國學院大學栃木中学校・高等学校
國學院大學栃木中学校・高等学校 | |
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国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人國學院大學栃木学園 |
校訓 | たくましく 直く 明るく さわやかに |
設立年月日 | 1960年 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型(外部混合無) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
所在地 | 〒328-8588 |
外部リンク | 公式サイト |
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國學院大學栃木中学校・高等学校(こくがくいんだいがくとちぎちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、栃木県栃木市平井町に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。高等学校において、中学校から入学した内部進学の生徒と高等学校から入学した外部進学の生徒との間では、3年間別クラスになる併設型中高一貫校[1]。
特色
略称は國栃(こくとち)や學院(がくいん)、國學院栃木(こくがくいんとちぎ)など。大平山と市街地の間に位置する。 学校法人國學院大學により昭和34年に栃木県神社界及び栃木市の要望によって付属高等学校の設置が決定され、翌年第1期生が入学した。入学当初校舎設備が完全には完成しておらず、10月9日に本校舎が完成した。また、平成5年に創立以来の学ラン(詰襟型学生服)や濃紺の学生服から白系を基調とした制服にデザインが一新された。なお、高校野球では原則として新字体を用いることになっていることから「国学院栃木」と表記される。また、2010年入学生より男女ともに濃紺のブレザーに決定した。
他の國學院大學付属高校と同様に校則が厳しいことで有名。設立当初と違い、現在は國學院大學栃木学園となり学校法人という意味での経営母体が変わっているが、國學院大學へ優先的な入学が可能である。通年の成績により一定基準を満たした場合には推薦入試、また、付属3校の統一試験による優先入試がある。毎年國學院大學へ100名以上の生徒が入学している。特別選抜コースの創設とさまざまな進学向けのカリキュラム編成の成果により近年は国立・私立大学へ合格者を増加させている。文理コースでは、優先的に様々な大学への推薦が利用できる。また商業科からの科名変更により平成4年からスタートした国際情報科は英会話の授業やオーストラリアへの修学旅行など英語系のカリキュラムの充実したコースである。商業科時代とは異なり、商業系科目が減少し英語系や私立文系大学に進学が可能なカリキュラムが編成が行われた。英語を主とするコースや私立文系への進学などを目指した英進コースや、私立文系コースなどの進学を目指した文進コースなどがある。また、普通科とは完全に独立しており転科などの制度はない。
また、部活動にも力を注いでおり、特に野球部、陸上競技部、サッカー部、柔道部、ラグビー部、女子バレーボール部、薙刀(なぎなた)部などが活躍しており、文化部ではミュージカル部などが注目の存在と言える。また16万5千平方メートルの広い敷地の中に、多くの学校施設(下記参照)があり、四季折々の変化などが楽しめる自然豊かな環境が学園の特色となっている。毎年9月に國學院祭(文化祭・体育祭)が開催される。
設置形態
- 中学校
- 高等学校
- 普通科
- 中高一貫コース 男女 (付属中学から)
- 特別選抜Sコース 男女 - 30人
- 特別選抜コース 男女 - 120人
- 選抜コース 男女 - 120人
- グローバルコース 男女 - 80人
- 文理コース 男女 - 250人
- 国際情報科(平成24年度入学生を最後に募集停止)
- 普通科
年間行事
付属設備
- 参考館(約4,000点の人文科学資料の展示)
- 天体ドーム(西村製作所製40cm反射望遠鏡・ドイツ式赤道儀架台)
- 図書館(蔵書24万冊)
- 教育センター(2006年夏に改装工事をした)
- 甲子園球場より一回り大きい野球場
- 学園内無線LAN設備あり(使用時には要パスワード)
最寄り駅
沿革
- 1959年(昭和34年)学校法人國學院大學は栃木県神社界及び栃木市の要望により、栃木市平井町608番地に附属高等学校設置を決定。
- 1960年(昭和35年)國學院大學栃木高等学校、普通科第一期生入学
- 1963年(昭和38年)学校法人國學院大學栃木学園を設立し、学校法人國學院大學より移管される
- 1964年(昭和39年)商業科設置
- 1991年(平成3年)商業科、国際情報科に科名変更認可
- 1992年(平成4年)国際情報科(英進コース・文進コース)スタート
- 1996年(平成8年)國學院大學栃木中学校を設置
- 2006年(平成18年)普通科(一類)国立コースを廃止、普通科(二類)文理コースを選抜コースα、選抜コースβに変更
- 2010年(平成22年)普通科に特別選抜Sコースを設置
- 2012年(平成24年)国際情報科のコース制を廃止
- 2013年(平成25年)普通科にグローバルコースを設置、国際情報科の募集を停止
- 2013年(平成25年)選抜αコースを選抜コース、選抜βコースを文理コースに変更
主な出身者
学者・教育
文学
- 星善博 - 詩人 詩集『水葬の森』にて2005年「日本詩人クラブ新人賞」受賞 春日部共栄中学高等学校教諭
- 阿部晃 - 作家
芸能
- 和田薫 - タレント事務所ハーモニープロモーション社長
- 石川恋 - モデル
- 柴小聖 - グラビアアイドル
- 栗原英男 - 劇団四季
- 晴華みどり - 宝塚歌劇団雪組
- 中村啓士 - 俳優
- 阿瀬見貴光 - テノール歌手
- さかはし矢波 -東京フィルハーモニー交響楽団フルート奏者
スポーツ選手
- 中野佐資 - 元プロ野球選手
- 益田尚哉- 元プロ野球選手
- 小関竜也 - 元プロ野球選手
- 渡辺俊介 - プロ野球選手
- 岡野知子 - 元バレーボール選手
- 福田舞 - バレーボール選手(岡山シーガルズ)
- 関李香 - バレーボール選手(岡山シーガルズ)
- 石田小枝 - バレーボール選手(日立リヴァーレ)
- 武井択也 - サッカー選手(松本山雅FC)
- 大島佐利 - 7人制日本代表選手(サントリーサンゴリアス)
- 田村優 - 日本代表選手(NECグリーンロケッツ)
- 増渕朱里 - バレーボール選手
- 加藤典代 - ハンドボール選手(日本人女子初のブンデスリーガ)
- 石田由憲 - ラグビーフットボール選手(NECグリーンロケッツ)
- 越村一隆 - ラグビーフットボール選手(ヤマハ発動機ジュビロ)
- 小松学 - ラグビーフットボール選手(セコムラガッツ)
- 富樫英輝 - サッカー選手(レンショインス(ポルトガル二部チーム))
- 寺内多恵子 - マラソン選手(同校バレーボール部出身)
政治
脚注及び参照
- ^ 国学院栃木中学校(中学受験スタディ)の基本情報による。