch向けアプリ『カプコンアーケード』にアーケード版が収録されている。ゲーム単体は350円で購入できる。また、残機増加や鎧の耐久力向上などのスペシャルアイテムを、追加パックで115円で購入可能など、時代や供給ハードに合わせた仕様が盛り込まれた。

スタッフ

アーケード版
  • ゲーム・デザイナー:藤原得郎、吉本伸一、山本尚司
  • プログラマー:小池ひろし、篠原雅嗣、上山真一
  • サウンド・コンポーザー:河本圭代

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
Computer and Video Games88%[9]
Crash92%[10]
ファミ通31/40点 (MD)[11]
(シルバー殿堂)
32/40点 (PCE)[12]
(ゴールド殿堂)
Sinclair User82%[13]
Your Sinclair91%[14]
The Games Machine90%[15]
ACE905[16]
Zzap!6496%[17]
MegaTech93%[18]
Mean Machines92%[19]
メガドライブFAN21.99/30点 (MD)[3]
月刊PCエンジン90/100点 (PCE)
マル勝PCエンジン33/40点 (PCE)
PC Engine FAN23.11/30点 (PCE)[4]
(総合80位)
受賞
媒体受賞
Zzap!64Gold Medal
CrashCrash Smash
C+VGC+VG Hit
MegaTechHyper Game
Mega23rd best game of all time[20]
第3回ゲーメスト大賞大賞10位 (AC)[1]
第3回ゲーメスト大賞ベストアクション賞6位 (AC)[1]
第3回ゲーメスト大賞ベスト演出賞9位 (AC)[1]
第3回ゲーメスト大賞ベストグラフィック賞2位 (AC)[1]
第3回ゲーメスト大賞プレイヤー人気3位 (AC)[1]
第3回ゲーメスト大賞年間ヒットゲーム7位 (AC)[1]
ゲーメストザ・ベストゲーム 第45位 (AC)[21]
(1991年)
アーケード版

ゲーム雑誌『ゲーメスト』の企画「第3回ゲーメスト大賞」(1989年)で、読者投票により大賞10位を獲得している[1]。その他に、ベストアクション賞で6位、ベスト演出賞で9位、ベストグラフィック賞で2位、プレイヤー人気で3位、年間ヒットゲームで7位、ベストキャラクター賞では本作の主人公アーサーが15位を獲得している[1]。また、1991年にそれまで稼働されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメスト読者の人気投票によるゲーメストムック『ザ・ベストゲーム』では45位を獲得した[21]

メガドライブ版

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計で31点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得[11]、ゲーム誌「メガドライブFAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.99点(満30点)となっている[3]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.81 3.88 3.36 3.83 3.68 3.43 21.99
PCエンジンスーパーグラフィックス版

ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では7・7・8・8の合計32点(満40点)でゴールド殿堂入りを獲得[12]、「月刊PCエンジン」では90・90・90・90・90の平均90点、「マル勝PCエンジン」では9・8・9・7の合計33点(満40点)、「PC Engine FAN」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、23.11点(満30点)となっている[4]。 また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で80位(485本中、1993年時点)となっている[4]

項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 4.23 4.13 3.81 4.15 2.94 3.86 23.11

ゲームセンターCX

ゲームセンターCX』(フジテレビONE)では、第5シーズンの「有野の挑戦」で、当ゲームが挑戦された。19時間の挑戦で2周目までクリアして真のエンディングを見ることができた。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 「ゲーメスト大賞11年史」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、20 - 21頁、ISBN 9784881994290 
  2. ^ 『メガドライブのすべて』p.69より。
  3. ^ a b c 「7月号特別付録 メガドライブ&ゲームギア オールカタログ'93」『メガドライブFAN』第5巻第7号、徳間書店、1993年7月15日、20頁。 
  4. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、18頁。 
  5. ^ a b スーパーグラフィックス版大魔界村のコト
  6. ^ 2003年『CONTINUE』vol.12の藤原得郎インタビューより。
  7. ^ セガ・コンシューマー・ヒストリーp.50
  8. ^ 株式会社アルファ・システム 開発・ライセンス商品
  9. ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=C+VG/Issue097/Pages/CVG09700077.jpg
  10. ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=Crash/Issue71/Pages/Crash7100057.jpg
  11. ^ a b 大魔界村 [メガドライブ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年7月18日閲覧。
  12. ^ a b 大魔界村 [PCエンジン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2015年7月18日閲覧。
  13. ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=SinclairUser/Issue093/Pages/SinclairUser09300047.jpg
  14. ^ http://www.ysrnry.co.uk/articles/ghoulsandghosts.htm
  15. ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=TheGamesMachine/Issue26/Pages/TheGamesMachine2600022.jpg
  16. ^ http://www.worldofspectrum.org/showmag.cgi?mag=ACE/Issue28/Pages/ACE2800068.jpg
  17. ^ Zzap!64 100th Issue Pull-Out Special Page 5”. Zzap64.co.uk. 2012年2月11日閲覧。
  18. ^ MegaTech rating, EMAP, issue 5, page 78, May 1992
  19. ^ http://www.outofprintarchive.com/articles/reviews/MegaDrive/GhoulsNGhosts-MeanMachines1-3.html
  20. ^ Mega magazine issue 1, page 76, Future Publishing, Oct 1992
  21. ^ a b 「最も愛されたゲームたち!! 読者が選んだベスト30」『ザ・ベストゲーム 月刊ゲーメスト7月号増刊』第6巻第7号、新声社、1991年7月1日、63頁、ISBN 雑誌03660-7{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。 

参考文献

外部リンク