シミュレーションロールプレイングゲーム
シミュレーションロールプレイングゲームは、ウォー・シミュレーションゲームの戦術性とコンピューターRPGのストーリー性・成長システムを併せ持つコンピュータゲームのジャンルの一つ。シミュレーションRPGもしくはS-RPG、SRPGと略される。
ウォー・シミュレーションとの違い
シミュレーションゲームでは、プレイヤーが動かすユニットが単なる「駒」として三人称であるのに対して、シミュレーションRPGでは、一人称として主人公が存在し、世界観やストーリーがロールプレイングゲームのそれとほぼ同一となっており、各ユニットにキャラクターとしての性格付けがされていたり、ユニット同士の掛け合いなどが存在する。
戦闘はウォー・シミュレーションと同様に、マップの上でユニットを動かし敵軍を撃破していく、というものであるが、コンピュータRPGのように戦闘パートとイベントパートが分かれていることも多い。ユニットにキャラクター付けがなされていることから、戦闘中に敵軍のユニットを「説得」したり、逆に「裏切り」が発生することがあるというのも特徴である。
ユニットの成長については、ウォー・シミュレーションが「新兵・ベテラン兵・エリート兵」など比較的単純な段階的成長に限られるのに対し、シミュレーションRPGでは、コンピュータRPGで良くみられる複雑で長期的な成長システムを持つ。
主なシミュレーションロールプレイングゲーム
- ファイアーエムブレムシリーズ
- シャイニング・フォースシリーズ
- ラングリッサーシリーズ
- オウガバトルシリーズ
- スーパーロボット大戦シリーズ
- アークザラッドシリーズ[1]
- ファイナルファンタジータクティクスシリーズ
- 魔神転生シリーズ
- フロントミッションシリーズ
- サモンナイトシリーズ
- 三國志英傑伝シリーズ
- ブラックマトリクスシリーズ
- 魔界戦記ディスガイアシリーズ
- 戦場のヴァルキュリアシリーズ
- デビルサバイバーシリーズ
脚注
- ^ ただしシリーズ最終作の『アークザラッドジェネレーション』はアクションロールプレイングゲームである。