ダニエル・クレイグ
ダニエル・クレイグ Daniel Craig | |
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2012年 | |
本名 | Daniel Wroughton Craig |
生年月日 | 1968年3月2日(56歳) |
出生地 | イングランド・チェシャー州チェスター |
国籍 | イギリス |
身長 | 178 cm |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画 |
活動期間 | 1992年 - |
活動内容 |
1991年:ギルドホール音楽演劇学校卒業 1992年:映画デビュー 2005年:6代目ジェームズ・ボンド役に決定 2012年:ロンドンオリンピック開会式にボンド役でエリザベス女王とともに出演 |
配偶者 |
フィオラ・ロードン(1992年 - 1994年) レイチェル・ワイズ(2011年 - ) |
主な作品 | |
『007』シリーズ 『ドラゴン・タトゥーの女』 | |
備考 | |
6代目ジェームズ・ボンド |
ダニエル・ロウトン・クレイグ(Daniel Wroughton Craig, 1968年3月2日 - )は、イギリスの俳優。身長178cm[1]。
来歴
生い立ち
イングランド・チェシャー州チェスターで生まれる。父親のティモシー・ジョン・ロウトン・クレイグは複数のパブのオーナーで、かつてはイギリス商船隊(マーチャント・ネイビー)で幹部候補生として勤務していた。母親のオリヴィア(旧姓ウィリアムズ)は美術教師である[2][3][4]。1972年に両親が離婚し、母と姉とともにリヴァプールへ移る。16歳の時、ナショナルユースシアターを受験[4]しロンドンへ移る。
キャリア
シェイクスピア『トロイラスとクレシダ』(Troilus and Cressida)のアガメムノン役で舞台デビュー。1991年にギルドホール音楽演劇学校を卒業した。
1992年に『パワー・オブ・ワン』で映画デビュー。1998年、『愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像』のジョージ・ダイアー役で、デレク・ジャコビと共にエディンバラ国際映画祭最優秀演技賞を受賞。その後、『トゥームレイダー』や『ロード・トゥ・パーディション』などのアメリカ映画にも出演するようになる。2004年公開の『Jの悲劇』でロンドン映画批評家協会賞英国男優賞を受賞。
6代目ジェームズ・ボンド
2005年、5代目ピアース・ブロスナンの後を受けて、第6代目ジェームズ・ボンド役への抜擢が発表された[5][6]。007シリーズ初の、金髪のボンドとなる。それまでのボンドのイメージと大きく異なることもあって、欧米では発表直後にアンチサイト[7]が出来るなど、バッシングが大きかった[8]。これについて本人は、撮影後「批判は子供の罵りのような言葉だったけど(耳が大きすぎる、金髪はありえないなど)、実際に言われると傷ついたよ。でも、そういう人たちを納得させるための唯一の方法は、この役を上手くやりこなすことだった。僕自身ほどそれを感じていた人はいない」[9]と語った。
また、クレイグの身長は178cmと低くはないが、歴代のボンドを演じた俳優たちが185~190cmと高身長だったため、「ボンド=長身」というイメージが強く、撮影では実際より高く見せるためにシークレット・ブーツを着用することがあるという[10]。
前述のような非難の中公開された『007 カジノ・ロワイヤル』で、クレイグは原作のジェームス・ボンドのイメージに限りなく近い、寡黙でタフなボンドを演じきった。その演技が評価されシリーズ最高記録の興業収入を樹立し(後に『007 スカイフォール』が同記録を更新した)、「ショーン・コネリー以来の最高のボンドだ」(ザ・サン誌)[11]と絶賛されるなど、興業・批評、両方の面で成功した。また、シリーズ初の英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた[12]。
2008年に公開された『007 慰めの報酬』、2012年に公開された『007 スカイフォール』、2015年に公開された『007 スペクター』にもジェームズ・ボンド役で出演している。少なくとも、あと1作ジェームズ・ボンド役を務めることが決まっている。
2012年に行われたロンドンオリンピック開会式にエリザベス2世をエスコートするボンド役として出演。
私生活
1992年にスコットランドの元女優フィオラ・ロードンと結婚するが、1994年に離婚。二人の間には女の子(エラ)がいる。ドイツの女優ハイケ・マカッシュと7年間同棲したのち、日系アメリカ人の映画プロデューサーであるサツキ・ミッチェルと5年以上にわたって交際[13][14][15][16]。その後、2011年6月22日に女優のレイチェル・ワイズと結婚した[17]。二人は映画『ドリームハウス』の共演がきっかけで付き合い始めていた。
リヴァプールFCのサポーターである。
主な出演作品
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1992 | パワー・オブ・ワン The Power of One |
Sgt. ヤッピー・ボータ | デビュー作品 |
1993 | 炎の英雄 シャープ 2 イーグルを奪え Sharpe's Eagle |
Lt. ベリー | テレビ映画 |
1995 | 星の王子さまを探して Saint-Ex |
ギジャウメ | |
タイムマスター/時空をかける少年 A Kid in King Arthur's Court |
ケイン先生 | 日本未公開 | |
1996 | モール・フランダース~燃ゆる運命の炎~ The Fortunes and Misfortunes of Moll Flanders |
ジェームズ・“ジェミー”・シーグレーヴ | テレビ映画 |
Our Friends in the North | ジョージ・“ジョーティ”・ピーコック | テレビ映画 | |
1997 | ハンガー/トリロジー The Hunger |
ジェリー・プリチャード | テレビシリーズ |
Obsession – Besessene Seelen | ジョン・マクホール | 日本未公開 | |
氷の家 The Ice House |
D.S. アンディ・マクローリン | テレビ映画 | |
1998 | 愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像 Love Is the Devil: Study for a Portrait of Francis Bacon |
ジョージ・ダイアー | |
Love and Rage | ジェームズ | 日本未公開 | |
エリザベス Elizabeth |
ジョン・バラード | ||
1999 | ザ・トレンチ(塹壕) The Trench |
Sgt. テルフォード・ウィンター | |
2000 | Some Voices | レイ | 日本未公開 |
ホテル・スプレンディッド Hotel Splendide |
ロナルド | ||
永遠のアフリカ I Dreamed of Africa |
デクラン・フィールディング | 日本未公開 | |
2001 | トゥームレイダー Lara Croft: Tomb Raider |
アレックス・ウエスト | |
バトルライン Sword of Honour |
ガイ・クラウチバック | テレビ映画 | |
2002 | Copenhagen | ヴェルナー・ハイゼンベルク | テレビ映画 |
10ミニッツ・オールダー: イデアの森 Ten Minutes Older: The Cello |
セシル | 「星に魅せられて」に出演 | |
ロード・トゥ・パーディション Road to Perdition |
コナー・ルーニー | ||
2003 | シルヴィア Sylvia |
テッド・ヒューズ | |
パッション The Mother |
ダーレン | 日本未公開 | |
2004 | レイヤー・ケーキ Layer Cake |
XXXX | |
Jの悲劇 Enduring Love |
ジョー | ||
2005 | ミュンヘン Munich |
スティーヴ | |
アークエンジェル Archangel |
フロック・ケルソ | テレビ映画 | |
Fateless | アメリカの兵士 | 日本未公開 | |
ジャケット The Jacket |
ルーディー・マッケンジー | ||
2006 | 007 カジノ・ロワイヤル 007 Casino Royale |
ジェームズ・ボンド | 007シリーズ第21作 英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート |
ルネッサンス Renaissance |
バーテレミー・カラス | 声の出演 | |
Infamous | ペリー・スミス | 日本未公開 | |
2007 | インベージョン The Invasion |
ベン・ドリスコル | |
ライラの冒険 黄金の羅針盤 The Golden Compass |
アスリエル卿 | ||
2008 | フラッシュバック Flashbacks of a Fool |
ジョー・スコット | 製作総指揮 日本未公開 |
007 慰めの報酬 007 Quantum of Solace |
ジェームズ・ボンド | 007シリーズ第22作 | |
ディファイアンス Defiance |
トゥヴィア・ビエルスキ | ||
2011 | カウボーイ & エイリアン Cowboys & Aliens |
ジェイク・ローナガン | |
ライフ -いのちをつなぐ物語- One Life |
ナレーション | ||
ドリームハウス Dream House |
ウィル・アテントン | ||
ドラゴン・タトゥーの女 The Girl with the Dragon Tattoo |
ミカエル・ブルムクヴィスト | ||
タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 The Adventures of Tintin: Secret of the Unicorn |
レッド・ラッカム | 声の出演 | |
2012 | 幸福と栄光 Happy and Glorious |
ジェームズ・ボンド | 2012年ロンドンオリンピックの開会式内で流されたショートフィルム。 エリザベス女王をバッキンガム宮殿から開会式会場までエスコートした。 |
007 スカイフォール Skyfall |
ジェームズ・ボンド | 007シリーズ第23作 | |
2015 | 007 スペクター Spectre |
ジェームズ・ボンド | 007シリーズ第24作 |
スター・ウォーズ/フォースの覚醒 STAR WARS: THE FORCE AWAKENS |
ストーム・トルーパー | カメオ出演 |
脚注
- ^ Internet Movie Database - Daniel Craig
- ^ Holmes, David. “Chester secures advance screening of new Bond film Quantum of Solace”. Chester Chronicle. 2010年9月12日閲覧。
- ^ “People Profile, Daniel Craig”. Cigar Aficionado (2009年3月30日). 2010年9月12日閲覧。
- ^ a b [http://www.oldeworldepubs.co.uk/cgi-bin/view2.pl?id=323 The Boot Inn (Tarporley, Cheshire). – Old World Pubs.
- ^ “正式決定!新ジェームズ・ボンドはダニエル・クレイグ”. シネマトゥデイ. (2005年10月17日) 2009年8月17日閲覧。
- ^ Lampert, Nicole (2005年10月11日). “It's the new James Blond” (英語). Mail Online 2009年8月17日閲覧。
- ^ Daniel Craig is not Bond
- ^ “ボンド映画のファンが、新作をボイコット?”. シネマトゥデイ. (2006年2月27日) 2009年8月17日閲覧。
- ^ “ダニエル・クレイグ、ネット批判に傷ついた?”. シネマトゥデイ. (2006年11月9日) 2009年8月17日閲覧。
- ^ “For your size only: James Bond wears stacked heels when he's next to me says co-star”. Associated Newspapers Ltd. (2008年7月20日) 2013年2月7日閲覧。
- ^ “The best Bond since Connery” (英語). ザ・サン. (2006年10月20日) 2009年8月17日閲覧。
- ^ “英国アカデミー賞ノミネーションが発表”. シネマトゥデイ. (2007年1月16日) 2009年8月17日閲覧。
- ^ “New Bond Daniel Craig Gets the Girl” (英語). ピープル. (2006年11月15日) 2009年8月17日閲覧。
- ^ Jessen, Monique (2007年9月7日). “ダニエル・クレイグ、恋人にプロポーズ?”. シネマトゥデイ 2009年8月17日閲覧。
- ^ Haywood, Lynsey (2008年3月5日). “007 Daniel Craig to get hitched” (英語). ザ・サン 2009年8月17日閲覧。
- ^ “『007』のダニエル・クレイグに結婚のうわさ?理由はシャンパンの箱買い”. シネマトゥデイ. (2008年8月12日) 2009年8月17日閲覧。
- ^ “『007』のダニエル・クレイグが極秘結婚!お相手は『ハムナプトラ』のレイチェル・ワイズ!”. シネマトゥデイ. (2011年6月26日) 2013年1月3日閲覧。
外部リンク
- Daniel Craig - IMDb(英語)
- Daniel Craig - allcinema(日本語)