スターオーシャンシリーズ
スター オーシャン シリーズ | |
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ジャンル | RPG |
開発元 | トライエース |
発売元 | スクウェア・エニックス |
1作目 |
スターオーシャン (1996年7月19日) |
最新作 |
スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness- (PS4 2016年3月31日予定 PS3 2016年4月28日予定) |
公式サイト | エターナルスフィア |
スターオーシャンシリーズ (STAR OCEAN series) は、トライエースが開発、スクウェア・エニックスが発売しているロールプレイングゲームシリーズである。
概要
略称としては「SO」が一般的。この他、「スタオー」や「スタシャン」などと呼ばれることもある。
スターオーシャンシリーズを開発しているトライエースの前身は、スーパーファミコン版『テイルズ オブ ファンタジア』を開発したウルフチームである。そのため、テイルズ オブ シリーズのシステムで酷似した点が多々あるが、SFをテーマにしているところが最も異なる。
主人公や主な冒険の舞台は作品ごとに異なるが、同一世界内の物語であるため多数の共通した設定を持つ。
制作の中心人物であり、現在はトライエースの社長でもある五反田義治が『スタートレック』の熱心なファンであるためか、『スタートレック』からの影響を窺わせるところが随所にある。
作品世界
主に25世紀以降で、地球人は銀河系内の1/3の領域に進出しており、様々な異星人と交流している。地球は地球連邦/銀河連邦という連邦政府を設立し、宇宙艦隊を編成して銀河系内の探査や学術調査、外交、治安維持等の任務に当たっている。他にも様々な星間国家が存在して、武力行使を含めた外交の駆け引きを繰り広げている。
しかし、設定は極めて複雑で作品中完全に解明されることはない。また、銀河系内の一部しか探査が進んでいないという設定のため、作品世界内の1つの事実に対して異なったいくつかの見解が提示されるのを見ることもできる。
物語
主に群像劇が用いられている。冒険の舞台となる各惑星で、ある共通した異常事態(大災害や大惨事、作品によっては戦争)が起き、それに巻き込まれた人々のそれぞれの行動や発言を中心にイベントが進行して行く。登場人物達が出会いと別れを繰り返していき、1つの物語を構築して行く。そのため、パニック映画に近い。
元プロデューサーの山岸功典は巻き込まれ型と説明する。なぜなら、主人公の乗る宇宙船がある惑星に墜落して冒険が始まり、その惑星で起きている異常事態を解決して行き、その異常事態を引き起こした張本人がラストボスになっていることが多いからである。
音楽
スーパーファミコンではサンプリング音を、PlayStation 2ではストリーミング再生を実装しており、ドルビープロロジックIIによるサラウンドにも対応している。
SO3では作曲家の桜庭統が実際にバンドを組み(当人はキーボード担当)生演奏やライブコンサートを行った。
エターナルスフィア
公式ポータルサイト名になっている「エターナルスフィア」とは、スターオーシャンの開発コードネーム(仮タイトル)である。
五反田義治曰く「(SO1開発)当時、スタッフ全員から分かりにくいと言われたので、替わりに付けたコードネームがスターオーシャン」だと言う。五反田自身、「エターナルスフィア」という言葉には思い入れがあるらしく、SO2では破格の最強武器として登場する。また、SO3ではシリーズの全貌を明らかにする最重要用語として再登場する。
作品リスト
※SFC=スーパーファミコン、GBC=ゲームボーイカラー、PS=PlayStation、PS2=PlayStation 2、PS3=PlayStation 3、PS4=PlayStation 4、PSP=PlayStation Portable、XB360=Xbox 360、Mobile=携帯電話。
本編作品
オリジナル版
発売日 | 作品名 | 対応機種 | 備考 |
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1996年7月19日 | スターオーシャン | SFC | 略称「SO1」 |
1998年7月30日 | スターオーシャン セカンドストーリー | PS | 略称「SO2」 |
2003年2月27日 | スターオーシャン Till the End of Time | PS2 | 通称「スターオーシャン3」、略称「SO3」 |
2009年2月19日 | スターオーシャン4 -THE LAST HOPE- | XB360 | 略称「SO4」 |
PS4:2016年3月31日 PS3:2016年4月28日予定 |
スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness- | PS4 / PS3 | 略称「SO5」 |
調整・リメイク版
発売日 | 作品名 | 対応機種 | 備考 |
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2004年1月22日 | スターオーシャン Till the End of Time ディレクターズカット | PS2 | 略称「SO3DC」、「SO3」に新要素を追加、バグ修正 |
2007年12月27日 | スターオーシャン1 First Departure | PSP | 略称「SO1FD」、「SO1」のリメイク |
2008年4月2日 | スターオーシャン2 Second Evolution | PSP | 略称「SO2SE」、「SO2」のリメイク |
2010年2月4日 | スターオーシャン4 -THE LAST HOPE- INTERNATIONAL | PS3 | 略称「SO4I」 |
外伝作品
オリジナル版
発売日 | 作品名 | 対応機種 | 備考 |
---|---|---|---|
2001年6月28日 | スターオーシャン ブルースフィア | GBC | 略称「SOBS」、「SO2」の外伝 |
リメイク版
配信日 | 作品名 | 対応機種 | 備考 |
---|---|---|---|
2009年6月8日 | スターオーシャン ブルースフィア | Mobile | 「SOBS」のケータイアプリ版 |
年表
シリーズは銀河系内の異なる時代の物語となっている。
西暦
- 2064年 - 第三次世界大戦勃発。2週間後に停戦。
- 2067年 - 地球連邦/銀河連邦のベースとなる拡大国連を設立。
- 2074年 - 拡大国連の下位組織である国際科学技術局が、他惑星文明の接触に成功。
- 2087年 - 人類が史上初の超光速航法の実験に成功。
- 2090年 - 宇宙暦の制定。西暦2087年を宇宙暦元年に制定。
宇宙暦
- 10年(西暦2096年) - スターオーシャン4 -THE LAST HOPE-
- 346年(西暦2432年) - スターオーシャン(スターオーシャン1 First Departure)
- 366年(西暦2452年) - スターオーシャン セカンドストーリー(スターオーシャン2 Second Evolution)
- 368年(西暦2454年) - スターオーシャン ブルースフィア
- 537年(西暦2623年) - スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-
- 772年(西暦2858年) - スターオーシャン Till the End of Time
登場する惑星及びコロニー群
主な舞台となる惑星やスペースコロニー
- 地球 (SO1, SO2, SO3, SO4)
- 第5宇宙基地(ムーンベース) - ラグランジュ点(L2)に位置する。(SO3)
- 西暦1957年時点の地球 (SO4)
- ハイダ4号星 (SO3)
- バロックダーク (SO4)
- ファーゲット (SO1)
- フェイクリード4号星 (SO5)
- ミロキニア (SO2)
- レムリック (SO4)
- ローク (SO1, SO4)
- EnII (SO4)
名前だけ登場する惑星やスペースコロニー
- アールディオン本星 (SO3)
- アラク (SO3)
- イセ (SO1FD)
- エルダー本星 (SO4)
- エルダ3号星 (SO3)
- クラウストロ3・4号星 (SO3)
- テトラジェネシス (SO2)
- ネーデ (SO2)
- バーク (SO2)
- バンデーン (SO3)
- ファハウス (SO2)
- フウイ (SO3)
- マデリート (SO2SE)
- ミッドガルド (SO3)
- ラーヴァ3号星 (SO3)
- レゼルブ (SO3)
- レゾニア本星 (SO1)
- ロンド・ルキア (SOBS, SO3)
登場する知的種族
- 地球人
- アルファル人
- ヴァンガード人
- エルダー人
- クラウストロ人
- テトラジェネス
- ネーディアン
- ファーゲット人
- ベルベイズ人
- ムーア人(ムー大陸の地球人)
- モーフィス
- レゾニアン
- レムリック人
- ロンド・ルキア人
- アンフロック
- エディフィアン
- カルディアノン
- サンドモール
- シャロウグリーム
- ハイランダー
- バンデーン
- ビーグル
- フェイスレスハウンド
- フェザーフォルク
- フェルプール
- フォックステイル
- ブルードルフィン
- マーチラビット
- メノディクス
- ルーシド
- レッサーフェルプール
- レゼルブ
- ヒューマンと亜人の混血
- エクスペル人
- エリクール人
- リカントロープ
- 分類不可
- アールディオン人
- サイナード
- バーク人
- バーニィ
- ファントム
- ヘラッシュ
- ルーン
- FD人
登場する用語
制度・文化
- 宇宙暦
- 西暦2090年3月7日に地球で制定された年号。地球連邦/銀河連邦の標準年号として使われる。
- トリラス・バークタイン博士が人類史上初の超光速航法の実験に成功した西暦2087年を基準に制定されている。
- 英語表記は「SPACE DATE」。略称は「S.D.」。
- 未開惑星保護条約
- 宇宙暦12年(西暦2098年)に締結された、未だに文明の発達していない惑星を保護するための条約。ある一定以上の水準に達していない文明に対する接触を連邦法により厳しく制限したもの。
- 軍人及び民間人問わず、明確なる生命の危機に瀕した場合を除いては、この条約を守ることが義務付けられている。緊急時以外に違反すると連邦評議会にかけられ、終身刑になることもある。
- 宇宙暦11年に「ミッシングプロシージャ (MP)」 による全生命体存亡の危機と、カルナス乗組員の「宇宙にはまだ多くの未開惑星があり、我々が与えるのではなく彼ら自身の力で掴み取るべき。さもなくば我々がMPとなりかねない」と言った趣旨を受けて制定された。(漫画版では、技術を与えてしまったことにより力をつけた惑星との間に戦争が起きたことがあったとされている。)
- 以下3つの区分が存在する。
- 先進惑星
- 主に地球連邦/銀河連邦に加盟している惑星。また、非加盟でありながら作品時点で地球の文明水準を遥かに凌駕している惑星もここに属する。
- 監視惑星
- その文明の代表とされる一部の者達以外への接触が禁止されている惑星。2次接触(先進惑星の住民だと気付かれない程度)までは許されている。
- 未開惑星
- その文明への一切の接触が禁止されている惑星。基本的に20世紀末時点での地球の文明水準にすら達していない惑星であることが多い。
- 作中では、主人公達が成り行き上この条約を破ることがしばしばあるが、このことによるペナルティの描写は今のところない。
- SFにおける動物園仮説に基づいた設定となっている。
- セクター
- 宇宙空間における場所を定義するために作られた区分。各区画の底面を正六角形とした角柱とし、規則正しく組み合わせることによって、銀河系を合計25個(中心部は厚みを持っているので、それも含めると39個)の区画に等しく分割する。
- 銀河系中心部を「セクターο」とし、この「セクターο」の中心点から宇宙の中心とを結んだ直線を描いて、その直線から順番に渦巻きを描くように、「セクターα」「セクターβ」…と、呼び表す。なお、厚みのある区画は上区画を+、下区画を-とし、各区画名の最後に±を付け加えて表す。
- 主な惑星では、地球・ローク・エクスペル・エナジーネーデ等はセクターθ、テトラジェネシスはセクターη、レゾニア・バンデーン等はセクターγに位置する。
- オーパーツ
- 「Out Of Place Artifacts」の略。その惑星の文明水準から考えて、絶対そこにあるべきでない発見物のこと。また、作品時点で地球の科学力では絶対に解析不可能である技術も含まれる。
- 未開惑星にはオーパーツが必ずと言っていいほど、1つ存在していることが多い。
- 真の名称は「ID (Intervente Device)」。
- 星の船
- 未開惑星の住民にとっての宇宙船の呼び名。
- この呼び名は銀河系共通となっている。
星間国家・勢力
- 地球連邦 / 銀河連邦
- 西暦2067年に設立された拡大国連をベースに、宇宙暦12年(西暦2098年)に設立された複数惑星間における初の連邦政府。主星は地球。
- 宇宙暦360年に銀河連邦に改称。時代が進むにつれて支配領域が拡大し、宇宙暦772年では銀河系内の1/3を支配している。
- 地球
- 太陽系の3号星で、地球連邦/銀河連邦の主星。
- 亜空間ワープの実験に成功した「国際科学技術局」、クリエイションエネルギーや時空転移シールド、重力ワープの実用化に成功した「トーア財団」など、多数の下位組織を抱えており、連邦内では最も高い科学力、経済力、発言力を持っている。
- ローク
- 宇宙暦346年に接触し、宇宙暦450年に銀河連邦に加盟した惑星国家。
- 実際は宇宙暦10年にカルナスの乗組員らが接触していたが、未開惑星保護条約に則りその事実は闇に抹殺された。
- エクスペル
- 宇宙暦366年に接触し、宇宙暦371年に銀河連邦に加盟した惑星国家。
- エナジーストーン鉱脈を有しているため、連邦内では非常に強い発言力を持っている。
- テトラジェネシス
- 接触年代・加盟年代不明の惑星国家。
- 科学技術の水準は非常に高く、4つの人工衛星群を建設し、そちらに居住区を移している。
- ネーデ
- 紀元前37億年前に滅亡した、超巨大星間国家。
- 当時、銀河系内に存在した全ての惑星を統治していたと言われている。また、ネーディアンは遺伝子配列が紋章術の行使において理論上最高の配列を誇ったため、銀河系史上最も高度な科学力を有していたと言われている。
- エルダー
- 西暦2074年に人類が初めて接触した、星間国家。
- 超光速航法は彼らなくして成功には至らなかった。地球政府の上層部に初めて紋章術を紹介した。
- 宇宙暦11年にエルダー本星が消滅したため、先進文明を捨て去って惑星レムリックに移住。
- モーフィス
- 宇宙暦10年に接触した、宇宙の監視国家。拠点は光学迷彩に隠された人工惑星EnII。
- 過去の歴史と外見の特徴からエナジーネーデとは別のネーディアンの末裔の1つの可能性がある。
- 余談だが、EnllのEnとはエナジーネーデの頭文字なのか、この星での戦闘BGMはSO2の通常戦闘曲となっている。
- レゾニア
- 宇宙暦342年に接触した、星間国家。
- 銀河系内では正式に記録に残され、かつ現代も存続している勢力の中では最も早く超光速航法の開発に成功したため、当時は巨大な勢力圏を誇り、地球連邦や銀河連邦とも小競り合いを繰り広げていた。しかし、超光速航法の大元は本星近郊にある特殊な重力場を用いた一方通行的な物だったため、他勢力の超光速航法の技術進歩に伴い次第に勢力を失っていく。
- 宇宙暦708年には銀河連邦と同盟を結んでいる。
- クラウストロ
- 宇宙暦652年に接触した、単一惑星国家。
- 種族的に自立を尊ぶ思想のため、どの勢力にも属していない。
- アールディオン帝国
- 宇宙暦710年に接触した、巨大軍事星間国家。主星はアールディオン本星。
- 銀河連邦に勝るとも劣らない勢力で、周辺惑星を武力で植民地化している。
- 宇宙暦772年にエクスキューショナー(後述)によって滅ぼされた。
- バンデーン
- 宇宙暦710年に接触した、単一惑星国家。
- 銀河系内では極めて高い科学力を誇る。特に時空間理論に強く、紋章術に使われる紋章を完全に解読したと言われている。
- クォーク
- クラウストロ人を中心とした反銀河連邦組織。拠点はクラウストロ3号星だが、惑星政府とは無関係。
- 主に銀河連邦からの独立・自立を求める弱小国家・種族を連結させる仲立ちを行っている。
- エクスキューショナー
- 宇宙暦772年に接触した、神の断罪人を名乗る新興勢力。
- 大部分が反物質以上のエネルギーを生むクォドラティック・スフィアとクォドラティック・キーによるエネルギー生成システムを持つ。
技術
- 紋章術
- RPG作品における魔法に該当する。
- 設定上は紀元前37億年に惑星ネーデで発見されている。地球に紹介されたのは西暦2074年以降。
- 宇宙暦366年には科学技術と融合し紋章科学に発展。宇宙暦772年には紋章遺伝学となり、DNA操作に利用されている。
- 亜空間ワープ
- 本シリーズにおける超光速航法。トリラス・バークタイン博士主導の下、人類が初めて成功した恒星間移動方法である。
- 実際には西暦2074年に惑星エルダーから技術輸入しただけなので、人類の科学技術の進歩による成功とは一概に言えない。
- 電磁シールド
- 本シリーズにおける宇宙船の防御シールド。
- 強力な電磁波を発生させることによって任意の場所に重力子の層を形成するシステム。
- 特定の閉鎖空間内にエネルギーを与え続けると、物質と重力子が発生する。これによって反重力の力場を発生させることができる。
- 量子転送機
- 宇宙暦207年に実用化された、特定の場所で分解した物質を、任意の場所において量子レベルで再構築できるシステム。
- 厳密には、離れた2点間で分解と再構築を同時に行っているだけなので、空間連結を行っている訳ではない。
- 主に宇宙船の搭乗時に使われるが、SO4ではまだ実用化されていない。また、SO3では特殊な重力波を発生させて再構築に影響を与えることのできる「転送妨害装置」も開発されている。
- なお、量子転送機自体に転送先の重力観測機能があるので、転送妨害装置によって再構築が不安定になると判断された場合は転送自体が行われない安全措置が取られている。
- 重力ワープ
- 宇宙暦537年に実用化された、上記の亜空間ワープをさらに高性能化した超光速航法。実用化に成功したのはクルップ博士を中心とした、地球のトーア財団。
- 「時空転移シールド」と「クリエイションエネルギー」の研究中に開発されたので、この恒星間移動方法が用いられるのはSO3のみである。
- 時空転移シールド
- 強大な重力場を発生させ時空間に干渉し、他の時空と相転移させることでエネルギーを空間的に遮断するシステム。
- 閉鎖空間内の時間の流れに干渉したり操作することが可能であり、これを利用して時間移動すらも可能になる。
- クリエイションエネルギー
- 人為的に小規模なビッグバンを発生させ虚数空間から取り出せる莫大なエネルギー。
- しかし、このエネルギーに耐え切れる素材は存在しないため、「時空転移シールド」で遮断された閉鎖空間内のみでしか安定しない。
- SO3に登場する銀河連邦軍の軍艦はいずれもこのクリエイションエネルギーを動力源としており、戦闘専用艦には主砲として「クリエイション砲」が搭載されている。
人名
- ラドル
- 全作品に登場している迷子キャラクター。正しい目的地へ案内してやることでアイテムをくれる。
- パフィ
- SO1で選択肢による疑似テーブルトークRPGをプレイヤーに持ちかけてくる少女。選択肢の結果、毒物を飲ませることになる。このときの恨みを晴らすとしてSOBS以外に登場する。
- ウェルチ・ビンヤード
- 初出はSO3だったが、SO1FD、SO2SEに同一人物が参加したことでレギュラーとなった。SO4以降、彼女は姿そのものが変わっている。声は共通して半場友恵。
解析不可
- 創造神トライア
- 銀河系内で幅広く信仰されている万物を創造した神々。実際は開発スタッフ(トライエース側)のことを指す。
- いくつかの作品ではオラクルという特技があり、トライア神からメッセージを受け取ることができる。このメッセージはゲームの攻略に役に立つものだけでなく、何の役にも立たないものも含まれている。
- バーニィ
- 銀河系内全域に生息している丸く巨大なウサギのような生物で、フィールド上の高速移動手段やレースゲーム用の乗用生物として利用される。シリーズのマスコット的な存在と言えるが、人語を解す時もあるので、その生態は一切不明。SO3には子供のバーニィが登場するが、こちらは現実のウサギとサイズ的には大差ない。また、SO1とSO3によると、睡眠中は体が石化し、目を覚ますまではあたかも石像にしか見えない。
- ガブリエ・セレスタ / イセリア・クィーン
- トライエース作品恒例の隠しボス。SO1の特技「音楽」で登場する敵「ガブリエル」で初出となる。SO2以降のトライエース作品では「ガブリエ・セレスタ」と「イセリア・クィーン」として登場する。基本的には隠しダンジョン「試練の洞窟/遺跡」の最深部でプレイヤーを待ち受けることが多い。
- ガブリエルは3対6枚の羽根をもった天使の姿をした敵キャラクターであり、同じ形の敵キャラクターはゲーム中ほかにも登場している。SO2のガブリエとイセリアはこの容姿を受け継いでいるが、以降作品を重ねるとガブリエは男性の、イセリアは女性の声と容姿で現れることが多くなっていった。
- 設定上、ガブリエとイセリアは1人の天使であったが、分離する際に大半の魔力をイセリアが奪い取ったとされており、イセリアの方が圧倒的に強い。そのため、イセリアには「狂える女神」や「破壊の化身」という別名もある。なお、SO2にガブリエルという人物が登場するが、関係はない。
- スターオーシャンシリーズだけでなく他のトライエース作品にも度々登場する。
ゲームシステム
設定面以外のシステム的な共通点は以下の通り。
プライベートアクション(PA)
仲間同士のイベントで、選択によってはストーリーが変化する。エンディングにも影響を与える。
戦闘システム
簡単な操作で行なえるフルモーションアクティブバトル。
この節の加筆が望まれています。 |
- 戦闘システム用語
- 状態異常
- リンクコンボ
- キャンセルボーナス
- サイトイン / サイトアウト
- ラッシュモード / ラッシュコンボ
- 難易度
- アース
- ギャラクシー
- ユニバース
- FD
- CHAOS
スキル
自由なキャラクターメイキング。
この節の加筆が望まれています。 |
- アイテムクリエーション(IC)
- プレイヤーが新たなアイテムを作り出すことができる。
- 特技
- エンカウント・取得経験値の調整や任意の場所でアイテム購入が可能になるなど、プレイヤーがある程度ゲームバランスを操れる。
- スーパー特技
- 上記の特技の強化版で、影響力はパーティー人数に左右される。実行時期次第では、ゲームバランスを破壊することも可能。
- フィールドアクション / フィールドスキル
- 各キャラクター毎に設定されている専用アクション。
- バトルスキル
- 戦闘中のみ発揮されるスキル。必殺技や紋章術も含まれることもある。
- ステータススキル
- SO3のみ実装されたスキル。各キャラクター毎のHP・MPの強化に加えて、AIまでも育成できる。
コレクション要素
トライエース作品恒例のやり込み要素。戦闘中のボイスや戦果を収集することで、高難易度モードやサウンドプレイヤーの使用が可能になる。
- SO1
- 「サウンドプレイヤー」がこれに当たり、ゲーム中で一度でも聞いたBGM、ボイス、効果音を再生することができた。ただし、再生できること以外に収集に特典はない。
- SO2
- 「ボイスコレクション」となり、戦闘中一度でも聞いた戦闘ボイスが収集対象となり、収集率に応じて高難易度の選択やBGMの再生などが可能となった。ただし、ゲーム中で使われないボイスも収集対象となっているため、全て集めることはできない。
- SOBS
- ボイスを採用しておらず、敵キャラクターの「図鑑作成」がコレクション要素となる。「撮影」と「敵分析」のフィールドアクションを使い、敵キャラクターの外見とデータを集める。これも集めたデータを見られること以外に特典はない。
- SO3 / SO3DC
- 「バトルコレクション」に変更された。戦闘中に特定の行動(戦闘回数○○回、△△を□分撃破、等)を行うとそれが記録される。達成時の1カットや日付が確認可能。SO3とSO3DCでは対象となる特定の行動が異なり、データの互換性もない。SO3DCでは収集特典としてBGM、難易度の他にプレイヤーキャラクターの新たなコスチュームが追加される。
- SO1FD / SO2SE
- 「ムービーギャラリー」「ボイスギャラリー」となっている。条件に応じて、ムービーは本編で見たムービーが閲覧できる。字幕のオン/オフも可能。ボイスはキャラクター単位で全て聞けるようになっており、ボイス単位での個別の収集概念はない。
- SO4 / SO4I
- 「アーツコレクション」に変更の他、「ウェポンコレクション」「アイテムコレクション」「モンスターコレクション」「スペースシップコレクション」がそれぞれ追加された。一定の収集率を越えるとXbox 360特有のシステム「実績」が解除されるようになっている。アーツコレクションの収集特典として追加ボイス2種、レベルキャップ解放(200→255)、追加CPがある。
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主題歌
※ゲームソフト発売順。
曲名 | 起用作品 | 歌手名 | 所属 |
---|---|---|---|
飛び方を忘れた小さな鳥 | スターオーシャン Till the End of Time | MISIA | リズメディア |
Heart | スターオーシャン1 First Departure | あすなろ | 無所属 |
START | スターオーシャン2 Second Evolution | SCANDAL | キティライツ |
Astra Nova | スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness- | androp | unBORDE |
主要スタッフ
主要スタッフの大半が元ウルフチームであり、トライエース設立に参加している。さらにサウンド開発スタッフがトライエースから独立し、トライクレッシェンドを設立している。
- トライエース
- 五反田義治 - トライエース代表取締役兼、R&Dプログラマー。スターオーシャンシリーズの世界観とゲームシステムを構築した最重要人物。同社研究開発部をまとめている。
- 則本真樹 - ゲームデザイナー。武器や敵のパラメータなど、難易度の設定を行っている。
- 小川浩 - プランナー。世界設定、登場人物設定に関わる。SO5ではディレクターを担当。
- 浅沼穣 - 元トライエース代表取締役兼、ディレクター。2001年前後に代表取締役を五反田に譲り退社。理由は不明。
- トライクレッシェンド
- その他
- 山岸功典 - スクウェア・エニックスに所属。シリーズを通してプロデューサーを担当。SO4を最後にスターオーシャンシリーズ開発から卒業を宣言[1]し、現在はソーシャルゲーム開発に転身。
- 小林秀一 - スクウェア・エニックスに所属。「スターオーシャン」、「ヴァルキリープロファイル」シリーズ宣伝プロデューサー。スターオーシャンシリーズへの思い入れが強く、部署異動を行いSO5のプロデューサーを担当。
- 桜庭統 - フリーのゲームミュージック作曲家。バンドでの経験を生かしプログレッシブ・ロックを基調とした音楽を提供している。中でも、「Mission to the Deep Space」「The Incarnation of Devil」はシリーズ以外のトライエース作品にも起用されている。
- 東地宏樹 - 大沢事務所に所属する声優。スターオーシャンシリーズ全てに出演。シリーズのみならず、トライエース作品には欠かせない人物。
- Production I.G - PSP版の追加アニメーションの製作会社。
メディアミックス
小説や漫画、音楽CD、ドラマCDなど様々な媒体でスターオーシャンシリーズのメディアミックス作品が発表されている。各作品のメディアミックスに関しては、各作品の記事を参照。
小説は主にスクウェア・エニックス文庫(旧エニックス文庫)から、サウンドトラックは主にティームエンタテインメントから発売されている。
参考文献
- スターオーシャン Till the End of Time 公式設定資料集 ETERNAL MATERIALS - 株式会社スクウェア・エニックス、2003年11月7日、124-145頁。
外部リンク
- ^ 電撃オンライン『本当に最終作なの? 読者から寄せられた質問に『SO4I』開発スタッフが答えます』2010/2/4