Rakuten TV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Nnh (会話 | 投稿記録) による 2020年10月28日 (水) 17:13個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (2020-10-28T17:06:57‎版に差し戻し)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

Rakuten TV
業種 電子商取引
設立 2010年
本社
事業地域
全世界
従業員数
200人
親会社 楽天
ウェブサイト Rakuten TV

Rakuten TV楽天TV、らくてんティービー)は、楽天株式会社が運営する日本国内向け動画配信サービスのうちのひとつ。2017年7月1日までは楽天SHOWTIME(らくてんショウタイム)の名称で運営されていたが、同社がヨーロッパで展開している動画配信サービスWuaki.tvとブランドを統合する形で、現在のサービス名に変更となった。

サービス

楽天株式会社は現在、日本国内向けに大きく分けて2つの有料動画配信サービスを展開している[1]

Rakuten TV(楽天TV)

2017年(平成29年)7月にブランド変更した動画配信サービス。旧名称は楽天SHOWTIME。月会費無料で、コンテンツ1本ごとに課金を行う料金体系を採用している。楽天会員登録が必須で、楽天のサービスとして「楽天スーパーポイントを貯める・使用する」、「クーポン (RaCoupon)を獲得・使用する」ことが可能となっている。

ジャンル数は全16ジャンル。決済手段はクレジットカードとキャリア決済。対応デバイスはパソコンスマートフォンの他、テレビゲーム機にも対応。一部コンテンツはアプリを利用したダウンロード配信に対応している。画質としては、高画質 (HD)・標準画質 (SD) の2パターンがある。またのぎ天シリーズなどオリジナルコンテンツの制作・配信や、東北楽天ゴールデンイーグルスを含めたパ・リーグ公式戦(商品名:Rakuten パ・リーグSpecial)、アメリカプロバスケットボールリーグNBA(商品名:Rakuten NBASpecial。2019年9月30日から、サービスをNBA専用のオンラインプラットフォームNBA Rakutenへ移行)などのライブ配信も行っている。

ShowTime

2002年から運営している動画配信サービス。サイト基本料金 280円(税抜)/月を支払い、さらにコンテンツ1本ごとに課金を行う料金体系を採用している。

ジャンル数は全21ジャンル。Rakuten TVでは配信していない、コミック・写真集・ゲームなどの配信を行っている。対応デバイスはパソコンスマートフォンのみ。決済手段はクレジットカードのほか、楽天銀行口座引落、電子マネー/オンラインマネー(WebMoney楽天EdyBitCash)などに対応している。画質は高画質、低画質の2パターン。

概略

  • 2001年(平成13年)
    • 11月22日 有線ブロードネットワークス(現: USEN)と楽天の2社間でジョイントベンチャーとして株式会社ショウタイムを設立[2]
  • 2002年(平成14年)
    • 2月1日 動画配信サービス「ShowTime」を開始[2]。当時の動画コンテンツ配信サービスは接続事業者 (ISP) ごとに行なわれていたが、このサービスではADSLやFTTHなどのブロードバンド回線を利用していればISPに限定されずサービスを受けられることを掲げて、ユーザーへの展開を行った。
  • 2009年(平成21年)
    • 2月27日 USENから楽天へ、株式会社ショウタイムの株式譲渡が発表[3]
    • 3月25日 USEN保有全株式が売却され、「ShowTime」運営会社の株式会社ショウタイムは、楽天の完全子会社となる。
  • 2011年(平成23年)
    • 12月1日 株式会社ショウタイム、商号楽天ショウタイム株式会社に変更[4]
  • 2014年(平成26年)
    • 2月12日 それまで「ShowTime」のOEMサイトとして楽天に提供していた「楽天VIDEO」をリニューアル。動画配信サービス「楽天SHOWTIME」を開始[5]
  • 2016年(平成28年)
    • 4月1日 親会社である楽天株式会社に吸収合併され、完全子会社である楽天ショウタイム株式会社は解散。[6]
  • 2017年(平成29年)
    • 7月1日 同社がヨーロッパで展開している動画配信サービス「Wuaki.tv」とブランドを統合する形で、「楽天SHOWTIME」を「Rakuten TV」に名称変更。

コンテンツ

「Rakuten TV」では、2019年7月8日時点で約18万本のコンテンツを配信している。[7]

ジャンル

  • Rakuten TV
    • 全16ジャンル: 洋画 / 邦画 / 海外ドラマ / 台湾ドラマ / 国内ドラマ / 韓国ドラマ / アニメ / キッズ / バラエティ / アイドル・グラビア / パチンコ・パチスロ / 舞台 / ミュージック / ドキュメンタリー / スポーツ(パ・リーグを含む) / アダルト
  • ShowTime
    • 全21ジャンル: アニメ / 韓国ドラマ / 台湾ドラマ / 海外ドラマ / テレビ番組 / アイドル芸能 / シネマ / Vシネマ / ドキュメンタリー / ライフ&カルチャー / スポーツ / パチンコ&パチスロ / 麻雀 / ハーレクイン / コミック / 写真集 / 宝塚 / R18ゲーム / R18アニメ / R18シネマ / アダルト&R18
    • ハーレクイン、コミック、写真集、R18ゲームは、「ShowTime」のみでの取り扱い。

提供方法

  • 個別レンタル(ストリーミング配信)
    • コンテンツ1本もしくは複数のコンテンツをまとめたパック1つにつき、都度料金を支払う。各コンテンツには視聴期限が設けられており、視聴期限内であれば、何度でも視聴可能。
  • 個別購入(ストリーミング配信)
    • コンテンツ1本もしくは複数のコンテンツをまとめたパック1つにつき、都度料金を支払う。視聴期限は設けられておらず、Rakuten TVの契約期間中は何度でも視聴可能。また、アニメ、アダルトの一部購入作品を、スマホ・タブレットでダウンロードすることもできる。
    • Rakuten TV」のみ提供
  • 定額見放題パック
    • 月会費、または年会費を支払い、契約期間中はパック内のコンテンツをすべて視聴することが出来る。契約は自動更新を採用している。
    • 一部のコンテンツ(プレミアム見放題など)を除き、ダウンロードすることができる。

対応デバイス

利用可能端末は、以下の通り[8]

決済方法

Rakuten TV」と「ShowTime」とでは、決済可能手段が異なる。

  • Rakuten TV
    • 楽天IDを利用した「クレジットカード決済」と「楽天スーパーポイント」による支払いが可能。また「スマートフォンキャリア決済 (docomoauSoftBank)」にも対応している。ただしスマートフォンキャリア決済ではR-18+作品など一部の作品・機能を利用できないとなっている。[9]
  • ShowTime

脚注

外部リンク